俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

9月25日 自遊人

2021年09月25日 | 俳句




食べて寝て また寝て食べて 秋深し
たべてねて またねてたべて あきふかし
21288 2021/9/25 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


食べたきは いよいよ伊予の 芋煮会
たべたきは いよいよいよの いもにかい
21289 2021/9/25 【季語】 名月 【季節】 仲秋


名月は 八年振りの 輝きを
めいげつは はちねんぶりの かがやきを
21290 2021/9/25 【季語】 名月 【季節】 仲秋


風吹けば ゆらゆらゆらと 薄の穂
かぜふけば ゆらゆらゆらと すすきのほ
21291 2021/9/25 【季語】 薄の穂 【季節】 晩秋


枯れ草は 風にそよぎて 秋の暮
かれくさは かぜにそよぎて あきのくれ
21292 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋の雲 定型無きは 昔から
あきのくも ていけいなきは むかしから
21293 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋


朝露に 裾を濡らして 朋となる
あさつゆに すそをぬらして ともとなる
21294 2021/9/25 【季語】 朝露 【季節】 三秋


さざ波の 煌めきに似し 天の川
さざなみの きらめきににし あまのがわ
21295 2021/9/25 【季語】 天の川 【季節】 初秋


廃人が 徘徊しての 秋の暮
はいじんが はいかいしての あきのくれ
21296 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋扇 我も同じく 役立たず
あきおうぎ われもおなじく やくたたず
21297 2021/9/25 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


露の世と 判り初めて 生きてます
つゆのよと わかりはじめて いきてます
21298 2021/9/25 【季語】 露の世 【季節】 三秋


内外の 海の交わり 秋の志賀
ないがいの うみのまじわり あきのしが
21299 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋
志賀島に伸びる砂州が博多湾と玄海灘を分けてます。

純情は 博多っ子のみか 秋の波
じゅんじょうは はかたっこのみか あきのなみ
21300 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋
福岡市外で育ち、博多に憧れていました。います。博多山笠担ぎたかった。

どの道も 唯我独尊 秋の暮
どのみちも ゆいがどくそん あきのくれ
21301 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋深し 我は天下の 自遊人
あきふかし われはてんかの じゆうじん
21302 2021/9/25 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


秋の暮 遊びし妹が 気にかかり
あきのくれ あそびしいもが きにかかり
21303 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


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9月25日 こぼれ萩

2021年09月25日 | 俳句





新薬師 月下に見ゆる こぼれ萩
しんやくし げっかにみゆる こぼれはぎ
21276 2021/9/25 【季語】 こぼれ萩 【季節】 三秋


裏庭の 柘榴の味の 甘き日々
うらにわの ざくろのあじの あまきひび
21277 2021/9/25 【季語】 相撲取り 【季節】 初秋


迷横綱 一場所ごとに 休みあり
めいよこづな ひとばしょごとに やすみあり
21278 2021/9/25 【季語】 相撲取り 【季節】 初秋


突然に 静寂を破り 添水なる
とつぜんに しじまをやぶり そうずなる
21279 2021/9/25 【季語】 添水 【季節】 初秋
添水(そうず)=鹿威し(ししおどし)

秋分と 敬老の日に 二日あり
しゅうぶんと けいろうのひに ふつかあり
21280 2021/9/25 【季語】 秋分 【季節】 仲秋


ゴミ出しの ついでに見付く 鰯雲
ごみだしの ついでにみつく いわしぐも
21281 2021/9/25 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋


晴れの日も 日本晴れとは 言い難く
はれのひも にほんばれとは いいがたく
21282 2021/9/25 【季語】 秋晴れ 【季節】 三秋


苅田での 外野フライの 難しさ
かりたでの がいやふらいの むずかしさ
21283 2021/9/25 【季語】 苅田 【季節】 晩秋


呑兵衛の 仲間内での 月見かな
のんべえの なかまうちでの つきみかな
21284 2021/9/25 【季語】 月見 【季節】 仲秋


老いたれば 結婚の日の 重さかな
おいたれば けっこんのひの おもさかな
21285 2021/9/25 【季語】 敬老の日 【季節】 仲秋


蓑虫の 命を託す 糸一本
みのむしの いのちをたくす いといっぽん
21286 2021/9/25 【季語】 蓑虫 【季節】 三秋


リヤカー押す 祖母と見る 有明の月
りやかーおす そぼとみる ありあけのつき
21287 2021/9/25 【季語】 有明の月 【季節】 三秋


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9月25日 ちあき演歌

2021年09月25日 | 三選俳句暦





長き夜に 一人聞き入る ちあき演歌
ながきよに ひとりききいる ちあきうた
16157 2013/9/25 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


手を打てば 飛沫激しき 秋の鯉
てをうてば しぶきはげしき あきのこい
16162 2013/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋


風吹かば 産毛に感ず 冷ややかさ
かぜふかば うぶげにかんず ひややかさ
16167 2013/9/25 【季語】 冷ややか 【季節】 仲秋



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