風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

屋久島 宮之浦岳縦走 その3

2010年10月15日 07時23分24秒 | ハイキング・登山

2日目の朝、5時起床。 他の部屋もみんな早くから出発なのでバタバタしている。

天気は今のところ降ってはいないが山のほうには雲が見える。まあ、朝から降ってたらテンション
下がるし、よしとしよう。

6時ちょっと前に予定通りタクシーで出発。

今年から荒川登山口への道は車両規制されていて、だいぶすっきりしたみたいだ。
オフシーズンでもあの車の量ならオンシーズンはどうなってんだと思ってたけど、タクシーの運
転手さんに聞くと、狭い道に路駐してるだけじゃなく、対向車を避けるための場所にまで停めて
いるので大変だったそうな。
それにガイド仲間同士が駐車場所を先に確保(どうやってかしらないけど)してたら、個人観光
客と口論になったりいろいろトラブルもたえなかった模様。
近いうちに白谷雲水峡も車両規制されるのではとのことだった。

私はいつも公共交通機関だったからあんまり関係ないけど、信州などでは車両規制は当たり
前だから、いいんじゃないかな。

それにしても屋久島の道路整備の進行状況はすごい。かなりきれいだもんね、道路。
いつもどこか工事してる気がする。

そうこうしているうちにヤクスギランドに6:30着。天気は上々だ!

私たちのほかに大学生のサークルと思われる子達がいた。横目に見ながら準備体操を済ませ
ると、入り口で記念撮影してもらって6:50に出発です。

                             

しばらくはヤクスギランドの木道を進んでいく。
仏陀杉を過ぎると急に足元が不安定になるが、どんどん進んでいくと花之江河登山道との分
岐に到着(7時22分)。

さあ、行くぞ!



と、さっそく急な階段を上がり、未知の世界へ!(大げさな。)

で、登ってみるとたくさんの看板が。 「ここからはヤクスギランドではありません。引き返して
ください。」的なことが書いてある。間違って登っていったら確かに大変だ。

そして道の荒れ方もすごかった・・・。

 

                 くぐれないくぐり杉?(笑)

リュックを置いて、這いずり上がって抜ける。おかげでリュックはドロドロに。
今考えたらザックカバー付けてれば良かったかも。

その後もたくさんの倒木を乗り越えて行くことに。

 道はこんな感じ。

実際にはもっと狭い感じで、途中「花之江河⇔ヤクスギランド」の看板はたくさんあるものの、
距離が書かれたものはない上あまり見通しもよくないので地図を見ても自分がどのへんに来
ているのかまったく分からない。

そして、なんとこの道、ヒルが出るっ!! 入って早々夜光虫じぃが私のズボンを這うヒルを発見。
二人でマジで~?!となっていたのだが、山ビルファイターも持ってないし、そのまま進んで行って
たら、小休憩の時に夜光虫じぃがカユイなぁと思ってお腹を見たら、なんとお腹にヒルが!!
二人ともパニック。と、とりあえず何かかければ取れるかも!とミントスプレーをシュッと吹きか
けると、「ギャ!」(って言ったように見えました(笑))となってポロリと落ちました。ホッ。

焦りすぎて写真も撮れなかったよ。(笑)
それにしても、リュックの腰ベルトがある位置に何故ヒルが?!ヒル恐るべし・・・。

ヒルの襲撃を受けながら進んでいくも、登山口から2時間で大和杉に着くはずなのだが、9時
を過ぎても大和杉の気配はなく・・・。おかしいなあ?通り過ぎちゃったとか?
2万5千分の1の地図もプリントしてきたけど、地図には載らない小さなアップダウンが多いので
いまいち分からない。

こう自分の居場所が分からないと疲労が溜まるのよねえ。場所が分からないような道の時は
高度計付きの時計があったほうがいいかも。それなら地図と合わせれば分かりそうだし。

大和杉やーい!