風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール ナマステ旅日記 その41

2009年11月28日 21時02分58秒 | ネパール2010,2008

 バクタプルを後にして、最後に向かったのはネパール最大のストゥーパ(仏塔)を持つ
ボーダナートだ。ここでも入場料100ルピーを払う。

 広場に続く道からすでにその大きなストゥーパは見えて、巨大さが分かる。



 ストゥーパはそれ自体が曼荼羅なので、周りは蓮の花を現している。その周りには
マニ車がぐるっと囲んでおり、信者がマニ車を回しながら時計回りに周っている。
 チェリンさんによると最低3回は周らないといけないらしい。3の倍数分周るのがい
いそうだ。でも、マニ車を回しながら1周するだけでもけっこう大変で、3回だけと思っ
ても疲れます。

 ストゥーパの周りはたくさんの土産物屋で囲まれていて、ついつい目が行ってしまう。

 

 実はあらゆる場所で聴いたのだがここでも大音響で聴こえてくるのは「オン・マニ・
ペメ・フム」のラマ教の御真言をひたすら唱える曲。チェリンさんに聞いただけでは覚
えられなかったこの御真言、音楽でひたすら聴かされると覚えてしまった。
 なぜかつい口ずさんでしまったりして、本気でCD買っちゃおうかと思ったくらい。(笑)

 小雨が降る中なんとか3回回ってお参りを済ませると、お約束のヤクチーズを買い
に例の乳製品販売所へ行ったら、時間が遅すぎたらしく200gパックはすでに売り切
れてしまっていた。しょうがないので500gのを2つ購入。
 日本に帰って食べてみたら、ルクラで食べたものより若かったらしく、味もクセがな
く柔らかくて、ちょっと私の好みではなかった。ちょっと高くてもルクラで買ったらよかっ
たかなあ?

 で、ホテルに戻ったら夕食までの間、私はしつこくタメルで紅茶などを買い足した。
 そうしてネパール最後の夜は、結局初日に食べに行ったヤンリンを再訪。場所に
自信がなかったけど、勘で着いた。実はけっこうこういうの得意だったりする。

 ヤンリンは満席だったけどしばらく待ってなんとか座ることが出来た。
 初日にはポーク(豚だ!やっぱり食べるのか?)のモモを食べたけど、今回はバフ
(水牛)のモモを食べてみることに。他にも2皿注文し、もちろんビールで乾杯。

 

 バフのモモはポークに比べるとすこし歯ごたえがあって、臭みを消すためかかなり
スパイシーだった。でもビールにはいいかも。

 

 で、ビールのアテにと思って適当に頼んだピーナツ炒め、これが大誤算!見た目
チリパウダーで辛そうな感じだが、I姉さんは食べた途端撃沈。蘇えるルクラの思い
出。そう、よく見ると入ってます、青唐辛子!(笑) 選り分けてみると見事に1本分入っ
てました。参った! でも夜光虫さんと私は選り分けた後のは食べましたが。

 夜光虫さんは最後にバター茶を頼んでみた。

 

 カフェラテのような見た目で一口飲んでみると、なんだか不思議。塩からい。
 バターっていうか塩茶? ふむ~。疲れてるときには塩分補給にいいのかな?

 これらの夕食、トータルで1人280ルピー(300円)なり。やすっ。

 こうして最後の夜は過ぎていったのでした。

 次の日、ホテルで朝食を済ませ(実はホテルは朝食付きだったのだ。)、荷物をま
とめて空港へ。L.P.さんとチェリンさんが見送りに来てくれました。記念にとネパール
のブッダ・アイのカレンダーと、カタと呼ばれるきれいなシルク製のスカーフをお別れ
にかけてくれました。
 ネパールでは搭乗者以外は空港内自体にも入れないらしく、なんだか慌しいお別
れでしたが、本当にお世話になりました!
 また、きっとネパールで会えますように。
 ナマステ~!


ネパール ナマステ旅日記 その40

2009年11月26日 09時40分53秒 | ネパール2010,2008

 孔雀の窓のある路地にはたくさんのおみやげ物屋さんが並んでいた。



「孔雀の窓」は「切手になった窓」とも呼ばれていて、きれいな彫刻が施されている。



ネワールの建物って、茶色のレンガと茶色の木枠という落ち着いた色で構成されて
いるので日本人が見てもホッとするよなあ。

この下で木彫りのいろんなものが売られていたが、それより向かいにあるネパール
和紙工房が気になった。今まで見たものはたいてい神様かミティラーアートのものし
かなかったけど、ここはデザインが豊富で買って帰りたくなる。奥に案内されるとさら
にたくさんの種類が。でもやっぱりちょっと高く、カード1セット(5~6枚)200ルピー
ほど。結局、目つきの悪い象の形のカード(笑)と雪降るヒマラヤ山脈のほとりでキャ
ンプしているカードを購入。特にキャンプのカードはよく見るとヤクもいたりして本当に
凝っているのでお気に入り。

  かわいいでしょ?

 このあとさらに別の広場、トウマディー広場へ。そこは圧巻だった。



 
 そこにはいままで見たどの塔より高く、また巨大な像が列するすごい塔が。

    ジャーン!

 あとである本を見ると、ニャタポラ寺院という名前らしく、高さなんと30m。

 下から10人力の戦士、100人力の象、1000人力の獅子、1万力のグリフィン、
10万力の女神という順番でこの建物を守護しているそうな。ほえ~!

 さて、そろそろお腹が空いてきた。チェリンさんはこの広場にある有名なカフェ・
ニャタポラで食べるか?と聞いてくれたが、その逆台形の建物の最上階は超満員な
感じだし、なんだかもう倒れそう。(笑)
 だから、ダルバール広場に移動してゆっくり出来るお店に入ることにした。



この写真だけ見るとまるでヨーロッパみたい。

メニューを見てみると、あまりの高さにびっくりした。なんとランチセットが550ルピー
からとな!?観光客相手だととんでもない高さだよ~!

で、あまりお腹が空いていないので、私はチキンカレーとライス、そしてもちろんズー
ズーダウを注文。私以外はダルバートセット(ノンベジ、ベジ)などを注文。そしてもち
ろんビールも。(笑) チェリンさんは最初遠慮していたが無理やり飲ませた。



こちらがバクタプル名物のズーズーダウ(王様のヨーグルト)。本来は素焼きの器に
盛られて売られているのだが、すごい量のはずなのでお店で食べられてうれしい。
一口食べてみるとまろやかな口当たりで、乳製品販売所と似ているがもうすこし甘さ
があるかな?

 チキンカレー

 ダルバートセット?

ダルバートセット・ベジ

こちらはノンベジ 

もうどれも似ていてよく分からん。(笑) それにセットにもダウ付いてるし。あれ~?

いや~高い昼食だった。でも、チェリンさん達は現地人だからとウェイターさんと交渉
して半額にしてもらっていたのだから、やはり基本的に外国人は現地人の倍額払う
ことになってるのね。

そしてここまでで使った入場料は1200ルピーにもなった。
今日までは使おうと思ってもなかなか減らなかったルピーがあっという間になくなって
お財布も心細くなった。 余ったルピーでお買い物楽しもうと思ってたけど、そんな余
裕もないなあ。


ネパール ナマステ旅日記 その39

2009年11月25日 20時08分39秒 | ネパール2010,2008

 バクタプルの町に入るには外国人はなんと750ルピーも支払わなくてはならない。
 高い!いままでの比じゃないぞ。チベット料理屋で3食は食べられる。

 バクタプルの入場料が飛びぬけて高い理由は、たぶん近年修復されてどの広場より
きれいだから?

 広場に入るとレンガも建物も美しく、やはり他の2つと比べると格段に整備された感
がある。生活観が感じられないというか、現地人が少ないのかな?



 ダルバール広場はパタンと同様に静か~。
 
 ひときわ豪華な門。

 なんだか違和感のある西洋風の形だけどね。中に入るとこれまた豪華な水場が。



 水場の真ん中にはコブラがピコーンと立っていて、縁もコブラ。夜になったら絶対
動いてるよ、これ。(笑)

 この扉の中には寺院もあるんだけど、ヒンドゥー教徒以外は入れないのだ。残念。

 広場に戻りそのほかの建物を見て周る。たくさんの装飾がされた窓を持つ建物。



 美しい風景を建物の縁側に座ってボーっと見ているのも至福の時。





 で、一通り写真を撮ったら、ここからさらに奥に行き有名な「孔雀の窓」を見に行く。
 ダルバール広場を抜けて次の広場までの間には普通の生活の場が広がっていて
途端に賑やかに。
 野菜などを売っている一角でなにやらゲームをやっていたので覗いてみた。



 チェリンさん曰くお正月の時だけやる賭け事で、この時ばかりは子供も賭けていい
らしい!6つの絵が書かれたサイコロが赤い容器(実はトンパの入れ物)の中に5,
6個入っていて、開けた時に自分の賭けた絵が出ていればその数に応じて賭けた
金額が倍になるというもの。分かりやす~い。

 かける金額はいくらでもいい。そんなにすごい金額が賭けられているわけではなさ
そう。お札がはらはらとボードの絵の上に落とされ赤い容器が開けられるとスペード
があったりすれば旗印は一つもないなんて感じだ。

 この賭け事は町でいくらでも見ることが出来た。メジャーなのね。
 でも、誰がいくら払ったかちゃんと見てるのかしら?みんないっぺんに賭けるから
よく分からなさそうだけど。

 そうして孔雀の窓がある広場に到着。

 ここで今回初めて(ルクラでちょこっとやっていたような気もするが。)ダサインの生
贄を見た。 と言ってもすでに解体中だったが。



 かなり大きいのでたぶん水牛だろう。こういう大きな生贄は住民全員でお金を出し
あって買うらしいからみんなで分けるために一生懸命捌いているようだ。
 それにしてもめちゃくちゃいい天気なので、早く捌かないと痛んじゃうぞ。

 そう言えばカトマンズに着いた日にお肉屋で見た肉の塊は外側がオレンジ色だっ
たのでてっきり合成保存料みたいなものを塗りたくっているのかと思ったらそうでは
ないことがチェリンさんの話で分かった。

よく考えたらヒンドゥー教徒は豚を食べるのか? 

 あまり食べないようだけど。とにかくごらんのように真オレンジ色をしていてお世辞
にもおいしそうではない。なんだか魚肉ソーセージの包みの色だよね。
 でも、このオレンジ色の正体が意外にもなんとウコン(ターメリック)だったのだ。
 は~、さすがアーユルヴェーダなお国だわ。ウコンに殺菌作用があったとは。
 それなら安心だよね。
  


ネパール ナマステ旅日記 その38

2009年11月24日 22時00分31秒 | ネパール2010,2008
 パタンのダルバール広場をうろうろしたあと、美術館が開くというので入ることに。
 美術館に入るにはさらに250ルピーを支払うことになるのでチェリンさんは「それ
だけの価値があるのか?」とスタッフに聞いていた。(笑)
 チェリンさん達はもちろん無料なんだけど。

 

 美術館の中は3層になっていて、ヒンドゥーの神様の像、チベットの神様の像、そし
てパタンの王様の玉座などいろいろなものが見られておもしろかった。王様の玉座
は金のコブラがドワーッと集まった背もたれで、豪華だけど気持ち悪いぞ。けっこう
蛇のモチーフが多いのは神様の逸話となにか関係があるんだろうか?

 

 美術館からは外の様子を眺めることができる。あるカトマンズ建築の本で、王が住
む場所であるにもかかわらず、あまりにも外部と近いこのような王宮は他に例を見な
いと建築家がびっくりしていたが本当にそうだ。お堀も何もないし。外が見えるってこ
とは外部からも狙われやすいんだもんね。

 

 そうして外に出ると雨は止み晴れ間が広がっていた。ちなみにこの塔の上に座って
いる人は神様ではなくパタンの王様である。

 で、朝はまだ出ていなかった出店が広場に物を並べ始めたので見に行くと、青銅や
真鍮などで作られた神様の像や、動物の形をしたおおきな鍵と錠前セットなどがあっ
てなかなかおもしろい。店主に勧められるがこんな大きな錠前どこに付けるんだっつ
ーの。(笑)

 でも、私はけっこうこういう動物の形をしたものに弱いので、鳥が二羽向かい合わ
せになっている真鍮のペンダントトップとマニ教が書かれた紙がご真言の彫られた
小さな筒に入ったシルバーのペンダントトップを購入。

 次はバクタプルに移動だ。パタンからはけっこう遠く1時間弱はかかったのではな
いだろうか?車の中で寝ちゃったから覚えてないけど。
 チェリンさんにしてみたら「パタンもバクタプルも似たようなもの」らしいが、うちの三
線教室の生徒さんは昔ネパールに行ったらしく「バクタプルはお勧め!」とのことだっ
たので、期待大です。

 それにバクタプルと言えば「ズーズーダウ」!私はこれが食べてみたかったのさ。
 意味は「王様のヨーグルト」。バクタプルの名物なのだ。
 行けると思ってなかったのでうれしいなあ。

  

ネパール ナマステ旅日記 その37

2009年11月23日 08時01分19秒 | ネパール2010,2008

 次の日の朝、身支度を整えてI姉さんの部屋に連絡してみると体調はだいぶよくなっ
たらしく朝食を食べに行くとのこと。

 そうして「ちくさ茶房」へ。ここはネパール産の珈琲をちゃんとドリップで入れてくれる
ところだそうなので珈琲に期待。

 てっきり名前から日本人が経営しているんだと思ったらネパール人だった。あれ?
 そして観光客をターゲットにした店だとも思っていたんだけど、現地の人で常連さんら
しい人も来ていて私の想像とは違っていたかも。

 また、珈琲が目当てで朝食メニューにはそんなに期待していなかったのだが、思って
いたよりたくさんの種類もあるし、セットメニューも豊富、和食もあったりして目移りする。

 私は朝食セットメニューのライトなものに、どうしても飲みたかったのでバナナラッシー
を追加。

 

 厚切りトーストにゆで卵と珈琲のセットにバナナラッシー。確か180ルピー。

 

 I姉さんは完全復活? オムレツ&ソーセージ付き。

 夜光虫さんはハニートーストセットにヨーグルトを付けていた。

 パンはネパールのはパサパサしてあまりおいしくないと聞いていたけどそんなことは
なく、おいしくいただけました。夜光虫さんのハニーを分けてもらって食べるハニーバ
タートーストのおいしいこと。やっぱネパールのハチミツ買って行こう。

 ただ珈琲はめっちゃくちゃ濃くって、ミルクと砂糖を入れないと無理。
 I姉さんはエスプレッソが好きなくらいだから気に入ってましたが。

 バナナラッシーはもんくなくおいしかったし、夜光虫さんのヨーグルトは日本のに一
番近かったかも。

 大満足の朝食でした。

 ホテルに戻って約束の時間になるとチェリンさんと昨日の息子さん、そしてL.P.さん
が現れて、今日はチェリンさんと息子さんが一緒に付いてくれると言う。

 パタンもバクタプルもネワール族の旧都で基本的にはヒンドゥー教の色合いが濃い
ので、チェリンさん達はあまり分からないことが多いけど、がんばって答えるって。

 そうしてバンに乗ってまずはパタンへ。パタンはタメルから車で30分ほどのところに
あり、パタンのダルバール広場(ダルバールとは「王宮」の意味でそれぞれの都にあ
る。)に入るのにも外国人は入場料を払わなければならない。200ルピー払って胸
にシールを貼る。

 

 まだ朝方で観光客も現地の人も少ない広場は静かで、クラクションも聞こえず、き
れいな古都パタンはまるで日本のお寺の境内のようだった。

 そう、私達は静けさに飢えていた。あの喧騒がアジアだと言われても、ヒマラヤの
トレッキングから帰ってきた私達にはうるさ過ぎたのだ。

 よって、みんなの感想は「静かだ~っ!!!」(笑)

 静けさを楽しみつつ建物に施されたきれいな彫刻を眺める。

 

 軒先の柱にはヒンドゥーの神様?

  王宮の扉。

 上部にはやはりカーラ・バイラブの姿が。愛らしいわ~。

 

 そしてなぜか扉の上部の壁に埋め込まれた装飾に不釣合いと思われるねずみの
彫刻。それも正面を向いているわけではなく、走っている姿と言うのが不思議!
 チェリンさんに聞くと「ねずみはガネーシャの乗り物なので神聖な動物なんです。」
とのこと。ガネーシャってあの象の神様だよね?どないしてねずみに乗るんだ?!
 ねずみがかわいそうだろ~。 でも、あとでガネーシャの像を見たらちゃんとねずみ
に乗ってました。2匹のねずみに片足ずつ乗せて。(笑)


ネパール ナマステ旅日記 その36

2009年11月21日 21時14分22秒 | ネパール2010,2008
 なんとかダルバール広場から時間までに帰ってきたら、少し遅れてホテルまで来て
くれたのはL.P.さんの高校生になる息子さんだった。

 かわいらしいのにとても誠実そうで、英語も話せるし出来た感じの子だ。

 ホテルからタメルのメインの筋に出てタクシーを拾おうと声をかけるのだが、私達が
近くにいると現地料金で交渉しても乗せてもらえそうにない。何台も声をかけては断ら
れているので自主的にちょっと離れたところで隠れていたらやっとつかまって乗ること
が出来たのだった。

 タクシーで10分ほど走っただろうか、L.P.さんちに到着。 
 アパートのような感じの1階で、入るとすぐがリビング兼ダイニングでおばあちゃんが
休むベッド(ソファ?)もあった。
 部屋が暗くてろうそくを灯しているのはそういう演出なのかと思ったら停電のせいだっ
た。(笑) そういえば、ネパールは停電がすごいというのでかなり覚悟していたのだが、
ホテルは自家発電があるからか停電してもすぐ切り替わってたし、山でも電気が付
かなくなるという目に合わなかったので忘れていた。
 まあ、こういうろうそくの明かりもいいもんだよ。料理が見えないけど。(笑)

 私達3人のほかに2名の日本からのお客さんも同席して、L.P.さん一家の歓待を受
ける。L.P.さんの娘さんは日本語話せるし、またそのお婿さんも日本語ぺらぺらなの
で、すごいわあ。

  さて、ここでもトンパが出てきた。

 

 ダルバートにチキン、サラダにと料理てんこもりだったのだが、私の胃は相変わら
ずしくしくと痛んでいるためほとんど食べることが出来ない。ごめんなさ~い!!

 と、I姉さんが突然、「・・・ダメだ。気分悪い。」と言ってソファーに倒れこんでしま
った。しばらくそのままでいたけど、「悪いけど、帰る。」と言って一人帰ってしまった。
大丈夫だろうか?
 そんななか、夜光虫さんは一人奮闘してたくさん食べてくれた。ホッ。

 それと明日は1日カトマンズ観光をお願いしているのだが、提示してくれたプランは
今日私達が行ったダルバール広場やタメル地区の買い物など重なっているところが
多かったので、追加料金がかかってもいいので郊外の世界遺産であるパタンとバク
タプルに行きたいというと問題ないとのこと。良かった~。行ってみたかったんだよね。

 帰りは大雨だったけど傘を貸してもらい帰った。
 ホテルに戻ってI姉さんに声をかけようかと思ったが、しんどいだろうからやめた。
 明日はI姉さんが食べられるような朝食を出すお店に行くことにしよう。 
 私も明日は胃が治ってるといいなあ。

ネパール ナマステ旅日記 その35

2009年11月20日 21時27分55秒 | ネパール2010,2008
 そうしてタメルチョークからひたすらインドラチョークに向かって下っていったら、ど
んどんインドな感じになってきた。(ネパールだけど。っていうかインド行ったことない
けど。)

 

 道は狭く、人や車が入り乱れてクラクション鳴りまくりの中、誰も気にせずマイペー
スで歩いている。なんでこんなにクラクション鳴らすんだろう?うるさーい!!

 あまりの人混みになかなか先に進めない。そんな中で右手に大きな仏塔が。

 

 カテシンブー・ストゥーパだ。ぐるっと一周。実は寄り道している場合じゃないのだが。

 元の道に戻って進むと、歯痛に効き目があるというコインの木を発見。

  木にはもう見えない。

 コインが釘で木に打ち付けられていてものすごいことになっている。
 このあたりにはコインの木のおかげで、歯医者さんがたくさんある。でも、歯医者さ
んというより入れ歯やさん?

 

 これってどういうことなんだ?なんで歯がセットで売られているんだろう?(笑)

 他にも貴金属のお店にサリーやクルタスルワールを売るお店がたくさん並んでい
て、どのお店にもお客がけっこう入っていて驚いた。貴金属はほとんどゴールドだっ
たけど、いったいいくらくらいするんだろう?

  そうしてひたすら下っていき、やっとこさダルバール広場に到着する頃には、もう
5時になっていた。約束の時間は5時半なので、デンして帰るしかない。

  ここもすごい賑わい

 これはダサイン(ヒンドゥーのお正月)だからなのか?それとも普段からなの?
 
 せっかく来たのでもちろん入る。外国人は1人350ルピー支払わなければならない。

 時間がないのでとにかく見たかった「カーラ・バイラブ」を見に行く。

  派手だけどユーモラス

 この前で嘘をつくと即死んでしまうんだって。 この人、顔はかわいいけど手に生首
や腕とか持ってるし。

 

 次にクマリ(生き神)の館へ。 ここで押し売りガイドが登場。いきなり英語で説明を
始めたので追い払うのも面倒くさく、そのまま放っておいた。
 けれどもかなりよくいろんなことを知っていて、実際へ~っとも思ったので、少しだ
け払ってもいいかなあ。
 誰かがお布施を払ったらしくクマリが窓から顔を出すというので待っっていると、ま
だ3歳ほどの小さな女の子がヒョコっと顔を出した。
 小さっ!生き神クマリってこんなに小さいんだあと思ったら、去年交代したばかりら
しい。こんなに小さいのに親から離されてかわいそうだなあ。

 さて、もう時間がないから本当に帰らなければ!と、押し売りガイドがやはりお金を
要求してきた。私はしょうがないなあと20ルピーくらい払おうとしたら、I姉さんがバシッ
と「We do not order!!」と言い放ち、さっさと退出。I姉さんすげ~っ。(笑)

 

ネパール ナマステ旅日記 その34

2009年11月18日 22時31分16秒 | ネパール2010,2008

 夜、外は大雨だった。「飛行機飛ぶんだろうか?」と思いながら朝を迎えた。

 飛行機の時間が早いので6時過ぎには朝ごはんを食べるのだが、昨日トンパを飲み
過ぎたからなのか、青唐辛子のせいなのか(それともカエル?)、胃が痛い~。

 だから食欲がなく全然食べる気がしないのだが、ミルク粥だけちょこっと食べた。
 I姉さんも同様らしく全然食べていない。
 その中で夜光虫さんだけがいつもの食欲に戻ったらしく、もぐもぐ快調に食べている。
 いったいこの差はなんなのか・・・?

 朝ごはんのあと空港に向かったけど、滑走路は思ったとおりこんな感じで飛びそうに
ない。



 今日ルクラを飛べなくても大丈夫だが、明日もとなると大変だ。
 空港はとても寒くて、ナムチェで買ったショールをグルグルに巻いてひたすら待った。
 いつまでも飛行機の飛ぶ音は聞こえてこない。たまに聞こえたと思ったらそれはカ
トマンズからヒマラヤ山脈を一周するマウンテンフライトの音だったりして・・・。

 でも、2時間待ってやっと少しずつ各社の飛行機が飛んできて、なんとかカトマンズ
に帰る事ができた。よかった~!

 予定より少し遅れたけど、それでも午前中にはカトマンズのホテルに帰る事が出来
たので、ホテルに戻ったらさっそくシャワーを浴び5日間の垢を落とし、クリーニングに
出す服を選別してフロントに持っていった。クリーニングと言っても実は手洗い・天日
干しのようなのだが(笑)、なんたって安い。シャツ3枚にトレッキングパンツ2枚、靴
下まで出しても250ルピーもしなかった。

 夕方L.P.さんの家に招待されているけど、それまで時間があるのでカトマンズの
買い物を楽しむことに。

 まずはヤクチーズの売っている乳製品販売所へ。タメルから歩いて15分ほど。
間違えて業者入口に入ってしまい、直径50cmはあるヤクチーズを買いそうになっ
た。(笑)



こちらは一般向け。グラム単位でいろいろな乳製品の値段が書かれていて、注文し
お金を払ってレシートをもらったら横に移動して商品をもらう仕組みだ。英語も通じる
ので安心して買い物できる。
聞いてみると明日も開いているということなのでチーズは明日買うことにして、気にな
るヨーグルトを買ってみた。



けっこうな量が入っている。プロバイオティックヨーグルトで25ルピーなので30円くら
いかな?
スプーンもくれるので向かいにあるテーブルで食べられる。地元の人はアイスクリー
ムなどを食べていて、私達もそこで食べてみたのだけど、なんだか味がしない。酸味
もほとんどなく甘みもあまりないので、お砂糖かヨーグルトソースが欲しいなあ。

そうして次は買い物しにタメルの中心に戻ることにしたんだけど、1日目に見つけて
気になっていたクッキー屋さんの前を通ったので思い切って買ってみることに。



値段を聞くと100gで25ルピーとのこと。安~い!
1枚ずつ注文できるので、あれもこれもと100g分購入。



で、食べてみるとかなりおいしい!パイ類はあんまり甘くないからなんだけど、クッキー
はどれもおいしかったので、もう一度買いに行きたかったほど。

あまり食欲がないのでお昼はこれでいいかあと思っていたんだけど、夜光虫さんは
これではとても足りないようだったので、事前にリサーチしていた人気のフライドポテ
ト屋さんに行って、Mサイズを注文。



一口食べて、「・・・シリ・ガレーさんのがおいしいな。」と全員一致。なんだろねえ。
ジャガイモが違うのか、揚げ具合なのか?
3人でMサイズ一つなら食べきれるだろうと思ったけど、I姉さんはほとんど食べない
し、私も食べられないので夜光虫さんががんばって食べた。

I姉さんが歩き疲れているのは分かっていたけど、さらに紅茶のお店に入ってお土産
の紅茶を、タメルにある観光客向けミニスーパーのようなところでアーユルヴェーティ
ックスキンケア製品やネパールのハチミツなども買ってと、買い物三昧。

紅茶はタメルでは100g90ルピー~120ルピー程度でそれがミティラーアートの箱
やチベッタン織のケースなどに入れられて150ルピー程度で売られていた。ルクラで
1つ250ルピーで購入した2人はガックリ。

それでも地元の人間の倍の値段はしていると思う。なぜならスーパーで買ったハーブ
のリップクリームは40ルピーとなっていたが、値札をはがすと本体には20ルピーって
書いてあったし。

帰りの荷物が20キロを越えることを恐れて重い買い物を控えたんだけど、実際は空
港でチェックされることはなかったので、こんなことならもっと買えば良かったなあと今
さら後悔。

 かなりの荷物を抱えて、はて、一度ホテルに帰るべきかなと思ったんだけど、帰っ
ていたら今日行く予定にしていた世界遺産のダルバール広場に行くことが出来ない。
I姉さんに聞いてみると、行くと言う。

 なんだか疲れてるっぽいけど、大丈夫かなあ?


ネパール ナマステ旅日記 その33

2009年11月17日 08時57分46秒 | ネパール2010,2008



 カエル休憩から約1時間でルクラに到着。は~、ちかれた。

 この門の前でチェリンさんからクイズ~。



 このルクラから出たすぐの石垣にはヒンドゥー教の神様が祭られています。
 その理由は?
 「旅の安全祈願?」 「違いますね。
 「魔よけ?」 「それも違います。」    うーん、分からん。

 その意外な答えは・・・


 なんと立ち小便阻止のためでした!(笑)

 日本も一緒です~、日本は小さな鳥居を立てるんだよとチェリンさんに教えてあげ
ました。

                       

 ロッジに着いたらさっそくお昼です。ダルバートが用意されています。



 ダルスープは家庭によっていろいろと異なるらしいのですが、とりあえず青唐辛子
はおいといて、ご飯にかけていただきます。

 ん?基本塩で味付けされたレンズ豆のスープ、おいしい!
 心配していたI姉さんもおいしいおいしいと食べています。なーんだ、これだったら
コックさん無しでもトレッキングできるな。(シリ・ガレーさんの料理は最高だったけど。)

 半分ほど食べたところで青唐辛子を食べることに。(なぜかハバネロもあった。)
 L.P.さんが私のカメラで動画を撮る準備をしてくれ、3人それぞれ青唐辛子とバター
塩などを持ち、せーのでガリッ!

 ・・・しばし沈黙

     チェリンさん「もっと真ん中まで食べてよく噛んでください。

           私       「んー、分からんな?
     I姉さん    「あー、でも来たよ~!
     夜光虫さん 「辛い~!

 I姉さんと夜光虫さんはもう相当辛いらしく、バターを舐めたり水を飲んだりじたばた
しているのに、私はさっぱり辛くなく「はずれ??実はししとうなんじゃ?」

 そこでI姉さんの青唐辛子をもらってひとくちかじると、「・・・・あっ!」(笑)
 塩を舐めたけど全然辛さは治まらず、バターも×。チェリンさんのうそつき~!

 I姉さんはダルバートのご飯が一番効くという。本当だ。結局ダルバートに合うから
青唐辛子が付け合せになるのかな。
 貴重な体験でした。

 お昼ごはんのあとはルクラの町をぶーらぶら。
 I姉さんと夜光虫さんは紅茶がかわいいバッグに入ったものを買っていた。私はロッ
ジの下の売店でヤクチーズを100g買って食べてみた。香りがきついけどコクがある
ハード系で、コンテが好きな私好みの味だった。チェリンさんに聞いたらカトマンズに
国営の乳製品販売所があるとのことなので、そちらで買うことに。



 ルクラにはスターバックスが。でも、スターバックスのマークではなくアマダブラムの
絵が描いてあって、こちらもなんちゃってなのか?(笑) 向かいには「illy」もあったけ
どあっちも本物かどうか怪しい。結局高いので入らなかったけど。

 さて、夕食には近くで買ってきたらしい鶏でフライドチキンが出た!

 おいしそ~!

もうトレッキングも終わりなので、今日はアルコール解禁でネパールビールも注文。

そして最後の夜なので今日だけはシリ・ガレーさんやポーターさん達も同席して一緒
にトンパを飲みました。

 トンパは粟を発酵させたもの

それをこのような縦長の容器に入れ、お湯を注いで15分ほど待ちます。

時間が来たら、このようにストローで飲むんですね。ストローの先は潰されていて粟
の粒が入ってこないようになっている。

 お酒?!

お湯で割るので度数は低くビール程度らしいのだが、この飲み方、酔いそう~。
味は最初は紹興酒みたいな香りがしましたが、白濁していてどぶろくのようなものら
しい。

あとからいくらでもお湯を足して飲めるので、自分がどのくらい飲んだのか全然分か
らないので不安。(笑)

ここで、トレッキング中一つも食べなかった日本のお菓子をこのときとばかり出して
みんなに食べてもらった。ネパール語が話せないし、ポーターさん達とはほとんど一
緒に歩くこともなかったから、この時に初めてネパール語会話集を使って何族ですか?
と聞いてみたら、うれしそうに「タマン」と答えてくれた。ここで初めてポーターさん達が
タマン族であることを知ったのだった。
10時くらいまで飲んだら就寝。あ~食べ過ぎた。
明日は飛行機無事に飛ぶといいなあ。


芦生自然学校祭に行ってきました。

2009年11月16日 23時40分04秒 | アウトドア

 ナマステ日記がなかなか終わらないので10月以降のイベントが全然更新できてませ
んが、今週末芦生自然学校祭に行ってきました。

 でも日曜日に開催のためバスは美山自然文化村までしかなく、スタッフは祭の準備で
忙しいため新たな方法で芦生まで行くことに。

 その方法とは美山自然文化村でレンタサイクルを借りて芦生まで行く方法。
 問い合わせてみると2日間にまたがっても借りられるということだった。

 11月の週末だけは阪急桂駅から美山自然文化村まで直通のバスが出ていたので
利用したらとっても便利だった。9時出発で10時24分には到着するので園部経由で
行くよりずっとゆっくり家を出ることが出来る。
 このバス、ずっと続けてくれたらいいのになあ。

 さて、到着後レンタサイクル(1日500円、保証金500円)を借りてまずは宿泊先
田歌舎へGo!

 でも、いきなり坂道にやられ、へろへろ登っていく。背中のリュックが重いよ~。
 途中で休憩したりしながらなんとか田歌舎へ到着。意外と早く20分で着いた。

 が、ここで荷物を置いて芦生までが長かった。
 途中けっこうな坂道が数箇所あるので、結局1時間もかかってしまった。太ももが
パンパンだし腰も痛い~。そして何よりお腹すいた!

 お祭りにちょっと遅れて到着したけど、餅つきには間に合ったみたい。

          

 とりあえず鹿シチューと地鶏焼き鳥で腹ごしらえしたら、お餅つきを見学。

  

 田歌舎の餅米や黒米で作ったお餅や、芦生らしく栃の実がたくさん入った栃餅も
作るようだ。

 栃の実たっぷり 

 藤原さんもびっくりの栃の実の量らしい。栃の実は水に浸けては乾かしを三度ほど
繰り返し、さらに木灰で炊いてあくを抜くらしいのですが、栃の実を採った年には作れ
ないほどとんでもなく手間と時間がかかるそう。

  餅米と混ぜて

 ぺったんぺったん 

 栃の実がたくさん入る分、つくのも難しいらしいのですが、柔らかいおいしそうな栃
もちができあがりました。

  あんこを乗せてパクリ

 う~ん、柔らかい。そしてあんこと合う~。おいしいなあ。

 たくさんおもちを食べたら大運動会だったのですが、なかなかおもしろいゲームば
かりでした。それにしても驚きだったのは春のチャレンジウォークで一緒になった家
族が参加していたこと。チャレンジウォークに懲りてもう来ないかと思ってたのに。(笑)

  

 これは芦生の生物当てゲームで、おっかーが出すヒントを聞いて写真を拾ってくる
んだけど、おっかーに動物が降臨してくる演技が最高におもしろくてうけた~!
 そのうち子供達もやりたがって、いつの間にか生物当てゲームが降臨ゲームになっ
ていたような。(笑)

 大運動会は2グループに分かれて競ったのですが、めでたく勝てたので商品として
自然学校のステッカーをいただいた。さっそく水筒に貼りました。

 田歌舎には自転車を運んでもらい、帰りは車に乗せてもらいました。良かった・・。

                       

 今日は月曜日。1人で来ていたので今日は鶏さばきを体験する予定だった。

  その前に腹ごしらえ

 ゆうさんの作ってくれた朝ごはん、おいし~い! むかご入りスクランブルエッグに
驚き。珈琲もおいしいです。

 今回は久しぶりにスコーンもお持ちかえり用に注文し、そして田歌米5キロも精米
してもらっておいた。これに鶏まで入ったらめっちゃ重いなあ。

 そうしたら藤原さんが「緊急事態で今日は赤米を刈り入れしないといけなくなったか
ら、鶏はまたにして手伝っていかん?」とのこと。

 鶏はいつでも出来るし私でお役に立てるならと、急遽一日研修生に。(笑)
 実は稲刈りなどしたこともなかったんだけど、鎌と長靴を借りて一生懸命刈り取り
ました。

 機械で刈り取ると早いけど、機械の細かいところに籾が入り込んでしまうと、田歌舎
では他に白米、黒米、餅米など多種類のお米を作っているので他の田んぼに別の
お米が混じってしまい交雑米が出来てしまう危険性があるそうで。いろいろな経験を
踏まえて手刈り、足踏み脱穀機がベストの形となったそうな。そんな苦労があったとは。

  

  それにしても、5人で刈ってもなかなか進まないものですね。雨が降ると田んぼが
ぬかるむし稲も濡れるしでなかなか刈り取りが出来ないらしいし、全部出来ると思っ
たら大間違いでした。

      

 朝9時から夕方4時30分までがんばりましたが結局1/3程度しか出来なかった。
 お百姓さんは大変だなあ。お米、感謝していただきましょう。

 さて、次回は12月5日に開催される芦生フォーラム参加です。
 芦生に一度でも来た事があって、興味がある方はぜひ参加してみては?