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Cappadocia(カッパドキア)

2015年04月03日 | スピリチュアル日誌
カッパドキアは
標高1000メートルを超える
アナトリア高原中央部に
100キロ平米近くにわたって
岩石地帯が広がる台地です。



3世紀半ば
ローマ帝国の弾圧を逃れた
キリスト教の修道士たちが
移り住んだとされています。
彼らは柔らかい岩をくり抜いて
住居や教会を作りました。

ちなみに
12世紀に作られた洞窟教会には
当時のままのフレスコ画が
そのまま残っているそうです。



キリスト教徒たちはこの地で
ペルシャやイスラム勢力に包囲され
絶えず脅威にさらされていました。
そのため彼らは
敵から一時的に身を隠す場所を
地下に求めたようです。



1965年に発見された地下都市は
地下8階深さ65メートルに及ぶ
巨大なものです。
地下1階のワイン製造所
地下2階の食堂、居間、寝室など
収容人数に合わせて掘り進められました。

地下5階をつなぐ通路には
外敵が襲ってきた時通路をふさぐため
1トンもの大きな石を転がして
通路を閉じる仕掛けもあります。



しかも
最下層の空間は十字架の形に
掘られた教会になっています。
キリスト教徒たちは
地下都市の一番底に
神への祈りの場を設けたのです。




さて
平成27年3月30日発行の
「ナショナルジオグラフィック日本版」で
“カッパドキアに新たな地下都市、過去最大と推定”
という記事が掲載されました。
記事には以下のようにありました。

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トルコの世界遺産カッパドキアで
過去最大とみられる地下都市が見つかった。
場所はこの地方の中心都市ネブシェヒルの市街地。
丘に建つ城の地下に
入り組んだトンネルと部屋が発見された。
発掘調査されたのはまだ一部だが
その規模と構造はこれまで最大とされてきた
デリンクユの地下都市を上回るとみられる。
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発見のきっかけは
市の住宅建設プロジェクトだったようです。
2013年
ネブシェヒルの城を取り囲むように
建っていた低所得者向け住宅を解体していた
作業員たちが、地下への入り口を発見。
その先にはトンネルと
部屋が網の目のようにつながっていました。

市は建設プロジェクトを中止すると
考古学者や地球物理学者による調査を開始。
2014年に居住空間や調理場
ワイン醸造所、礼拝堂、階段
などから成る多層構造の地下都市を発見。
石臼や石の十字架、陶磁器といった遺物からは
ビザンチン期からオスマン帝国の支配下に
置かれるまで、ここが実際に
使用されていたことがうかがえるそうです。



敵から一時的に身を隠す場所にしては
かなり大がかりな地下都市です。
他に何か理由があるのかも知れません。

“カッパドキア”


いちばん
訪れたい場所のひとつです。

◎感謝
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