俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

猫の恋

2018年02月06日 | 俳句

エンドロール 待てず席立つ 朧の夜
(えんどろーる まてずせきたつ おぼろのよ)
19205 【季語】 朧 【季節】 三春
エンドロール=映画の最後に出る出演者等の字幕。
長く感じる。


紅梅や 吹く風緩く 頬撫でる
(こうばいや ふくかぜゆるく ほほなでる)
19206 【季語】 紅梅 【季節】 初春


散歩すも 春は名のみと 思えけり
(さんぽすも はるはなのみと おもえけり)
19207 【季語】 春 【季節】 三春


寒灯は 光眩しき LED
(かんとうは ひかりまぶしき LED)
19208 【季語】 寒灯 【季節】 三冬
老人にはLEDは眩し過ぎる。
病人が増えるのではないか?


蹲の 薄氷割りて 身を清め
(つくばいの うすらひわりて みをきよめ)
19209 【季語】 薄氷 【季節】 初春


立春や 心も新た 気もあらた
(りっしゅんや こころもあらた きもあらた)
19210 【季語】 立春 【季節】 初春


寄り添いし 影もひえひえ 冴え返り
(よりそいし かげもひえひえ さえかえり)
19211 【季語】 冴え返り 【季節】 初春


月兎 龍に見えしは 朧かな
(つきうさぎ りゅうにみえしは おぼろかな)
19212 【季語】 朧 【季節】 三春


紅梅や 鷽替もまた 恋探し
(こうばいや うそかえもまた こいさがし)
19213 【季語】 紅梅 【季節】 初春


梅蕾 菅公の句を 忘れしや
(うめつぼみ かんこうのくを わすれしや)
19214 【季語】 梅蕾 【季節】 初春
菅公=菅原道真公


恋やつれ 見るも不憫な 猫の妻
(こいやつれ みるもふびんな ねこのつま)
19215 【季語】 猫の妻 【季節】 初春
猫の妻=猫の恋


風も無く 月雲遠く 冴え返り
(かぜもなく つきくもとおく さえかえり)
19216 【季語】 冴え返り 【季節】 初春


鐘の音の 低く響いて 冴え返り
(かねのねの ひくくひびいて さえかえり)
19217 【季語】 冴え返り 【季節】 初春


春の川 せせらぎの音 耳に優し
(はるのかわ せせらぎのおと みみにやさし)
19218 【季語】 春 【季節】 三春


立春は 春の始まり 春でなし
(りっしゅんは はるのはじまり はるでなし)
19219 【季語】 立春 【季節】 初春


老犬と 別れの挨拶 春の靄
(ろうけんと わかれのあいさつ はるのもや)
19220 【季語】 春 【季節】 三春


繋がれし 船の歩板に 猫の恋
(つながれし ふねのあゆみに ねこのこい)
19221 【季語】 猫の恋 【季節】 初春
船と船を繋ぐ歩板(あゆみ)に恋猫が、、。


裏銀座 柳の下に 猫の恋
(うらぎんざ やなぎのしたに ねこのこい)
19222 【季語】 猫の恋 【季節】 初春


月明かり 風花舞うも 人は居ず
(つきあかり かざばなまうも ひとはいず)
19223 【季語】 風花 【季節】 晩冬


豪雪は いつに止むやら 天次第
(ごうせつは いつにやむやら てんしだい)
19224 【季語】 豪雪 【季節】 晩冬



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2月6日 手摺

2018年02月06日 | 俳句暦


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