風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

迫割禅定&面河渓&石鎚山テント泊の旅 その3

2010年10月28日 09時59分49秒 | ハイキング・登山
2日目の朝、5時に起きたら昨日のお鍋の残り汁でぞうすいを作る。
私はあまりお腹が空いてないので珈琲とパンで朝ごはんを済ませるとさっさと後片付けして7
時に出発!今日は帰る日なので13時には下山しないといけないのでけっこうタイトなのだ。

くねくねのスカイラインを上がっていき大きな駐車場の一角に車を停めたらトイレと準備体操
をして登山口を7:45に出発。

 登山口

とってもよく整備されていて、最初はほとんど平坦なので楽ちんだ。
9月下旬でお花も紅葉も楽しめないだろうと思っていたのだが、秋のお花が結構咲いていて
楽しめた。

 ボケボケ

こっちも 

ぜんぜんピントあってないわ・・・。ははは。

途中から少しずつ登ってきて、滑りやすい木の階段なんかも出てきて神経を使う場所も。
で、開けた場所で目指す石鎚山が見えた。



あそこまでけっこう距離あるけど、土小屋からはほぼ横ばいに進んでいくのかしら?

いやいや、二の鎖の手前はけっこうな登りでしたよ。



でも、天気が良かったので、二の鎖手前の登山道からは山並みがきれいに見えた。

 ん?

 うっすら見えてるあれって、もしかして、室戸岬じゃ?! 
 そうだよ~! 石鎚山から室戸岬が見えるって本当だったんだ♪

 そうして二の鎖に到着。たまたま下山してきた修験者(信者さん?)の方に別の登山客がほら
貝を吹いてくれと懇願すると、こころよく師匠さんが吹いてくれた。

「プオォ~!プオォ~!」 

と、きれいなほら貝の音が響いて、いかにも石鎚山に来たって感じ。ほら貝ってきれいな音出す
の、すごく難しいんだよねぇ。

で、二の鎖。 前にもやっていて平気だったので、今回ももちろん鎖を行きます。Nさんは「本当
に行くの?」と言うけど、当たり前じゃーん。

が、いざ二の鎖に登り始めると、あり?こんなんだったっけ?
こんなに鎖のワッカが小さかったイメージが無いんだけど。おかげで靴の先が入らないから岩
に足をおかないといけないけど、マジでクラックがないところで手だけを頼りによじ登らないと
いけないような場所もあり、今回は怖いこと怖いこと。

 ひ~!

夜光虫じぃも、「こんなんじゃなかったよね?もっとかんたんだったよ。」とまったく同感です。
でもNさんは「俺は二の鎖が一番怖かったからよく覚えてる。」って。おかしいなあ?
前に来た時から鎖換えられたんじゃないの?なんて話してたんですが、とんでもなく重い鎖だ
から、そうそう換えたりしないだろうしね。

なんとか二の鎖を登りきり、登山道でしばし休憩したら、三の鎖に行きます。三の鎖は二の鎖
よりもっと長いけど、後半は岩も凸凹していて登りやすかったはず。

 三の鎖。下から。

三の鎖は途中で完全に二本の鎖に足をかけて鎖に乗っかった状態で進んだりするところが前
はあったけど、今回はなかった。鎖があまり張られてなかったからかな?
あと、こっちの鎖はワッカが大きかったのでしっかり靴の先も入って安定感はあったぞ。

三の鎖を上から。 

長いので後半は疲れてきます。 でも、登りきったらそこにはステキな景色が。

 きゃー。

天狗岳がきれいに見えてるよ~。少し紅葉もしているし、いかにも石鎚山な光景。

鎖場を上がるのに時間がかかって10時15分に到着。登山口から2時間半。

とりあえず天気もいいので、先にお昼にすることに。温かい飲み物に、昨日道の駅で買った鮎
飯などを食べて元気を補給。

いらない荷物は頂上社の広場に置いて、天狗岳へ向かいます。
頂上社からすぐ鎖で降りる岩場あり。

 3点支持すれば大丈夫。

ここからは尾根の岩場を行くんですが、初めて来た時は霧がすごくてその岩しか見えなかった
から、まさにこの岩の端っこを歩いたのだった。こえ~!



切り立った断崖の下は二の鎖です・・・。今日はいい天気で、よく見ると岩の反対側に狭いけど
土の道ができていて、そっちのほうは安全に先に進めます。

で、前は天狗岳の祠までで帰ったんだけど、南尖峰からザイルを使って上がってきてる人達が
いるので、そっちのほうまで行ってみたくて行ってみました。

 反対側から見た天狗岳

きゃー、なんか、そのまま落ちちゃいそうな岩だ・・・。こわ。

そうして天狗岳を堪能したら頂上社に引き返すことに。途中の道はこんな感じです。



頂上社には11時50分に到着。

ん?えーと、下山に1時間30分かかったとしても1時過ぎちゃうじゃん!急げ~。

帰りはかなりすっ飛ばして歩いたけど、けっこう最後の方とか長くってうんざり。13時30分に
駐車場に到着。

帰りは松山経由で帰ったんだけど、松山までは順調に帰れたのでつい欲が出て「労研饅頭が
食べたい!」とリクエストしたのが間違いだった。松山市内はものすごい渋滞でなかなか進ま
ないうえ、近くに来たのに店が無い!? ・・・たまたま改装中でした。

労研饅頭、初めて食べましたが、いわゆる、むかし家で作ってくれたようなふくらし粉で作った
ふかし饅頭みたいなもんでした。素朴。

高速は空いていたのでなんとかバスの時間には間に合ったので良かった~!

Nさん、車の運転にテント等の準備までありがとうございました。

迫割禅定&面河渓&石鎚山テント泊の旅 その2

2010年10月27日 06時54分12秒 | ハイキング・登山
入ると見たとおりの岩の隙間に鎖とロープが足らしてあって、一人ずつ登っていきます。

      せまっ! 

 それにしてもすごい岩の隙間だ。 鎖場そのものはそう危険なものではないので、普通に登
れば大丈夫。 ここからさらにもう1本登る。

  ここも狭い。

 ちょっと苔てていやな感じ。こっちのほうが登り降りしにくかった。

 そしてまた梯子。

   

 で、禅定は終わり。短いもんです。頂上は展望はなく、ちょっと狭いので落ちるとやばい感じ。(笑) 

 禅定そのものとしては穴禅定のほうがおもしろいですが、寺全体としては岩屋寺好きです。

 禅定体験が終わったらこれまたちょこっと御三戸という川が合流する場所に連れて行ってもらった。前から気になっていたのだ。でも、行ってみたらまあ、こんなもんかなあって感じでした。

 軍艦岩 

 ここから面河渓キャンプ場へ。途中酒屋があったので今晩の晩酌用のビールなんかも買っちゃい
ました。

 面河渓はI姉さん達が「あそこなら車運転してでもまた行きたい!」と言っていたので一度来て
みたかったのだ。

 面河渓に着いたのは時刻も4時近かった。

 なかなか大きな渓谷です。 

 国民宿舎で1人500円の利用料を支払ったら駐車場からテント場まで300mくらい荷物を
えっちら運びます。大した距離じゃないから思ったほど大変ではなかった。

  

 ちょっと暗くはあるけど陰気な感じでもないし屋根付きの東屋には水道もあり、そしてなんと
とってもきれいなバイオトイレまである。自動で電気も付きまっせ。なんでこんな立派なトイレが
あるんだろ? そのうえ誰もいないので今日は貸切りだよ~。

 テントをパパッと張ったら、横の渓谷にお散歩へ。

  

 おお~!透明だ~! 岩が白いから水がグリーンに見えるよ。

  

 本当はもっと奥まで行ってみたいけどタイムアップ。うーん、これは夏にもう一度来たいぞ!
 夏なら水の中に入っちゃうのになあ。さすがに9月末は寒いわ。

 夕飯はお鍋です。ほとんどオートキャンプなので、野菜やらお肉やら豪華ですよ。

  

  お鍋のあとは夜光虫じぃがお抹茶を立ててくれました。お菓子はたまたま大丸で売っていた
岐阜の栗きんとんです。秋じゃのう。

  そのあとも熱燗など飲みながら遅くまで起きていたのでした。
  (私は10時には寝たけど。)

迫割禅定&面河渓&石鎚山テント泊の旅 その1

2010年10月26日 22時35分16秒 | ハイキング・登山
え~、これは9月の最後の週末です。1泊2日で行ってきました。

メンバーは元ガイドのNさん、Iさん、夜光虫じぃに私の4人。

今回はNさんが先に四国でテント泊の準備しておいて、残る3人で土曜の早朝に着くジャンボ
フェリーで高松へ。

フェリー乗場では5時にも関わらずNさんがレンタカーで迎えに来てくれていた。
さっそく乗り込むと、朝ごはんはうどんじゃ!ということで5時30分から開く「なかにしうどん」へ。

お店に一番に乗り込んだら、かけうどん1玉+おあげさんにする。出来立てうどんはおいしい!

腹ごしらえが済んだら一路愛媛へ。

メインイベントは石鎚山トレッキングのはずだったんだけど、せっかくレンタカーを運転してくれる
というので、「近いからぜひ岩屋寺に行って、逼割(せりわり)禅定がしたい!」という私のリクエスト
を聞いてもらったのだった。

当初は1日目に石鎚山を土小屋からピストンしたら面河渓キャンプ場に泊まって、2日目に迫割
禅定のつもりだったが、夕食の買出し等をするためスーパーに寄ったりしていたら予想以上に
時間がかかりすぎたのと、天気も下り坂な感じだったので1日目に迫割禅定することに。

                           

で、岩屋寺に到着。駐車場から急坂をてくてく登っていくと、いかにも岩屋寺な景色が。

 みんなも驚く断崖絶壁ぶり。

それもかなりぼこぼこ穴があいてます。「よくこんなところに建物建てるよなぁ。」とN氏。

さらに上に上がると本堂があり、その横壁に岩屋があります。
ちゃんと本堂と大師堂にお参りを済ませると、その岩屋へあがることに。

 じゃーん!でかい!高い!

大きなはしごなんですよ~。お遍路で来た時にはお杖をどうしようかと思ったけどさすがに下に
おいて上がりました。

上がって上からの景色を堪能したら下ります。下りもなかなかの高度感です。



でも、今回の目的はこの岩屋ではなく、逼割禅定です。

別格の慈眼寺では穴禅定をしましたが、ここ岩屋寺には逼割禅定があるんですよ~。
お遍路の時はとてもじゃないがそんな気力もなく(というか禅定の存在を知らなかった。)今回が
初めてなのだ。

で、寺務所へ行き「逼割禅定がしたいんですけど。」と言うと、禅定の入口の鍵と三十六童子行場
お参り用の納め札(200円)をいただく。200円で肌守りももらえた。お得だ。(笑)



そして大師堂横の門へ。



歩き遍路の場合は八丁坂から上がってきてこっちの門からお寺に入ることになる。

門を入ってすぐ右手に三十六童子の一番目の像があり、さっそくスタート。と言っても手を合わ
せてお札を横のボックス(ゴミ箱みたいなのがちょっと悲しいが。)に入れるだけ。

それでも完全なる山道にぐるぐる張り巡らされた三十六童子の像を周るのはけっこう大変。

 けっこう厳しいっす。

登ったり降りたりしながら20分ほどすると、やっと最後の童子に来た。そこにはかなり大きな
お不動さんが。

   でかい! 

 この右横に禅定の入り口が。だいぶ小さく見えます。

 ちんまり。

 いよいよ入ります!


屋久島 宮之浦岳縦走 その11

2010年10月23日 20時15分14秒 | ハイキング・登山
最終日。特にこれといって予定は無いので、ゆっくり朝ごはんの準備を。

つっても残ったアルファ米を沸騰したお湯に入れておかゆにしただけ。それに山で使わなかった
インスタントのお味噌汁と、黒豚味噌、梅干しで朝ごはんです。

 いただきまーす。

うん。やっぱり梅干しは酸っぱいほうが朝はいいね。 そして黒豚味噌は小さい缶の割りにかなり
量があって、あとやっぱり味噌なんで2人でも1回では食べきれないわ。
けっこうにんにくも効いてるなあ。

朝ごはんを食べ終わったら荷物をパッキングして、安房へのバスの時間まで近くをお散歩する
ことに。

で、前から少しだけ気になっていた益救(やく)神社に行ってみることに。

途中のお菓子屋さんで前から食べてみたかったよもぎカンだったかな、よもぎのういろうっぽい
ものが単品で売っていたので購入。帰りに食べようっと。

 南国!

やっぱり沖縄と似たようなもんで、中にはあんまりいろんなものはないんだな。社と寺務所以外は。
でも、屋久杉でできた御札とかも売ってたよ。私はお参り記念に御朱印をいただいて帰ることに。

今日はとってもいい天気で、前山もきれいに見えてるくらいだから、奥山のほうも暑いくらいに
晴れきっていることだろう。



ここからこれまた行ってみたかったMマートへ歩いていったのだが、暑いこと!そして予約販売
していると聞いていた「愛子」は予約受付そのものがされていなかった。聞いてみたかったけど
どっちにしても予約できないんだったら聞いてもしょうがないからやめて、代わりにサイダーア
イスを買って民宿に戻る道すがら食べながら帰ったのだった。

夜光虫じぃはここでも三岳のペットボトルを買っていた。でも、次いつ来るか分からないし、これ
まで来た時にはペットボトルさえ手に入らなかったらしいので、その気持ちは分かる。でも、持っ
て帰れるのか?だいぶ重いよ・・・。

そうして民宿に帰ったら、再度荷物をパッキングしてバス停へ。

バスを待っていたら、1台のレンタカーが寄ってきた。運転手はなんと石塚小屋で一緒になった
単独行のおじさんではないか!また会えてよかった~。
次の日どうしたのか聞いたら、やっぱり降りるのが大変だったのか3日目でめんどくなったのか
太忠岳には登らず下山して、次の日太忠岳と愛子岳をまとめて登っちゃったとのこと。

す、すげー。疲れ知らずなおじさんだ・・・。
これから宮之浦港から帰るとのこと。またどこかで会えたらいいね~、と言ってお別れ。
うっかりして「ヒルはどうだった?!」と聞くのを忘れちゃった。

さて、バスが来て安房まで戻ってきたら、民宿に寄って三岳の一升瓶を受け取る。その後隣に
あるカフェSMILEYでお昼を食べようと思っていたら、月曜は定休だった!

しょうがないので例のモスバーガーへ。明太鳥天バーガーを注文。

 おいしかったです。

お昼を食べたら歩いて安房港へ。

切符を座席指定券に換えてもらい、おみやげ物屋でぶらぶらしていたらつい屋久杉でできた
ゆのみを購入。軽くてアウトドアに持って行ってもいいかなあと。でももったいなくて使えないかも。

しかし、最後の最後に高速船がエンジントラブルで出発できないとアナウンスが。
ありゃありゃ。今日神戸に着けなくても私はまだお休みが2日もあるのでいいけど、夜光虫じぃ
は仕事があるので帰らなければ。飛行機のほうはどうなるんだろうと思ったら、こういう船のト
ラブルとかだと次の日の便に空きがあればキャンセル料等かからずに変更可能とのこと。

でも飛行機の時間には余裕があるしどうにかなるだろうとたかをくくって、よもぎかんを食べな
がら待っていたら40分ほど遅れで出発できることになった。

 

よもぎかんはもちもちで控えめな甘さでおいしかった。

それからは順調に事が運び、空港で荷物を預けたら「おやっとさあ」足湯に入ったあと、食堂で
最後の夕食をいただくことに。夜光虫じぃは奄美大島の郷土食「鶏飯バイキング」を注文。

 サラダバー付き。

何杯でもお代わり自由で、トッピングも自分でするのでお得感あり。



私はまたまた鳥天定食。どんだけ鳥天好きやねん!(笑) でもおいしいわ。

こうして屋久島3度目の旅は終わったのでした。
基本的にやりたいことは全てできたので、満足、満足。

今度はいつ行くかなあ?

屋久島 宮之浦岳縦走 その10

2010年10月22日 07時18分22秒 | ハイキング・登山

トロッコ道を順調に下っていくと、途中でバイオトイレがあった。ここは誰も並んでいない。
私は携帯トイレを2個とも使ってしまったのと、ここから白谷雲水峡の白谷山荘まではトイレが
ないので入ることに。

1つしかなかった気がするのだが、スポンサーが別々で2台のバイオトイレがそれぞれ立って
いた。とってもきれいでびっくり。

それから楠川歩道分岐より辻峠へ向かう。あんまりヘトヘトだったらそのまま荒川歩道を行くつもり
だったけど、まだ10時半なので予定通り白谷雲水峡に抜けることに。

ただ、この道最初はいいのだが、けっこうきついのよね。

 最初はいい

すごい岩屋があるんだよ~、と夜光虫じぃに言いながら登っていたのだが、途中であまりのきつさ
に座り込んで休憩する。夜光虫じぃも「これは確かにきついね。」とのこと。

前は縄文杉まで行ってからここを登ったのでさらにきつかった。なんせ歩行時間7時間越えて
たくらいにこの坂道だったから。

やっとこさ岩屋が見えた。

 デカイ!

そういえば、この岩屋、辻峠からほんの少し下っただけだったような?
太鼓岩に登っているらしい若者がやたらと叫んでいるのも聞こえるし。

で、そこからはあっけなく5分も歩かずに辻峠に到着。

辻峠にはたくさんの人がベンチで休憩していた。太鼓岩はきっと激混みなんだろう。

私は2回も行っているし、宮之浦岳周辺の景色を見た後では太鼓岩に登らなくてもいいかなあ
と。それにそんなに混んでたら雰囲気ないしね。なんと言っても疲れてるし。(笑)

夜光虫じぃも寄らなくてもいいと(本心はどうか分からないが)言ってくれたので、ありがたくそのまま
太鼓岩はスルーし、もののけ姫の森方面へ下山することに。



さすがに人は増えたけど、大株歩道入口でみかけたほどではなかった。



もののけ姫の森スポットではさすがに写真撮影で混んでいたが。

白谷山荘でも多くの人が休憩していた。外国人もちらほら。

休憩したら舐めてはいけない原生林コースを避け、楠川歩道を下っていく。

そうして飛流落としの滝まで降りてきたらもうゴールはすぐそこだ。



いつもより多めに流しております。(笑) すごい勢いだった。

で、ゴールが見えたので途中の河原で疲れた足を清流で冷やすことに。

 冷た~い!

でも、めっちゃ気持ちいい!マジで疲れが取れる~。 これ、本当にお勧めです。

で、ゆっくりと疲れを取ったらゴールへ。



13時18分ゴール!!3日間よく歩きました。お疲れ様~。
は~、よくがんばったよ、本当に。 でも、楽しかった。

白谷雲水峡の入口でし尿処理のための屋久島山岳部保全募金500円を支払うと、
「 IYAKUSHIMA」のシールをくれたので、屋久島の高原地図の表紙に貼り付けた。
こないだも立山で雷鳥見ましたシールをもらったのだが、その時も立山の高原地図の表紙に
ちょうどスペースがあったので貼り付けたのだが、無くさないし記念になっていいんだな。

このあとバスの時間まで50分ほどあったのでザックをバス停に置いたら、まずはトイレに行き、
ついでに携帯トイレを捨てて、そのあと河原でお湯を沸かしてコーヒーでほっと一息。

バスに乗って宮之浦バス停で下車したら、屋久島89へ。

すぐにお風呂を用意してくれるとのこのだったけど、別にシャワーでいいです!って言って早速
お風呂場を使わせてもらって3日間の汗を流した。は~さっぱりした。

それから前回も行った四季亭(ときてい)に5時ちょっきりに予約して行くと、やっぱりビール!

 うまい!

 もちろん首折れサバも。

 そしてつい旬の秋刀魚

魚だらけです。(笑) このほかつけあげとかも頼みましたが夜光虫じぃの食欲は止まらず

 とびうおのひらき

これは大きいから食べきるの大変なのに~。私はもう無理~!

お腹いっぱいほろ酔いの中、つい目線はテレビの「Qさま」に釘付けに。2人ともテレビから目が
離せなくなって結局最後まで見ちゃったんだけど、アルバイトの女の子が私たちのクイズに一喜
一憂する姿がおもしろかったらしく、かなり受けていた。

お店を出たらそのまま帰らずブラブラとヤクデンまでお散歩することに。
もう9時過ぎてるのに、屋久島観光センターもヤクデンも開いていたので、ヤクデンでは三岳の
ペットボトルやワンカップを、観光センターではたんかん餅を買ったり。夜光虫じぃはあれだけ
食べたのにひらみ屋のパンを夜食にと買い、着替えも兼ねて屋久島のかわいいイラストがプリ
ントされたTシャツを購入。

本当に夜食に食べるのか?と半信半疑だったけど、本当に食べていた。すごいぞ夜光虫じぃ。

明日は残ったアルファ米と鹿児島で買った黒豚味噌にみみ商会で買った梅干しでヘルシーお
かゆで朝ごはんだ。

 
 


屋久島 宮之浦岳縦走 その9

2010年10月21日 07時32分27秒 | ハイキング・登山

3日目、朝4時。 もうちょっとゆっくり起きてもよかったんだけど、2階のオレンジ高校生達がもの
すごい勢いで片付け始めたので起きることに。

それにしてもあまりにも気遣いのない片付け方だったので内心「山岳部では速く撤収する方法は
習っても、静かに撤収するマナーとかは習わないんだろうか?」と思っていたら、案の定一部の
遅出登山者から「まだ寝てる人もいるので少し静かにしてもらえませんか!」と怒りの一言。

でも、引率の先生もそんなことを言われても何も指示することもなく、謎だったな。
一登山者ならそれでもいいかもしれないけど、オレンジ帽には学校名も大きく書かれているし、
なおのこと気をつけないといけないと思うんだけどね。

で、真っ暗なデッキ横のベンチが空いていたので、昨日と同様に雑炊を作って食べたら予定通り
6時に小屋を出発。



ちょうど朝日が出たところ。オレンジ帽軍団や多くの人が30分ほど早く出発したので道は空いて
いて静かな森を楽しむことが出来た。

 オレンジ色

 ちょっとJOY風に。(笑)

  

 で、少しずつ縄文杉エリアに入ってきた感じで巨木が増えてくる。

 たいして勾配のない道を進み、高塚小屋に7時ごろ到着。夜光虫じぃはトイレに行ってみたら
かなり容量いっぱいだったとのこと。たぶん縄文杉に来た人たちがここまでトイレに来るんだろう。

 

小屋はかなり小さかったが、手前の広場は庭園みたいでいい感じ。



少し離れたところにあるデッキにテントも張れるようになっている。

ここから10分ほどで縄文杉に到着。何人か人はいたけどたぶん新高塚小屋から来た人か、
高塚小屋に泊まった人達だけで大した人数ではなく、ゆったり楽しむことが出来た。

 こんにんわ、縄文杉さん。

夜光虫じぃも私も縄文杉は前に見に来たことがあるので、何枚か写真を撮ったら先を急ぐことに。

ここから先の道もいいんだよねえ。

 緑いっぱい

もっと時間が遅ければ森の中に太陽の光が入ってますますきれいなはずなんだけど、朝早す
ぎるとそのへんがちょっと残念かな。でも人でいっぱいよりいいか。

 木の根道

 ひめしゃら

道はほとんど木道なので、どんどん進んでいく。それにしても毎年のように木道は整備されて
いるのだろうか。

 

去年の3月にはなかったすんごい数のテラス。なんのために?!と思ったら、登山者が持てなく
なった荷物をデポするための場所らしいのだ。こんな場所がいくつも出てきた。1年前は無かったぞ。

 

どんどん下っていき8時半にウィルソン株に到着。

 

ここは思ったより人がいた。ウィルソン株の中や前で写真撮るのにちょっと待つ程度。

 お約束のハート。

ここで行動食を食べて休憩していたら、日帰り登山者らしい人たちが少しずつ上がってきている
ではないか!

やばい。大株歩道入口まであと30分はかかるのに、思っていたより日帰り登山者のスタート
時間が早かったみたいだ。オンシーズンだとオフシーズンより明るくなるのが早いのと、今年
から車両規制で始まった登山バスの第一便の到着時間が5時20分なので、スタートが早かった
みたい。

とにかく急がなければ!と荷物を担いだら猛スピードで下っていく。しかしちょっと遅かった。

こないだぽっきり折れた翁杉のあたりではこのとおり。

 ぎゃー!
おいおい、とんでもない数だよ・・・。 は、早く下らないと!

でも、そこからは道が狭く、そして基本的に登り優先なのでなかなか先に進めない。でも登って
くる人の数も半端ないので、たまに気の利くガイドさんの団体ならガイドさんが指示して下りさ
せてくれるのだが、ひどいと何十人も待つハメになり、さすがに腹が立ってきた。
なんのためにガイドがいるんだよ! 

それでもなんとか大株歩道の入口に9時5分に到着。そこで見た景色は・・・

 どひゃー!

なんじゃ!この人の数?! みんなトイレに並んでいるのですよ・・・。ほとんどガイドツアーだ
けど、誰も携帯トイレを使う様子はない。そしてこの行列、なんと橋の向こうにまで続いている。

 

女性はトイレに入るのに30分は待つだろう。 男性でも列を作っていたくらいだもの。
夜光虫じぃもここでトイレを使う予定だったけど、バイオトイレはやめて持ってきていたモンベル
の携帯トイレを使うことにした。もちろん誰も使っていなかったので終わってすぐに帰ってきた。
「携帯トイレ持ってきておいて良かった。」

なんでこれだけいるガイドさん達は携帯トイレを推奨しないのか? それでもエコツーリズムの
ガイドなの?バイオトイレがこんな過剰使用で正常に機能すると思わないでしょう。

                           

富士山下山後並のトイレを後にする。
大株歩道入口からはトロッコ道になるので、幸い混んでいても先に進むことが出来るし、一番
混んでる時間は過ぎたらしく15分も進めばほとんど行き交うグループは無くなってまた静かに
歩くことができた。



富士山は人が多くても別にいいけど、屋久島の森は静かにゆっくり、誰にも邪魔されることなく
歩きたいから、今度また来るならやっぱり私は3月初めにしようっと。

ちなみに車両規制の通知文書には登山者の大幅な増加について触れられていた。

2000年は3万人弱だった登山者は2006年までに7万近くになり、2007年には一気に9万
人を越えていて、今年は「山ガール」ブームで10万人は越えたんではないだろうか。

この登山者のほとんどが縄文杉ルートと白谷雲水峡ルートに流れ込むんだから、環境への負
担は相当なものと思われる。だから、何度も同じことを言っちゃうけど、自分でできるほんの少
しの配慮をしようって気持ちが大事だと思う。

じゃないと、車両だけでなく、近い将来入山規制が始まってもしょうがないと思うな。


屋久島 宮之浦岳縦走 その8

2010年10月20日 06時50分13秒 | ハイキング・登山

三叉路を後にして、永田岳をピストンすることに。

永田岳への道はなぜかいったん下り、そしてまたちょっと登りまた下る。
20分ほど行くと小さな沢に降り、その先に永田岳への急登が。

 は~。

大した長さではないのだが、疲れきった体と永田岳をピストンしてもまだ2時間半も歩かないと
いけないと思ったら気分が凹む。 少し上の登山道にK夫婦が見えた。「おーい!」と旦那。
「登るのやめようかなあ!」って叫んだら笑っている。

まあ、ここまで来て止めてもしょうがないか。と諦めてえっさほいさと登っていくこと25分ほどで
山頂に到着。

 

山頂の岩にはK夫婦が。二人ともこういう岩があると登らないではいられない模様。
私は隣の岩から。永田岳の標識はこっち側にあった。

周りは急にガスってきて宮之浦岳も霞むほどに。天気が悪くなりそうだなあ。
そして休憩時間はカウントに入れてないので、5分ほどで山頂を後にする。ここでとうとうK夫婦
ともお別れだ。お元気で~!

たったかと永田岳を下っていると、またオレンジの高校生達が上がってきた。本当に元気だ。
で、沢のところまで戻ったらこの浅い沢で水を補給する。焼野三叉路では水場を見つけられな
かったから。

 

で、急いで分岐まで戻り、荷物を持って一路新高塚小屋へ。12:43発。ここから2時間半だと
すると3時過ぎちゃう! 天気も悪いし急げ~。

 平石

平石を過ぎてしばらくしたらとうとうポツポツと降り出した。でもまだいけるか、と進んでいたら
だんだん大粒に、そしてスコールッ!!

雨具を着るタイミングを逃がし、ずぶ濡れに・・・。 スコールは15分ほどで小ぶりになったもの
の、これでは外からではなく上半身から流れおちた雨が靴の内部を濡らしそうだったので途中
でスパッツを足とズボンの内側に今さらながら装着。(あとでチェックしたらやっぱり浸透してい
た。)

もちろん休憩するタイミングも逃がしてしまったし、景色も見えないのでモクモクと小屋に向かって
歩いていたのだが、なんと、新高塚小屋に着いたのは14:39! どゆこと?いくらなんでも早
すぎ。

 新高塚小屋

でも、昨日一緒だった単独行のおじさんも、K旦那も3時にはぜったい着けると言っていたのだけど。

たぶん地図のコースタイムはここ数年の登山道の木道整備による時間短縮分が見直されてない
のだろう。でもおかげで余裕で小屋に陣取ることができた。

新高塚小屋はさすがに大きく、石塚小屋の3倍くらいはあった。登山靴入れもあるし、水場も近
い。便利だ。トイレは1つしかないけど、携帯トイレブースが2つあった。

 小屋の中。

さて、ずぶ濡れなのでとりあえず着替えなくてはならない。まだ人が入ってない2階の一画で
ツェルトを被って着替える。ツェルト便利だわ。

着替えが終わったらシュラフにマットを敷いたり、水を確保したり。

小屋の外には広いデッキがあり、テントを複数張ることができるようになっている。やっぱり連
休なので後半に来た人たちはテントを張っていた。そのうちデッキもいっぱいになり、デッキ横
の空き地にまで貼るほどに。 夏場なんてどんだけ混んでるんだろう?



まだ時間は早かったが、特にすることもないので夕飯を小屋の入り口のベンチで作ることに。
デッキ横にも1つベンチと机があるのだが、そこはオレンジ集団がカレーかなんか作ってた。

夕飯の写真は撮り損ねたけど、インスタントのカレーうどんに乾燥野菜とまたまたワンタンをお
肉代わりに入れて食べた。無性にカレー味のものが食べたくなるかもと思っての献立でした。
S奥さんは山に行くと無性にソース味のものが食べたくなるので、乾麺の袋やきそばを持って
行くそうな。

カレーうどんはおいしかったけど、乾麺だとボリュームがいまいち足りないかも。いっそカレー味
のぞうすいかなんかにしたほうがいいかもしれないな。

                           

明日はとうとうトレッキング最終日。

新高塚小屋から縄文杉まで1時間10分、大株歩道入口までさらに1時間20分。大株歩道入口
までは日帰り縄文杉ツアーに鉢合わせないようにしないと大変なことになるから、荒川登山口を
6時半に出てくるとしたら9時までに着けばいいか。
とすると、明日は小屋を6時に出れば大丈夫かなあ?


屋久島 宮之浦岳縦走 その7

2010年10月19日 21時45分41秒 | ハイキング・登山


 花之江河には6時30分に到着。たまたま誰もいなかったので静かな湿原を満喫。
 日本庭園のようなとよく書いてますが、そうかな?確かに灯籠はあるけど。

 いきなり観光地に来たような気分。(笑)

 というのも、「国立公園花之江河」みたいな看板がドーンと立ってたり、立派な木道があったり
するんだもん。

 

 淀川登山口からはこんな感じなのだろうか? 石塚小屋からの道とは全然違うぞ。
 それとも花之江河の周りだけなのかしら?

 とか思いながら進んでいく。でも木道は続く、続く。

 登り降りしながら進んでいくと20分ほどで黒味岳への分岐に到着。
 ここに荷物をデポして貴重品と飲み物だけ持って頂上までピストンすることに。

 この黒味岳への道がまたけっこうすごいんだ。

  スタートからこんな感じ。

 なぜかストックを持ってきた私。ここでもいらないっつーの。(涙)

  おいおい~!

 2箇所ほどロープがないと登れないようなところあり。これは上から見たところ。

 東黒味岳の山頂を右手に見ながらさらに進み、黒味岳山頂へ。山頂は大岩の上になるので
ロープを使ってよじ登る。

 黒味岳山頂に7時20分着。山頂は二人じめだ。(笑)

 

 山頂の岩に2人の影で屋久島のYKを表現してみました。(笑)
 はからずも夜光虫さんのYKにもなってますが。
 写真をぱちぱち取っていたら、K夫妻が登ってきた。

 

 黒味岳ってば海もガツーンと見えるんだな。そしてこれから向かう宮之浦岳に永田岳もばっちり
見えるんだよ。すごい。

 さあ、ゆっくりしている暇はなし。逆算すると宮之浦岳に10時30分までに着けなければ永田
岳はあきらめなければならないのだ。

 そんでまた急いで下って行く途中である高校の山岳部に遭遇。オレンジ色の帽子が目立つ。
挨拶もしっかり。若い、元気だなあ。
 分岐に戻ったら次は宮之浦岳へ。

  途中の投石平くらいまで来ると、いかにも屋久島!宮之浦岳縦走!って感じの景色が広がる。

 

            こういう景色が見たかったんだよ~!

 いつの間にかK夫婦に抜かれてた。2人とも早いわあ。元気。まあ荷物も軽そうではあるが。

 急登に喘ぎ喘ぎここも登っていく。

 木道はあるんだけど、けっこう段差もきついところも多くて疲れる。

 短い休憩を何度か挟みつつ、宮之浦岳に近づいていく。でも、遠いよ~!

 

 途中笑っているような人面岩が。こんな感じのメーカーのマークってなかったっけ?

  

                   バックは翁岳かな?

 不思議なことに周りは笹だらけだ。だからあんなに岩がボコボコ見えるんだなあ。来る前に写真を
見ても全然笹だって気が付かなかった。ちなみに猿も鹿も普通に出てきます。

 で、木道でツルっと滑ってしまった際に携帯を発見。こんな山奥に落としたんじゃ取りに帰れ
ないだろうと思い、持って帰って宮之浦ででも届けることにした。

 

 やっとこさ宮之浦岳山頂に到着。10時15分なり。(バックは永田岳。)

 なんとか永田岳挑戦権は得たが、もうヘトヘトだよ。
 次の機会に回さない?(笑) と思ったのだが、K旦那は「永田岳が呼んでるよ~。」と言い、
夜光虫じぃは「え~、行かないの?!行こうよ~。」と言う。私焼野三叉路で待ってようかしら。
 (マジでそう思ったが)結局行くことに。

 ここでK夫婦に携帯を落とさなかったか聞いてみたら、男の子グループの一人が落としたらしく
さっき気が付いて探しに行った、すれ違わなかった?とのこと。

 ああ、挨拶もせずに急いで降りてった男の子達がいたなあ、そういえば。

 私はあまりお腹も空いてないし時間もないので、K旦那が伝えてくれると言うので先に山頂を
後にした。

 焼野三叉路までがつんと下り、荷物をデポしていたらK夫婦が追いついて先に永田岳へ。
(なぜならK夫婦は鹿之沢小屋に泊まり、次の日は花山歩道を降りる予定なので。)

 そしてそのあと例の男の子達が来たので携帯を渡したら、ありがとうございましたとお礼に5000円
も渡そうとするのでびっくり。「無くしたら機種変更でもっとかかるところだったので。」とのことだったが、
なおのこと見つかったんだし、誰でもそうするだろうからとお断りした。

 山奥でええことしたわ。(笑)

屋久島 宮之浦岳縦走 その6

2010年10月18日 21時40分56秒 | ハイキング・登山
 朝4時。携帯のタイマーが鳴り起床。
 上の階の学生達もいっせいにがさごそ始めたので、私たちも暗い中片付け始めたら他のメンバー
もしょうがなく起きていた。(すんません。)

 外はまだ真っ暗なんだけど、暗い中バーナーで朝ごはんの準備。
 昨日作っておいたアルファ米を沸かしたお湯に半分ちょっとぶっこんで、雑炊の素を入れて出来
上がり。

  

 残ったご飯にはシソふりかけを入れて行動食に。

 満天の星の下で雑炊をかきこんだら、少し明るくなり始めた5時半にヘッドランプを付けて小屋を
出発。幸い天気はよさそうだ。

 ヘッドランプで照らして歩くものの、途中にはいくつかはしごもあったりしてけっこう大変。
 6時過ぎにはだいぶ明るくなってきて、少し開けたところで向かい側にトウフ岩が見えた。

 

 そして他の人のブログでも書いてあった丸太の橋が登場。

  ひえ~!

 これ、2~3mの高さがあって、やっぱこわいっす。
 落ちたら死にはしないかもだけど確実に怪我するよ・・・。
 また、橋のたもとに下りるのもロープにつかまってだから、やばいやばい。

 どきどきしながら渡ってみると、丸太はすべりにくい感じで無事に渡ることが出来た。

  お次は夜光虫じぃの番。

 これも問題なく渡れてよかった~。 
 それにしてもよくこんなところをし尿を運んだりできるもんだ。本当にご苦労様です。

  

 で、花之江河が近くなってきた。

 

 花之江河手前のところに携帯トイレブースを発見。

 この携帯トイレ、ここでは使用しなかったけど、新高塚小屋で使ってみた。

 小屋のトイレは和式でなおかつし尿処理班が行くまでの対策として大量のサンポールみたい
なものが投入されていて私は目が痛くなるほどだった。(石塚小屋はそうでもないけど。)
 でも携帯トイレブースは洋式型のイスが着替え用のテントに設置されていて、そこに例の大
きな高分子給水シートが貼り付けられたゴミ袋型の袋をかぶせるようにして使うので、きれい
だし座ってゆっくり用が足せ、なおかつ臭くもない。

 そして空いている。(悲しいかな、誰も使っていないのだ。)

 使った袋はトイレ袋から取った紐で結んで、高粘着チャック付きバックに入れてリュックの横
に提げられる。使用した携帯トイレは主要な登山口に回収ボックスがあるのでそこで捨てるこ
とができるのだ。

 トイレは小屋にあるから使ったっていいだろうし、協力金500円を払うことで登山者は義務を
果たしていることになるかもしれないけど、できることなら携帯トイレを使って少しでも自分のも
のは自分で持って帰ることが、屋久島の自然を楽しませてもらっている自分が出来ることなの
かなあと思った。
 日帰り登山のみなさん、そしてツアーガイドさん、携帯トイレ推奨しませんか?

 「電気も水も届かない深い森。 あなたの力が必要です。」(ポスターより。)

 屋久島携帯トイレについては→こちら
 (ただし7月中旬から9月下旬まで。)