途切れなく 音はすれども 北風見えず
(とぎれなく おとはすれども かぜみえず)
11433 【季語】 北風 【季節】 三冬
行く道の 細きに合わせ 冬の薔薇
(ゆくみちの ほそきにあわせ ふゆのばら)
11434 【季語】 冬 【季節】 三冬
陽を見れば 嚔飛び出す 冬の日よ
(ひをみれば くさめとびだす ふゆのひよ)
11435 【季語】 冬 【季節】 三冬
葉の光 有りて輝く 寒椿
(はのひかり ありてかがやく かんつばき)
11436 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
冬の日の 午前七時の 日の出なり
(ふゆのひの ごぜんしちじの ひのでなり)
11437 【季語】 冬 【季節】 三冬
飛鳥駅 明日が香る 冬一日
(あすかえき あしたがかおる ふゆひとひ)
11438 【季語】 冬 【季節】 三冬
冬の昼 パソコン前に 礼ばかり
(ふゆのひる ぱそこんまえに れいばかり)
11439 【季語】 冬 【季節】 三冬
膝掛けと 着崩れ褞袍 わが友よ
(ひざかけと きくずれどてら わがともよ)
11440 【季語】 褞袍 【季節】 三冬