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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

梅雨の月

2009年06月17日 | 俳句

『孫メール 梅雨の空にも 光射し』
(まごめーる つゆのそらにも ひかりさし)

『ミニトマト 水やる吾子に 笑み零れ』
(みにとまと みずやるあこに えみこぼれ)

『酢の利きし 冷し中華に 夢つぼみ』
(すのききし ひやしちゅうかに ゆめつぼみ)

『百日紅 手を滑らす 童居て』
(さるすべり てをすべらす わらわいて)

『昼寝覚め ついついやりし 乗り過ごし』
(ひるねざめ ついついやりし のりすごし)

『紫陽花に 傘差しかけて 妹背伸び』
(あじさいに かささしかけて いもせのび)

『夏座敷 足投げ出すも 足痺れ』
(なつざしき あしなげだすも あししびれ)

『見上げれば 心に咲きぬ 合歓の花』
(みあげれば こころにさきぬ ねむのはな)

『海空と 光辿れば 梅雨の月』
(うみそらと ひかりたどれば つゆのつき)

『梅雨の月 見染めぬ日々に 身も細り』
(つゆのつき みそめぬひびに みもほそり)