俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夢枕

2018年02月11日 | 俳句

椿とは 落ちるものらし 見下ろしぬ
(つばきとは おちるものらし みおろしぬ)
19298 【季語】 椿 【季節】 三春


落書きは 文化なりしか 春の昼
(らくがきは ぶんかなりしか はるのひる)
19299 【季語】 春 【季節】 三春


野良犬を 見掛けぬ日々や 春浅し
(のらいぬを みかけぬひびや はるあさし)
19300 【季語】 春浅し 【季節】 初春


簾越し 見ぬ恋創る 梅の花
(すだれごし みぬこいつくる うめのはな)
19301 【季語】 梅の花 【季節】 初春


菜の花や レンゲの花や 夢枕
(なのはなや れんげのはなや ゆめまくら)
19302 【季語】 菜の花 【季節】 晩春


ボタ山は 地獄の山か 山笑う
(ぼたやまは じごくのやまか やまわらう)
19303 【季語】 山笑う 【季節】 三春


ぼた山も 草木も生えりゃ 花も咲く
(ぼたやまも くさきもはえりゃ はなもさく)
19304 【季語】 花 【季節】 晩春


ぼた山は 削られ死すも 山笑う
(ぼたやまは けずられしすも やまわらう)
19305 【季語】 山笑う 【季節】 三春


慎ましく 木陰に咲きし 水仙花
(つつましく こかげにさきし すいせんか)
19306 【季語】 水仙花 【季節】 晩冬


菜の花や 咲き急ぎしか 昼の月
(なのはなや さきいそぎしか ひるのつき)
19307 【季語】 菜の花 【季節】 晩冬


春の川 サラサラ流れ 手も入れず
(はるのかわ さらさらながれ てもいれず)
19308 【季語】 春 【季節】 三春


輪を描きて 急降下せし 春の鳶
(わをかきて きゅうこうかせし はるのとび)
19309 【季語】 春 【季節】 三春


春雨や 手傘で済みし ポツポツリ
(はるさめや てがさですみし ぽつぽつり)
19310 【季語】 春雨 【季節】 三春


昔人 春雨ならば 濡れて行く
(むかしびと はるさめならば ぬれていく)
19311 【季語】 春雨 【季節】 三春


春雨や グランドに沁む 雨の露
(はるさめや ぐらんどにしむ あめのつゆ)
19312 【季語】 春雨 【季節】 三春


嵐山 嵯峨野の竹林 春の雨
(あらしやま さがののちくりん はるのあめ)
19313 【季語】 春 【季節】 三春


白梅や 昔ながらの 今月夜
(しらうめや むかしながらの いまつきよ)
19314 【季語】 白梅 【季節】 初春


白梅や 薄曇りから 夜の雨
(しらうめや うすぐもりから よるのあめ)
19315 【季語】 白梅 【季節】 初春


春寒し 水田に映る はぐれ雲
(はるさむし みずたにうつる はぐれぐも)
19316 【季語】 春寒し 【季節】 初春


春愁い 終わり無く見る 夢続き
(はるうれい おわりなくみる ゆめつづき)
19317 【季語】 春愁い 【季節】 三春



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紀元節

2018年02月11日 | 俳句暦


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