風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

西穂~奥穂縦走してきました。

2013年09月27日 06時55分42秒 | ハイキング・登山



1か月ぶりに良い天気となった3連休、予定どおり西穂から奥穂縦走に夜光虫さんと行ってきました。
コースタイム9時間というロングコースで最初から最後まで気の抜けない岩稜帯でしたが、朝早く出発
することで天気や時間に気を取られることなく、落ち着いて歩くことができました。

それにしても思っていた以上にアップダウンの多いルートで、「またこんなに下るの?」「そっからの
登り返し?!」と思うこと多々あり。西穂から天狗岳までちっとも進まないって感じ。

でも憧れのジャンダルムに立った時には2人とも大喜びでした。槍からの稜線もこのとおり。



これで槍から西穂までのルートを全部歩いたことになります。
あとこのあたりで歩いてみたいルートは新穂高から双六を経ての槍ヶ岳と、涸沢からパノラマコース
でしょうか。

剱岳も行く予定だったけど雨で流れたので、リベンジしたい。

でも、お花いっぱいの平和なルートも好きなんですけど。

ちなみに秋は霧島に再度行ってきます。新燃岳の噴火で入山規制されていた韓国岳と高千穂峰に
登りに行くのが目的のようでいて、実は新燃荘と旅行人山荘に泊まって温泉三昧が真の目的だったり
して・・・。(笑)

もちろんいつものりこぼにも行き、きのこ三昧の予定。

秋も楽しみいっぱいだわ。


Patagoniaで投票お願いします。

2013年09月15日 11時04分25秒 | 番外(日常つらつら)

Patagonia がボイス・ユア・チョイス2013で環境助成金を支援する投票を行っていて
「芦生自然学校」のマザーツリープロジェクト活動も京都ストアにて推薦されています。

http://voiceyourchoice.jp/shop/kyoto/ashiu.html

お時間があれば、京都のパタゴニアショップで投票のほう、よろしくお願いします!
ちなみに今年のマザーツリープロジェクトは10月20日(日)です。
芦生の森をナラ枯れから守るための活動です。

ナラ枯れとは
http://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/naragare.html

マザーツリープロジェクト
http://www.ashiu.org/hozen.html


まさかの…

2013年09月13日 08時39分56秒 | 番外(日常つらつら)

今朝仕事で前の職場に寄ったついでに、そのまま置きっ
ぱなしの芦生マザーツリーでもらったミズナラの様子
を見に行ったら枯れているではないか!!
もう4年近くになっていたのに。(T-T)

よく見ると幹の根元に木の屑が。たった直径二センチ
ほどの木にナラガレってあるのかな?
は~、悔しい!


ネパール エベレスト街道トレッキング その22

2013年09月12日 21時47分17秒 | ネパール2013

トレッキング10日目。4時過ぎに一度目が覚める。頭の表皮や首が痛い。たぶん寒さから来るものと思われる。
頭痛薬を1錠飲んでもう一度寝る。相変わらずの疲労感。

が、周りが起きて準備をし出したためしぶしぶ起きることに。まったく登れないという感じではないので一応準備
をしてダイニングへ降りると、かなりの人々がすでに出発していた。

6時、朝食にシナモンシュガーパンケーキとミルクティを注文する。昨日ストーブ前でお話ししたカリフォルニアか
らの女性2人は初めて来た女性の方がしんどいのでカラパタールに行くのは止めて、このままトゥクラへ降りる
らしい。

朝食は頼んだものの喉を通らないが、起きがけに食べ残しのスニッカーズを半分食べることができた。
スニッカーズはカロリーが高いので途中でバテた時用に1本購入。ネバッとしているので比較的食べやすい。
高カロリー行動食万歳!

実はこの時、スニッカーズ1本1250カロリーと思い込んでいたので、恐ろしいほどの高カロリーだな!でも半分
食べれば600カロリー以上なら正直助かる~!と思っていた。(笑)(パッケージに1250キロカロリーって書い
てあったと思ったんだけどなあ。実際は250キロカロリーです・・・。)



泊まっていたロッジとカラパタール、その奥がプモリ。カラパタールはプモリの尾根筋に当たるのだ。
大したことなさそうに見える「丘」への道だが、真下に来ると出だしは急なんだな。6時50分発。



このとおり。きつい登りだ。もうみんなゼイゼイである。この写真も帰りに撮ったもの。登りになんてカメラ出す気
もしないし、上を見るのもいやだし。

このキツイ登りを我慢して登っていくと少し緩やかになる。



このあたりで休憩したいけど、チェリンじいの登り方はビスターリビスターリ、でも休憩はしないでずーっとビスタ
ーリで登りましょう。うさぎと亀ではないけど、コツコツ休まないで登れば先に登っていた人もみんな追い越しちゃ
いますよというものなので、休憩させてくれないのだった。ツライ・・・。

で、コツコツ登っていくと急に岩場に変わり、すぐ近くにカラパタールのトップが。もうすぐだからここで休憩しましょう
と言われるが、その時8時37分で登りは2時間あれば登れるよと聞いていたから休憩しないで登り、8時50分
にカラパタールのトップに着いた!



ここがカラパタールのトップである。ちょっとワクワクするような岩場で、トップはこのとおり。



スラブの一枚岩なのだ。やっぱりこの一番上まで登りたいのでエイヤ!と上がったらチェリンじいに本気で怒ら
れた。実はこの岩の下は完全に切り立っており、落ちたら確実に死ぬ、石鎚山の天狗岳みたいな感じかな。
私がヨレヨレなもんだから、もしこんなところでフラッとしたら、死んでしまうでしょ!って。どこも同じなんだから
そこに登る必要はない!とさ。 私に何かあったら大変だもんね。でも登りたかったんだもん。

さて、カラパタールからの眺めは最高だった。



このとおり、今までにない大きさでエベレストが見えるだけでなく、なんとサウスコルも見えている。わ~っ!!



あそこが死の香りがするというサウスコルか。でも、すでにあそこで8000mあるのに、サミットまではまだまだ
遠い感じがするよ。は~、すごいねえ。

 ここで約束のルンタを張る。

視線を右に移すと見慣れた山々が小さく見える。



 アマダブラム、カンテガ、タムセルク、ツォラツェ、タオツェなどなど。は~、カラパタール、登る価値あるね。
 今回のトレッキングルートでもTOP3に入るお勧めスポットです。さすがエベレストの展望台。

         

              カラパタールにはお地蔵さんではなく天使がいます。

 しばらく展望を楽しんだらおしみつつ下山。9時25分発。
 帰りは写真を撮ったり、ケルンに石を積んだりしながら降りていく。



チェリンじいとマチンドラじいはカラパタールに着いてから携帯で話しまくっている。意外とルート上では通じない
し、ましてゴーキョ方面になるとほとんど通じるところはないらしいので、こういう高い開けたところでは携帯が
通じるのでうれしいんだろう。

登りは2時間かかったところを下りは1時間で降りる。10時20分。

またもや部屋に上がる気がせずそのままランチを注文しダイニングでゆっくりする。



またスパゲティとマッシュルームスープ、そしてとても疲れたのでコカ・コーラを頼む。ネパールの人は冷たい
ものを飲んだりすると病気になりやすいと思っているので、チェリンじいが止めた方がいいんじゃないかと言っ
ているが、やはり疲れた時の炭酸、特にコカコーラは元気が出るね!

で、ダイニングに久しぶりに日本人の姿を見つけた。6人分ほどの食事の準備がされているがおじさま2人しか
いないし、キャンピングのようだ。日本人がいるのがうれしかったので話しかけてみると三浦支援隊の人たち
だった。BCで2日間キャンプしたのだが大変疲れたので2人は馬でここまで帰ってきて、ほかの人たちは歩い
て後から来るらしい。今日はロブチェまで下りるのなら正解だったんじゃないかな。

日本人と話して少しリフレッシュ出来た。11時18分ゴラクシェプを後にする。

最初は登りになるのでゆっくりと歩き、少しずつ高度を下げて一番の難所だったところを抜けるまで1時間しか
かからなかった。ここからは平坦だし特に急ぐ必要もなかろうと長めの休憩(お昼寝タイム)を取ったら、強風の
中をもくもくと歩いてロブチェに13時20分着。

行きに泊まったロッジだとマチンドラじいが泊めてもらえなさそうなので、今回はあの寒いバッティの上にある
ロッジに泊まることにする。このロッジのダイニングや廊下は地面がむき出しで凸凹しているなんとも粗雑な
感じなのだが、トイレはあちこちにあるし、ストーブは3回も燃料を足して炊いてくれる良いロッジだった。

そして死んだようにグッタリしている中年のハンガリー人のグループがとってもフレンドリーで、特にリーダー
のおじさんは面白かった。前日はタグナクからチョラパスを超えてきたらしく、今日はゾンラからロブチェまでの
短い行程だったけど前日の疲れがまだ残っているようだ。

他にもイスラエル人の若者グループがいたが、チェリンじいはイスラエル人が嫌いらしい。ネパールではイスラ
エル人と言うだけでロッジも拒否することもあるとか。どうやらかなりいろんな問題を起こしているようだ。

それはともかく、温かいロッジに楽しいトレッカーとの会話で生き返った。

20時就寝。


ネパール エベレスト街道トレッキング その21

2013年09月06日 21時53分01秒 | ネパール2013

とりあえずダイニングでお昼を注文することに。

予定では10時にゴラクシェプ着、お昼を注文し11時に出てきて、12時に食べ終わって出発の予定だったの
だが・・・。

9時35分ゴラクシェプ着、お昼にはまたもやパイナップル缶とホットチョコレートを注文したら時間が早かった
からか、ただパイナップル缶を温めたらいいだけだからか10分もしないうちに出てきてしまい、10時20分
には食べ終わってしまった。



するとチェリンじいがEBCに行くなら早い方がいいからすぐに出発しようというではないか。まだロッジに着いて
1時間も経ってないのに~!! それにここのロッジ、異様に広く、また部屋は2階の一番奥にあったので、
ロッジの中を移動するのにも一苦労する。

部屋に荷物を持って上がってEBCに行くための荷物をまとめたつもりがいろいろと忘れ物が見つかって4度
も部屋とダイニングを往復してしまい、さらに疲れてしまった。

やっとのことで準備をしたら、チェリンじい達はロッジからランチにおかわり自由のダルバートではなくチャーハ
ン(それも少ない)しか出てこなかったから、バッティでラーメンを追加して食べていた。なんだよ~う。

結局EBCには11時に出発。

EBCへの道は意外とアップダウンが多い。



登ったり降りたりするので行きも帰りも同じくらい時間がかかりそうだ。

 ヌプツェとクーンブ氷河

尾根に上がるとやっとこさエベレストの頂上が見えた。



でもこれってナムチェとそう変わらないよね・・・? は~、でもエベレスト見えたから、明日わざわざカラパ
タールまで登らなくても別にいいんじゃないかな。本来の目的はEBCだし。

と、だいぶ気持ちが後ろ向き。そのくらい疲れていた。意外と遠いEBC。



ルートの正面、黒い山の峰の麓にテントが見える。EBCだ。

尾根からEBCへはトラバース気味に氷河へ下っていくのだが、下るということは帰りは登らなければいけない
わけで、それを考えると本気でEBCに行くのを止めようかと思った。私よりも前にゴラクシェプに来たご夫婦も
EBCは尾根から見えたからと引き返したらしい。その気持ち、分かる~!

それでも 「いや、私の今回の目的はEBCで『神々の山嶺』の羽生さんと同じ景色を見るんだったでしょ!」
と思いなおして降りていった。このトラバース道が氷河で削り取られた斜面に道を付けただけというところで
いつ落石起きてもおかしくない道。落石起きても避ける気力もないけど。



トラバース道を下りたら登り返し、氷河の中に入る。この道ももちろん氷河の上だ。

そうしてやっとEBC(の入り口)に到着。12時30分なり。やっと、やっと着いたよ。



たくさんのルンタが奉納されていて、ご丁寧にどこかのツアーが置いて行ったのかEBC trec 2013の旗が。
ここで記念撮影をしたらほとんどのトレッカーはそのままUターンして帰るのだが、写真を見れば分かると思う
けど、実はここにはまったくテントはありません。

この場所からテントサイトまでは30分ほど歩かないと最初のテントが張ってる場所までは着かないのだ。

(ここで果たしてEBCに来た、と言えるんだろうか・・・。) 自分に問いかける。でも体力が、気力が・・・。

チェリンじいがどうする?行くか?と問いかけてくるもなかなか決断できないまま、とりあえず一番手前のテント
まで、と歩いていく。



EBCはとんでもない中にあって、こんなところで1か月も2か月も暮らすことを考えるとそれだけですごいなあ
と思った。そしてとんでもない数のテントがひしめき合っているのにもびっくりする。さすがポストモンスーン、
オンシーズンだけあるわ。

さて、一つ目のテントから、その辺の人に話を聞きながらとうとう三浦キャンプのテントサイトに到着した。
ネットで調べていたとおりアイスフォール近くの場所で、EBCの入口からここまで1時間10分もかかった。



記念に三浦キャンプの旗と記念撮影。三浦さんは昼食後にレスト中ということで会えなかった。スタッフの
方にお茶に誘っていただいたが、あまりゆっくりもしてられない時間だったし辞退させていただいた。



アイスフォールは正面から見るとすごい迫力だ。この写真ではどのくらいの大きさか分からないだろう。
アイスフォールの真ん中から左手の一部分を拡大したのが下の写真である。



○で囲ってるのがアイスフォールを降りてくる人の姿だ。なんて恐ろしいところを降りてくるんだろう。
本当にすごいなあ。

でも正直、まったく羽生さんのことに思いめぐらせる余裕はなく、むしろここからゴラクシェプまで暗くなる前に帰
ることができるか心配なほど疲れ果てていた。

もうよろよろで、マチンドラじいが手を貸してくれてようやっと歩いているような状態。
やっとのことでトラバース道を登り返したら座り込んでしまった。完全にシャリバテだ。
持ってきていたチョコチップクッキーをつまみホットレモンを飲んでエネルギーを補給する。

この時の気持ちは本当に情けなくて情けなくて。一番辛かったで賞。

またアップダウンのある尾根をひたすら越えて、ゴラクシェプ手前の平原に着いたところでホッとする。



ここにヒマラヤ雷鳥がいた。写真を撮ろうと近づいていくと後ろから雷鳥の鳴き声が。
と思ったらマチンドラじいが鳴き声を真似ていた。



私が写真を撮りやすいよう雷鳥の興味を引くためらしい。ライ族は狩猟をするので鳴き真似がうまいのだと
チェリンじいに後で聞いた。

やさしい気持ちが染みてきて、泣きそうになった。マチンドラじいがいてくれて、本当に良かった。

ゴラクシェプのロッジには16時到着。 ロブチェからゴラクシェプまで2時間30分、ゴラクシェプからEBC往復
に5時間。標高5000m以上で合計7時間30分行動は過酷だった。

部屋に上がる気力もなく、そのままダイニングのストーブ前に座りボーっとする。
隣に座って暖を取っていたカリフォルニアからの年配女性2人がとても感じのよい明るい方達で、しばし歓談。

夕食にはトマトチーズスパゲッティを注文した。日本と比べるとふにゃふにゃで日本人には不評と聞いていた
けど、柔らかいほうが今の私には食べやすい。と言ってもやはり半分はマチンドラじいに食べてもらったが。

この日は疲れ切っていたのでチェリンじいには「今日はとっても疲れたので、場合によっては明日はカラパター
ルに登らないかも。」と言うと、「カラパタールに登ったと言えなくなりますよ。」と返されたが、どうでもよかった。

20時就寝。


そしてスモモが残った。

2013年09月01日 22時27分41秒 | 番外(日常つらつら)

この週末は源流遡行の代わりにスタッフがたーくさん遊んでくれました。

まずはすもも狩り。すもも狩りはなんだかのどかな味覚狩りで、1人が木に登って枝を揺すってポロポローン
と落ちてくる実を拾うのだ。初めてやったけど、なんだか微笑ましい味覚狩りだなあ。



かわいらしいすももの実。果実酒にするととてもおいしいらしい。
帰りに実を分けてもらってさっそく果実酒を漬けてみた。



かなり実の量が多かったので、きっとおいしいすもも酒になるはず♪ 3か月後が楽しみ~。

そして土曜日の夜は先週日曜日に網入れ解禁日で捕られた鮎でぜいたく鮎飯。
なんせ由良川最上流部の天然鮎だから、下のほうとはまったく味が違うらしい。



また、秀さんのお母さんがわざわざ炊いてくれたのだが、名人らしく、炊きあがった鮎飯が全然魚臭くないのだ。
普通お魚を入れて炊いたごはんって多少なりとも魚臭くなっちゃうけど、これはどういうこと?しょうがとか使っ
てる感じでもないし。次の日のお昼におにぎりとして持って行っても変わらずおいしかったです。

さらにこちらも。



鮎の塩焼き、炭火だし、子持ちあゆも混じっていて大きい!これも全然臭くない!!
3匹もいただいてお腹いっぱいになった。感謝感謝。



われわれ面倒見てもらう側はせめてものお返しにお酒を持ってきましたよ。(笑)
奮発してMACALLAN12年ものウイスキーも。私はウイスキーは飲まないんだけど、これはおいしかった。

日曜日はずっと行ってみたかった小野子谷をシャワークライミング。
滝が連続するもののどれも登れる(ただしザイルを出してもらっての話)ので楽しかった。沢登り終了後の
下山がぐずぐずのけもの道を2時間かけて降りてきたのは疲れたけど。

何から何までありがとうございました。源流遡行は行けなかったけど、盛りだくさんの内容でみんな本当に
喜んでました。私も含めて。

-おまけ-

すもも狩りで出会ったモリアオガエル。



よくこんな体制でくっ付いて眠れるもんだ。(笑)