風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール エベレスト街道トレッキング その3

2013年05月29日 22時35分45秒 | ネパール2013

ネパール2日目。朝3時45分起床。眠い目をこすりつつ着替えを済ませて1Fのレストランへ。
4時20分に朝食をお願いしていたのだが、私はアメリカンブレックファースト、Tさんはインディアンに。
ノルブリンカではコンチネンタル、アメリカン、イングリッシュ、インディアンから選べるんだな。卵の料
理方法も選べるしインディアンにすると飲み物にラッシーが選べたり、オムレツかカレーかも選べると
いう選択肢の多さ!これが好きなんだよ~。

朝食をしっかり食べたらロビーでチェリンじぃのほか、Tさんはナムチェで引き返すためもう一人の日本
語が話せるガイドのパサンじぃと待ち合わせて国内線の空港へ。

カトマンズの国内線は国際線の隣に別棟である。特に渋滞やバンダ(ストライキ)に遭うこともなくあっ
さり5時30分に到着。荷物検査もささっと済んで空港内に入るとチェックインが始まるまでしばし待機。



いつもであればチェックインまでごった返す空港もなんだか空いてる?シーズンも終わりに近いからなの
だろうか?

そしてかなり待つだろうと思っていたら案外早くチェックインも終わり、そのままボディチェックに入って
待合室(いわゆる搭乗口待合)に移動。少しだけお土産物屋さんがあったりネットコーナーがあったり
そしてここで売っているミルクティ(ドゥ・チヤ)がとってもおいしかったので飲む気満々でいたのだが、
「もうバスに乗りますよ!」とチェリンじい。ええ~?!入ったばっかりなのに?

どうも今日は快晴で6時15分発の第一便は予定通りに飛ぶらしい。ビスターリではないね。(笑)

滑走路をバスで移動し今回乗るTara Airの飛行機前でSTOP。チェリンじい曰く数あるルクラフライト
会社の中で、ここが一番飛行機を飛ばす数も多く、悪天候時でもフライトキャンセルされることが少な
いのだそう。



はい、こんな小さい飛行機ですよ。まだ乗るなと制されたので合間にTさんは飛行機好きなので飛行
機と記念撮影。うれしそうだ。

そして乗ってもいいと合図されたら速攻乗り込み左側の席へ!何故ならルクラは東なので飛行中は
左側にヒマラヤが見えるから。



相変わらず騒音と気圧対策に綿とキャンディが配られる。Tara AirでもYeti Airlineのキャンディが
配られるのは何でだろう?おいしいからいいけど。

機内はこのとおり。



左右2列です。一応CAもいて飲み物は配られないけどさっきのキャンディとか配ってくれる。
Tさん、正面のコックピットも一生懸命撮影。さすが飛行機好き。



こんなふうに丸見えです。かなり無防備です・・・。

定刻に出発した飛行機、しばらくすると見えてきた~!



おお~!格好いい。どこいらへんのなんていう山かちっとも分からないけど。4年前にL.P.さんに聞
いた時にいくつかは名前があったけど、あとは名もない「ただの山」扱いだったりするネパール。まった
く次元が違う。

そうして30分ほどすると谷間に入っていく。



山と山に挟まれた狭い谷の中を進む。今日は天気もよく、ルクラのヒラリー・テンジン空港の斜めの滑
走路に突っ込み無事ランディング。



なんだか空港が(というより滑走路が)どんどんきれいになっているような気がする。
「III24III」とか到着後の飛行機の誘導表示とか、こんなん前は無かったような?それにしても24って
なんだろ?

飛行機を降りると空港警備の人にさっさと外に出るように促される。
金網の外には前はもっとたくさんポーター志望の人が待ち受けていたものだが、今回はあんまりいない。
朝早いから?それとも季節も終わりだから?

ガイドの2人にダッフルバッグを持ってもらいチェリンじいが予め頼んでおいたポーターを待つ間にナマ
ステロッジでお茶をいただく。



ナマステロッジのおじさんはTara Airのルクラ発フライトの管理を行っていて、帰りルクラではここに
泊まる予定。もしもの時に頼りになるのは現地のフライト管理をする人とエージェントのコネクションな
のだ。

ポーターのマチンドラじぃはいつも笑顔の人の良さそうなライ族で、若い姪っ子に自分の代わりに今回
ポーターの経験を積ませたかったようだが、チョラ・パス越えがあるためチェリンじいはマチンドラじい
に当初の予定通り頼むことに決めた。チェリンじい曰く「いざという時にポーターが女の子だと、そっち
にも気を遣わなければならなくなると困るから」。 これは結果的に正解だったと思う。

マチンドラじいを待っている間ルクラの町を散策する。



スターバックス(もどき?)は4年前にもあった。真ん中がアマダブラムになってるのよね。嘘くさいけど、
このたび中に入ったらちゃんとしたコーヒー飲めました。でもメニューにピザがあったりするけど。(笑)



「YakDonald」は前あったかなあ?なぜかこっちもアマダブラムが背景だ。分かりやすいからかな?
ヤクステーキはTさんが注文した際に少し食べさせてもらったが、水牛よりずっと柔らかくて臭みもなく
普通においしかった。

で、なんせ飛行機が7時過ぎに到着したからまだまだ早い!今日はお昼を食べても4時間くらいしか
かからないのだ。 

そうして8時にいよいよロッジを出発です。今日はお気楽、ほとんど下りだよ~。


ネパール エベレスト街道トレッキング その2

2013年05月27日 23時20分22秒 | ネパール2013

予定どおりトリブバン空港に到着し、ビザ申請書に必要事項を記入のうえ写真とお金を持ってウィズ
アウト・ビザ(ビザなし)の列に並ぶ。前回はビザ申請料が25ドルで30ドル出したらどさくさに紛れて
お釣りをもらい損ねたので、今回はぴったり40ドル(3週間以上なので)を準備。

ビザを無事取得し荷物を受け取って空港の外に出ると、チェリンじぃが迎えに来てくれていた。今は
社長のL.P.さんはクーンブ地方にトレッキング中なのだ。

車に乗ってホテルへ。いつもより道路が整然としていたのは土曜日だからだろうか?(ネパールは
土曜日が休日)

ホテルは前回と同じタメルにあるホテル・ノルブリンカなんだけど、最近改装したらしく前の倍にルーム
チャージが上がったので他のホテルを勧められたのだが、ここの朝食が好きだからちょっとくらい贅沢
してもいいだろうと変更しなかったのだ。

しかし着いてみたらフロントはほとんど変わらず。



スタッフも変わってないみたい。ホテルのレストラン横におしゃれなテラスとバーが出来てたくらいかな?



部屋もベッドリネンが新しくなってテレビが薄型になってる以外はバスルームとか全然変わってないと
思うんだけど。ま、いいわ。ここのスタッフは底抜けに明るいから好きなんだよね。私がちょこっとネパー
ル語しゃべるだけでめっちゃ喜んでくれるし、冗談言ったらめっちゃ受けてくれるのよ。(笑)
そしてレストランは24時間営業(!?)だから、朝早くても朝食作ってくれるんだ。

                            

ホテルにチェックインしたらすぐに近くのL.P.さんの事務所に行き、娘のドルマさんにツアー代金を
支払う。TIMS(トレッキング許可証)申請のための写真も渡して、明日からのトレッキングで使用する
ダッフルバッグとシュラフ、そしてインナーシーツも借してもらうことに。

チェリンじいがホテルまでシュラフなどを持って行ってくれるというので、Tさんと私はさっそくタメルに
繰り出し、まずは両替屋へ。土曜日は銀行が開いてないのでタメルの両替屋を見て回っていると、
あるところのお兄ちゃんが「うちで両替しなよ!1ドル87ルピーにしてあげるからさ。」と言うのだが
一応通り過ぎて2,3件確認してから戻ってきたら、「他と比べてから戻ってきたな!うちが一番だろ?」
と兄ちゃん。そうだね。だから約束どおり1ドル87ルピーで両替してね♪

いつもなら100ドルくらいしか替えないけど、今回はタンカ(仏画)の購入やらいろいろと頼まれものが
あるので400ドルも両替する。400ドル×87ルピー=34800ルピーで、1000ルピーの高額紙幣ば
かりだと買物に困る場合があるから500ルピーや100ルピーも混ぜてもらった。   

それからさっそくりこぼに教えてもらったタンカショップを探してタメルを下っていくと、あっさり見つかっ
た。「TARA THANGKA CENTER」に入ると店主のタパさんがいて、説明すると「りこぼさんは私の
友達です~!うれしい!」と言ってとても喜んでくれる。200ドルくらいでマンダラが欲しいというと、
「りこぼさんのお友達に変なものは出せない」と、いろんなタンカを見せてくれた。



幸いお店は明るく(ネパールは停電が多い)、手元を照らすライトもあったので細かい部分もよく見えて
安物は色が線からはみ出してたりおおざっぱ、値が上がるほど絵柄も細かくなって色付けも丁寧にな
るのがよく分かる。200ドルの予算で買えると言われたものは予想より大きく50cm以上はあった。
見せてもらったマンダラはポスターカラーではなく天然の鉱物性の顔料(ラピスラズリなど)を使って書
いたものだそう。ちなみにここのタンカはすべてチベットタンカで、ネパールタンカとは異なるらしい。



グラデーションもまったく安物とは比べものにならないほどの違いだ。

全体の色調も暗いものや明るいものがあったけど、家に飾るなら明るいほうがいいね、と明るいほうを
とりあえずキープしてもらい、今日は写真に撮ってメールで依頼主と相談してからトレッキング後に買
いに来ることにした。なんせ200ドルの買い物だし、頼んだ以上はどんなものを買ってきてもしょうが
ないと思ってくれるだろうけど、どうせなら喜んでもらいたいしな。

タンカショップのあとは肩掛けカバンやトゥルシ(ホーリーバジル)ティー、スパイス類などタメルからア
サンチョーク方面までグルグルっと回り、近くの薬局でダイアモックスを購入。ダイアモックスは10錠で
130ルピーだった。Tさんは日本で処方して持ってきたらしいが、実はタメルで安く簡単に購入できます。
使用期限とかどうなのかは怪しいところだけど。(笑)
そうこうしていたら時間はあっというまに19時に!

                           

で、夕食は悩んだもののTさんはネパール初めてだし、帰ってきてからは1人だからなかなか行けない
だろうとタメルハウスというネワール料理を食べながら民族舞踊が見られるお店に行くことに。

私も初めて入ったんだけどネワール料理初めてで新鮮だった。アルタマ(じゃがいもと竹の子のスー
プ)や、チキンセクワ(鶏のグリル)、ネワールモモなどいただき、2Fから階下の舞台の踊り子さん達
を写真でパチパチ(私はカメラを忘れてしまいTさんが撮影)。てっきり踊りを見るから高いのかと思った
ら二人で1435ルピーだった。

21時にホテルに戻り、それからシャワーを浴びたり、フロントでパソコンを借りてメールを送ったり、
明日トレッキングに持っていく荷物とホテルに預ける荷物を仕分けたりしていたら23時になった・・・。

朝食は4時20分にお願いして、明日は3時45分起床とする。1日目からよく動いた。

                           


ネパール エベレスト街道トレッキング その1

2013年05月24日 20時43分29秒 | ネパール2013

とうとうやってきた,3週間のリフレッシュ休暇!

4月26日(金)から休みを取り,午前中にドル預金から必要な現金を引き落として来たのだが,
手数料に1ドルあたり2円も取られたのは誤算だった。T/Cにすれば1ドル1円だったのに・・・。
でもネパール到着日の土曜日は銀行お休みだしな。

で,午後1時過ぎにはMKシャトルがやってきてピックアップ。いつもはリムジンバスで行くんだけど,
今回はスーツケースじゃなくてダッフルバッグなのでドアtoドアのMKシャトルを帰りも予約。
楽ちんです。

関空には予定どおり15時に到着し,さっさとチェックイン。今回は行きはビジネスなのだ。
で,ラウンジに行くためにもさっさと出国の審査を済ませたのだけど,今まで関空の免税店には
ほとんど寄ったことがなかったので見てみることに。というのも今回お世話になるL.P.さんは
日本酒がお好きなのでお土産に持って行きたかったんだけど,ダッフルに入れていくのは怖い
ので免税店で買っていけばいいかと。

しかしながら,そこには「乗り継ぎされる場合は乗り継ぎ国で没収される可能性があります。」と
の無情な注意書きが・・・。それってタイのこと?買って行ったのに没収されたらやってられない
じゃん!で,結局買えず。

そうしてラウンジへ。アシアナはスターアライアンス系なのでANAのラウンジと同じのようだ。
新しくなってマシになったとどこかに書いてあったが広くて明るくていい感じ。
生ビールもあるし。お腹は空いてなかったしどうせこれから機内食が出るなら食べるわけにも
いかないのでビールとナッツだけつまんで,新聞読ませてもらいました。ラウンジいいなあ。

初ビジネスクラスに乗ってソウルへ。乗っている時間は短いですが,ビジネスはさすがに広いな。
リクライニングもすごいし。食事もワインリストも出てきちゃったりして。でも飛行機は別にビジネス
でなくても私はエコノミーで十分だな。

インチョン空港に18時50分着。買い物しようかなと思ったけど別に大して安くもないのでアシアナ
のビジネスラウンジへ。シックで落ち着いた雰囲気の広いラウンジでした。ここではお腹いっぱい
だし,アルコールももういいかなとお茶だけ。で,パソコンがあるのでついついネットしてたらいつ
のまにかいい時間になっていた。アブナッ!

今度は21時20分発のタイ航空にてバンコクへ。

タイ航空のビジネスはリクライニングとかはアシアナと特に変わらないけどアメニティの入ったポー
チが席に置かれていて,中にはなぜかU.K.ブランドのCrabtree & Everynのハンドクリームや
リップまで入っていたりしてうれしかった。時間も時間なため寝るつもりだったのが,ついつい「王
になった男」を見てしまった。日本語ないから半分分かんなかったけど・・・。

1:30スワンナプーム空港着。この空港は全て歩き。Transitが遠すぎて真夜中に1キロ以上も歩く
羽目に・・・。Transitのセキュリティチェックを済ませて(前よりずっと緩くなっているような?)タイ航空
のラウンジは5時15分からなので入れそうなラウンジに行ったのだが,ダメとのこと。

しょうがないので人気の少ない,あんまり寒くなさそうなところのベンチで5時まで寝ることにした。
身の危険は感じず,今回は寒さ対策に防寒着も準備していたのでけっこうぐっすり眠ることが出来た。
5時過ぎに起きて,やっとタイシルクラウンジへ。

タイ航空のラウンジは巨大なうえ、食事もとっても充実してるし、パソコンは日本語入力も可能!
すごいなあ。Wi-fiも可能だったったのでためしにSONY-NEX5Rのfacebookダイレクトアップ
機能を試してみたら、なんと適用外国のため不可能との文字が・・・。タイで無理ならネパールも無理
に決まってるじゃん!ガクッ。

軽く朝食を取ったら無料マッサージを受けに向かいのロイヤルオーキッドスパへ。極楽でした~!
終わった後にお茶やお菓子まで出てくるの。そこで出てきたバナナキャンディがおいしかったな。

ラウンジを堪能したらカトマンズ行きの搭乗口へ移動すると、ちゃんとTちゃんがいたのでホッ。

席は別になっちゃうけど、これで予定どおりカトマンズへLet’s Goなのである。


頼まれものを配達終了

2013年05月22日 22時03分44秒 | ネパール2013

昨日は針のついでにIさんに頼まれていたシンギングボールを渡し、今日はタンカを買ってきてほしい
と頼まれたKさんに会うため六甲道で待ち合わせ。

喜んでもらえるかドキドキでしたが気に入ってもらえたようです。

こちらがご希望のマンダラ。

 

細かい部分が安いお土産物とは異なります。そしておまけでくれた小さいタンカですが、1500ルピー
程度のものはやはり線もあらく色づけも適当なので、絵柄が異なればマシなやつがあるかなあといろ
いろ見せてもらっていたら、これじゃあ納得してくれないんだなと思われたらしく、明らかに大幅ランク
アップなものを出してくれました。(笑)



美しい~。そして2人の表情がステキ♪ 顔の表情や色付けのグラデーションが安物とはこれまた違う。
そしてKさんは予算が許せばこの図柄が欲しかったはず!

やっはりKさん喜んでくれました。ふっふっふ。いいでしょう?
りこぼにもお礼を言わなければ。自分なら入ることはないであろうタンカショップにシンギングボール
のお店で人様のものとはいえ、お話を聞いていろいろと違いを見られたことは良かったです。


帰ってきました。

2013年05月19日 15時53分51秒 | ネパール2013



今朝ネパールから帰ってきました。ジョムソンの飛行機事故で周りには心配をかけたみたいですが、
私は西のアンナプルナではなく東のクーンブだったので大丈夫です。

写真はカラパタール(5545m)より。エベレストもきれいに見られました。へろっへろでしたが。
アイスフォールの左側に見えるのがEBCです。

5000mレベルの、シェルパに言わせると「山(カンリ)」ではなく「丘(リ)」めぐりでしたが、トレッキング
と舐めるなかれ。ほとんど空身で登ったにも関わらず、本当にしんどかった。
サミッターだけでなく6000m峰でも登る方たちを尊敬します。
正直若いうちに来てよかったと・・・・。

そして、ガイドのチェリンさん、ポーターのマチンドラさん、そしてトレッキング会社のFamily Alpine &
Expedition
 代表のL.P.さんに感謝!今回は特にL.P.さんの力に助けられました!

とりあえず日記は後日。しばらくは仕事に追われそうです。