駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

やっぱりスゴイやバディ・リッチ その1

2020年05月01日 | ドラム&パーカッション
5月1日(金) 本日のJOG=45分
5月と同時に夏が来た!
毎年5月は暑くなる日が多いんだけれど、今年もそうか~!って感じで、早朝JOGで汗だく。その後のシャワーがキモティイ~!
こんないい日は思いきり外で遊びたいところなんですが、今は自粛中。ステイホーム週間であります。
ならば、ビデオ鑑賞。とか言って、実は今日は観てないんです。

「バディ・リッチ メモリアルスカラシップコンサート」の2巻めを昨日、3日前に1巻めを久々に観たので、ちょっとネタにしようかなと思った次第であります。
この2巻のビデオは、1989年に米国ロスで行われたライブビデオ。その後1991年にNYでも開催されていて、第3~4巻めとなっています。
1巻めが、「ルイ・ベルソン」、「グレッグ・ビソネット」、「デニス・チェンバース」
2巻めが、「ビニー・カリウタ」、「スティーブ・ガッド」、「デイブ・ウェックル」という出演者。
しかし、最初に見られる在りし日のバディ・リッチの白黒ビデオ映像が、なんとも凄くて一気に心奪われます。

技術的に圧巻のドラムソロに、コミカルでパフォーマーとしての芸人魂、ショーマンシップを見られる最高のショー。
一度観たが最後、繰り返し何度も何度も見て、見るたびに自信とやる気をなくさせるドラマーは見ちゃいけない映像。。。
しかしね、こうやって先人たちの努力や熱いハートがドラムの歴史を作り、ずっと続いているんですよね。
残念ながらバディ・リッチの映像は少ないんですね。なので、30年ほど前は自分も名前は聞いたことはあっても、このビデオを見るまではどんなプレイをしたのかなんて殆ど知らなかった。
本当に、今ほどの映像を記録する術があったなら、とことん追っかけて観てみたい天才ドラマーでした。

さて、自分が思うに、この30年前の映像、ビデオテープなので画像が粗いのは仕方ないとして、やっぱり皆さんお若いんだよね。
髪の毛もフサフサで長い。そしてパワフル!
この時既に最もベテランで長老のルイ・ベルソンさんは、2009年に鬼籍に入られましたが、しかしプレイは若若しくて技術的には勿論超一流のプレイ。

2バスのビッグバンドプレイヤーとして、多点数キットを操っていくスタイルは、日本のジョージ川口さんなども影響された方なんでしょう。
始めて観た時には、何やら表彰されていたり、重鎮としてリスペクトされていて、「生きる化石」扱いなのかな、プレイもちょっと古臭いよな、なんて厚かしくもそんな印象を持ちましたが、改めて30年近く経ってみると、なんという失礼極まりない目で見ていたかと自分を恥じ入るばかり。

長年積み重ねてきた歴史あるプレイには、超一流の威厳があるのに、それが見えなかった自分に「喝!」でした。

当時、オレが1~2巻の中で最も好きだったドラムソロは、グレッグ・ビソネットのソロでした。

まずはソロの流れ。構成の良さと当時のドラミングのお手本ともいえる分かりやすいソロ。そしてメリハリ。ステックからブラシに持ち替えたり強弱のある多彩なプレイにぐっと引き込まれて、スタジオミュージシャンらしいレベルの高い堅実なプレイに加えて、ソロパフォーマーとしての凄さを教えられました。
そのソロのいくつかのプレイを一所懸命コピーさせてもらったりして、当時やっていたオリジナル曲中心のロックバンド「All Or Nothing」というバンドのライブで、ドラムソロに使わせてもらったりしてました(笑)

そして、デニス・チェンバースの登場で会場はどよめきます。

当時は最も話題性のあるドラマーだったように思います。圧倒的なパワーとスピード・ドラミングに驚かされたものですが、実は自分の第一印象は「喧しい」だったんですよね。この人はロックよりもジャズ畑がメインではないのかと、なんでビッグバンドをバックにそんなずっとぶっ叩いているんだと、いい印象じゃなかったんですね。
オレも当時は若くて、パワードラム大好きだったにもかかわらず、「デニチェンはうるさい」という印象を持ったというプレイでした。今見ても、やっぱりスゴイってのはよくわかるけど、好きじゃないな。ずっとフルパワーでの高速ドラミングは驚くけれど、メリハリがなくてどうにも飽きちゃうんですよね。
オレ、今にして思うのは、やっぱりデニチェンも人の子、当時はまだ若手ドラマーとして、緊張していたんじゃないか、超一流ドラマーとしての成長過程だったんじゃないか、なんて思うわけです。

30年が経ち、この頃はどのドラマーさんも髪が薄くなったりして、貫禄というか威厳あるミュージシャンになられておられます。それでも第一線でバリバリに活躍されておられます。
大事なのはここなんですよね。オレみたいなアマチュアが偉そうに言えたもんじゃないですが。

「継続は力也!」

2巻へ続く


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月終了 | トップ | やっぱりすごいやバディ・リ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ドラム&パーカッション」カテゴリの最新記事