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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏椿

2009年06月25日 | 俳句

顔日焼け 裸になれば 白鯨よ
(かおひやけ はだかになれば はくげいよ)
10036 【季語】 日焼け 【季節】 三夏


夏掛けや 按摩機の上 腹の上
(なつがけや あんまきのうえ はらのうえ)
10037 【季語】 夏掛け 【季節】 三夏


新月の 月と覚ほゆ 向日葵よ
(しんげつの つきとおぼほゆ ひまわりよ)
10038 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


紫陽花に 人の歴史の 七変化
(あじさいに ひとのれきしの しちへんげ)
10039 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


素麵も 冷麦も無き わが夕餉
(そうめんも ひやむぎもなき わがゆうげ)
10040 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


カップ麺 その三分に 人生が
(かっぷめん そのさんぷんに じんせいが)
10041 【季語】 - 【季節】 -


薄揚羽 木立の中より 舞い降りて
(うすあげは こだちのなかより まいおりて)
10042 【季語】 揚羽 【季節】 三夏


夏椿 沙羅双樹の 思い込め
(なつつばき さらそうじゅの おもいこめ)
10043 【季語】 夏椿 【季節】 晩夏
沙羅双樹=インド原産の常緑樹で熱帯樹の為、日本では育たないようです。
平家物語に登場する沙羅双樹は、ツバキ科落葉樹の「ナツツバキ」のことです。