風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

満寿一の大吟醸

2012年09月29日 18時00分34秒 | 番外(日常つらつら)

先週末は中央アルプスの烏帽子岳に雨の中登ってぐちゃぐちゃになって大変だった
んだけど、なんとか登ってきました。疲れた・・・。

今週末は予定もなかったので、今日は水道筋の灘温泉でまったりしたら、秋のひや
おろしを試飲するために吉田酒店さんへ。

すきっ腹だったのでさすがに8種類近く試飲したらヘロヘロに。(笑)

その中で今年3月に蔵を閉めた静岡の「満寿一」酒造さんのところの大吟醸が、破格
のお値段で手に入ることが分かったので今回は一升瓶を2本購入することに。

1本は田歌舎の太陽光発電開始のお祝いに、もう1本は自然学校の会員イベントへの
差し入れとして。もう飲めないかもしれないので4合瓶を自宅用に。

ついでに年末の大黒正宗のしぼりたてを予約してきた。

満寿一はおいしいお酒を造るところだったので本当に残念だなあ。


涸沢行ってきました。

2012年09月17日 23時31分52秒 | ハイキング・登山

この3連休に涸沢に行ってきました。本当は紅葉の時期に行きたかったんですが、とんでもない混雑のような
ので、そんなときに行ったらテン場で遭難しそうだから止めました。(笑)

天気予報は雨や曇りだったので期待してなかったにも関わらず、いい方向に予報が外れてほとんど降られる
こともなく、初日はこのとおり。



テン場も大賑わい。涸沢ヒュッテは1つの布団に2人だったそうです。談話室もシュラフが敷き詰めてあった。

2日目はまさかのモルゲンロートも拝め、ご覧のとおりの快晴!



まさかまさかの3連休でした。たまおさん、Iさん、I姉さんも喜んでもらえたようで、よかったです。
ここまで天気がいいと、やっぱり上まで登ってみたいなと思ったらしく、いつか連れていけたらいいなあと。


佐世保・長崎 お盆に廃墟探訪 その2

2012年09月14日 06時51分34秒 | 番外(日常つらつら)

3日目、朝から電車に乗って長崎へ。昼前に着いてホテルに荷物だけ預けたら、すぐ近くの出島が
あったので見学して、軍艦島に行く前に近くのお店でちゃんぽんと皿うどんを食べた。



ちょっと私好みではなかったかなあ?中華街の有名店はとんでもない行列だったから入れなかった
のよね。残念。

お昼を食べたら軍艦島(端島)ツアーです。



このド派手な船で行きます。4000円弱です。ほかにもいくつか軍艦島に行くツアーはあるんだけど
ここのは高島にも行くからいいかなと思って。

軍艦島に行く前に高島の炭鉱博物館に寄り軍艦島の説明を聞きます。

 軍艦島の模型があるんだな。

今回見られた場所はほんの一部。そもそも軍艦島が周囲1.8キロしかない小さな島であり、その
うちの220mだけが公開されているのだ。

昔の軍艦島は東京よりずっとリッチで、家電は普及率100%(全国平均10%の時代で)だったり、
日本で初めての鉄筋コンクリートアパートが建設されたりとすごかったみたい。

で、高島を出てしばらくすると、中の島と思われる右側に船らしきものが見えてきた!



                  軍艦島?!いや、フェリーか?



            やっぱり軍艦島だ!すごい、本当に船に見えるよ。



近づいてみると建物などが分かるように。で、こんなに天気がいいのに、波がすこしうねっている
だけで船が付けられないほどの揺れになるのだ。かじ取りにものすごいテクニックが必要とされる
んだろう。年間でも半分のツアーが上陸できないんだそう。ここまで来て上陸できないのはいやだ!

なんとか船は付けたものの、時おり1mくらい上下に突然揺れたりして、上陸も必死!



説明場所が3か所あるのだけど、時間が押しているのと波にうねりが出だしたので帰れなくなっては
困るため1か所スキップ。 暑いので日傘を差していたら、ガイドさんに日傘禁止と言われた。
本当ですか?それは辛い・・・。帽子持ってくれば良かった。



ここは一番奥。左の建物は防潮のための建物で、高潮が来たときに他の建物に海水がかからない
ように建てたらしい。それでももっと奥のほうの建物では波が超えて来たというのだからすごい。
なのでその建物を超えた通りを潮降町と呼んでいたほど。
右の建物は日本で最初の鉄筋コンクリートのアパートです。

灯台がありますが、軍艦島は昔は眠らない町で常に明かりが灯っていた(炭鉱が動いていたから?)
ので、灯台はなかったそうな。



見学ルートはこんな感じで仕切られてます。日陰はほとんどないのでマジで死にそうなくらい暑い
です。

1時間もいない上陸でしたが、見られてよかった。

長崎に戻ったら、ホテルで少しだけ休んでから精霊流しを見にすぐ前の通りへ。



精霊流しというとさだまさしのしんみりした感じのを想像する人がほとんどみたいですが、実は
初盆の精霊流しはそんなんではありません。

このとおり大きな精霊船(会社が多いですが)を関係者が引きまわし、その間山ほどの爆竹を巻き
ちらし、打ち上げ花火やロケット花火などを打ち上げます。めっちゃうるさいし、しんみりとはほど
遠いのです。それでも一昨年父を亡くした年の精霊流しはやっぱりしんみりしましたけどね。にぎ
やかでも故人を偲ぶ行事ですから。



夜になると提灯も明るく灯って、ますます派手になります。
いつまでも見ててもしょうがないので、ちんちん電車に乗ってグラバー園のほうに移動しました。
ライトアップくらいされてるだろう。

ほらね。 大浦天主堂です。

長崎の教会は小さいけどデザインがかわいらしく、中も木の温もりが感じられて好き。
夜は入れなかったけど、最終日に入りました。

お隣のグラバー園は夜間開園していたのでラッキー♪ 夜のほうが涼しいし空いてていいや。



                   長崎の夜景とともに。



      グラバー園にはグラバー邸のほかにもたくさんの異人館があります。
      グラバー邸はほかのに比べるとおもしろい家の形でした。

さて、最終日はどうするかねえと話してたんですが、どうせなら廃墟で(笑)ということで、「そろばん
ドッグ」なるところに行ってみました。



船を修繕してたところだったかな?船を乗せる台とレールがあって、1つ建物があるだけの小さな
廃墟でした。建物の中に入れなかったのが残念!

見学後、ここからグラバー園に向かって歩いていったら、ドンドン坂という坂があって、その周辺が
すごいの。グラバー園にあるような異人館に普通に人が住んでるんだなあ。何件も。すごいわあ。

ということで、廃墟に始まり廃墟に終わった旅でした。

久しぶりに廃墟散策して、またちょっと過去の廃墟に行ってみたくなったよ。


佐世保・長崎 お盆に廃墟探訪 その1

2012年09月13日 07時37分49秒 | 番外(日常つらつら)

もう1か月も前になっちゃいましたが、お盆に帰省するときにIさんもうちの田舎に遊びに行きたいと
いうことで、軍艦島とマジックパーラーあんでるせんをメインとした3泊4日の旅行を計画して行って
きました。

初日はお昼過ぎに佐世保に到着後、さっそくBig Manに行って佐世保バーガーを堪能。



やっぱりここのはおいしいなあ。ベーコンがいいんだよね。

それからバスに乗って九十九島へ。



あいにくの天気の中のクルージングでしたが、遊覧船とは思えないダイナミックな激しい動きを
おっとっと~!となりながら楽しみました。島の間を縫って進むからターンが多いんだよね。

夜は居酒屋がどこもかしこも人でいっぱい。お盆だったら佐世保でもこうなるのか・・・。
それでもなんとか入れるお店を見つけて頼んだものは、

 

                  驚きのガリガリ君チューハイ!!
            味は、ガリガリ君とチューハイは別々でいいかな?(笑)

で、最初の2泊は実家に宿泊。姉と姪っ子たちもいたのでにぎやか、混雑な家ですまん。

2日目。バスと電車に乗って川棚へ。今日は「マジックパーラーあんでるせん」へ。



開店までシャッターが閉まってるので11時まで向かいのバスターミナルで待っている客はほぼ
あんでるせんの客のよう。タクシーでもぞくぞくと乗り付けて来て、全国津々浦々から来てる感じ。
まあ、私たちも神戸からですからね。

で、聞いてたとおり11時入店すると30名近いお客が全員食事を頼むので、出てくるのは12時に。
出てくるまではテーブルにある知恵の輪やらいろんなグッズで脳を鍛えて・・・。

私はカレーを食べ、13時半になったら6席しかないカウンターの周りに予約の順に並んでいきます。
私たちは2列目。おしい! そうして14時にマスターがエプロン姿で登場。(笑)

マジックの中身は言いませんがなんと16時までありました。てっきり15時までだと思ってたので、
さすがに足が疲れましたわ。しかし食事代(飲み物代含めても1400円ほど)だけで2時間もマジック
見せてくれるんだからお得ですね。

で、あんでるせんの後は川棚駅前からタクシーに乗って川棚魚雷発射試験場跡へ。Iさんは廃墟好き
なので、今までも摩耶ホテル、友が島、犬島などに付き合ってる私。

でも今回の場所はそう大きくないみたいだし、そこまで期待してなかったんだけど、なぜか廃墟探索
地図
で上位にランクされているので気にはなっていたの。

行ってみると、予想以上の良さでした!





廃墟の中にまるで植えたかのような木々が、いい感じにコラボしてて、雑誌の撮影とかにも
使えそうないい雰囲気。



こんな建物も。奥に見えるのが先ほどの写真の建物。



さらに少し離れた場所に、もう渡ることのできない別の廃墟が。こちらも写真で見るよりずっといい
感じだった。わざわざタクシーで来た甲斐があったというもの。

帰りは歩いて最寄りの駅まで行きましたが、けっこう大変でした。

で、夜はうちの母親とお店で待ち合わせ。今日は佐世保らしくイカの活き造りです!



捌きたてはイカの身が透明でしっかりコリコリ。うーん、うまい!



そしてこちらはカワハギの造り。フグみたいに薄造りにするんですが、おいしいんだよねえ。



イカのお造りで食べなかったゲソの部分とかはてんぷらにしてくれるんだけど、これがまたうまい
のだよ。あ~、満足。

明日は長崎に移動して軍艦島です。


美山川クリーンリバー作戦参加してきました。

2012年09月09日 23時24分52秒 | 番外(日常つらつら)

        美山川クリーンリバー作戦行ってきました!今年のTシャツはこちら。 

         

 今年はマザーツリープロジェクトも一緒のTシャツになっています。だからクマやリスにどんぐりも。
 あいかわらずゆーかさんデザインのTシャツは素敵だわ♪

 今回は内久保という地域から下を中心に掃除したのですが、4回目にしてほぼ美山川の全流域で
実施したことになります。

 

 一見ゴミなどなさそうに見える川でも、ゴミ袋が土砂に埋まっていたり(2人で引っ張ってます。)
 缶やなんだかよく分からないコードとか落ちてます。本当はもっとあるんでしょうが、秋にすると
草が生えててなかなか見つけにくいんですよね。

  これはスクーターです。

 このように不法投棄と思われるものもほぼ毎年見つけてしまいます。長靴に水が入ってもみんなで
がんばって運びました。

 

 そして自転車も。参加した子供たちも暑い中がんばってましたよ!

  タイヤもよく落ちてます。

 最終的には軽トラ7台分のゴミを集めることができました。

 Tシャツを着ているおかげで地域の人にも何をしているか分かってもらえて、来年する時には川沿い
に降りる道の草刈りくらいしておくよ、とか声掛けされたりして。

 毎年お会いするお顔もあって、楽しいクリーンリバーでした。


表銀座縦走2012夏 その7

2012年09月09日 23時05分43秒 | ハイキング・登山

最終日。4時前に目が覚めたので起きだして外に出てみるときれいな星空が広がっていた。



私のコンデジにはとても写りませんが。やはりテントと違ってちょっと出るっていう気がするのは
シュラフではなくお布団に寝ているからかしら?しばし星空を見上げて天の川などを堪能してから
小屋に戻るとニイガターズが起きだしてました。あれだけ飲んでもちゃんと5時出発に向けて準備
を始めたからちょっとびっくり。(笑)

ニイガターズの皆さんにちょっと出発を待ってもらって涸沢コーヒー400円を飲みながら待っていると、
夜明けしらじらあかとんち~♪



                       わ~、赤くなってきたよ! 



             お~!!モルゲンロート~!!これが見たかったのよ。

十分朝焼けを堪能したら涸沢をあとにします。5時25分なり。あ~、帰っちゃうのねえ。

ここからはずーっと下り。前日の北穂からの下りのせいでちょっと前太ももが筋肉痛だ。
ガンガン降りて行って、本沢橋に6時25分着。

 北穂がちょこっと見えている。

ここで少し休憩してからさらに下っていくと、横尾7時25分着。



この辺は山の影になるのでまだ薄暗い。そして横尾の小屋では食堂はまだやってなくてカップ
ヌードルしかないとのことだったので徳沢まで行くことに。

そこからつまらない林道を歩きつづけ、徳沢に8時半前に到着するとみんなで朝ご飯です。



私はブルーベリートーストとグレープフルーツジュース。ニイガターズはうどんやらそばやら注文
してました。ここに来るとソフトクリーム食べないと!って思うけど食べられたことないな。

朝食後さらに下って明神に9時30分着。



さすがに疲れてきた。この林道歩きに。ニイガターズのガンダーラさんとへーさんは飽きたらしく
10分ほど長くかかる岳沢よりの道を歩きたいとのことでそちらに行くことに。

そっちは観光客向けの木道とかになっていて、風光明媚ではあるのですが・・・。



こんなふうに。でも観光客が多いし木道も遊歩道も狭いので歩きにくいんだなあ。
河童橋まで長く感じました。



それでも河童橋手前の河原ではこのように奥穂から吊尾根までよく見えた。10時50分着。



河童橋前の売店でそれぞれ好きなものを買って山行終了のお祝いです♪
へーさんと私はビール。(へーさんは500mlを2本・・・。)、あとの二人はソフトクリームに牛乳。(笑)



     この松田牛乳「富より健康」のキャッチフレーズ。ええ本当にそのとおりで。

 ここでニイガターズの皆さんとお別れです。本当にお世話になりました。来年は飯豊山に連れて
行ってくださいね!

 私はバスの時間までまだあるので、一番近くて入浴時間が11時半からで早かった上高地アルペン
ホテルに行き、そこで汗を流したあと河童橋に戻って上高地ソフトクリームをいただいた。

 んまい。

それからまだちょっと時間があったので、バスターミナルの2階にある食堂に入り、



ぶっかけそばをいただいた。最後に怒涛の食べ歩きとなりました。(笑)

あ~、いい山だった。楽しかったなあ。


表銀座縦走2012夏 その6

2012年09月05日 21時20分52秒 | ハイキング・登山

南岳の下りで疲れたので、その後はニイガターズの後に付いて歩いていくことに。

 長谷川ピークへの登り。

なかなかにきつい登りで、ニイガターズのガンダーラさんは前日の飲みすぎが祟ってか遅れ気味。
私がグループの3番目に入ってそのまま長谷川ピークへ。



ここのあたりが怖かったところでしょうかね。飛騨泣きより長谷川ピークのほうがすごかった。
「長谷川さ~ん!」って思いながらこなしてました。(笑)

 長谷川ピークでガンダーラさん

鎖をつかんで移動。  

びっくりするほど太い鎖が這わせてあった。足さえ左下の段に置ければ大丈夫。

ナイフリッジではみっともない格好になってでも安全優先。落ちたらヤバいし。



北穂から奥穂の時と同じようにハイステップだったりするところもあったけど、滑ったりするような
岩場ではなかったし、先に行く2人が「ここ少し危ないよ。」とか「こっちに足場あるよ。」とか教えて
くれたので安心して行くことが出来た。

そうして長谷川ピークを終え、A沢のコル(と思い込んでいたがそれはもう少し先だった。)で休憩。
飛騨泣きでは休憩できる場所はないので、ここでパンなどを食べてシャリバテ予防。

現在9時40分なので、ここから2時間かかったとしても12時には着けそうだ。がんばるぞ!


いざ飛騨泣きへ。 

飛騨泣きは槍から北穂へ行く場合は自分自身の滑落の心配は1か所を除いてないのだが、
何しろザレザレなので落石を起こして後続の人に当てる可能性が大ありな場所だ。

今回は私たちがグループなので、後ろの人に落石しないよう慎重に慎重に声を掛け合いながら
登って行った。途中1度上から落石を起こされてしまったが小さな石だったのでセーフ。でも落石で
驚いてバランスを崩して滑落ってのもありえるので気を付けましょう。

MIKOさんは飛騨泣きを下ってきたので落石をできるだけ起こさないように降りるのが大変だった
とのことだったけど、そうでしょう、そうでしょう。たまたま今回は下ってくる人がほとんどいなかった
ので、その点では良かった。

飛騨泣きから振り返って長谷川ピークを見てみると、なかなかすごい景色。



長谷川ピークに立ってるのは、A沢のコルですれ違った大学生だろうか?



飛騨泣きは続く。長谷川ピークのような怖さはないけどとにかく慎重に登る。それに尽きる。

ここだけは別。

自分が写真撮ってる場所もトラバース気味に絶壁を回り込んでくる感じで、落ちたらヤバいな。
(っていうか落ちたら確実に死ぬね。)

そこから1つ目の ↑ のちょっと前傾気味のところを鎖を持って体を引き上げる。
おいお~い!と言いながらみんなで登りました。(笑)

 ここは鎖に鉄の足場あり。

足場が取れたりしなければ大丈夫です。(笑)



だんだんガスが北穂山頂を覆っていくので、着いてもまた真っ白の可能性大だな・・・。
でも涼しくて・・・。(エンドレス)

そうして気が付けばこんな表示が。



これって、北ホまであと200mって書いてあるよね?つっても距離ってあんまりアテにならない。
でもザレ場もクリアして、平坦な道になったので息がつけます。

そしてほどなくキツイ登りにさしかかり、一気に高度をあげていくことに。



途中で見上げると北穂の小屋らしきものが!!うそっ!!



時間的におかしいのだが、どう見ても北穂の小屋だ。このキツイ登りもあと少しと思ってがんばって
登る。しかしこの200m、本当にきつかった!

そうして11時4分、北穂の小屋に到着です。やったー!
山と高原地図のコースタイムは6時間20分なのに、5時間20分で着いてしまった。
(家にある日本百名山地図帳だと5時間50分だから、やっぱり山と高原地図はいくらなんでも長め
に書きすぎなんでは?岩場のところはわざと長めにしているんだろうか?)

みんな拍子抜けしてしまったが、時間に余裕があるのはいいことである。
さすがに疲れたのでここでお昼を食べることに。

まずはCCレモンで乾杯♪ 



まだ涸沢までの下りがあるのでビールは我慢。



お昼は悩んだ末にカレーにした。ほかにはパスタとかどんぶりとかありました。

ですが、眺めはまたもやなく、北穂と私って相性悪いのね。

11時40分まで休憩して、涸沢に下山します。北ホ山頂は何も見えないので記念写真はパス。



下は晴れていてヒュッテがよく見えます。しかしこれが辛いのよね。全然近づかない。
なんせひたすらの下りだし、暑いし、団体さんが鎖場で団子になって動かないしで疲れました。
ニイガターズのみなさんは涸沢小屋のほうでも良かったんでしょうが、私はヒュッテならモンベル会員
で500円割引になるのでヒュッテに泊まりたいから頑張って歩きますよ。



そうして13時50分に無事涸沢ヒュッテに到着です。お疲れ様でした~!
誰も怪我なく降りてこられて本当に良かったです。

で、みんな夕食や朝食に並ぶのが面倒だったり、もともとそんなに食べない人たちらしく、食事なしに
したそうだったので私もそうすることに。というのも2日間、朝夕二食しっかり小屋食は私も量が多かっ
たので。山に来るとかならず到着後ビールとおつまみを食べてしまうので夕食はそんなにいらないん
だよね。朝食もそこまで食べないし、明日は最終日で行動食も余ってるからちょうどいい。

おかげで食事なし、500円引きで素泊まり5,500円で済みました。浮いた分ビールに回しましょう。(笑)



パノラマ売店からはこのとおりきれいに穂高岳が見渡せましたよ。北穂もこのとおり。あれ~?

それにしてもニイガターズのお三方、毎日すごい飲んでるみたいで、特にへーさんはビール大好き
みたい。パノラマ売店でおでんとビールで乾杯してから暗くなって冷え冷えになるまでお話しし、さら
に小屋の談話室で8時までずっと飲んでました。ビール何本空けてたやら・・・?(私がではないよ!)

で、涸沢ヒュッテまで降りてくると消灯時間が9時まで伸びてた。大天井ヒュッテは8時、槍ヶ岳山荘は
8時30分、そして涸沢ヒュッテは9時。小屋の9時消灯ってけっこう遅いですね。一番遅かったのは
常念小屋だったけど。あそこは消灯ないから。

それにしても明日は5時に出発するとか言ってたけど、ニイガターズは本当に起きれるんだろうか?


表銀座縦走2012夏 その5

2012年09月04日 21時35分31秒 | ハイキング・登山

3日目。朝食前に出発の準備を整え、朝食の列に並ぶ前に外に出てみると星が出ている。
よし!がんばるぞう!

朝食は5時からなんだけど、すでに廊下に長蛇の列で日の出は5時5分あたりだったので、朝食を
優先することに。

席に着くころにはご来光が食堂を赤く染めて、みんな席を立って窓からご来光を拝んでいたので、
私も。

 

今年はご来光ちゃんと見れることが多いなあ。



食堂の窓からは小さいながらも富士山が見え、贅沢な朝食です。

今日は長い1日となりそうなので、さっさと食事を済ませて出来るだけ早く出発したい。
槍ヶ岳山荘前の広場でMIKOさんと槍ヶ岳をバックに記念写真を撮ってもらい、じゃあ!とお別れ
しました。意外とあっさり。(笑) 

ここからは1人です。気を引き締めていきましょう!5時43分出発。



目の前には大喰岳、その向こうに焼岳が見える。
いいお天気、いい景色なのですれ違うどの登山客も生き生きとしてるような。



右を向けば笠ヶ岳がどーんと鎮座して影鑓が重なっていた。

テン場を下っていき、そこから登り返すのだが、短い距離でも朝1番なのでキツイ。
でも前方に何組かのグループがいるため一人っきりになることはなさそうなので心強い。



そうして大喰岳に6時6分着。槍がまだまだ大きいです。お友達がここから撮った写真のポーズが
最高だったので同じのやってみたかったんだけどギャラリーが多かったので止めました・・・。



大喰岳から見る今日の稜線。近いんだか遠いんだか全然分からん。とりあえず先に進みましょう。
この稜線で「先に行ってください」と道を譲られてしまい先に行く人がいなくなってしまって・・・。



下って梯子を登って6時38分中岳着。30分ごとに山頂が来るのねえ。どの標識も槍ヶ岳をバックに
なるように配置されてます。さあ、次は南岳!

中岳からはガレ場を下るものの、比較的大きくきれいに配置されているので目印さえ見落とさ
なければ苦労せず降りることができます。



下ったところから見上げたのがこちら。ダブルストックなのでバランスもとりやすくさっさと降りて
きたら後ろからの人も見えなくなってしまった。そんなに早いかなあ?

ここから緩やかに南岳に向かって登っていくと少し広めの稜線にたくさんの手積みケルンが。



常念岳とケルン。
ガスった時に迷いやすいのかな。私も小さい石を1つ積んでみました。

南岳への登りが始まる前にここで無理やりチョコバーを1つ食べエネルギー補給する。歩いてる時は
あんまり甘いものは食べたいと思わないんだけどね。



まだ7時台だというのに少しずつガスが出てきました。



そうして南岳に7時44分着。出発から2時間。槍にも雲がかかってます。
山頂から前方を見下ろすとすぐそこに南岳小屋が見えたので、さっさと降りて休憩することに。



南岳小屋に7時50分着。ここで8時まで休憩。トイレを済ませ、ベンチに腰掛けパンを食べてゆっくり
する。今のところ順調だ。

南岳からは大下りとなるのだが、小屋の先の丘を登ったところでうっかり岩山に上がってしまい、
ここからどうやって下るねん?となって印を探していたら、本来の登山道はもっと飛騨側のザレ場
だった。後ろから来てた兄ちゃんは降りて行っている。

ちょっと~、そっちは違いますよって声かけてよ~。冷たいなあ。と自分勝手なつぶやき。(笑)

 いやらしいザレた道。

南岳からの下りはMIKOさん曰く「梯子2つで一気に下るから大したことないよ~。」と言っていたので
そうなんだ、と思っていたけど、実際は思った以上でした。MIKOさんはルートが逆で登りで来てるから
大したことない感じだったんでしょうが。



ザレ場を下るとこんな鎖場が出てきて、おいおーい!?



さらにMIKOさんの言っていた梯子も出てきた。



下から見た感じ。梯子だけじゃないよ~。目印も登りと下りの両方に付いていて若干わかりにくい
ところも。

想定外だったので平らなところまで降りてきたらぐったりしてしまった。



南岳方面をバックに。

ここで逆ルートから来て休憩していた山岳会風の中高年グループに会ったので、「この下りきつかった
です。こんなんでこの先大丈夫ですかねえ。」と言うと、その中の男性がバカにしたように「今日はどこ
まで行くの?1日かけて北穂までゆっくり行ったらいいんじゃない。」と言い、女性は「私たちはもう核心
は終わったからね。」と優越感で満面の笑みである。

あの~、一般ルートのここを逆から歩いて来たからといって、あなた達そんなに偉いんですか?
自分たちはほかの誰よりも偉いかのように見下しているのは何故?

そして目ざとく私のキャップに付いたネパール国旗を見て、「あなた、ネパール行ったの?どこ?どこ
に行ったの?」と追及してくるし。ええやんどこでも。ネパールって言ったってピーク踏んだ訳じゃなし、
ただのトレッキングなのに。あなた達もネパール行ってたってどうせ同じでしょう?

あ~、いやだ、いやだ。

でもここで休憩していたら、大喰岳で抜いた3人グループも追いついてきた。
お話しすると新潟の人達だった。なんだか明るくいい感じの人たちで、結局ここからはニイガターズ
の皆さんと最後までご一緒させてもらうことに。

山にはいやだなあと思う出会いもあれば、よかったなあと思う出会いもありますね。