風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

富士山を眺めるハイキング in 河口湖 後篇

2014年03月24日 23時03分40秒 | ハイキング・登山

次の日、朝5時起床。例の3人組はまだ寝ている模様。

それにしてもやっぱり寒かった~!夜中に管理人さんに毛布借りに行こうかと思ったけど、遅くて無理
だったので、モンベルの薄手ダウンを足元に、腰に山スカを巻いてなんとか暖を取った。ウォームアップ
シーツを持ってくるべきだったな。

昨日お湯で戻しておいたアルファ米にアマノフーズの参鶏湯を入れた雑炊で朝ご飯とし、コーヒーで目
を覚ましたら、着替えたり荷物を片付けたりしていると隣のテントも起きた模様。すると朝ご飯も食べずに
テントを撤収して6時半には居なくなっていた。

あとで管理人さんに借りたペグを返しに行ったら、あの3人組は三つ峠に登りに行ったとのこと。
山ノボラ-なら早く寝ろ!!そしてテン場で騒ぐな!
(でもそのうちの1人が財布を無くしたらしく、あとで戻ってきてずーっと探していた。)

で、私は7時30分にキャンプ場を後にし、バスがないので駅までえっちら歩いて行った。駅の売店が8時
からオープンなのであらかじめお土産を買ったら、要らない荷物とともにコインロッカーへ。迷った末ワカン
も置いていくことに。

そして身軽になって向かったのはカチカチ山ロープウェイ乗り場。9時から営業なのだが思った以上に観光
客(子供連れ)が多く、行列になっていた。

どこまで行けるか分からなかったので往復料金を払って2便目に乗り込み、山頂駅に9時10分着。

山頂駅からの眺めは素晴らしかった。



いや~、こういう富士山を見たかったのよ。

そして、三つ峠登山口のゲートをくぐって一人登山開始です。とにかく最近このルートを行っている人の
記録がなかったので、無理せず危ないようなら引き返すつもりでスタート。

最初は天上山への登りで途中から山頂を巻くトラバース道になったんだけど、雪がけっこう締まっていて
もし滑落したらシャレにならないから6本爪アイゼンを早々に装着する。何度かこういう巻道があって、
そこは楽をせずに稜線を行った方が安全です。

でも幸いなことに昨日歩いたんじゃないかと思われるトレース(それも下山)があったので、道に迷うこと
はほぼ無かったし、そういう気疲れはしなくて済んだのでよかった。

雪はあるけど、カチカチでもグサグサでもないちょうど良い雪で、沈むこともないから歩き易いし。

傾斜も緩やかなのでそんなにしんどくない。でも雪があるせいで登山道に向かって伸びている小枝を
避けるのが大変だ。そして基本的に富士山に背を向けて歩くことになる。だからかな、あんまり登りに
使われず下山路に指定してるのが多いのは。ある意味誘惑が少なくていいけど。

そうして11時前に目印となる鉄塔に到着。9時15分にスタートして1時間45分でここまで。



ここからも良い景色。 さて、あまりまともな地図がなく、もっぱら下山路として書かれているものばかり
で、唯一カチカチ山ロープウェイのホームページに三つ峠まで3時間となっている。なら12時くらいには
着けるんだろうか?雪の影響でどのくらい遅れてるのかなあ?

でも、ここまで来ると三つ峠の山頂らしきものがかなりぐるーっと巻いてるように見えるけど、近そうな?
それに山頂まで行ける目星がついたからか楽しくなってきたし♪ 南アルプスもさっきから少し見えてるし。

そう思って頑張って歩いていたんだけど、ここからが長かった!!見えてるのになかなか着かないのだ。

ちょこちょこ起伏のあるところを登っては、あ~、まだ先があったって感じで。

そのうえ、最後の最後でこんな急で、積雪のあるところに出くわし、さすがにバテて、心が折れそうに。

 つ、疲れた。

で、やっとこさ山頂前の平原に到着です。そこが木無山だった。(12時44分)
結局スタートから3時間半かかりました。



                         富士山もこのとおり。 



                          南アルプス!



                         八ヶ岳も!

しばし疲れてボーゼンとしていたら、一人のおじさまが通りがかったのでお話しする。
「それは大変だったね。帰りはどうするの?三つ峠登山口で良かったら車で送ってもいいけど。」
とのありがたーいお言葉が!!

素直に乗っかって(笑)、帰りは楽ちん三つ峠登山口へ下山できることになった。ヤッホー!
もう三つ峠駅に降りるのもしんどいから、歩くなら河口湖畔に降りる道(たぶん2時間30分ほど)を下りる
しかないかと思ってたので、下山が2時間を切るのは本当にありがたかったし、そこから本数の少ないバス
を待たなくてもよいのもうれしかった。三島のおじさま、ありがとうございました!

ただ、おじさまは出発が遅かったからお昼はいらないらしく、でも私はペコペコだったので小腹を満たすた
めにミニドーナツを食べて、そのままおじさまが行くという開運山山頂に付いて行った。かなり疲れてたから
ほとんど休憩なしでの山頂までの登りは辛かったけど、登ってみたらよく写真に出てくる「三つ峠」の文字が。



あれ?おじさま間違えたのかな?と思ったら、三つ峠山の本当の名前が開運山なんですと。峠がなんで
山になるのかおかしいなと思ってたけど、開運山・木無山・御巣鷹山の三山を合わせて三つ峠山という
意味なのだそうで。

ここからももちろん絶景なり。



反対側はやっぱり南アルプスが連なってます。



そして正面に見える尾根が、私が今日登った府戸尾根。長いけど傾斜は緩いね。よーがんばった。私。

それにしてもけっこうな数の登山者がいるなと思ったら、ツアー客だった。貸切バスで三つ峠登山口から
のピストンらしい。



三つ峠登山口への登山道は、山頂に山小屋がある関係で除雪車かなんかが通ったのか、林道なみの
広さで歩き易く、ダーッと下って2時半過ぎには登山口バス停に降りて来れた。そこから河口湖駅まで
送ってもらう。

さすがにお腹が空いたので、今日は吉田うどんにしようと、駅のカフェで吉田カレーうどん800円をいた
だくことに。



なぜかうどんが10cmほどの長さになっていたのだが、外国人観光客が多いからなのだろうか?
うどんは特にコシが強いとも弱いとも思わなかったし、味も普通かな。っていうかカレーうどんって、うどん
本来の味とか判定するには不向きなので、今度来た時はノーマルを食べてみたい。

で、今日は頑張った自分へ、ちょービンボー旅行(夜行バス+テント泊)に潤いをということで、エステティック
たかの友梨プロデュースの「桜庵」に日帰り入浴しに行く。ここには河口湖駅から送迎バスも出ているので
便利である。



フロントはこんな感じ。

日祝日は入湯料1,500円ですが、他の入浴施設も1000円くらいするからまあ許容範囲でしょ。
バスタオルにハンドタオル、館内着もセットの価格だからね。

中に入るとシャンプーもリンスインシャンプーじゃないし、歯ブラシやヘアキャップ、ボディタオルとかも
使い捨てが用意されてて、お風呂は高密度ジャグジー(水流で流される!)に炭酸泉、露天風呂は「コエン
ザイムQ10」風呂ですよ。(笑)

サウナは竹炭サウナ、塩もみサウナとヒアルロン酸ナノスチームハマム!すごいね。

さすがにこういうところだから周りは女子力の高そうな感じで、山の格好でやってきたのなんて私だけだよ。(笑)

まあ、お風呂も興味あったけど、なんでここに来たかったかというと、夜行バスの時間までゆっくり休憩した
かったんだよね。で、ここは2階にヒーリングラウンジがあって、専用テレビの付いたリクライニングシートが
あって、隣のダイニングからビールなんぞ注文して休憩できるのだよ。

もっと時間があったら500円プラスして岩盤浴してもよかった。

そうしてゆっくりくつろいだら、帰りも送迎してもらい20時53分発の夜行バスで帰ったのでした。

富士山の見える山登りはやっぱりいいね。
今度はくろさんや三島のおじさまに勧められた毛無山登山をしに、秋に再訪したいと思います。


富士山を眺めるハイキング in 河口湖 前篇

2014年03月23日 10時18分18秒 | ハイキング・登山

この週末、どこか山に行きたいなあと思っていたところ、富士山好きの私にくろさんから河口湖近辺の山
をお勧めしてもらった。

お勧めは黒岳などのある御坂山脈や毛無山などだったのだが、今年は積雪が多めで一人で歩くにはちょっ
とやばそうだったので、比較的人が登ってそうな三つ峠登山口から三つ峠山まで行き、河口局方面に降り
てくるコースと、より富士山が近くに見えるらしい足和田山コースを選択。

夜行バス「フジライナー」に乗って大阪から河口湖へ。



朝8時過ぎに到着。なんとすでに駅で857mとな?!摩耶山より高いやん。
今日テント泊やのに、寒そうだな・・・。

そして駅の中には立派なお土産物屋さんとカフェがあって、朝8時から夜8時までけっこう長い時間開いて
いる模様。土産物もおしゃれな富士山グッズがたくさんあって、欲しくなる~。

とりあえずいらない荷物を駅のコインロッカーに預けてから切符売り場の窓口で三つ峠行きのバスをお願
いしたら、「12月からずっと運休ですけど。」 ええっ!?そんなことホームページのどこにも書いてないや
ん!それにヤマケイオンラインにはバスが三つ峠まで入ってるって書いてるのに~。

途方にくれるもしょうがないので2日目に登るつもりだった足和田山に行き先を変更することに。
路線バスは3月は本数が少なく、目的地に行くバスは9時28分発本栖湖方面行で大嵐バス停を下車する
頃には富士山の山頂はすでに雲に覆われていた。

そこから天神社に向かって少し歩くとすぐに登山道に入る。と言っても林道がメインのようで車が上がれる
ほどの広さのところも。林道の横に登山道が付いてるらしいのだが、早々に雪が出てきて歩道がどれが分
からない。アイゼンとワカンは持ってきていたものの凍っていたりはしなかったのでどちらも最後まで使うことはなかった。

たまにショートカットもしたりして、けっこう長いこと歩いて、やっとこさ足和田山に着いたのは11時25分。

 

こう、どーんっと大きな富士山が見えてたはずなんですが・・・。え~ん。



河口湖側はこのとおりきれいに見えるんですけどね。

途中でお腹空いてポケットに入れていたおにぎりを食べたので、ここでランチはせず先に進むことに。
次の眺望スポットは三湖台。



この日足和田山前後で会ったのは2人だけ。低山だし連休なのに意外と誰も歩いてない。

で、三湖台までもけっこう遠かった。何度かアップダウンあって、歩きごたえけっこうあります。
三湖台には12時30分着。富士山はさらに見えなくなっていた。



ふじやまクッキーで富士山を表現。(笑) せっかくなのでお湯を沸かしてコーヒータイムとする。
でも強風で寒い!!ので、さっさと撤収。

この三湖台へは紅葉台から登ってくる家族連れがちらほら見られた。こっちからだと40分ほどで登れる
からだろう。

私はこのあと紅葉台を経て氷穴まで下り、今日の登山終了。9時45分から13時50分まで約4時間の
ハイキングでした。

バスで駅に戻ったら駅前の「不動ほうとう」で河口湖名物ほうとうをいただく。



けっこうなボリューム。まあ1050円だからね。自家製の七味とうがらしがおいしかった。

疲れたので駅からレトロバスに乗ってハーブ館で降り、そこから歩いてニューブリッジキャンプ場へ。
入場料800円+テン泊500円で1300円だが、近くにある温泉寺の入浴500円割引券がもらえるのが
いいです。



テン場はきれいに整備されていて、水道もあるしトイレもシャワーも洗濯機に乾燥機まであるの。
さすがキャンプ場ですね。

ここに一人ぽつんとテントを張ったら(久しぶりだったのと強風でえらく時間がかかった)温泉寺へ。



ここは、まあ、500円だからいいけど、1000円なら入らないかなあという感じでしたわ。
温もったけど、明日は豪勢なところに行こう。

キャンプ場に帰る前に近くのオギノスーパーに行き、買い物をしてからキャンプ場へ行くと、この寒いのに
外でバーベキューをする男3人組が。あ~、夜遅くまで騒いでそうだなあ。



スーパーで買ったのは新しくなったスマートチーズと富士宮風やきそばスナックにプレミアム山梨ロゼ
スパークリングワインです。



カップ付き500円。プレミアムだからけっこういいお値段。でもおいしかった。

そして外のバーベキュー組はやはりうるさかったのだが、消灯は22時だからそれまで我慢すればいなく
なるだろうと踏んでいたのに、なんと彼らもテント泊だったのだ! バーベキュー終わってからテントを立て
て、そこからまた飲みながらトランプして叫んでた。くそーっと思ったけど、山じゃないしなあと我慢すること
0時、やっと寝てくれました。

は~、やれやれ。


河口湖来てます。

2014年03月21日 09時41分27秒 | 番外(日常つらつら)
昨日夜行バスに乗って河口湖に来ました。

河口湖駅ですでに標高が800メートル越えててびっくり!
駅前で気温6度です。

で、珍しく晴れてるんですが(笑)、登る予定だった三つ峠
行きのバスが大雪のため12月からずっと運休してること
が判明。
ホームページに載せておいてよ!!

しょうがないのでサブコースとして考えてた足和田山に
登りに行きます。

きれいな富士山見えてます。(^-^)

ネパール エベレスト街道トレッキング その31

2014年03月19日 22時20分55秒 | ネパール2013

トレッキング18日目。

今日はルクラまで3時間ほどなので朝食は7時30分と遅め。



珍しくスイートコーンスープというメニューがあったので、それとまたもやサンドウィッチを注文。
どちらもおいしかった~。っていうか日本と同じトウモロコシが入っててほんとに甘い。
(前に食べさせてもらった現地のコーンは甘みのない硬めの小さいものだった。)

8時にロッジを出発。



元来た道を戻るだけなのだが、3週間前より少し緑が多くなってるような。

ずんずん歩いて途中の村でちょっとお茶休憩。
なんだか喉の調子が良くないので、何を飲むか考えていたら、お茶屋のご主人が野草のお茶を入れて
くれた。

 結局なんのお茶だったのやら?

お茶の後はチェリンじいとひたすら領土問題について話していたら、あっという間にルクラに着いてしまっ
た。(11:15)



この子は道で会った子猫。たまたまロッジからちょこっと出てきたの。ネパールでは猫はキッチンとか
中に入って出てこないことが多いから、見られてうれしい♪

ところで今日は曇り空ではあったのだが、特に雨は降ってないのに朝に3機飛んだだけでその後のフライト
は全てキャンセルになったらしい。へ~、私のフライトは明日だけど、ちゃんと予定の便に乗れるのかな?

チェリンじいに聞いてみると、前の日にキャンセルになった分が次の日の朝の便に振り替えられることはな
いそうで、ホッとする。では今日キャンセルになった人はいつ乗れるのかというと、明日飛ぶ予定の人たち
がすべて飛んだ後に回されるそうな。

でも、ルクラでも2880mある高地なので、どうしても午後(と言っても10時ごろでも)は雲が湧いてくるので
そんなにたくさんの便が増便できるわけでもあるまいに。

ん?もし明日もキャンセルになっちゃったら、私はどういう順番で飛行機に乗れるんだ?

と、頭の隅で思いつつ、お昼にする。
どうもパンが恋しかったのか、通常のメニューに飽きてしまったのか、チキンバーガーがあったので注文。



そこそこ普通のが出てきたけど、パンは温かくなかったし、ハンバーグはなんだかよく分からないお肉
だった。残念。

ダイニングには今朝カトマンズから到着したらしいアメリカ人グループの団体がいたんだけど、それが
びっくりするほどのおデブさん達で、どこまで行くのか知らないけど、どうもエベレスト街道ダイエット
トレッキングっぽい。でも歩けるのかな・・・?とっても無理そうな感じだったけど。

今日のお宿は「ナマステロッジ」で、今日は豪勢に広い個室にシャワー・トイレ付でバスタオルまであった。
でも風邪気味だし昨日髪は洗えたし、明日にはカトマンズに帰れるはずなのでシャワーは浴びず。

部屋で少し休んだら、3時のお茶をしにルクラのスタバにチェリンじいとマチンドラじいと3人で行くことに。
コーヒーとブラウニーを注文したのだが、二人には居心地が悪そうだった。というのも周りはすべて欧米
人で、ガイドやポーターが同席している感じではなかったから。

なので早めに切り上げて、2人はトンパを飲みに行くとのこと。
私はブラブラルクラのお店を見て回ったけど、ナムチェと同等かそれ以上の価格設定で何も買えず。
ロッジに戻って部屋で本を読んで時間を潰すことに。

6時になったらダイニングで夕食。
(ちなみに夕食はお昼の時にあらかじめ夕食の時間とオーダーを備え付けのノートの部屋番号のページ
に書いておくシステムである。)

今日はトレッキング最後の夜で、マチンドラじいとは今日でお別れとなる。
なので私のおごりでビールやラム酒のお湯わりを注文して、みんなで乾杯♪
ルクラではツボルグが大瓶500ルピー、エベレストビールが350ルピー、ラム酒が250ルピーだった。

マチンドラじいには現金4000ルピーのほかにホグロフスのジャケットかパタゴニアのダウンのどちらかを
あげることにしたのだが、どっちがいいか聞いたら「ほんとにいいの?」とうれしそうにダウンを選択。
これで寒いバッティでの寝泊りも少しは快適になるに違いない。喜んでくれて本当にうれしかったし、私も
日本で新しいダウンジャケットを買う言い訳ができた。(笑)

親戚の家に泊まるというので外までお見送り。
マチンドラじい、本当にありがとう。
3週間頑張って来れたのはマチンドラじいの献身的な支えと笑顔が大きかったよ。


ネパール エベレスト街道トレッキング その30

2014年03月15日 10時20分58秒 | ネパール2013

トレッキング17日目。昨日の夜はなぜか息苦しく、よく眠れないまま朝となった。



6時半にアップルパンケーキとカロチヤで朝食を取り、7時にナムチェを出発。



今日はパクディンまで。強者はルクラまで一気に行くけど、急ぐ必要もないのでゆっくりと。

それにしても下りは早い!あっという間に吊り橋まで来てしまった。

でも、疲れが溜まっているのかその後足取りが重く・・・。ちょっとした登りにも息が切れるありさま。
なんなんだ?



それでも快晴の中、菜の花やもう終わりかけのしゃくなげを愛でつつ進む。



チェックポストのあるモンジョ手前の吊り橋は長いロバの隊列が向こう岸から渡り始めてしまったため
こちら側では大停滞。



その後のモンジョへのきつい階段の登りがあるのだが、ここは思ったよりきつく感じずすんなに登れて
しまった。不思議。



その後も登ったり下ったりして、パクディンでお昼のはずだったんだけど、シャリバテに。

そのへんにあったロッジに入ってトマトツナサンドを注文したのだが、かなり待っても全然出てこない。
お客は私たちだけなんだけど?

そして出てきたものは、ムーンライトロッジのとは比べものにならないシロモノが!
ツナが、ツナフレークではなく骨付きまるごとのトマト煮を崩したものにチーズを挟んでなぜか焼いてある
という、ほとんどピザのようなもので、骨も入ってるし、なんだかもう・・・。お腹は満たされても心は満たされ
無い感じ。(笑)

ま、それでとりあえずエネルギーを補給して歩き始めたら15分もしないでパクディンに着いた。ガクッ。

帰りはできるだけルクラ側に近いほうに宿をということでチェリンじいは定宿に行ったものの、たまたま
その宿のご家族がお亡くなりになられたらしく、そこは泊まれないことが分かった。すると向かいの宿の
人が声をかけてきたのだが、中は暗いし部屋はどこかわからないしで初めて勧められた宿を断って別の
宿へ。

そこは日本人のトレッキングガイドをしていたおじいさんもいる「TASI TAGEY LODGE」で、ディディも
日本語を少し話せるし、おじいさんは日本語ぺらぺら。温かい雰囲気のよいところだった。(12時10分)

中のダイニングではインド人親子がお昼を食べていたのだが、ジュースや、恐ろしい食べ物「スニッカーズ
パイ」なども注文していて、食べ過ぎだよ!だから息子もそんなにお腹出てんだよ!と思いました。(笑)

さて、一人用のお部屋に通してもらい、17日ぶりにシャワーを浴びることに。ガスシャワーで300ルピー。
でもシャワーブースのほかは脱衣所もないので着替えるのも大変。そして水はけが悪いのでどんどん底
に水が溜まってくるし。温まることはできなかったが、髪は洗えたから良しとする。久しぶりにふわふわですよ。

それから夕食まではりんご、コーラ、カロチヤを頼んで本を読んでゆっくりする。



夕食はあまりお腹が空いてなかったのでチキンモモと、チョコレートケーキってのがあったので注文。
モモはやさしいお味でおいしかった。チョコレートケーキはいわゆる蒸しケーキでちょっと思ってたのと
違ったけど、まあいいか。

ダイニングには米国人のおじさんがいたのだけど、その方はだいぶ昔にクーンブ地方の女性(ナムチェ
出身)と結婚したそうで、そういう人のことを「クーンブシンジ」と呼び、エベレスト街道沿いの宿(たぶん
シェルパ経営の?)はすべて無料で宿泊できるそうな! いわゆる親族扱いになるってことでしょうか?

「クーンブシンジ」が来てることは街道沿いですぐ噂が広まるみたいだし、なんだかすごいな。

明日はとうとうルクラです。