品と格 休みばかりの 大相撲
ひんとかく やすみばかりの おおずもう
21368 2021/9/28 【季語】 大相撲 【季節】 初秋
露の世に 嫁のおやつは えびせんと
つゆのよに よめのおやつは えびせんと
21369 2021/9/28 【季語】 露の世 【季節】 三秋
耳元で 嫁が知らせる 良夜かな
みみもとで よめがしらせる りょうやかな
21370 2021/9/28 【季語】 良夜 【季節】 三秋
秋風や 床に誘う 眠りかな
あきかぜや とこにいざなう ねむりかな
21371 2021/9/28 【季語】 秋風 【季節】 三秋
行く秋や 足で割りたる 栗の毬
いくあきや あしでわりたる くりのいが
21372 2021/9/28 【季語】 行く秋 【季節】 晩秋
皮剥がす 苦労の先の 熟柿かな
かわはがす くろうのさきの じゅくしかな
21373 2021/9/28 【季語】 熟柿 【季節】 晩秋
家の巣に 戻らぬ燕 巣立ちかな
いえのすに もどらぬつばめ すだちかな
21374 2021/9/28 【季語】 燕帰る 【季節】 仲秋
年古れど 博多純情 銀漢と
としふれど はかたじゅんじょう ぎんかんと
21375 2021/9/28 【季語】 銀漢 【季節】 初秋
銀漢(銀漢)=天の川。銀の男?
草の露 遺りしものは 葉ばかりか
くさのつゆ のこりしものは はばかりか
21376 2021/9/28 【季語】 草の露白し 【季節】 仲秋
草の露=白露。憚り(はばかり)=遠慮する。京都では「トイレ」
漆黒の 夜長の空に 星一つ
しっこくの よながのそらに ほしひとつ
21377 2021/9/28 【季語】 夜長 【季節】 三秋
桜紅葉 二度の楽しみ 色と艶
はなもみじ にどのたのしみ いろとつや
21378 2021/9/28 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋
闇の世に 耳を澄ませば 秋愁い
やみのよに みみをすませば あきうれい
21379 2021/9/28 【季語】 秋愁 【季節】 三秋
鴉啼き 下弦の月に 雲掛かる
からすなき かげんのつきに くもかかる
21380 2021/9/28 【季語】 月 【季節】 三秋
満月で なくてもやはり 今日の月
まんげつで なくてもやはり きょうのつき
21381 2021/9/28 【季語】 今日の月 【季節】 仲秋
バス停で 見上げる空に 今日の月
ばすていで みあげるそらに きょうのつき
21382 2021/9/28 【季語】 今日の月 【季節】 仲秋
水を飲む その流れ様 秋ならで
みずをのむ そのながれさま あきならで
21383 2021/9/28 【季語】 秋 【季節】 三秋
宵闇は その日暮らしの 面白さ
よいやみは そのひぐらしの おもしろさ
21384 2021/9/28 【季語】 宵闇 【季節】 仲秋