俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春を待つ

2010年01月19日 | 俳句

冬日向 いつまで続く 馬鹿陽気
(ふゆひなた いつまでつづく ばかようき)
11475 【季語】 冬日向 【季節】 三冬


手を打てば 一目散に 寒の鯉
(てをうてば いちもくさんに かんのこい)
11476 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬


団塊の 世代思わす 寒の鯉
(だんかいの せだいおもわす かんのこい)
11477 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬


仏の座 明日香の畔が 似合いけり
(ほとけのざ あすかのあぜが にあいけり)
11478 【季語】 仏の座 【季節】 新年


黄いっぱい 枠一杯の 蝋梅よ
(きいっぱい わくいっぱいの ろうばいよ)
11479 【季語】 蝋梅 【季節】 晩冬


霜柱 鼻の頭に オデキ出来
(しもばしら はなのあたまに おできでき)
11480 【季語】 霜柱 【季節】 三冬


鮭のあら 今日も塩味の きつくあり
(さけのあら きょうもしおみの きつくあり)
11481 【季語】 アラ 【季節】 三冬


青く冴ゆ 三日月の月 寒の月
(あおくさゆ みかづきのつき かんのつき)
11482 【季語】 寒の月 【季節】 三冬


立ち飲みの おでんの温み 身にしみて
(たちのみの おでんのぬくみ みにしみて)
11483 【季語】 おでん 【季節】 三冬


雪靴を 履いて踊りし タンゴあり
(ゆきぐつを はいておどりし たんごあり)
11484 【季語】 雪 【季節】 晩冬


春を待つ 老ゆる心で 春を待つ
(はるをまつ おゆるこころで はるをまつ)
11485 【季語】 春を待つ 【季節】 仲冬


今ありて 明日もありと 春を待つ
(いまありて あしたもありと はるをまつ)
11486 【季語】 春を待つ 【季節】 仲冬