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報道の自由

2015年04月04日 | いろいろ日誌

▲世界報道自由度ランキング。
「白・黄色・オレンジ・赤・黒」の順で順位が低くなる


「国境なき記者団」は
世界の報道の自由や言論の自由を守るために
1985年にパリで設立された
世界のジャーナリストによるNGOです。
活動の中心は
世界各国の報道機関の活動と政府による
規制の状況を監視することで
世界で拘束された記者の解放や
保護を求める運動、戦場や紛争地帯で
危険に晒された記者を守る活動など
幅広い活動が展開されています。


その中心的な活動のひとつである年次報告書
「世界報道自由度ランキング」は
2002年から開始された調査報告書で
世界180か国と地域の報道の状況について
さまざまな側面から客観的な計算式により
数値化された指標に基づいたランキングです。



ちなみに
2015年
日本の順位は61位です。
日本の順位が下がった理由として
ひとつは東日本大震災によって発生した
福島第一原発事故に対する報道の問題で
フリー記者や外国メディアの
排除の構造などが指摘されています。

さらに平成25年(2013年)に成立した
特定秘密保護法が日本の順位下落に拍車をかけたようです。
特定秘密保護法の成立によって
戦争やテロリズムに関する特定秘密の存在が
自由な報道の妨げになるという評価です。



ところで
先日の「報道ステーション」での出来事が
SNS等で拡散され
合わせてその映像が削除される
という事態がネット上を賑わせています。
政府によるマスコミの介入がけしからん!
ということで話題になっています。

かいつまんで言うと以下のような内容です。

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冒頭でいきなり
「テレビ朝日の早河(洋)会長と古館プロジェクトの会長のご意向で今日が最後になりました」と切り出した古賀さんは「それはちょっと話が違うんじゃないの」と諌(いさ)める古館さんに会話を録音していたことを告げ、暗にテレ朝上層部が官邸からの「圧力」に屈したことを匂わせた。ダメ押しに最後は「I am not ABE」という紙まで広げていた。
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この動画ですが
削除される前に観ることができました。
キャスターの慌てぶりや
コメンテーターの言動を聴くにつけ
なにかしら裏にある
シナリオ
のようなものを直観的に感じてしまいました。


と同時に
政治的な動きとマスコミの連動を見るにつけ
以下のような言葉を思い出しました。


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ナチが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
(マルティン・ニーメラー)
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▲マルティン・ニーメラー


常々
ネットやマスコミ経由の情報に
一喜一憂する暮らし方から
目の前の変化を敏感に感じ取る感性を
大切にしたいと思っています。

もちろん
情報の大切さは感じつつも
自分なりの方法で向き合える状態を
ひとりひとりが
それぞれの方法で実践できる世界が良いと
つくづく思います。

◎感謝
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