風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その39

2010年07月26日 06時54分16秒 | ネパール2010,2008
 で、チェリンじぃの家はけっこう高台にあった。そこはいわゆる新興住宅地っぽい郊
外で、まわりじゅうかなり豪華な3階建ての一戸建てなんかが並んでいて(と言っても
それぞれ色や形が違うのが日本とは違う。)タルチョーやルンタが飾ってあるところを
見るとみんなシェルパ族なんだろうか?

 なんせもっと高いところにはゴンパも見えるんだから、やっぱりシェルパ族の居住地
みたい。まさかチェリンじぃの家もこんなんじゃないよね・・・?いやいや期待してはいけ
ない。

 とか思いながら歩く。途中でチェリンじぃがとうとう家に近くなったようで、売店で私たち
のためにビールを買ってくれるみたいだったのだが、L.P.さんと「私が」「いや私が」と
押し問答。すんませんねぇ、気を使わせちゃって。

 ついでに売店でアズムラというちょっと変わったラムネと、1回使い切りのシャンプー
のパックを10個ほど買うことに。アズムラは1つ1ルピー、シャンプーも1つ1ルピー。

 アズムラ

 アズムラはいろんなフレーバーがあるようで、トレッキングの途中にアムリットがく
れたのだが、ライム味、レモン味など。オリジナルはオレンジ色だったのでオレンジ
味かと思ったら強烈な辛味というかスパイシーさで水無しではとても食べられなかった。

 このアズムラ、ただのラムネではない。なんとダイジェスティブタブレットとある。
 つまりお通じが良くなるのだ。ほんまかいな?
 味はなんかおいし~い!って言うより、癖になる味?たぶん黒の岩塩が含まれて
いて塩分が感じられ、硫黄の香りがする。それでお通じが良くなるのかな?
 トレッキングにはいいかも。

 シャンプーは日本の試供品のよりずっと少量パックで、1ルピーと2ルピーのがあ
るんだけど、1ルピー分ので髪が長くないなら十分足りるから、無駄にしなくていいの
だ。同じようにリンスのパックもあればいいのだが、なぜかあるのはシャンプーだけ。

 ちょっと話が脱線しちゃったけど、そうこうして、ボーダーナートから歩くこと1時間で
チェリンじぃのお宅に到着。

  1戸建てだ。

 周りの土地もチェリンじぃのみたいで、2階以降はあとで建て増しするそうな。どうり
でネパールの家は鉄筋が天井から突き出た出たままの家がやたらと多いなと思った
んだ。

 家の玄関ドアが超豪華。

  ステキ~!

 チェリンじぃすごいなあ。 お邪魔しまーすと遠慮なく家にあげてもらうと、中を見て
またびっくり。

  ここはアメリカ?

 ってくらい近代的なリビングにステキなキッチン、そして信じられないくらい美人な
奥様!

 ・・・マジで?チェリンじぃは奥さんに一目ぼれで、3日後には親戚の家に結婚して
いいかどうか承諾をもらいに行ったと言うのだが、となると奥さんはその前に結婚を
承諾したわけで。ナゾだ。いや、チェリンじぃはいい人だけどね。でも、その~一目ぼ
れされるタイプには見えないからさ。ハハハ。

 いや~、でも来てよかった。チェリンじぃのスンダリな奥さんも見られたし。

 でも、ここでお茶(というかビール?)したあと、ホテルまで歩いて帰ったら5時半。
そして夜光虫じぃの万歩計は3万歩を越えてましたとさ!おいおい!

 次の日は私たちもツーリストバスに乗って空港へ行き、2人ともお別れ。今回は泣
かなかったぞ。遅くとも3年後には長期トレッキングにまた来るつもりなので、その時
はまたお世話になります。よろしく!

 楽しかった、2度目のネパール。一緒に旅した夜光虫じぃ、Iさん、K、ありがとう!

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その38

2010年07月25日 18時15分06秒 | ネパール2010,2008

パシュパティナートから30分ほど歩いたらボーダナートに到着。



こちらはゼネストで無料だった。でも、さすがに平地にあるのでお店はどこも開いて
ない。悲し~。

さすがに暑いからかすでに10時過ぎてて遅いからかマニ車を回す人もまばらで、
いるのはやっぱり犬ばかり。

 ここでもよく寝てる。

で、3回周るのはあまりにも大変なので、2回周ったところでお昼を食べることに。(笑)
と言ってもダルバール広場と比べても本当にお店が開いてないのでL.P.さんもお
店探しに相当苦労した模様。

結局シャッターをほとんど下ろした状態の中華料理屋さんを探してきてくれた。
中に入るとこのとおり。

 よく見つけたなあ。

適当に何皿か頼んでみんなでシェアすることに。ここで夜光虫じぃのダルバート連続
記録が途切れることに。残念!

で、飲み物はジャスミンティを頼んだんだけど、日本で飲むのとは全然違う代物が出
てきてびっくり。

 何じゃこりゃ? 

 なんか、いろんな漢方に使われるような実がごろごろ入ってて、味はあんまりしない
ような?どこがジャスミンなんだ?

 そして料理も登場。

  おいしそう。

 おいしいのもあれば、そうでないものも。特にスープはいただけなかった。なんか
なんちゅーか、硫黄臭い白身たまごスープ?

 それでもお昼食べられただけいいか。

 それからまた戻って、残り1回周ったら1時半。 これからどうする~?
 「そうだ、チェリンじぃの家にお茶しに行こう!」と言ったら、「いいですよ。
とチェリンじぃ。おお!マジで。行こう行こう!

 ということで、チェリンじぃのお宅にお邪魔することに。
 が、いったいチェリンじぃの家までどのくらいかかるんだろう?

 分からないけど、ま、いいか。という事で、チェリンじぃについて、歩いていく。

 すると途中でおもしろいものを発見!あれってキャンバスかなんか?

  なんでしょう?

 正解はこれ! 

 ネパール和紙です。ネパールのカレンダーとかに使われてるやつ。こんなところで
見られるとは。

 ちょうどスコールも降ってきたので雨宿りがてら見学させてもらうことに。
 紙の原料を炊いて溶かした液を日本と同じような紙すきの道具を使って手際よく
漉いていきます。

  漉いたら重ねて。

 この束を今度は手動の機械で圧力をかけて水気を切ったものを一枚ずつさっきの
キャンバスのような板に張って乾かすんですね。本当に手作業だよ~。
 ちなみに全然関係ないけど、私的な男前発見。ステキなお体してました(笑)

 見学している間に雨も止んで・・・。 お邪魔しました。ありがとう!
 いいもん見たなあ。


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その37

2010年07月23日 23時52分45秒 | ネパール2010,2008

空港からパシュパティナートまではけっこう近いので歩いて40分程度で到着。

入場料はしっかり取られた。それも1人500ルピー!デレィマハンゴ!

 

パシュパティナートはヒンドゥー教寺院なのだが、目の前を流れる川がガンジス川に
続いているので、沐浴したりそしてもちろん遺体を焼いたりしているところが見られる
のである。

私はあまり興味がなかったので前回は見に行かなかったんだけど、川岸で煙が上がっ
てます・・・。
対岸が遺体を焼く場所になっているようで、場所によってお金持ちの人
用とか分かれている模様。そして寺院内にはヒンドゥー教徒しか入れないので、私た
ちは対岸の少し登ったところから見下ろすだけとなる。

 

私たちが行った時には布にくるまれた人間らしき人が川の水に足のほうだけ浸かっ
て水をかけてもらっているのが見えた。生きているのか死んでいるのか?というのも、
チェリンじぃ曰く、ヒンドゥー教徒は死が近くなると病院ではなくここにつれて来られる
のだそうだ。え~っ!病院行こうよ!!助かるかもしれないじゃん、と思うのだが・・・。

もっと悲惨なのは、ここまで来て、もし奇跡的に死なずに助かってしまった場合、なん
とその後家には入れてもらえず、家の外の東屋等で暮らさないといけないのだそう。
そりゃないわ~っ!
 

 

とかそんな話をしていたら、対岸にはきれいなお花の飾り付けがされた祭壇のような
ものが見えた。どうやら棺のようなものみたい。でも人が入ってる感じではないので
写真を撮ったのだが、どうも入っていた模様・・・。これから実際に焼くのが始まりそう
だったが、やはり興味がない(というかそういうのを興味津々で見るのが個人的にイヤ)
だったのでボーダナートに向かうことにした。

それにしてもパシュパティナートの物売りのディディはしつこい!
いつまでーも「アナタ、イクラナラカウ?」とネックレスを持って付いてくるのだ。

本当にもうネックレスには興味がないので「いらないよ。買わない」と言うのだが、言っ
ても付いてくるので「100ルピーなら買う。」と低い値段を言ったら「
O.K.」!?

これまで買ったネックレスもそんなもんだったのか。・・・ガクッ。

                       

で、パシュパティナートの敷地からボーダナートへ行く途中の公園をショートカットして
行こうとしたら、なんと門が閉まっているではないか。でも幸いなことに横の金網がい
い感じに破かれていて通ることが出来ました。(笑)

 

さらにそこを抜けて出口のゲートもまた閉まっていたので、今度は横の金網を乗り越
えて・・・。

 

          トレッキングより山あり谷ありです。(笑)


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その36

2010年07月21日 23時01分05秒 | ネパール2010,2008

 朝8時。やっぱり今日も朝から2時間かけてチェリンじぃ登場。(笑)
 もちろんL.P.さんも。チェリンじぃが大通りまでスーツケースを担いでいく。
 そう、ホテルの前からメインの通りまでは舗装があまり良くないのでコロコロ出来ない
のだ。

 

 そういえば、私のスーツケース、コロコロ部分がかなり割れてしまって、運んでもら
わないといけないもののかなり重いんだけど大丈夫かなあ?それも明日は3人だし。

 と思いながらタメルを出て王宮前へ歩いていく。

  Gメン?(笑)

 まったく車も走ってないので空気はきれいだが、いったいいつまでこの状態なんだ?

 王宮前にはたくさんのツーリストがバスを待っていた。
 私もバスを待っていると、一人の男性が日本語で話しかけてきた。

 話を聞くと、彼は昨日深夜にカトマンズに到着したのだが、その際空港にいた日本
語の話せる客引きに着いて行き、ポカラへの交通費や現地ガイド料等を一括払いし
たら、今日ここに行くように言われた。しかし飛行機は9時発で今は8時35分。間に
合うでしょうか?バスは来るんでしょうか?
 えーと、まず今の状況分かってます?
 マオイストがゼネストやっててネパール全土で車使えない状態ですよ。
 ポカラに行けたとしても空港からホテルまでは徒歩になっちゃうし、トレッキングだっ
て車がなかったらどこにも行けないと思うけど・・・。大体ツアー会社の連絡先は?

 と聞くと、名刺を出してきた。しょうがないのでL.P.さんに事情を話すと携帯から
電話してくれた。L.P.さんはそういうちゃんと世話をしないツアー会社が許せないら
しくしばらく電話で説教していたが、おかげで担当者が今から来るという。

 彼はすごく安堵していたけど、私は内心「はぁ?旅慣れたバックパッカー風に見え
るけど、実際はそうじゃないの?」 と、このバックパッカーの他力本願さには呆れて
しまった。

 そうこうしているうちにバスは無事やってきた。

 

 なぜか私達も一緒に空港行きのバスに乗ることに。ぎゅうぎゅうと詰め込まれて
1人150ルピー払わされた。ぼったくりだ。ま、これはL.P.さんが払ってくれるけど。

 このバスが出発する時にマオイストたちの行進に遭遇。

  すごっ!

 さて、例のバックパッカー風の彼のところには出発直前に担当者が来たが、結局
空港までは付いていかなかったから、国際線のほうに到着してから走って国内線の
ターミナルに一人走っていった。大丈夫かねえ?

 Kは航空便の出発はまだまだ先だけど、無事空港に到着できてホッとしたもよう。
 カタをかけて貰い笑顔で空港内へ。さようなら~!また日本でね。
 で、私達はまずは世界遺産のヒンドゥー教寺院、パシュパティナートへ。

   


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その35

2010年07月16日 07時14分15秒 | ネパール2010,2008
 ぶらぶらとダルバール広場からホテルに戻り、何枚か記念撮影したら着替えてタメル
の土産物屋通りへGo!

 すると本当に6時前後からお店がポツポツと開き始めた!最終的に半分くらいは開い
たかな。

 とりあえず夜光虫さんが買いたいというチベット織りの小物入れのお店を探したが見
つからず、パシュミナのお店で職場の女の子用に薄手のスカーフを2枚購入。

 それからトレッキング地図が刺繍されているTシャツやきれいな刺繍のされたカバン
等を急いで買っていく。

 そうこうしているうちに7時半に。最後にタメルのコンビニを覗くとレジは長蛇の列!
 なので向かいのミニスーパーでパパドやお菓子、ミネラルウォーターを購入し、つい
でに隣の両替屋でお金を両替しようと思ったら、まだ8時まで10分はあるというの
に、お店のシャッターを半分下げて、マオイストが来ないかどうかチェックする店員達
の姿が。わ~、両替だけはさせて!

 そうこうしているうちに、マオイストが鉄の棒を持って叫びながら現れたので、店員
は急いでシャッターを下ろした。

 その帰り道でもバイクに乗っていた男の人がマオイストにつかまっていて、このとき
が一番怖かったなあ。結局8時までって言っても7時30分までって感じ。

 真っ暗な道をホテルまで帰り、やっとシャワーを浴びてからホテルのレストランへ。

 Kは私達より1日早く帰るので、今夜が最後の夜だ。
 Kのおかげで楽しいトレッキングになりました。ありがとう。乾杯!(笑)
 今回はよく飲んだなあ。

 それにしても明日もゼネストは継続するようなので、いったいどうやって空港まで行
くのかと思っていたら、ツーリスト限定の空港行きバスが王宮前から出るらしい。
 乗れないと困るので13時の飛行機だが8時にホテルで待ち合わせとなった。
 私達もKをお見送りする予定。
 そして明日私達3人はこれまた歩いて市内観光だ。ルートは未定だよ~。 

  

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その34

2010年07月14日 19時13分54秒 | ネパール2010,2008

 スワヤンブナートの観光の後は、カトマンズ中心部にあるダルバール広場へ。
 ここも世界遺産の一つで、前回は30分ほどしか見ることが出来なかった場所。

 デモのおかげで広場への入場料は無料だった。ラッキー。

 が、時間はそろそろお昼時。でもどこも開いてない。
 そこでL.P.さんがほうぼう探してくれ、広場に面したホテルの屋上にあるレストランに
入れることになった。

 ホテル内のレストランで入り口を閉めているところまではさすがにマオイストも攻めて
こないみたい。

 ここがとても良いロケーションで、ごらんのとおり広場を見渡せるステキなテラス♪

 

 かなり日差しがきついので、チェリンじぃが下から日よけの大きな傘を持ってきて
くれた。もちろんここでも飲むものは・・・

 

 ビールです。(笑) 隣に置いてるのはレモンジュース。こちらもうまいのよ。

 食事は私はお腹が空いてなかったので軽めのホットサンドを。

   ポテト付き♪

 夜光虫じぃはここでもダルバート。

 

 広場を眺めながら優雅にランチをいただいていたのだが、なんだか人の声が・・・

 するといきなり広場のほうへマオイスト集団が叫びながら行進してきたのでびっくり。

 

 なんだか口々に叫んでいるがよく分からない。するとKが、
 「ミトバヨ、ミトバヨって言ってるわぁ。

 言うわけないじゃん、ミトバヨ(おいしかった)って!
 でもそう言われると聞こえてくるから不思議。(笑)

 ここまでマオイストが来たら怖いけど、そんなことはなさそうだ。よかった。



                 それにしてもすごいなあ。

 あ、そうそう、そういえばチェリンじぃからとっても良いことを聞いた。
 特別に夕方の6時から8時までなら商店も営業してよいとマオイストが許可したらし
く、その間は買い物ができそうなのだ。これで何とかお土産や自分が欲しいものが
買えそう。

 お昼の後にダルバール広場をゆっくり観光する。

 残念ながら生き神クマリもデモでお休み。(笑)

 嘘を着くとすぐ死んでしまうというカーラ・バイラブを見たあと、チェリンじぃがKに
にやにやしながら案内したとある寺院で、上を見ろと言う。

 よーく見ると、柱に彫刻されている男女は裸で睦み合っている。

  にやにや
            もう、この二人は~!

 でもチェリンじぃがわざわざここを案内したのには理由がある。

 ダルバール広場に向かう途中で、何やら鉄の棒に飾りが施されているものがニョ
キっと見えたので、「チェリンじぃ、ヨケホ?(あれは何?)」と聞いたら、「シヴァ・リン
ガです。」とのこと。のぞき込んだら確かに鉄棒の横にシヴァ・リンガが。これはシヴァ
神を象徴しているんだけど、まあつまりは男の人のあそこで・・・。
 するとKが一言。「わ~、でかい。比べてもまったくかなわんわ~。
 それを聞いたチェリンじぃ、大受け。(ほんまにも~。

 ネパールでは人前でそんなことは絶対に言わないらしいので、ことさら受けた模様。

 そこで、チェリンじぃはこのお寺をKに見せた訳。  困った人たちや・・・。

                        

 で、このあと広場にある旧王宮ハヌマン・ドガの中に入り(ここは入場料徴収してい
た)、マヘンドラ博物館を見ることに。



 すごく特徴的な屋根の建物が建っていて、中はほとんど王族の歴史に関する展示
だった。これがものすごく広くて、1時間半くらい回ってたかも。さすがに疲れた。

 あ、入り口にめっちゃかわいい子達が並んでたんだよね~。

  「くすっ。」

 この手がかわいい!目つきも。この子がたくさん並んでるんだけど、顔とか違うんだよ~。
 
 さて、ここからまたホテルまで歩いて戻り、今日の観光は終了。お疲れさまでした。

 ホテルに着いたらまた速攻6時の買い物だ!2時間しかないからがんばるぞ。

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その33

2010年07月09日 07時52分34秒 | ネパール2010,2008
 ホテルから1時間ほど歩いてスワヤンブナートの入り口に到着。

 

 思っていたより大きな寺院で門の両側にたくさんのストゥーパが建っていて、聞くと
山の周りをグルッと取り巻いているらしい。このストゥーパにはもちろんマニ車が設置
されていて、なんと山の周りをこれまた一周しているのだそう。だから信者は朝一番
からここを祈りながら周っているらしい。すごいなあ。

 門を入るとキンピカの仏さん達がいらっしゃる。

 

 そしてここからさらに階段を登っていくと、別名モンキーテンプルと言われているよ
うに、そこかしこにお猿さんの姿が。

 

  こんな子猿ちゃんもいて、近くに寄っても全然逃げない。Kがペットボトルを差し出
すと器用に底をかじって水を飲もうとする。頭いいな・・・。

 それにしてもなんでこんなにお猿さんがいるんだろう?

 さて、階段の両側には露店が広げられていてさまざまな仏教グッズやネックレスな
どが売られている。マオイストも山の上までは見に来ないからかな?(笑)

 そしてこの先の階段はさらにすごい傾斜になり、マジですか?

  走るK

 というのも、チェリンじぃ曰く、この階段を一番下から上まで息継ぎ無しで駆け上が
り、その先にある三鈷に手を付くことが出来たら親孝行できるという言い伝えがある
のだそうで・・・。
 でも、マジで無理ですから!!半端ない傾斜に距離だし・・・。
 まあ、そのくらい親の子供へやってくれたことはすごいってことらしいです。

 この階段の途中で入場料を支払ってから中に入ります。

上から見ると・・・ 

 ・・・すごいでしょ? 降りるときもちょっと怖いくらいだし。

 中には現在修復中のストゥーパが。小さいけれど、ネパール最古のものらしい。

  ちょっと目つき悪い。

 来年がネパール観光年に当たるので今年修復しているのかなあ?イタリアに行っ
たときも次の年がキリスト生誕2000年ってことであちこち修復中だったなあ。

 そうしてストゥーパの周りをマニ車を回しながら3周することに。

 

 これがけっこう大変なんだよね~。軽く周るものもあれば重いのもあるし。

 また、猿も多いが、犬もめちゃくちゃ多くて、そこら中でぐーぐー寝ていた。
 うらやましいくらい。ここでは犬猿の仲ではないようだ。

 

 お祈り中の男性の周りも写真に写っているだけで7匹は寝てます。(笑)

  ・・・スーピー

 ネコも。

            いいね~、平和で。よー寝るね。

 で、この周りの売店は完全に営業していた。だからいろいろ冷やかして、結局私は
薄い石板に仏教のいろいろなシンボルマークが彫られた小さな円盤を1枚購入。
 ほかにもシンギングボールなども見たけど、買わなかったなあ。

 でも、あの石板、そういえばどこにやっちゃったんだろ?(笑)

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その32

2010年07月08日 06時38分31秒 | ネパール2010,2008
 次の日、クルタスルワールを着て朝食を食べにホテルのレストランへ。
 ホテルのレストランはデモ中でも開いているので大丈夫。

 

 で、私のクルタは上着がショート丈なので下はバンジャビのゆったりパンツスタイル、
夜光虫じぃとIさんは上着がロング丈なので下はチュリダールと呼ばれる足にぴっ
たりとフィットして足首あたりがクシュクシュっとなるタイプを購入。
 特にIさんのはちょっと変わってて、上着が胸元で切り替わっていてフワッとワンピ
スタイルでなおかつ長袖なのだ。

 夜光虫じぃのは仕立て直し後、かなりピッチピチにされてて一人で着れないかもと
言うくらい。着れても脱げるか?ってくらいピチピチ。周りの女性を見ても、本当にす
ごくピッチピチに仕立ててあるので、いったいどうやって脱ぎ着しているのか謎だわ。
ほんの何人かは後ろにチャックが付いてるのを着てる人も見たけど、基本はないの
で、ズボッと着るしかない。脱ぐ時もね。

 私は一度試着してからむしろゆったりに仕立て直ししてもらったので着やすかった
けど、そのぶん上着のシルエットはいまいちになってしまった。もうちょっと詰めても
よかったかなあ。

 でも、なぜかズボンのほうはどっちのタイプもウエストがびっくりするぐらいゆったり
で、マタニティにもいいくらい。紐で絞って着るので下は太っても着られるよ。(笑)
 上は太ったら即行×。

 で、このクルタスルワールにはショールも付いていて、前から後ろに垂らすのが普
通みたい。これがまたドレッシーな気分になって楽しい。髪はまとめ髪にして、これま
でに買ったネックレスを着けて、これまたこっちで買ったかばんを提げて完璧♪

 Kもクルタ、なわけは無いが(笑)、ちゃんとこっちで買ったシャツとパンツにジュート
バッグを提げ、いい感じ。

 レストランのスタッフにもおお?っと言う感じで見られ、気分いいです。(笑)

 で、朝食を食べ終わる頃にチェリンじぃとL.P.さんがロビーに到着。
 なんとチェリンじぃ、ここまで歩いて2時間ですと!  ご、ごめんね~。
 全然平気そうだけど、申し訳ないわ・・・。
 そうしてみんなで一路スワヤンブナートへ。

 

 やっぱりお店は全然開いてない。しょうがないね~。ま、私も夜光虫じぃも前回は
スワヤンブナートには行けてないし、ダルバール広場もほとんど見れてないからいい
んだけど。

 途中の大通りもこのとおり。

 
                   ますますガラーン。

          牛も大通りの真ん中でゆっくりお休みできますよ。

 で、スワヤンブナートはお山の上にあるので、途中からどんどん登っていきます。
 あっついわ~! 背中をたらーんと汗が伝います。

 そうしてスワヤンブナート手前の小さな寺院に入ってみると、おもしろい扉が!

    なんじゃ~!! 

            と怒ってるんだろうか?(笑)

  誰がデザインしたんだか?おもしろいことする人いるんですね~。
 もうちょっと坂を登ればスワヤンブナートだ~。

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その31

2010年07月07日 07時08分03秒 | ネパール2010,2008

 そうして飛行機でカトマンズに戻る。午後発なので帰りは雲が多く、ヒマラヤはまっ
たく見えなかったので爆睡。

 空港にはL.P.さんが迎えに来てくれていて、一緒にホテルへ。
 ここで驚きのニュースを聞かされた。

 というのも、このメイデーに合わせて、現首相の退陣を求めてマオイスト達が集結
し、明日朝からはカトマンズだけでなく全国のお店が閉店、車だけでなく自転車まで
も通行禁止となる、いつ終わるかも分からない全国規模バンダが始まるらしい。
なんせ首相解任要求だから、そうかんたんに認められるわけもなく、7,8年に一度
の大規模なバンダになりそうだとのこと。

 しかし、これは市民が全てマオイストだという意味ではなく、店を開けていたり車で
移動しているところをマオイストに見つかると、ボッコボコにされてしまうから。

 は~、ポカラから帰ってきてて良かったよ・・・。まあツーリストには危害は加えない
みたいですが。

 実はすでに今日からその兆候があって、まだ正式なデモは始まってないというのに、
怒れるマオイストにめちゃくちゃにされては困るからか、いつものカトマンズからは
考えられない光景が広がっていた。

  がらーん。

 ここ、インドラチョーク近くです。こんなに通りやすい時ってあるかしら?(笑)

 なんでも、開けていいのは薬局だけで、地元の食堂でさえ閉まっている。まったく買
物が出来ないとあって、みんなガックリ。まだ1日目にお茶とか買っておいて良かっ
たよ。車もまだ昼間は走っていたが、夕方になるにつれ、救急車と水を運ぶ車以外
は見なくなった。

 明日はバクタプルに行く予定だったけど、車が走れないので無理。
 よって徒歩でいけるカトマンズ市内のスワヤンブナートとダルバール広場に行くこと
にする。その時にはトレッキング前に注文しておいたクルタを着ることに。
 そう、クルタはメイデーより前に受け取ってもらっていたので無事。良かった~。

 そしてこの日はレストランも開いてないので急遽L.P.さんちでご飯をいただくこと
に。

 が、前回はタクシーで行ったL.P.さんちに徒歩で。

 すると、いつもなら車が行きかう通りにいきなり大行進のマオイスト達が。

 

 本当にすごい数で、なにやら奇声を発しながら鉄の棒を打ち鳴らし、赤いマオイスト
の旗をはためかせ、男女を問わず行進している。
 これらマオイストの人たちは田舎の労働者階級の人たちが多いらしく、このメイデー
のデモのために各地から集まっていて、30万人以上が終結してカトマンズの広場で
ストを決行しているのだそう。

 このように行進して、デモの力を見せ付けるだけじゃなく、約束違反をしているもの
を見つけたら即刻ぼこぼこにするためでもあるようだ。

 でも、すごいなと思っても、怖いとは思わなかった。カメラを向けても怒られないの
で写真も撮れた。日本じゃなかなかこんなすごいデモは見られないからね。

 しかし、このおかげでL.P.さんちには徒歩。
 ・・・遠い。そして道が複雑すぎて、帰り無事帰れるのか?(笑)

 そうして30分は歩いたかなあ?やっと到着。
 L.P.さん達も自分達の食料確保で大変だろうに、本当にすみません。

  

 L.P.さんはしきりに不便を謝ってくれるが、でもこのストはL.P.さんのせいじゃ
ないし、ある意味すごい時にカトマンズにいるんで、この状況を楽しむことにした。
 今回のメンバーはこういう状況でも楽しめるメンバーなので良かった。

 ここでおもしろかったのは、私達は出てきたダルバートを手で食べたのだが、L.P.
さんの家族は全員フォークとスプーンを使って食べたこと。あべこべだ。

 L.P.さんところはインテリだから、どんな国に行っても恥ずかしくないようにテーブ
ルマナー子供の頃から教え込んでるのかなあ?

 ちなみにL.P.さんは私達のトレッキングに同行するはずだったのだが、その前に
スイスに旅行に行っていて例の火山灰の影響で帰国が遅れてしまったのだ。L.P.
さんは英語はもちろん、日本語も多少話せる。子供達も英語で勉強する学校に通っ
てるし、英語、ネパール語、シェルパ語は話せるんだろう。は~、うらやましい。

  

 で、いつものトンパに今回は自家製のロキシーもいただいた。このロキシーが強い
のなんの!アンナプルナで飲んだガンドルンコーヒーのロキシーとは比べ物にならな
い。ネパールの焼酎って言うよりもここまでくるとスピリッツだな。

 こうして楽しい宴のあとは、やはり歩いて帰るわけで・・・。(笑)

  

 夜光虫じぃは首尾よくヘッドランプを持ってきていた。私はたまたま豚さんLEDが
かばんに入っていたので、シャコシャコ充電しながらチェリンじぃに付いてみんなで
歩いていった。

 意外にも帰りはそう遠く感じなかった。チェリンじぃはこれから事務所に置いている
バイクで家に帰るとのこと。明日は徒歩で私達のホテルに来てくれるらしい。マジで?
 チェリンじぃ、ごめんね。でも、やっぱり観光したいし、がんばって来てね。

 それにしてもトレッキングは終わったというのに、これからが本番かもしれない。(笑)
 あ~、でもクルタスルワール着るの楽しみ~♪


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その30

2010年07月06日 08時27分49秒 | ネパール2010,2008

 私達の飛行機は15:15発なので、ちょっとお茶したあと、ポカラで最後のショッピ
ング。

 

 女性群はスカートとかがかわいいので物色。それにやっぱり暑いから現地の服の
ほうがすずしくていいんだよね。

 

 Kはブランドサングラスとか、ノースフェースとかを買っていた。私は結局たいしたも
のは買わなかったけど、Iさんがトレッキングパンツを買ったお店の棚にあったLED
ライトに釘付け。なんと豚の形してるんだな。鼻の穴が光るの。(笑) 手動ライトなの
で、震災の時とか役に立ちそうだし、なんせおもしろい。250ルピーなり。

 お昼は通りにあったインド料理メインのお店に入る。2階に行ったら暑かったけど、
ビール飲めばいいや。(笑)

  

 ひさしぶりにチキンカレーを注文。うまい!

 

 こちらは豪華なダルバート。

 KはここでWiFiが出来るというので日本から持ってきたパソコンでメールを見ていた。
 私もやっとここでメールを見ることができたよ。幸い仕事関係のメールはなくてホッ
とする。

 それにしてもアンナプルナはエベレスト街道と違って、ネットカフェはゴレパニ以外
では見なかったし、また、ハガキを出したくてもロッジでもどこでも受け付けてないの
が残念だ。別に山でネットしなくてもいいけど、ハガキは出したかったなあ。

 で、お昼の後はタクシーに乗って空港へ。
 チェリンじぃ、なぜか1台で行きたがるので、小さなタクシーに5人ぎゅうぎゅうで乗
ることに。Kが一番でかいので前の席に1人座り、残り4人が後部座席に座ったん
だけど、もうぎゅうぎゅうだよ。

  せまっ!

 それでもなんとか空港に到着。まだチェックインには早いが、とりあえず荷物を量り
の上に乗せておく。

  

 ついでにこの量りでみんなこっそり体重を量ってみたりして。(笑)
 ただし表示がおもいっきり大きいので大体のところを手で隠しつつ・・・。

 本来荷物の量りだから、乗っていたら怒られるかなと思ったけど大丈夫。
 そしてそれを見ていたインド人も私達を真似て量っていた・・・。

 私は1キロ減。やったー!今回は太らなかったぞ。よかった。
 やはりロッジ泊だと食べすぎにならないからかな?