駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

続・飲み比べ:なぜ新ジャンルビールは美味くなった

2019年02月22日 | グルメ
2月22日(金)
昨日第3のビールの飲み比べをしたけれど、こいつを忘れておった。
キリンの「本麒麟」であります。
昨日飲んだ赤い金麦もプライムリッチもかなり美味しくて、このジャンルの進化に舌を巻いたが、これらが登場するきっかけはこいつだったのだよお立会い!
しかも、オレ本麒麟を飲んだことがなくて、本日初めて口にしました。おせぇよ!
なぜかというと、ネーミングからして第3のビールじゃなくてお高い本家のビールだと思い込んでいたので敬遠しておりました。ビールはお高くて身分不相応なのであります。。。

でも、昨日の後追いの新ジャンルビールがともによく似た味で、そして濃くて美味いのはなぜかと思って調べると、なんと本麒麟さんの登場からのことだったことが分かった。
さらにそれはなぜかと調べると、は、は~ん!
な、なんとそこには我が国の税務事情があったのだ。

現在のビールの酒税はこんな感じ。(350ml缶あたり)
①ビール:77円
②発泡酒:47円
③新ジャンル(第3のビール):28円
圧倒的にビールがお高い。

ところが、税制格差を解消しようと、2020年10月から2026年にかけて段階的に「55円」に一本化しようというのである。
これ、格差解消などというのは詭弁で、当然のこと安い新ジャンルがバカ売れしているのを見越して、取れるところから取る、実質税金の大幅値上げなんですよね。
国民の多くが貧乏人で、ちょっと味は落ちるが安くて懐に優しい「安酒」を我慢して飲んでいるわけですもんね。
しかしそうなると、今まで税の壁に苦しんできたビールメーカーも対策するわけです。今後はビールも発泡酒も新ジャンルもなくなるわけで、われ先に各メーカーはシェアを先取りすべく、ジャンルを超えた美味しいビール系飲み物を作ろうということになるわけです。
そうしないと、値段が高くなり、ただでさえビール離れが進む若者がますますチューハイ類に変わってしまうのが見え見え。
さらにハイボール人気でウイスキーの原酒不足が響いて、ハイボール製造が追いつかなくなるという危惧もあるんじゃないのかな。
そんなわけで、各メーカー命運をかけて新ジャンルで手間ひまをかけ、単価が高くなっても美味いビールを造っているというわけだ。
だから、税率がアップする20年10月までの間は、一番安くて美味い新ジャンルビールが飲み放題ッてわけなんであります!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする