チャーハンで呑む。

暖かな空気が再び街をつつむ。
週末は雨模様という話もあるので、今のうちにおひさまを浴びておかねば。

さて、春といえばわさび。
というこじつけではないのだが、わさび香る焼き飯をひとつ。

わさび＝辛い　というイメージを払拭すべく
ミックスベジタブルなんぞを使って明るく楽しげに。
春の訪れを感じるひと品でございます。
なんて、しらじらしいことは言わぬが、なかなかに旨い。

要領はよくあるチャーハンと変わらないが
違いは鶏がらなど中華だしの顆粒を使う代わりに昆布茶の粉を。
これ自体に若干の塩分があるので塩コショウは少なめで可。
仕上げにわさびを微量の水で溶いて焼き飯に手早くなじませる。
できたらビールか冷酒片手にひたすら食う。
急いで食う。
でないとわさびの香りが逃げて行っちゃうから(笑)

わさび？ そんなんどこの家にでもあるチューブのあれで十分。
というかあれが旨い。

チャーハンというと、自分の中では夏の季語。
汗をかいた夕方、仕事を終わらせて駆け込む街の中国料理屋。
チャーハンを掻き込んでビールをやる。
これ堪らんね。

で、３分の２も食べたあたりで冷静さを取り戻りたら
ビールを冷酒に代えて、チャーハンをつまみに呑む。
これも堪らんね。

いつも思うのだ。チャーハンはご飯にあらず。
極めて酒肴なり。