『見上げれば 秋空高く 雲もなし』
(みあげれば あきぞらたかく くももなし)
『山澄んで 秋空高く 風強し』
(やますんで あきぞらたかく かぜつよし)
『急停車 急発進の 赤とんぼ』
(きゅうていしゃ きゅうはっしんの あかとんぼ)
『赤とんぼ 学び舎に飛び 新学期』
(あかとんぼ まなびやにとび しんがっき)
『菊の露 集めて飲めば 菊の酒』
(きくのつゆ あつめてのめば きくのさけ)
『月見れば 欠け行くものの いとしけれ』
(つきみれば かけゆくものの いとしけれ)
『月見れば 満ち満ちたるを 愁いけり』
(つきみれば みちみちたるを おもいけり)
『金烏 玉兎とや 月を見る』
(きんからす たまうさぎとや つきをみる)
金烏=太陽 玉兎=月
『月草に 染められたくて はや三年』
(つきくさに そめられたくて はやみとせ)
月草=露草=蛍草
『踏歩是 道場なるぞ 相撲道』
(とうぶこれ どうじょうなるぞ すもうどう)
踏歩=一歩一歩
『路の辺の 万葉の花 曼珠沙華』
(みちのべの まんようのはな まんじゅしゃげ)
『朱き色 道しるべとや 曼珠沙華』
(あかきいろ みちしるべとや まんじゅしゃげ)
『曼珠沙華 咲いて地獄の 道案内』
(まんじゅしゃげ さいてじごくの みちあんない)
『屯して 咲き揺れ笑う 曼珠沙華』
(たむろして さきゆれわらう まんじゅしゃげ)