俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

9月26日 稲光

2021年09月26日 | 俳句






秋深し  もの悲しさと 寂しさと
あきふかし  ものがなしさと さびしさと
21304 2021/9/26 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


うすもみじ 日一日と 赤み増し
うすもみじ ひいちにちと あかみまし
21305 2021/9/26 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


この道や 一人行く身の 秋の暮
このみちや ひとりいくみの あきのくれ
21306 2021/9/26 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


仰向けの 落蝉の腹 透けて居り
あおむけの おちせみのはら すけており
21307 2021/9/26 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏
初秋とする人も。

あやまちは 敗戦は敗戦なり 生身魂
あやまちは まけはまけなり いきみたま
21308 2021/9/26 【季語】 生身魂 【季節】 初秋


御用済み なんと侘しや 棄案山子
ごようずみ なんとわびしや すてかかし
21309 2021/9/26 【季語】 案山子 【季節】 三秋


雲の間を 横に爆走 稲光
くものまを よこにばくそう いなびかり
21310 2021/9/26 【季語】 稲光 【季節】 初秋


種なしの 冷えた葡萄に 舌鼓
たねなしの ひえたぶどうに したつづみ
21311 2021/9/26 【季語】 葡萄 【季節】 仲秋


秋の空 白さが目立つ 青さかな
あきのそら しろさがめだつ あおさかな
21312 2021/9/26 【季語】 秋 【季節】 三秋


赤とんぼ 一匹なりしは さみしさが
あかとんぼ いっぴきなりしは さみしさが
21313 2021/9/26 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋


風に弱 千切れ千切れて 鰯雲
かぜによわ ちぎれちぎれて いわしぐも
21314 2021/9/26 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋


秋風や つむじ曲がりの 風の筋
あきかぜや つむじまがりの かぜのすじ
21315 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


振り向けば ひんやり判る 秋の風
ふりむけば ひんやりわかる あきのかぜ
21316 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


秋の風 指吹き抜ける さみしさよ
あきのかぜ ゆびふきぬける さみしさよ
21317 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


終活や 明日は我が身と 秋愁い
しゅうかつや あすはわがみと あきうれい
21318 2021/9/26 【季語】 秋愁い 【季節】 三秋


秋の夜や 泣き声聞こゆ 妹の夢
あきのよや なきごえきこゆ いものゆめ
21319 2021/9/26 【季語】 秋 【季節】 三秋


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9月26日 火炎車 彼岸花

2021年09月26日 | 三選俳句暦






秋の夕 細く伸びゆく 影法師
あきのゆう ほそくのびゆく かげぼうし
0981 2006/9/26 【季語】 秋の夕 【季節】 三秋


暮泥み 薄の色も 金色に
くれなずみ すすきのいろも こんじきに
7290 2008/9/26 【季語】 薄 【季節】 晩秋


燃えさかる 火炎車の 彼岸花
もえさかる かえんぐるまの ひがんばな
19869 2018/9/26 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋



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