風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール エベレスト街道トレッキング その11

2013年06月29日 10時16分50秒 | ネパール2013

途中ローサシャで10時のお茶をいただいたらどんどん谷底に向かって林の中を降りていく。
川に出て久しぶりに吊り橋を渡ったところのプンキテンガ(プンキ村の川沿いの意。標高3250m)に到着。
ここでお昼とする。10時35分なり。



このようにたいていのレストランにはテラス席があり、欧米人はテラスで食べるのを好むのだが、私は
掻いた汗が冷えて風邪を引いたらいやなので、よほど風が無くて暖かいときでない限りは中で食べて
いた。風邪を引くとそのまま高山病につながってしまうからね。

では参考にここいらのメニューを。



ダルバートが450ルピー(530円)、ミルクティーが1杯70ルピー(80円)、スープ各種250ルピー(300円)。
そんなに変わらないかな?で、今日のお昼はダルバートにする。



私はそれなりに元気がある時しかダルバートを頼まない。なぜなら量が多いから。ダルスープが飲みたくなる
時があるんだよねえ。ここはちょっとおしゃれにご飯を盛ってくれました。これでも私には多いので、ご飯の半
分はマチンドラさんにあげます。ネパールでは人の食べ物を分けて食べるのは不浄で嫌がられると聞いてい
たので、チェリンじいに大丈夫か聞いてみたらそれはヒンドゥー教の人たちの習慣みたい。でもチェリンじい
は食べなかったけど。

お昼を食べ終わったらタンボチェまでの登りが始まる。(12時9分)

川の流れを利用したマニ車の水車が回る道を上がるとすぐに満開のシャクナゲが。



遠目からでも分かるほどのピンク色だったから期待していたとおり。



ほんとうにすごい。ラムロツァ! きつい登りもしゃくなげに励まされつつ登っていく。



天気もいいのでさすがに暑い。400mほどの標高差を一気に登る。



途中カンテガが雲の中から現れた。



真横から見るとこうなるんだな。雪の鞍、まさにそのまま。しかしどこから登るんだろう?裏かな?

途中で一度大休憩をしたら、後半の幾分緩やかになった坂道を上がっていくとタンボチェのゲートに着いた。



やれやれ。こんなキツイ坂もこんな荷物を持って上がってくるんだからご苦労様です。この人たちが道の
途中で休憩していると、まるで「どこでもドア」が置いてあるみたいで、開けたらエベレストBCに着いてな
いかなあなんて。(笑)



ゲートの天井にはきれいな曼荼羅が。さすが有名なゴンパがある村のゲートだ。
しかし大抵の村はゲートから泊まるロッジまでが遠いので、期待はせずにくぐるとすぐそこにゴンパがあった。



立派なお寺だわあ。ここには後で我々が持ってきたルンタを高名なラマに祈祷してもらいに来ることに。

タンボチェには13時30分に到着です。(標高3867m)
ナムチェの標高が3440mなので約430mほど高度を上げたことになる。3000mを超えてからの高山
病防止のためには1日の標高差を500mまでに抑えることが重要とのこと。そしてお昼間はしんどくても
昼寝などせずに近くの丘を上がってみたりして高度に慣らしたほうがよいのだ。



タンボチェの村は山頂の平坦な土地に5軒ほどあるだけの小さな村だった。たくさん歩くこともなく、
タンボチェ・ゲストハウスに到着。

これまではツインの部屋に泊まっていたが、これからはシングルの部屋がある場合はシングルになる。
あまりシングルの部屋があるところはないみたいだけど、ここはあった。



やっぱり狭いけど、日本の山小屋に比べたら広いのでノープロブレム。電気も点くし。ダッフルバッグや
登山靴はベッドの下に押し込めば快適だ。ちなみにここの部屋に貼ってあったポスターを見て、2013年
がヒラリー・テンジンがエベレストに初登頂してから60年の記念の年であることが分かった。

さて、ダイニングに戻ってお茶を飲んでいると、チェリンじいがロッジにお茶しに来ていたお坊さんに1番
えらいラマに会いたいがどうしたら良いか聞いている。で、本来は外国人のラマとの面会は朝の9時から
らしいのだが、それなりのお布施を払えば時間外にも会えるらしい。(こんな情報はやはりシェルパじゃ
ないと得られないんだろうな。)

さあ、そうなったらお参りの準備をしましょう。


ネパール エベレスト街道トレッキング その10

2013年06月24日 23時17分06秒 | ネパール2013

トレッキング4日目。Tさんと朝6時に起きて徒歩15分ほどの広場にTさんエベレストを見に行くことに。

実はシャンボチェの丘に登らなくてもここから見る景色はさほど変わらなかったりする。(笑)



今日もタムセルクが格好いい。タムセルクの後ろから朝日が上がってくる。

展望台に来ると朝からたくさんの人が集まっていた。



コンデ・リは朝日を受けてドーンと格好いい。でも9月に来た時より白い部分が少ないのは乾季で雪が降らない
からかな?

で、エベレスト方面はというと・・・



実は明るすぎて見えにくかったりする。一緒に写真撮りたくても逆光になって顔は真っ黒になるし。

しばらく写真を撮ったら朝ご飯を食べるためにロッジへ。



途中の道にサクラソウがきれいに咲いていた。これは茎が長いね。



朝ご飯は野菜のスープにバナナパンケーキとミルクティ。ネパールのスープはどれを頼んでもたいがい
にんにくたっぷり。ガーリックスープは高山病に効くのだそうで、高山病で頭が痛いとかいうと、シェルパは
たいがい「ガーリックスープを飲め」と言う。医学的根拠が知りたいところだが、きっと効くんだろうね。

朝食を食べたら出発の準備をしてロッジの玄関でみんな集まって記念撮影。
Tさんとパサンじいはここでお別れして元来た道を戻るのだ。パサンじいはここまでガイドとして付いて
きたが、帰りはガイドポーターとしてTさんの荷物も持って帰ることに。二人とも気を付けてね!

そうして8時にナムチェを出発。ここからはチェリンじいとマチンドラじいと3人となる。

ロッジから少しだけ登り、きれいなマニ車のところからまっすぐほぼ平坦な道を行く。



シャンボチェの丘を登らなくても同じような景色が正面に見られるうえ、道幅も広いトラバース道なので
たまにある坂道を除けば快適な登山道だ。朝一番だからトレッカーにポーターにとたくさんの人々が歩
いていた。

ふと道の右手の斜面を見ると段々畑のような線が。



これなんだろう?と思ってチェリンじいに聞いてみると「ヤクの道ですよ。」 
え~!こんな斜面をあの大きなヤクが歩けるんだ。それもこんなにたくさん道が付いている。すごいなあ。
アンナプルナなら一面段々畑だけど、クーンブはヤクの道が特徴的なんだなあ。

そして白っぽい斜面も。



おお!あれに見えるはシャクナゲじゃないの?!すご~い。近くで見たい。花の写真ばっかり撮っていたら
マチンドラじいが「ディディ(お姉さん)はお花が好きだねえ。」と言ってますよ、とチェリンじい。マチンドラじい
は日本語も出来ないけど英語も出来ないからネパール語でしか意思疎通は出来ないんだけど、いつもニコ
ニコ穏やかで、私が立ち止まれば一緒に待ってくれる。普通は一緒に歩いたりしないで、さっさとお茶すると
ころやロッジに行ってしまうものなのに本当にやさしいポーターさんだ。



うーん、今日も本当にいい天気だ。と言ってもエベレストの頂上付近は雲か、強風のため巻き上げられた
雪なのか分からないけど既に白っぽいものがかかっている。

 道沿いにはちらほらシャクナゲが。

ネパール語ではラリグラス、英語だとロドデンドロン。英語は難し~い!

そして1時間半ほど歩いたらキャンヅマに到着。ここもシャンボチェの丘に負けず劣らずの好展望地なうえ
このとおり!



                  道沿いのシャクナゲが満開!



         わ~、ラムロツァ~(きれ~い)!!日本人好みの淡いピンク色。



               山の斜面にはピンク色のシャクナゲも満開!

 ナムチェから1時間半ならシャンボチェの丘に登るのと同じ時間だし、キャンヅマまではキツイ坂を登ら
なくても楽に来られるうえ、こんなにシャクナゲが満開だと分かっていたらTさんキャンヅマに来たほうが
良かったんじゃ・・・。

 ナムチェからピストンで帰る人でこの時期に来るんであればキャンヅマまでの日帰りトレッキングをお
勧めしますよ!体力があればキャンヅマからクムジュンに通じる道もあるので、10時のお茶のあとクム
ジュンに行ってイエティの頭を見て帰ることもできるし。

 キャンヅマからアマダブラム。

アマダブラムがどんどん存在感を増してくる。



アマダブラムは6000m峰だが、アルパインクライミングではかなり難しい部類に入るようで、クライミング
ガイドが登った山に必ずアマダブラムを真っ先に挙げるほど。



さて、今日の目的地は目の前に見えるテシンガの村を通り谷まで一気に下り、そこからきついシャクナゲの
斜面を登った尾根の上にあるタンボチェ村。天気が良すぎて分かりにくいが、シャクナゲで斜面がピンク色
に染まっているほどシャクナゲが咲いている。あの登りはいやだけど、シャクナゲは楽しみだなあ。


ネパール エベレスト街道トレッキング その9

2013年06月19日 22時14分38秒 | ネパール2013

エベレストビューホテルを後にして、クムジュン村へ。

4年前に来た時にしゃくなげが道沿いにあるのを見ていたので楽しみにしていたのだが、この辺のしゃくなげ
は6月にならないと咲かないらしく、このとおり。



残念!まだまだ固いつぼみでした。がっくり。
それにしてもここから見えるクンビーラのすごいこと。



下から見るととんでもない異形の姿ですぞ。聖なる山のため登山禁止ですが、恐れ敬ったって感じかしら?
ちなみにクンビーラは日本語にすると「金毘羅」。 クンビーラはインドの神様らしいのだが、チベット仏教
に取り入れられたのかなあ? 
 ウィキペディアで調べて分かったことは、クンビーラは鰐を神格化したらしく、ガンジス川の女神様の乗り物
でもある関係で、日本の金毘羅神社は海上交通の神様として崇められるようになったらしいのだ。面白いなあ。



クムジュンまでは下るだけなので楽ちんだ。シャンボチェの丘の盆地のようなクムジュン村に下るということは
帰りは登らなければいけないんだけどね。クムジュン村はなぜか屋根が緑色に統一されている感じ。何故だろう?



クムジュン村からもこのとおりの景色が眺められるが、ここからはエベレストはもう見えないのだった。
で、クムジュン村のゴンパ(寺)にはラマがいないことが分かったのでゴンパに寄る必要もないんだけど、
このゴンパには「イエティの頭」が保管されていて、Tさんが見たいというので寄っていくことに。前回は
閉まっていたので私も見るのは今回が初めて。



寺の中にはマニ車があったのでグルグル回しておきます。最低3回回らなければならず、けっこう大変な
うえ、スピードが出てくると部屋から飛び出ちゃいます!



            ゴンパの中はこんな感じ。左に見えるのは全て経典です。



本堂の中にイエティの頭の入ったBOXがあって、お願いすると開けてくれる。気持ちばかりのルピーを
供えて拝見。



これですが、いかがでしょう? 前はパンボチェのゴンパにもあったらしいのだが今はない。
ここに書いてあった由来がおもしろい。クムジュン村の人々が近くのターメ村のゴンパのお祭りに参加して
お土産にもらったのがこの頭で、こんなものをもらってもうれしいどころか怒った村人は頭を蹴りながら帰っ
てきたそうな。(笑) でも今は貴重な観光資源だから、良かったね。

さて、天気が良ければお昼を食べた後クンデ・ピークに登るつもりなのでクムジュン村より少し高台にある
クンデ村でお昼を食べるため歩いていたらシャリバテに・・・。ハラ減り~。



クンデのレストランに11時に到着。紅茶とクッキー以外は朝から食べてないからおなかも減ります。
私はマッシュルームスープにフレンチフライを注文。



左がマッシュルーム・スープ。ちょっとコショウが利いてスパイシーでおいしい。マッシュルームスープは
インスタントなんだけど、ここのはツァンサイを入れて一工夫されていたので余計においしかったな。



ジャガイモはネパール国内でも有名なクーンブ地方の特産なので、おいしいに決まっているのだ。ケチャップ
とグリーンチリソースでいただく。

が、お昼を取るのが遅すぎた。窓の外を見るともう真っ白で、クンデ・ピークに登ったところで展望はないし、
どうせルンタも張ることはできない。Tさんが4000m越えをしたいかどうかだったが、ただのピークハントに
興味はないから行かないでいいとのこと。私も正直シャリバテでやる気がなくなっていたのでよかった。



お昼を食べ終わったらナムチェへ戻りましょう。ちなみにこれらの石垣は畑にヤクやゴーラ(馬)などが入って
来ないようにしてるもの。



ここでヤクを発見! ゾッキョと違いヤクは毛が長いのだ。そして暑いのは苦手なので標高が高いところで
ないと見ることができない。写真の後ろに見える階段上の道がナムチェへの道である。クムジュンからヒラリー
スクール前を通ってナムチェに行く道は長い階段を登らなくてはならず、3900m近いのですごく大変なんだ
けど、こっちのほうはその前にクンデまで上がっているので標高差が少なく楽だった。

また、クンデやクムジュンから抜ける道沿いは今までの景色とはまったく異なり、まるで巨石の日本庭園の
ような感じで面白い。

そうしてシャンボチェ空港に出てきた。



私はこちら側を通るのは初めて。シャンボチェ空港も遠目で見るだけだったので通ってみて滑走路の長い
のにびっくりした。ルクラの空港の4倍はありそう。

そこから元来た道に合流してまたもや急な階段をナムチェに下る。



ナムチェもこのとおり真っ白である。 その後ついでにビジターセンターとシェルパ山岳博物館も見物。
それからお約束のナムチェベーカリーへ♪

今日はチョコレートケーキ。 
ナムチェベーカリー最高!

食べ終わったらTさんとナムチェの町でお買いもの。と言っても私はまだまだ先があるのでほとんど買わなかっ
たが、かわいらしい子供用のウールのポンチョがあったので1枚購入。よく考えたら日本はこれから夏だけど・・・。

16時にはロッジに戻り、Tさんと一緒にルンタに名前と願い事を書いた。パサンにも書いてもらい、要所要所で
奉納して来るからねと約束する。Tさんは何でもオールマイティにと「心願成就」だったかな?
私は自分の健康とか、重い病にかかっている人の病気平癒、みんなが幸せであるようにと願を込めた。

で、夕食です。チェリンじいは残念ながら最下位だったため、全員にビールをおごってくれました!
Tさんと私はトレッキング中なのでいいと言ったんだけど1本くらい大丈夫と言われて、それならね。(笑)



ちょっとピンボケしてますが「エベレストビール」です。瓶のデザインと違ってエベレスト~!って感じでいい。
缶だから瓶より持って帰りやすいし、これはお土産にぜったい買って帰ろうっと♪



今日は私がモモ(水牛)にビールのおつまみとしてパパド(豆のおせんべい)を、Tさんはヤク・ステーキを
注文。ヤクステーキを味見させてもらったけど、バフ(水牛)と違ってクセもなく普通においしかった。

今回はチェリンじいに、負けた罰ゲームとしてゆずこしょうモモを食べさせることになった(本当はわさびたっ
ぷりにしたかったが持ってきてなかった)のだが、試しに付けて食べてみたら、バフのクセがゆずこしょうで
消されてデレイ ミトツァ(おいしい)!ってあかんやーんっ。(笑)

できるだけたっぷり乗せて食べさせたが、やっぱり「おいしいですねえ。」だって。
だよね?おいしいでしょう、ゆずこしょう。 青唐辛子を生でかじるくらいだもん、刺激が足りないよね・・・。

それにしても今日シャンボチェの丘を登っている時に少し頭痛がして、ナムチェに帰ってきたら無くなったから
何もしなかったけど、そろそろ高山病の兆候か? Tさんは用心してカトマンズからダイアモックスを服用して
きているので特に問題ないらしい。

明日はとうとう未知のルートだ。ワクワクする。



おまけ。ムーンライトロッジのおじさん。ユーモアのセンス抜群で、私が「Do you remenber me?」と言うと
「Ofcourse! my ex-girlfriend!」だって。(笑)

ちなみにこんな山奥のロッジでお孫さんはi-Padで遊んでましたとさ。金持ち~!!
村によってはWi-Fiも出来るし、このロッジの1階では1時間600ルピーでパソコン使わせてもらえるように
なっている。ガイドやポーターは携帯から音楽を流しながら歩いているし、貧しいんだか裕福なんだかよく分
からないネパールなのだった。

                              


ネパール エベレスト街道トレッキング その8

2013年06月18日 22時40分04秒 | ネパール2013

トレッキング3日目朝、部屋の窓から外を見ると曇りガラスの向こうにコンデ・リが!



これは今日は天気が良さそうだぞ。5時30分にチベッタンブレッドとホットレモンの朝食をいただき、
6時前にロッジを出発です。今日はシャンボチェの丘をピストンするだけなので荷物はほとんどない
んだけど、チェリンじいが持ってくれるというので私は甘えることに。Tさんはいつでもすぐに水を飲み
たいからパサンじいが持つと言ってくれたが断っていた。

ロッジから少し登ったところには大きなマニ石ときれいなマニ車が。



バックには双耳峰のタムセルクにクスムカングルが。格好いい、きれい~!

ここからはきつい階段がシャンボチェの丘まで続く。標高は3500mにもなり、ゆっくりと登ってもハアハア
息が切れる。

このとおりの急登である。 
見下ろすと怖いくらい急なのだ。

そうして我慢して登ること50分ほどでいったん平坦なところに出る。シャンボチェの空港である。



空港と言ってもだだっ広い未舗装の滑走路で、飛行機はチャーター機のみが離着陸しているらしい。
朝早いのでクンビーラがよく見えた。

ここから右手の丘をえっちら登っていくと、パノラマロッジがあり、そこを曲がると・・・
ジャーン!大展望が! 右から特徴的な形のアマダブラムにローツェ、ヌプツェ、タオツェ、チョラツェ
と6000mから8000m峰の山々がドーン!

  チョラツェ   タオツェ        ヌプツェ      ローツェ            アマダブラム     
     6440m      6542m           7864m          8501m                   6814m 
     ↓       ↓           ↓          ↓                  ↓


で、どれがエベレストなの?きっと遠いからアマダブラムとローツェの間に見える白いやつかな?と
最初は思ったのだが、実はローツェからヌプツェの後ろにちょこんと頭だけ出してる黒いのがエベレ
ストなのだ。カメラの望遠でずいーっとズームすると・・・



あ、確かにイエローバンドも見えるし、写真で見たエベレストの形だ。まだまだ道のりは遠いのお。

この大展望を堪能しながらエベレストビューホテルまで平坦な道を歩いていく。



この時期にはアイリスやサクラソウが咲いていた。



どちらも標高が高いからか背が低く、地面から花だけがひょっこり咲いているって感じ。

お花見散歩でエベレストビューホテルに到着。7時30分。



正面には先ほどの眺めが、右手にはタムセルクやカンテガ、左手にはクンビーラが、本当にすごい
眺めなのですよ。

                   カンテガ           タムセルク
                    6783m          6619m
                     ↓                ↓


カンテガはタムセルクの後ろになってあまり見えないんだけどアマダブラム同様、トレッキングが進む
ほどに見た目が変わる面白い山だ。名前が「雪の鞍」というだけあって山頂が真っ白な雪の塊を抱え
込んでいる。ちなみにアマダブラムは「母の首飾り」という意味で、あの山頂は頭でくびれたところに
首飾りをしているイメージでしょうか。



ここで紅茶をポットで、クッキーも注文し、心ゆくまでゆっくりと景色を堪能。それにしても4年前は同じ
紅茶が550ルピーほどだった気がするのだが、今回は900ルピーと倍ほどに上がっていた。
デレイ マハンゴッ(高い)!

さて、時刻はまだ8時前だし、隣の村には15分もあれば着いてしまうし、お昼にはとんでもなく早い
ので、ここでも七ならべを・・・。(笑)



なんと2時間もやっていた私たち。ははは。
その間に向こうの山から1機のヘリが轟音を立てて近づいてきたと思っていたら、あきらかにトレッカー
ではない格好のインド人(?)グループがやってきて、朝からシャンパンを「シュポン」と開けて乾杯、
優雅な朝食を食べた後、さっそうとヘリでまた消えていった。どうやら金持ちがカトマンズからヘリを
チャーターして「エベレストビューで朝食を。」だったらしい。・・・いるんだな、こういう人たち。なんとこの
朝食だけで5万ルピー(5万円以上)使ったらしい!すげーっ!

 

                  金持ちの乗ったヘリを見送る私たち。

 チェリンじいの負けはすでに25パタックにもなり、他の追随を許さない独走状態に入った。(笑)
 今夜おごることになるのはまず間違いなさそうである。

 時刻は9時45分、いいかげん隣村に出発しましょうね。


ネパール エベレスト街道トレッキング その7

2013年06月14日 22時56分59秒 | ネパール2013

お昼を食べ終わったらジョルサレを12時に出発です。



ナムチェまでは本当にたくさんのつり橋を渡るので、高所恐怖症の人は来れないと思う。
写真はロバ待ち。ゾッキョよりロバのほうが運べる荷の量は少なそうなのでゾッキョより長いこと待つ
ことになってしまう。そのうえ乾燥してるからロバの後を歩くと砂埃がすごくて。



河原を歩くことも。ほんのちょっとだけど。ドゥードコシ(ミルクの川※水の色が白だから)を横目に見な
がら、カヌーしたいなあと思ってしまう。とてもこの激流を私ごときが下れるとは思えないが。(笑)



このあたりではシャクナゲも少しは真近で見ることができたけど、あんまり数はなかった。



ナムチェへの急登手前の最後のつり橋。2つの川が合流するここはいつも強い風が吹いているので
たくさんのルンタやカタが橋に付けられている。風の強いところでないと願事を風の馬が運んでくれな
いからね。

このつり橋を渡るとナムチェまで長い登りの道となる。チェリンじいのスタイルは、ビスターリビスターリ
で、でも休まない。それはいいんだけど、たまに飲み物くらい飲ませてくれ!
なんせガイドもポーターも水筒さえ持っていないんだもの。だから当然なのかしら?

さすがにルートの途中にあるバッティ跡では多くの人が休憩していたので私たちも休憩を許された。



見渡してもけっこう若い欧米人ばかりで、アジア人トレッカーはほとんど見受けられない。なのでガイド
やポーターのほうに親しみが湧くというもの。実は帰りにナムチェのロッジで一緒になった欧米人グルー
プもいたが、その中に黒人が1人だけいて明らかにグループから浮いていた。すでにアイランドピーク
も一緒に登ってきた帰りなのに、なんだかかわいそうだなあと。どういう経緯で参加したんだろうな?
彼にも黒人の友達がいればもうちょっと違ったトレッキングになったんじゃないだろうか。

さて、しばし休憩したのちがんばって登り続けると、チェックポイントを超えてナムチェのゲートまでやって
きました!14時30分。



このゲートからロッジまでがまだまだあるから、着いた~って安心しないように、とTさんに口酸っぱく
言う。(笑)



前来た時よりずっときれいになっていたチョルテン。でも相変わらずかわいい。

で、ロッジまで行くもんだと思って覚悟して登っていたら、チェリンじいが「ナムチェベーカリーで3時の
お茶にしましょうか?」とナイスな提案をするではないか!前から入ってみたかったんだよね~。



それもナムチェベーカリーは規模を大きくした別店舗が開店していた。他にもたくさんベーカリーやカフェ
が出来ていてナムチェってステキ♪



チェリンじいから何を飲んでも何を食べても出してもらえると聞いて久しぶりにカフェラテを注文する。
ネパールではおいしい紅茶は飲めてもおいしいコーヒーはなかなか飲めないと思っていたのだが、
メニューも本格的だしちゃんとエスプレッソメーカーがあって、いい香りが漂ってくる。

店内にはパンのほかに甘いスイーツも目白押しで、サイズもアメリカンな感じ。迷った末私はアップル
パイに。



チェリンじいはエスプレッソ、パサンじいはブラックコーヒー。ここのコーヒー、本当においしかった!
さすが250ルピーするだけあるね。

そしてTさんはアイスティーオレのほか、いくつ頼んでもいいということで、巨大なチョコ掛けドーナツに
アップルシュニッデルの2つも注文!



これって今日の消費カロリーは大幅オーバーでしょう。(笑)

2人ともすっかりナムチェベーカリーが気に入ってしまったので、明日もシャンボチェの丘から戻ったら
このベーカリーでお茶をする約束を取り付けた。

ベーカリーを出たところのお店でルンタを見つけたので5本入り650ルピーを500ルピーで購入。
明日クムジュンのゴンパにラマがいたら祈祷してもらってクンデピークに張ることにする。



ナムチェの中心街から私たちの宿泊先であるムーンライトロッジはこのとおりしんどい階段を登らなけ
ればならない。何故ガイドたちは泊まる場所を村の一番高いところにしようとするのだろうか?と思う
ことしばしば。



そうしてムーンライトロッジに15時40分到着です。今日はそんなに混んでいなかったからかダイニング
と同じ階に部屋が取れた。ムーンライトロッジは3階建てなので、建物の中の階段も急でしんどいのだ。

部屋に入って着替えたらTさんと再度中心地に戻り夕食の時間まで町を冷かして回る。私はこれから
まだ先も長いし、実はたくさん持って来すぎたと思っていたルピーだったが、ガイドとポーターのチップ
のことをすっかり忘れていたことが判明!チェリンじいは一緒にカトマンズに帰るから最悪それから払
うにしても、マチンドラさんとはルクラで別れるのでちゃんと確保しておかねばならない。カードも日本
円もカトマンズのホテルに置いてきてしまったので、手持ちのルピーだけで3週間暮らさなければなら
ない。なんで日本円1円も持ってこなかったんだろ・・・。バカ。

3時にしっかりおやつを食べていたので、夕食は遅めの19時30分。
なんとなくカレーが食べたくてベジ&チキンミートカレー(550ルピー)を注文したら、なんだか不思議
なものが。



なぜ茹で卵が乗っているんだろう?そしてネパールはなぜか「カレー」を注文すると辛くないのだった。
前にアンナプルナでKがエッグカレーを頼んだ時もそうだったのに、すっかり忘れてた。ダルバート頼
むんだった。



Tさんはミックスモモ。普通においしかった。

明日は6時に出発するので5時30分に朝食を頼んでおく。明日エベレストが見られますように。

                             


ネパール エベレスト街道トレッキング その6

2013年06月10日 22時34分17秒 | ネパール2013

トレッキング2日目、パクディンの朝。
後ろに見えるのはコンデ・リ イーストピラー。(コンデ西峰5000mくらい?)



今日はえらく暖かい。もっと寒いと思っていたので拍子抜け。

さて、朝起きたらまずはシュラフをしまい、あとは自分のザックに入れるもの(雨具や水筒など)とマチ
ンドラさんに預けるものはダッフルバックにパッキングする。一度ダッフルバックに入れたら基本的には
次の宿に着くまで開けることはできない。何故ならポーターさんはトレッカーと歩かず先にランチの場
所や次の宿まで行ってしまうから。今回はマチンドラさんがほとんど一緒に歩いてくれていたので途中
で開けてもらうこともできたけど、そうするとまた荷物を担ぐためにまとめた紐を解かないといけないの
でよほどのことがない限りはお願いしなかった。

で、7時に朝食です。今日はチベタンブレッドとミントティ。



ここのチベタンブレッドは小ぶりで穴が開いていてちょっと変わった形だった。はちみつをかけていただく。

食べ終わったら出発です。(7時40分)



次の村にあったマニ石。黒で塗っていたのに途中から青色に塗られている。チェリンじぃに聞くと、
「こういう色に塗るのが好きな人もいるからね~。」って、うそ~。絶対途中で黒が無くなったんだと思うな。

まだ朝早いのに暑い。少しずつ登っていくと、右手にタムセルクが見えてきた。



                   天気が良すぎて見えないよ!!



そして対岸の山の斜面にはしゃくなげの姿も見える。2年前アンナプルナでもGWに見られたので今回
も期待していたんだけど、やっぱり! もっと近くで見たいよ~。

さらに道端には意外な花が!



そう、さくらです。日本のとまったく同じ。こんなところで桜が見られるなんてね。

今日は気温が高いので、まだ早い時間なのにクンビーラがこのとおり。



 ラピュタになってるね。なんでクンビーラはいつも先に山頂が隠れちゃわないんだろ?

ベンカールという村で早めのティータイムで休憩後、モンジョに向かっていたら反対側からドッコを担い
だ男の子が。チェリンじいが「あ!」と言ったのでよく見ると、プーンヒルトレッキングでポーターをして
くれたアムリットではないですか!!



すっごい偶然!!いや~、まさかこんなところで会えるとは。なんだか前より髪も黒に戻して服装もチャラ
チャラしてなくて、まじめになってる~!
2年前にまた来るときは雇ってね、と言われてたんだけどエベレスト街道ではルクラでポーターを雇う
のが普通だから無理だなあと思ってさすがにそこまでリクエストはしなかったのよね。

今はポーターではなくてキッチンボーイになっているらしく、将来はコックさんになるつもりらしい。
あの時いたもう一人のポーターであるナル君は田舎で農業してるらしく、それも納得だな。

会ったついでにドッコを担がせてもらった。キッチンボーイだから鍋とかでそんなに重くないんだけど、
このとおり。



ぜんぜんへっぴり腰で、みんなに笑われてしまった。(笑)
アムリットがコックになるのはいつ頃だろう?また会えるといいな。

名残惜しくもお別れしてモンジョへ。

モンジョにはサガルマータ国立公園の立派なチェックポストがある。



ここで国立公園入園許可証のチェックを受ける。今調べてみたら、TIMS(トレッキング許可証)は旅行
会社を通していると10ドルだが、個人だと20ドルになるらしい。そして、国立公園入園許可証の価格
がこれまたビックリ価格の3000ルピー!そんなにしてたんだ。は~、エベレスト街道は高くつくなあ。

ここでチェリンじいがさっきから気にしていたカップルに国籍を聞いてみた。

というのも、チェリンじいは長年いろんな国のトレッカーを見てきて、姿を見ただけでどこの国か当てて
しまうのだ!日本人もすぐ分かるというのだが、どうやって見分けるかというと・・・「日本人は首にタオ
ルを巻いてるからすぐ分かる」とのこと。ハウッ!そ、そういえばほかの国の人は巻いてないかも・・・。

で、そのカップルだが、ノーガイド、ノーポーターで自分で60リッターはありそうなザックを担ぎ、重登山
靴、身長も高い。チェリンじいの見立てでは、「ガイドを連れず、自分たちだけで大きな荷物を担いで
歩いてるのはチェコスロバキア!」 え~?!そんなん他の欧米人だっていそうじゃん?と半信半疑
だったのだが、聞いてみたら本当にチェコ人だった。チェリンじいすごいっ!さすがにチェコの人にチェ
コスロバキア?って聞いたらチェコリパブリックだと訂正されてたけど。(笑)

かなり的中率の高いチェリンじいの見分け術。この後も特に役立つわけではないけどよく当たりました。(笑)



モンジョからは谷へ下って行きます。帰りはこの階段の登りがしんどかったりする。
つり橋を渡ったら本日のランチ場所、ジョルサレに到着。10時40分。



天気が良く暖かいので川沿いのテラス席でランチとします。けっこう混んでいて待ちそうなので、ここで
も七ならべをやることに。トランプがテーブルの隙間から落ちないように地図を敷いたら光が反射して
めっちゃまぶしい!



しかし予想は外れてすぐに頼んだものがやってきた。



フライドライス with ヤクチーズ 350ルピー と ホットレモン。ヤクチーズはおいしいんだよねえ。



チェリンじいのはダルバード。ずっと見ていて思ったけど、ガイドやポーターには食事の選択はなく、
自動的にお店が出しているような気がするのだが? 
だから当たりのところだと、お肉付きのダルバードが出たりするし、外れだとお代わりなしのチャーハン
が出てきたりする。

エベレスト街道はガイドやポーターも宿代を払うと思っていたけど、あとでチェリンじいに聞いたら実は
そうではなく、最後まで待って部屋が空いていたら無料で泊まらせてくれるし、空いてなくてもダイニン
グのベンチに布団を出してもらって寝ることが大抵はできる。ガイドでダイニングもいっぱいになってし
まったらポーターは自分でバッティ(木賃宿)を探して寝てるみたい。

だたし、まだ時間が早いうちにガイドが部屋を欲しいと頼んだら宿代を払わないとダメとのこと。
だからチェリンじいが風邪ひいてしまって、今日はもうダイニングじゃしんどい、って時は部屋取ってたな。

それに、宿に着いたらお茶を飲んだりするけど、基本的にガイドやポーターには無料で振る舞われる。
だから「私たちには無料で出るから気にしないで」と言われた。でも宿によってもらえる頻度は違うので、
ガイドとしては自分たちにも親切な宿に泊まりたいんだろうな。

チェリンじぃはナンパでチャラ男なので(49歳だけど)、かわいい女の子が働いていたら、そのほうが
いいのかも。(笑)


最近のにゃーこれくしよん

2013年06月07日 22時34分23秒 | 番外(日常つらつら)

                      最近出会ったにゃー達。



       チュクンのロッジにて。アマダブラムを背に「どや顔」のにゃー。

ネパールでは犬はたくさんうろうろしていて道端で寝てるのをよく見るが、にゃー達はなかなか見る
ことができない。というのも家の中にいるネズミを退治してもらうために飼っているので外にはいない
らしいのだ。



この子は気高そうに見えて人懐こくて、トレッカーにもよく寄ってきて一緒に昼寝してくれたりした。
バックはローツェシャール(南峰)。

そしてこの小さいにゃーはトレッキングも最後の最後、ルクラに向かっている途中で会った。

 か、かわいいっ!!



本当にまだ小さくて、家からちょっと出てきちゃったって感じでした。

そしてそして、先週末芦生にて田植えのお手伝いをしていて、お昼の準備をしようと母屋の前を
通ったら、いました。



箱入にゃーこです。こーちょー先生が大事にしててなかなか会わせてもらえなかったのね。
そしたら縁側でこっちをじーっと見てました。か、かわいい・・・。



そして「にゃんにゃんだ?」と顔ものぞかせてくれました。今度は撫でさせてくれるといいのにな。

やっぱりにゃーこはかわいいのう♪ ね?Rさん。


恒例りこぼで山菜ツアー2013

2013年06月06日 22時40分00秒 | 信州・北陸の旅

ネパールから帰ってきた次の週末は恒例のりこぼ山菜ツアーだった。
帰ってきてすぐで周りから呆れられたが、5月はもうこの1週しかなかったんだからしょうがないし、りこぼ
にもネパールでのこと話したかったからね。

で、メンバーはたまおさん、I姉さん、Iさんに私、さらに関東方面からM夫婦とその友達という大所帯。
毎回土曜日は何するか悩むんだけど、白馬周辺はロープウェイが運休だったり、どうせ登ってもまだ何
も咲いてないだろうから、ネットで探したところ斑尾高原が良さそうだったので行ってみることに。
M夫婦たちはサントリーの白州工場でツアー参加だそう。

長野駅で前泊したたまおさんとI姉さんの2人と7時前に合流し、電車で飯山駅まで、そこから斑尾高原
行きのバスに乗ると8時35分到着。

インフォメーションセンターである山の家でパンフレットを買い、お花の情報を確認したら沼ノ原方面に
行くことに。湿原までのトレイルが意外とこじんまりしてていろんなお花も咲いているし良かったです。
ブヨさえいなければ!もっとゆっくり堪能できたのに・・・。



                      沼ノ原湿原!新緑がまぶしいです。



ミツガシワとリュウキンカがたくさん咲いていました。芦生でいつも見るはかなげなリュウキンカと
まったく違い、ここのリュウキンカは葉っぱも株も大きくて元気いっぱい!本当に同じリュウキンカ
なのか!?

で、奥のほうに行くと水芭蕉畑みたいなところが。



お化けまでにはなってないけど、水芭蕉オンリーだから、本当に畑みたいだったよ。(笑)
これは見頃の時はすごいんだろうなあ。



そして途中オクチョウジザクラが可憐な姿を見せてくれて、桜見物がまだできるとは思ってなかったので
うれしかった。

思っていたよりずーっと見どころが多かくて広大だった斑尾高原。当初考えていたコースを行くとバス
の時間に間に合いなくなりそうなので結局沼ノ原湿原をぐるっと回り、持ってきたおにぎりなどで軽く
お昼とする。残念なのは途中に少しだけベンチはあるものの、4人で一緒に休憩できるようなスペース
がないこと。テーブルはまったくないし、日陰も少ないから快晴のこの日は本当に暑かった!



帰りは元来た道を途中までさかのぼり、分岐を右に取って斑尾高原ホテルのほうへ。
トレイルを見上げてみるとカラマツの新緑がとってもきれい。

そしてバスの時間までは斑尾高原ホテルで休憩することに。



もちろん昼ビーです!(笑)ホテルなのに枝豆がてんこ盛りでお手頃価格だったのが印象的♪
このホテルの横ではジップラインというむささびごっこみたいなアクティビティをやっていて、それも
おもしろそうだった。また来てみたいなと思いました。

またバスと電車を乗り継いで長野駅に着いたら白馬行きのバスに乗ってりこぼに16時過ぎに到着。
M夫婦たちは白州でよい気分になって電車に乗り遅れて18時過ぎに到着。(笑) M夫婦はウィスキー
好きなので、前にも行ってるらしく、白州の飲み比べとおいしいショコラのコラボがすごく良かったとの
こと。I姉さんも行きたい!というが、わざわざ小淵沢に行ってから白馬に行くのは無理!
山に登りに行った帰りならいいよ。(笑)

そうして18時30分におまちかねの夕食です!



わ~い!今年もりこぼの山菜で〆ます! 今回は今まで食べたことのないヨブスマソウ(うどぶき)の
天ぷらが出てきた。ワサビ漬けサーモン巻もおいしい♪ 日本酒、日本酒!



これはニジマスのフキ味噌巻だったか?酒のアテばかりで、本当においしいよ~。



大好きなローストビーフも出ました! しかしこのカメラ、この距離でこんだけボケるから困るなあ。

おいしい夕食の後は無理やりネパールスライドショーです。
なんせ3週間分なんで、途中で少しずつ脱落者が・・・。(笑) 


次の日、M夫婦も早起きなうえお散歩好き、たまおさんもそうなんだけど、年を追うごとに起きる時間が
早くなっていると思うんですがっ!前は6時30分に出発してたのに、Mもたまおさんも5時過ぎには起
きて、準備をして6時前には出発しようと待ち構えているのだった・・・。

起きれなかったIさんとI姉さんは置いて行って姫川源流を通って親海湿原へ。



今年のミツガシワは春の冷え込みのせいであまり咲いていなかったけど、青々とした湿原を歩くのは
気持ちよい。

この日は本当は新装開店の「ふじもり」におそばを食べに行くつもりだったんだけど、開店が遅れてし
まったので秋に持ち越すことになり、穂高駅北側にある「元蔵」に行ってみた。なかなかおいしかったし
男性陣は大盛りにしたら本当に大盛りだったのでうれしそうだった。(笑)

それからこれまた初めて「ムラカミ」というケーキ屋さんに寄ってケーキやクッキーを買い、いつものよう
に寺島わさび店でわさび漬けを買ってから穂高神社でケーキを食べて帰りました。

たくさん食べたので、トレッキングで4キロも痩せたのにすぐに戻りそうです。ははは~。


ネパール エベレスト街道トレッキング その5

2013年06月05日 06時55分12秒 | ネパール2013

ひとごこちついたらゴンパに行くことに。ガイドのチェリンじぃやパサンじぃが来るのは分かるが
ポーターのマチンドラさんも付いてくるという。なんだか悪いな・・・。(13時30分)

このゴンパ、なんでか集落の上のほうにある。寺は山の上にあるのが鉄則なのか・・・?
空身だし、2600mまで下っているのだからと思っていたが、どっこいキツイ登り!
途中休憩すると村が下のほうに見えた。



ここからさらに登り、途中でゴールと間違えるような集落を通り、30分登ってやっとゴンパに到着。
地図を見ると2800mあたりにあるようだ。



しかし中に入ってみるといるのは小僧さんばかりで大人はいなかった。小僧さん曰く、ルンタは
置いてないらしい。



せっかく来たので仏様にお参り。チェリンじぃにならって五体投地を3回する。これがけっこう大変
なのよね。小僧さん達がかわいかったので写真を撮っていいか聞いてみたけど固まってしまった
のでやめておいた。

で、日本のお寺と違ってどのお寺にもラマがいるわけではないらしく、またお寺で祈祷しなければ
ただの旗であるルンタをお寺で売ってないというのが私には謎。お寺は商売しちゃいけないのかな?
お守りとかも売ってないそうだし。

さて、お寺を出て帰ろうとしたら、犬がワンワン吠えてしばらく追いかけてきたので怖かった。
いつもネパールのわんこは昼間はスピスピ寝てることが多いんだけどな。

                            

ロッジに帰ってきたら15時前だったのでティータイムとする。

トレッキングの間は朝ご飯、10時のお茶、お昼、15時のお茶、夕食、と必ず2回のティータイムがある。

ロッジへ注文する時はメニューを見て自分が食べたいものを部屋ごとに分かれた細長いノートに
書き込んで、朝食や夕食の場合は食べたい時間まで書いておくと、その通り用意してくれる仕組
み。チェックアウトの時に宿泊代も合わせてまとめて払うようになっている。



10時と15時のお茶の時間はトレッキングの進み具合で時間も変わるが、大抵その日の宿に着
いたらお茶の時間です。



ドゥ・チヤ(ミルクティー)とココナッツクッキーをいただく。定番の組み合わせ。

参考までにロッジのメニューはこちら。



こちらは1ページ目。ここは種類が多いようで4ページありました。どのロッジでも大抵飲み物や
デザートも合わせて3ページはあるかな?
パクディンはまだ安いほうで、ここではミルクティーで1杯60ルピー(約70円)、ミネラルウォー
ター(ペットボトル1L)が150ルピー(180円)、缶ビール(350ml)450ルピー(530円)となっ
ている。

ちなみに4年前はビールと言えば瓶だったが、ゴミの問題が深刻化して何年か前からエベレスト
街道では瓶ビールが禁止になったらしい。おかげでエベレストビールの缶ビールが登場し、デザ
インも瓶とは違ってとっても格好いいので(瓶のもそれなりにいいけど)帰りにお土産に買って帰
ろうっと!

で、お茶を飲みながらガイドの2人も加わって恒例の「七ならべ」をば。
チェリンじぃは2年前もやったのにすっかりルールを忘れてるうえ、いつまでも特別ルール(1か
13まで行ったらその反対側は逆からしか出せない)を覚えられず負けてばっかり。

18時になって一旦やめて夕食です。



ローストチキン(600ルピー)です。ナムチェより上ではチキンがなかなか食べられなくなるらしい
ので、ここで食べておこうと。おいしかった。

夕食後さらにトランプをやって、チェリンじぃは9パタック(負け)、Tさんとパサンじぃは2パタック、
私は1パタック。明後日までカウントして一番負けた人がビールをおごることになった。大体先は
見えているような気はするが・・・。(笑)

本日は21時就寝。


ネパール エベレスト街道トレッキング その4

2013年06月04日 08時46分25秒 | ネパール2013

いよいよトレッキングのスタート!



ルクラのチェックポストでTIMSの許可証を見せてからルクラを後にする。
待っている間にきょろきょろしていたら、不思議な現象を見た!



分かるかな?雲の端っこが赤紫と緑っぽい縞々になってるの!調べたら彩雲(瑞雲とも)言うらしく、
なんかいいことありそう♪ 



まだ朝8時過ぎだからなのかとても良く山が見える。とんがった山はクスムカンガルというらしい。
その奥がメラピーク方面。

前回来た時が9月中旬で雨季の終わりごろだったからか、あの時はこんな風に見えなかったな。

まずは石畳の道をどんどん下っていきます。



あれに見えるはクンビーラではないですか!明日はあの下のナムチェに泊まるのだ。
本当に良い景色。まあすでに雲が湧いてきてるけど。
標高2880mとはいえ日本とは緯度が違うため昼間はそんなに寒くない。(標高1200mのカトマンズ
では一番暑い時期なので30度にもなっている。)

ちなみに今回びっくりしたこと。



えっ!ロバがいる~!? 4年前はエベレスト街道でロバを見ることはなかった。なんでなのかチェリン
じいに聞いてみると、「アンナプルナのほうが車道(と言ってもたぶんオフロード)が伸びてきてロバの
需要が減ったので、エベレスト街道に流れてきている。」のだそう。そうするとゾッキョが追いやられて
しまうんじゃ?と余計な心配しちゃいます。



そして街道沿いではりんごの花が咲き誇っていました。途中には日本が支援しているリンゴ園もある
んだな。

どんどん下っていくとお昼ポイント手前の特徴的なマニ石を通る。



相変わらずでかいな。鉄橋を渡り、今日唯一の登りをひーふー上がるとタドコシでお昼です。
9時50分。

豊富なメニューから選んだものはPoteto Chips with Veg. Spring Roll とChicken Soup。
注文して1時間かかって出てきました。なんせ注文入ってから一から作ってたりするので。



スプリングロールとはそのまま「春巻き」のこと。と言っても巨大な揚げ餃子ですが。(笑)
そしてポテトチップスとはフライドポテトのこと。イギリス英語なので「チップス」になるんですな。
前に間違えてFried Potetoを頼んでジャガイモ炒めが出てきた。(笑)

しっかり食べたら12時に出発。途中マニ車やマニ石がたくさんある村を通る。



ゴンパ(寺)を見ていたらルンタのことを思い出した。

せっかくなのでTさんと一緒にクンデピークでルンタを奉納したいから、お寺にルンタが売ってないか
チェリンじぃに聞いてみるも、売ってないらしい。チェリンじぃは今回のトレッキング前にちゃっかり自分
の分は準備してきている。私もカラパタールやチョラパスで奉納したい~!!

ナムチェで買えそうな気はするが、売っているものそのままではただの旗で、ラマ(僧)に祈祷してもら
わないと意味がないうえ、その祈祷できるラマはどこにでもいるわけではないらしい。

うーむ。と思いつつ歩いていたら、あっという間に今日の目的地パクディンに到着。12時50分。

橋を渡って村の一番端っこにあるサンライズロッジに宿泊です。前回もここだったけど、別棟が増築
されていた。えらく早く着いちゃったので、ダメもとでパクディンにあるゴンパに行ってみよう!