風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

秋の芦生を満喫する その5

2007年11月30日 08時56分56秒 | アウトドア

   
            

    尾根道に上がってみると、見事な落ち葉の道が広がっていた。

     きれいですねえ~♪

    たまおさんもルンルンしている。(笑)

  この尾根道を歩いていたら、途中でさるのこしかけだらけになっている木を
 発見!これってまるでクライミング用に作ったみたい。

  ようへいくんがチャレンジ! 

   木の横に付いているのはロープではありませんぜ。(笑)

   

           尾根道でさえも広がりを感じます。芦生。

   今回は念願の単独グループトレッキングだったけど、やっぱり最高。
   静かな芦生を満喫できました。

   尾根道を降りてもと来た道を戻っていると、ゆうかさんがクマの爪あとを発見。
 かなーり、なまなましいぞ。

    こ、こえ~!

   クマ鈴はうるさくて嫌だけど、こんなクマがいるならちょっと考えるわぁ。

   

  こうして芦生の森トレッキングは終了。天気も大きく崩れることはなく、よかった。

  途中で拾ったミズナラとコナラの葉っぱや帰りに寄った別のカツラの保存木でも
 カツラの葉とツルアジサイの葉を比べてみて、ゆうかさんに見分け方を教えてもら
 った。

    上がコナラ、下がミズナラ。

   大きな違いは葉の茎の部分で、ミズナラは根元からすぐ葉っぱだけど、コナラ
  は茎が長いんですね。なるほど。

   そしてカツラとツルアジサイ。横に並べたら似ても似つかないと思うでしょうが、
  別々に見ると丸っこいのでよく分からなくなっちゃうんだよ。ほんと。

  左がツルアジサイ、右がカツラ。 

  この2つの違いは、葉脈です。ツルアジサイは真ん中の筋に沿って途中から
 葉脈が出てるけど、カツラは根元から放射状に葉脈が出てるんですね。
  まったく勉強になります。

  ちなみにカツラの葉は葵の葉にも似てるので、葵祭りで葵の代わりに使われる
 らしいです。ゆうかさん、そんなことまで知ってます。すごい!

   帰りに寄ったカツラのほうは、まだ葉が枯れていなかったので拾って匂いを嗅
 いでみると、もんのすごいいい匂いがして、ずーっとくんかくんかしてました。(笑)
  
     

          今回も楽しかった。今度は2月のスノーシューで。     


秋の芦生を満喫する その4

2007年11月28日 08時05分24秒 | アウトドア

  ゆうかさんと長次谷作業所から下谷のほうに入っていく。
  前にも一度歩いているはずなのだけど,まったく印象に残ってないなあ。
  でも,途中の木道で昔このあたりまで人が住んでいた話しを聞いた時には少し
だけ思いだした。そうそう,その庭だったところに海岸地域にしか生えない黒松が
植えてあるんだよね。

 それから歩き進んでいくと,夏の時より育ちまくっているオオバアサガラに森は
占領されていた・・・。このオオバアサガラはこのあともたくさん見るのだが,それと
いうのも鹿が他の植物はなんでも根こそぎ食べてしまって,鹿が嫌いな食べ物だけ
が残っているかららしい。
 鹿のおかげで芦生の森は歩きやすいのだけど,このままでは鹿に森がやられて
しまうぞ。
 そして,十数年後にはオオバアサガラの森になってるかも?!

   まるでこびと。(笑) 

  この中に真弓という木が何本かあって,きれいなピンク色の実を付けていた。

   名前のとおり弓を作るのに
                                    使われた木だそう。

     かわいらしい実。 

  どんどん森の奥に進んでいくと,いかにも芦生らしい森が広がっていた。
  紅葉が一番きれいな場所をとお願いしていただけに,とってもきれい。        

  

  ゆうかさんがカエデの種類について木や葉を見せて違いを教えてくれる。
  私が知ってるのはウリハダカエデくらいだった。

           

  秋なのできのこもたくさん生えていたけど,食べられるのかは不明。
  芦生の森は採取禁止なので取れないけど,取ったとしても食べる勇気はない
 もんね・・・。

         

  立ち枯れた木には,こーんな大きな「さるのこしかけ」が!これは猿なら絶対
 座れる!(笑)

  こうやってぶらぶらゆっくり森を散策して,途中の開けた場所でお昼をいただく
 ことに。
       

 今日は田歌舎のアウトドアランチは無理とのことで,山の家でおにぎり弁当を作っ
てもらい,ようへい君がスープと食後の紅茶を入れてくれた。
  私は隠し持っていた小布施の栗ようかんを,ようへい君から借りたOPINELの
 ナイフで分けて食べたら好評だった。
 栗鹿ノ子は甘すぎたけど,ようかんはあっさりしてておいしいなあ。
 そしてOPINELのナイフ,いいなあ。私も買おうかしら。

                      

 一時的に雨が降ったりもしたけど,なんとか持ち直してくれてこのあとも谷を散策
していくと,途中に大きな倒木で出来た橋が。
 私は怖いので渡らなかったけど,ようへい君はこーんなポーズを決めてくれた。

   このあと落ちそうになってたけど。(笑)

  ここからは尾根に上がってさらに紅葉を楽しむぞ。      


秋の芦生を満喫する その3

2007年11月27日 07時37分56秒 | アウトドア

 カヌーに続き、2日目は芦生の森トレッキングだ。
 前回と同様,ガイドはゆうかさんご指名で。(笑)

 芦生の森は普段なら許可車しか入れないので静かなんだけど,今回は2年後に
公開予定の「カムイ外伝」の撮影が芦生で始まっているとのことで,とんでもない数
の車と人が出入りしているらしい。
 それに加えて,土曜日に山登りに来たグループのうちの1人が行方不明だとの
ことで,警察犬が山に放されたらしい。
 つまり今芦生の森はごった返してるってわけ。

 映画の撮影は見てみたい気もするが,静かに芦生の森トレッキングを楽しみたい
という気持ちもあるので,できればバッティングしない場所を散策できたらなあ。

 と思っていたら,遭難者の方は自力下山したことが分かり騒動の一つは収まった。
 それにしても4人もいながら下山するまで1人が付いてきていないことに気が付か
ないなんて,どんなグループなんだ?

                        

 さて,ゆうかさんにようへいくん,そしてもう一人のスタッフも来てくれて,豪華なトレ
ッキングの始まりだ。
 3人も映画撮影には興味があるらしく,6人で見られるかなあ?なんて話をしていた
のだが,実のところ「崔監督」も「松山健一」も誰も知らないのだった。(笑)
 (あとで松山健一がDEATH NOTEのLだったことが分かったけど。それと脚本がクド
カンだと分かっていたらもうちょっと興味あったかも・・・。)

 森の入口には映画のスタッフなのか京大演習林の関係者なのか分からないが,
車を監視している中を進んでいく。
 長治谷作業所のほうに向かって進んでいくと,途中からものすごい数のワゴン車が
道に停められていてびっくり。芦生でこんなに車が入っているのを見たことがない。
 そして奥には大きなレフ板が設置されてたくさんの人が固まっていた。
 おお~!映画撮ってるって感じ。
 でも荒らされるだろうなあ,この撮影で,と思うとかなり複雑な気分。

 その現場を横目に見ながら進んでいったら,スタッフ全員がものすごい目で私たち
を睨むので,「なんだコノヤロー」(笑)と思っていたのですが,どうやら本当にカメ
ラ,回していたみたい・・・。
 ・・・それならそうと,手前の道路でスタッフが停めたらいいじゃないのよ。

 などと思いつつ,でもやっぱり気になる撮影風景。ちょこっと覗いてみる。

   全然見えないけど。(笑)

  それから保存木のかつらの木を見に行ったら,やっぱり見事。

           

   かつらの落ち葉は枯れる前だとよい香りがするとのことだけど,ここのは落葉
 が早いらしくほとんど枯れていたので香りはしなかった。残念!私はかつらの甘い
 香りに目がないのだ。

  ここから長治谷作業所まで車で行くと,トイレを済ませてトレッキングの開始!
                        

  今まで入ったことのないルートを行けるというので,たまおさんも大喜びだ。

  それにゆうかさんの植物に関する知識はすごいので,とても楽しみなのだ。 

                        


秋の芦生を満喫する その2

2007年11月21日 07時57分20秒 | アウトドア

 お腹いっぱいになったら,お昼からのカヌーのため着替えることに。

 9月の時はまだ暖かかったので普通に濡れてもいい服装でやったんだけど,今回
は沈しにくいところとはいえ寒いので水着・アンダーシャツの上に袖なしウェットスーツ,
さらに自分で持ってきたフリース,さらにさらにカヌー用ジャケット2枚!重ね着だ。
 あ,あつ・・・。 そして首が苦しい・・・。(笑)
 これにさらにライフジャケットまで着るんだから寒いわけないじゃん!

 本当にこんなに着る必要あるのか?
 だいいち藤原さんによると,
 「今回はさすがに寒いので沈しにくいところで,ゆっくり川下りを楽しみましょう。

 と言っていたではないか・・・。まあ,藤原さんの言うことはちょっと怪しいけど。
 今回も初心者コースと言っているがけっこう険しかったりするのかな?
 いや,まさか11月に入って沈するようなところには連れて行かないだろう,うん。

 そんなことを思いつつ現地に移動。
 前回は田歌舎から下ったところだったが,今回は芦生方面に少し上ったところ。
 よくきれいだなぁと眺めてはいたが,まさかカヌーで下ることになるとは思わなかっ
たよ。
 っていうか,こんな崖からどうやって降りるの?
 カヌー持って降りれるのか?!と思ったら,ロープで下ろしてるよ。なる~。

 で,私たち3人はスカートを付けてパドルを持って川べりに下ると準備運動のあと
さっそくカヌーで漕ぎ出した。
 まずはおさらい&上流こぎの練習。もうちょっと練習するのかと思ってたら,30分
もしないうちに川下りのはじまりはじまり~。
  うれしいような,こわいような。

 藤原さんいわく,難しい瀬は2カ所。それをクリアすればあとは大丈夫,とのこと
だったのだが,藤原さんのいう難しい瀬ってどのレベル・・・?
 前回も初心者がいるのですごいところは行きません!と宣言しておいて,ほかの
ツアーでは初心者行きませんよ!みたいなところでしたから・・・。

 そしてその不安は的中したのだった!

 はい,前回同様,浅いところがほとんどですが,石ごろごろです!
 また水面下に隠れた石もごろごろで,前よりもクルクル回っております。(笑)
 それどころか,なんとわたし,計3回も沈しました。
 どゆこと?

 つくづく思ったのはですね,カヌーはとっさの状況判断が出来ないといけないなと。

 藤原さんは,ここの川の流れなら1m前で岩に気が付いても避けることができると
言う。確かにうまくパドルを入れられれば抜けられると思うんだけど,とっさに左右
どちらに入ればいいのかとか考えられないんだよ~!

 いや~,やられまくりの川下りでした。
 でも,今回はたまたま3人に対して3人のスタッフ,つまりマンツーマンの恵まれた
状況だったので沈したらすぐに助けに来てくれて,本当にありがたかった。

 じっさい,沈しても寒くはなかったけど,どちらかというと,沈したカヌーを引き上げ
る時に足が浸かりっぱなしの時の方が寒かった。だから,スタッフは私が沈したり,
岩に乗り上げる度に川に入らないといけなかったから,寒かっただろうな。
 ほんまにすんませんでした。

 え~,でもカヌー満喫しましたよ。
 終わった頃にはまたもや腕はパンパン。湿布を持ってきたかどうか心配するほど。
 Iさんは今年は私よりカヌーにはまった人ですが,ロール講習なんかやったせいで
楽しさを忘れそうになっていたみたい。今回の川下りでまた楽しさを思いだしたよう
で来年も付き合ってくれそうです。良かった。

 カヌーのゴール地点からは歩いて田歌舎へ。
 濡れた服を着替えて,おいしいコーヒーをいただきホッとする。
 また来年も来ようっと!

 明日はゆうかさんとの芦生の森紅葉トレッキングだけど,洋平君ともう一人(名前
聞いてない・・・。)の3人が付いてきてくれるそうで,またもやマンツーマンです。
 豪華ですねえ。洋平君達は『付いていくだけ。』とのことでしたが。(笑)

 明日も楽しくなりそうです♪