風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

屋久島 宮之浦岳縦走 その8

2010年10月20日 06時50分13秒 | ハイキング・登山

三叉路を後にして、永田岳をピストンすることに。

永田岳への道はなぜかいったん下り、そしてまたちょっと登りまた下る。
20分ほど行くと小さな沢に降り、その先に永田岳への急登が。

 は~。

大した長さではないのだが、疲れきった体と永田岳をピストンしてもまだ2時間半も歩かないと
いけないと思ったら気分が凹む。 少し上の登山道にK夫婦が見えた。「おーい!」と旦那。
「登るのやめようかなあ!」って叫んだら笑っている。

まあ、ここまで来て止めてもしょうがないか。と諦めてえっさほいさと登っていくこと25分ほどで
山頂に到着。

 

山頂の岩にはK夫婦が。二人ともこういう岩があると登らないではいられない模様。
私は隣の岩から。永田岳の標識はこっち側にあった。

周りは急にガスってきて宮之浦岳も霞むほどに。天気が悪くなりそうだなあ。
そして休憩時間はカウントに入れてないので、5分ほどで山頂を後にする。ここでとうとうK夫婦
ともお別れだ。お元気で~!

たったかと永田岳を下っていると、またオレンジの高校生達が上がってきた。本当に元気だ。
で、沢のところまで戻ったらこの浅い沢で水を補給する。焼野三叉路では水場を見つけられな
かったから。

 

で、急いで分岐まで戻り、荷物を持って一路新高塚小屋へ。12:43発。ここから2時間半だと
すると3時過ぎちゃう! 天気も悪いし急げ~。

 平石

平石を過ぎてしばらくしたらとうとうポツポツと降り出した。でもまだいけるか、と進んでいたら
だんだん大粒に、そしてスコールッ!!

雨具を着るタイミングを逃がし、ずぶ濡れに・・・。 スコールは15分ほどで小ぶりになったもの
の、これでは外からではなく上半身から流れおちた雨が靴の内部を濡らしそうだったので途中
でスパッツを足とズボンの内側に今さらながら装着。(あとでチェックしたらやっぱり浸透してい
た。)

もちろん休憩するタイミングも逃がしてしまったし、景色も見えないのでモクモクと小屋に向かって
歩いていたのだが、なんと、新高塚小屋に着いたのは14:39! どゆこと?いくらなんでも早
すぎ。

 新高塚小屋

でも、昨日一緒だった単独行のおじさんも、K旦那も3時にはぜったい着けると言っていたのだけど。

たぶん地図のコースタイムはここ数年の登山道の木道整備による時間短縮分が見直されてない
のだろう。でもおかげで余裕で小屋に陣取ることができた。

新高塚小屋はさすがに大きく、石塚小屋の3倍くらいはあった。登山靴入れもあるし、水場も近
い。便利だ。トイレは1つしかないけど、携帯トイレブースが2つあった。

 小屋の中。

さて、ずぶ濡れなのでとりあえず着替えなくてはならない。まだ人が入ってない2階の一画で
ツェルトを被って着替える。ツェルト便利だわ。

着替えが終わったらシュラフにマットを敷いたり、水を確保したり。

小屋の外には広いデッキがあり、テントを複数張ることができるようになっている。やっぱり連
休なので後半に来た人たちはテントを張っていた。そのうちデッキもいっぱいになり、デッキ横
の空き地にまで貼るほどに。 夏場なんてどんだけ混んでるんだろう?



まだ時間は早かったが、特にすることもないので夕飯を小屋の入り口のベンチで作ることに。
デッキ横にも1つベンチと机があるのだが、そこはオレンジ集団がカレーかなんか作ってた。

夕飯の写真は撮り損ねたけど、インスタントのカレーうどんに乾燥野菜とまたまたワンタンをお
肉代わりに入れて食べた。無性にカレー味のものが食べたくなるかもと思っての献立でした。
S奥さんは山に行くと無性にソース味のものが食べたくなるので、乾麺の袋やきそばを持って
行くそうな。

カレーうどんはおいしかったけど、乾麺だとボリュームがいまいち足りないかも。いっそカレー味
のぞうすいかなんかにしたほうがいいかもしれないな。

                           

明日はとうとうトレッキング最終日。

新高塚小屋から縄文杉まで1時間10分、大株歩道入口までさらに1時間20分。大株歩道入口
までは日帰り縄文杉ツアーに鉢合わせないようにしないと大変なことになるから、荒川登山口を
6時半に出てくるとしたら9時までに着けばいいか。
とすると、明日は小屋を6時に出れば大丈夫かなあ?


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