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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

9月30日 卑しさが顔に出にけり2A2F1K

2021年09月30日 | 俳句





宜なるか 邯鄲の夢 褪めるらし
むべなるか かんたんのゆめ さめるらし
21411 2021/9/30 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
宜(むべ)=もっともなこと。
邯鄲(かんたん)=人の世の盛衰が儚い喩え。
褪める(さめる)=色が無くなる。



今更に 品の問われし 勝ち相撲
いまさらに ひんのとわれし かちずもう
21412 2021/9/30 【季語】 相撲 【季節】 初秋
相撲は国技? 相撲道? 勝てば良いの? 土俵入りはダンスか? 
相撲に基本なんてあるの? 
協会は、親方は、目が無いのか?



食べるが佳 セブンイレブン 秋の宵
たべるがか せぶんいれぶん あきのよい
21413 2021/9/30 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋



道端の 遊び恋しや 花芒
みちばたの あそびこいしや はなすすき
21414 2021/9/30 【季語】 花芒 【季節】 三秋



仲良しの 男三人 秋の旅
なかよしの おとこさんにん あきのたび
21415 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



皮薄き 蹠に感ず 秋の色
かわうすき あうらにかんず あきのいろ
21416 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



撮りまくれ 秋晴の空 流る雲
とりまくれ あきばれのそら ながるくも
21417 2021/9/30 【季語】 秋晴 【季節】 三秋



高感度 心で映す 秋の声
こうかんど こころでうつす あきのこえ
21418 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



我に寝る 楽しみ続く 夜長かな
われにねる たのしみつづく よながかな
21419 2021/9/30 【季語】 夜長 【季節】 三秋



田舎ほど 煌めき強き 星月夜
いなかほど きらめきつよき ほしづきよ
21420 2021/9/30 【季語】 星月夜 【季節】 三秋



迎え水 足して水でる 秋の井戸
むかえみず たしてみずでる あきのいど
21421 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



おさな妹 飽きること無く 栗拾う
おさないも あきることなく くりひろう
21422 2021/9/30 【季語】 栗拾い 【季節】 晩秋



闘鶏の 負けてご馳走 秋の夢
とうけいの まけてごちそう あきのゆめ
21423 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



鯨刺身 透き通る血に 醤油足し
くじらさしみ すきとおるちに しょうゆたし
21424 2021/9/30 【季語】 鯨 【季節】 三冬



物買えぬ 懐軽き キリギリス
ものかえぬ ふところかるき きりぎりす
21425 2021/9/30 【季語】 キリギリス 【季節】 初秋


9月30日 老衰溢る

2021年09月30日 | 俳句




露寒や 老衰溢る あきつしま
つゆさむや ろうすいあふる あきつしま
21407 2021/9/30 【季語】 露寒 【季節】 晩秋


冷まじや 白け気分も 幾星霜
すさまじや しらけきぶんも いくせいそう
21408 2021/9/30 【季語】 冷まじ 【季節】 晩秋
冷まじ(すさまじ)=「荒ぶ(あらぶ)」「荒む(すさむ)」
=過ぎてしまって白けた気分。
=興ざめなこと。


新豆腐 噛み心地無く 腐り行く
しんとうふ かみここちなく くさりゆく
21409 2021/9/30 【季語】 新豆腐 【季節】 初秋


朝寒や かすみのあつさ 増すばかり
あささむや かすみのあつさ ますばかり
21410 2021/9/30 【季語】 朝寒 【季節】 晩秋
かすみ→霞ヶ関⇒滓(かす)が席


9月30日 9月尽 玉響の時

2021年09月30日 | 三選俳句暦









秋麗 玉響の時 君想う
あきうらら たまゆらのとき きみおもう
1009 2006/9/30 【季語】 秋麗 【季節】 三秋
たまゆら(玉響)=勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。
転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、
あるいは「かすか」を意味する古語。


秋風は 戀の魔法を しのばせて
あきかぜは こいのまほうを しのばせて
1010 2006/9/30 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋尽くや 白き青空 幾年ぞ
あきつくや しろきあおぞら いくとせぞ
20857 2020/9/30 【季語】 秋尽く 【季節】 晩秋
秋尽く=九月尽