風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

田舎に帰ってきました。

2013年12月30日 12時01分53秒 | 番外(日常つらつら)

バスを乗り継いでほぼ半日かけて田舎に帰ってきました。
疲れた…。(>_<)

お昼時にたまたま来ていた大分の焼き鯖寿司で柚子味噌や
高菜巻きなどの変わった鯖寿司が売ってて、美味しかった
から買っちゃった♪


今日はゆっくりしよ。(^-^)


アイゼントレ in 地獄谷

2013年12月23日 18時37分05秒 | ハイキング・登山

年明け早々雲取山への1泊2日トレッキング、2月には硫黄岳に行くのでいい加減食べてばっかりの
週末に別れを告げ、アイゼントレのため一人芦屋地獄谷へ。

一応本番を想定して荷物を入れてみたんだけど、小屋泊だからか何か忘れているのか異様に軽い。
8キロもないんじゃないの?これではボッカにはならないね。まあ、ボッカがメインではないけども。

9時8分に芦屋川の駅を出発し、高座の滝へ。途中高級住宅街である山芦屋町近辺があまりにも変わっ
ていて道を間違える。かなりのおうちが世代交代で相続税が払えずに家や土地を売り払っているのかも。

高座の滝をスルーし、地獄谷方面へ道を取ると、ハイカーに混じって他にもアイゼントレのグループが
いたりして安心する。

スパッツとアイゼンを取り出し装着するも、アイゼン着けてからスパッツ着けると思い込んでいて慌てて
着けなおし・・・。ハハハ。やっぱり雪山行く前にアイゼントレーニングは必要やね。すっかり忘れてるもん。

気を取り直して出発。谷を遡っていく。去年も来てるので比較的余裕を持って進んでいくと、どこかの山
岳会が広場にある練習岩でアイゼンの前歯だけで登れるか順繰りにやっていた。

そこを通り抜けて滝をいくつか登ったら小便滝に到着。
ここを少し登って左にルートを取るとA懸へ。ここでザックを置いて少し休憩していたらA懸の頂上から
「こんにちわ」の声が。どうやらロープを投げるっぽかったので移動する。懸垂下降でもするのかな?

そこからいくつかの砂岩を超えていき、登山道に戻る手前の広場でアイゼンを外した。
家で砂を取るのは面倒なので、休憩がてらタオルである程度拭っておく。

風吹岩手前の登山道に合流し、風吹岩は通り過ぎてそのまま雨ヶ峠まで行ってしまうことにする。
今日は一人だし、アイゼントレがメインだし、有馬に抜けても帰ってくるの面倒だしと思って風吹岩
から帰ろうかなあとか、つい楽な方に流れそうになってたんだけど、正月明けの雲取山は1日目の
歩行時間が5時間45分ということなので距離を歩く練習もしないとなあと思いなおす。

たまたま同日神戸ウォーキング協会が六甲山最高峰ハイクをやっていて、お年寄りもがんばっている
のに私がリタイアするわけにもいかんなあとも思い、止めたい気持ちを抑えつつ、13時8分に一軒茶
屋に到着です。雪が残ってますね。

茶屋に入ってきつねうどん480円を注文して一休み。

雪が見えだした時、もう裏六甲は軽アイゼンなしじゃ歩けない状態だなと分かり、有馬に降りずに戻る
ことを考える。アイゼン12本爪しかないから大げさだし、また掃除しないといけなくなるし、有馬に降り
れば1時間ってのは魅力的だけどなあ。

うどんを食べ終わって出発が13時30分。下りに3時間かかっても16時30分には下山できるし、芦屋
に降りないで風吹岩から岡本に降りればいいや。

下りはストックを使って下りていった。冬用登山靴はあまり使用してないのでアッパーがまだ固く外反母
趾が当たって痛いわ、底も固いから足裏も痛い。また、サポートタイツも履いてなかったので膝や太もも

も痛くなってきた。とほほ。

ひたすら下り、岡本駅に16時着。思ったより早かったな。
ご褒美に駅前のケーニヒスクローネでカスタードのクローネを購入し、おうちで食べました。

行動時間7時間。雲取山のよい練習ができました。


ネパール エベレスト街道トレッキング その28

2013年12月23日 08時12分34秒 | ネパール2013

トレッキング15日目。昨日の夜はめずらしく雷の音を聞いた。
朝起きてみると一面の雪景色。ラムロ! 



雪雷だったのね。 カラパタールで三浦支援隊の人たちが数日のうちに台風がエベレスト付近を通過すると
言っていたので、そのせいかもしれないな。

それにしても昨日はよく眠れたわ。標高が下がったからだろうか?

6時30分に朝食。



久しぶりにチベッタンブレッドの蜂蜜添えを注文。ホットレモンでおいしくいただく。ここのはあぶらっぽくなくて
ミ~ト~ッ♪

例のかわい格好いいガイドに名刺をもらって7時に出発。

昨日降った雪のおかげでヒマラヤが新雪で真っ白になって本当にきれいだ。



お久しぶり! タムセルクとカンテガ。



今日もドーレの村を抜けた後しばらくは谷間のトラバース道を歩くので楽ちんだ。ロッジのおかみさんから、
ここから先はしゃくなげも今が見ごろと聞く。天気もいいし、わくわく。

ポルツェタンガまでの道はとても景観の良いところで、こんな滝もちらほら。





そしてしゃくなげもこのとおり。   
ずーっとしゃくなげの道!



ポルツェの村なんて、赤いシャクナゲでピンクに染まっていた。美しい。

ポルツェタンガの村には8時30分着。
ここは標高3680m。だいぶ下ってきたため暑い。



通常は朝一度荷物をパッキングしたら入れ替えは行わないのだが、ここからモンラまで450mの登りとなる
のでダウンジャケットなどをマチンドラさんにお願いして詰めなおしてもらった。

モンラはあの山の上。 

標高が下がって少しは登りも楽になるのかと思ったけど、ちっとも違いを感じないのですが・・・。
ゆっくりゆっくり登っていく。暑い。振り返ると谷の向こうにあるポルツェの村のさらに向こうに、懐かしの
アマダブラムが。



そして標高が下がったことで、お花や高山植物もちらほら。

 ハクサンタイゲキ系?


プリムラ(サクラソウ系)   

花と景色に助けられ、1時間でモンラに到着。



峠の茶屋で10時のティータイムにする。



ここからの景色も素晴らしく、アマダブラム、タムセルク、カンテガ、ツォラツェなどの山々のほか、行きに通った
タンボチェも眼下に見える。ナムチェ方面に目を移すと一番の高台にヤク&イエティ系列のホテルコンデリゾー
トが、その一段下の丘にシャンボチェのエベレストビューホテルが見えて、これまた懐かしい。

10時20分モンラ発。 ここからは下り♪ 向かいにはキャンヅマの村が見えてきた。



2週間経っても白とピンクのシャクナゲが満開できれいだ。11時10分キャンヅマ着。
ここでお昼にする。



ここも最高のロケーションである。



ナムチェまでで引き返すツアーでゴールデンウィークに来るならナムチェで泊まった次の日にはシャンボチェ
の丘に登るよりこちらに来ることをお勧めしますね。それかシャンボチェの丘に登ったらキャンヅマ経由で
ナムチェに戻るとか。シャクナゲも景色も最高だからねえ。

さて、お昼にいただいたコーヒーとチョコレートロール、正直まずかった・・・。
ここまで来ればコーヒーやパンはナムチェとそう変わらないものがいただけると思ったんだけど、残念。

11時50分キャンヅマ発。



キャンヅマからは道も広い。乾燥しているためすごい土埃の中、上り下りしながらナムチェへ向かう。
ほとんどのトレッカーやポーターは午前中に通るからか人通りが少ない。またはトレッキングシーズンももう
終わりに近づいているのかもしれない。

そうして懐かしのナムチェに13時30分到着。



                         ただいま、ナムチェ!

行きと同じムーンライトロッジに向かう。混み合うことが分かっていたのでチェリンじいがキャンヅマあ
たりで電話して部屋を確保してくれていたが、いつもは3階のダイニングに一番近い部屋になるところ、
すでに予約がいっぱいで2階奥のトイレ付の部屋に通された。

ナムチェに着いたら実に15日ぶりにホットシャワーを浴びようと思っていたが、意外と寒かったので
やめた。2週間も髪を洗わないとキャップなしではとても歩けない感じだし、かゆいけど、ホットシャワー
を浴びたらきっと風邪引くし、パクディンまで我慢しよ。

それにしても、そろそろマチンドラじいともお別れで、その際に渡すチップのことを考えると、お財布の
中身が心細く、とてもナムチェで土産物を物色する余裕はない。だが、日本から持ってきていたトイレ
ットペーパー2個も底を尽き、ティッシュペーパーも全然ないのでそれだけ買いに中心部に降りて買い
に行った。一番安いところで80ルピーと40ルピーで購入。

夜はスイス人、ドイツ人、アメリカ人のグループに追いやられて端っこでご飯。
実は日本人の男性も1人居たが、分かっているのに話しかけてこない。ガイドとばかり日本語で話して
いてこっちも見ない。海外でたまにいる、日本人とは話しませんってタイプなのか?チェリンじいは話し
かけることもできない日本人男子を見て、「情けないなあ」と言ってました。ほんまにね。


「永遠の0」見てきた。

2013年12月22日 18時13分18秒 | 番外(日常つらつら)

I姉さんと「永遠の0」見に行ってきました。
I姉さんから貸してもらった原作は女性でものめり込んでしまえるほどのストーリー。
映画は主演が岡田君ということで、楽しみにしていたのよ。

やっぱり岡田君は素敵ですねえ。格好いいですねえ。
映画のあともずーっとつぶやいてました。(笑)

でも2時間ちょっとであのストーリーを全て織り込むことはできないのでもろもろカットされて
いるところもあり、原作を読んでいるものとしては「ああ、あのシーン無いんだ」とか、「こう
されちゃってるんだ」みたいな残念なところもありましたが、総じて上手く作られていたと思
います。

零戦のシーンはすごく迫力あったし、邦画でもここまでできるようになったんだなあと。

映画館ではすすり泣く声があちこちから聞こえ、かくいう私もいろんなところで涙でした。

とりあえず「永遠のO」を読んでない人は、映画を見てから本を読むと2倍楽しめるのでは
ないでしょうかね。

大河も見ようかなあ。はは。
でも日曜のその時間に家に必ずいるかどうか、微妙なところだけど。
半沢直樹の最終回さえ見れてないしな。


バラクラバ

2013年12月21日 00時15分47秒 | ハイキング・登山

今冬も北八ヶ岳に連れて行ってもらうことになったので、前回の反省を元に
バラクラバを買うことに。

散々迷った挙句モンベルのジオライン(薄手)を購入。

バラクラバだけ着けて歩くっていうのにやっぱり抵抗感があったので、上に
ビーニー被って首にネックウォーマーしようと思うと薄手がいいかなと。
とにかくゴーグルとネックウォーマーの間のところが直接風にさらされなけれ
ば薄手でも大丈夫だろう。きっと。

着けてみると、鼻のところに使い捨てマスクのように針金が入っていることに
初めて気が付いた。なかなかいいかも。ちゃんと口元も下ろすことができるし
着けたまま頭部も脱げる。暑かったらネックウォーマーにもできるわ。

硫黄岳で使ってみたら、また結果報告します。


ネパール エベレスト街道トレッキング その27

2013年12月15日 20時47分24秒 | ネパール2013

トレッキング14日目。

今日はゴーキョピークに登る日。4時30分にダイニングに行くと、真暗な中にチェリンじいとマチンドラじいが
待っていた。朝ご飯は早すぎて準備できないとのことで、カロチャを2杯飲んで出発する。(4時45分)



これは帰ってきてから撮った写真なので明るいが出発した時は真暗だったのでヘッドランプを点けて行った。
意外ときつい登りで、やっぱりできるだけ上を見ないで歩く。



すでに私たちより早く出発している人たちもいるのだが、最後まで急登だったのでなかなか距離は縮まらない。



振り返ると名もない5000m峰と湖が静かに見ていた。
とにかく登り続けてやっとのことゴーキョピーク(5357m)に着いたのは7時前だった。

この時思ったことは、「もう登らなくていいんだ。」ってこと。エベレストを登った田部井さんもエベレスト登頂時
にそう思ったらしいが、たかだか5000mちょっとで情けないんだけど、本当にそう思ったんだよ~。



左手にはエベレストが。残念ながら逆光なのよね。すでに7時で雲が湧いているから、10時ごろには見えなく
なるんじゃないかな?



カラパタールよりゴーキョピークが良いという人の理由はどの山よりもエベレストが高く見えるかららしいが、
確かにここからだと隣のローツェより高く見える。

また、カラパタールには天使がいたけど、ゴーキョにはブッダがいました。



ピークから南側の景色がこちら。



湖の横にゴーキョの村が見えていて、その横には氷河が長々と横たわっている。
ゴーキョにはあの氷河を超えて来たけど、帰りは湖の横をずーっと歩いていく。
それにしてもこの時の写真を見返すと、その顔のむくみ具合がすごい!!パンパンだ。

7時15分下山開始。 本当にうれしい。ここからはトレッキングの折り返し。帰れる!(笑)
8時15分にロッジに着いてホットマンゴードリンク、カロチャ、フルーツサラダの朝食をいただき、準備を整えて
9時30分に出発。 これまで一緒になっていたチェコのカップルは日程に余裕があるのでここでもう1泊する
らしい。またきっとルクラで会えるでしょう。



さて、今日はどこまで行くのか分からないが、下りには違いない。小川の流れる横を歩いていく。
平和だ。とっても平和。幸せな気分になるよ。



いくつかのポカリ(湖)を過ぎて、大きな川の横を行くと左手にもう1本白い水の川と合流した。
先のほうまで斜面に道が付いているのが見える。なかなかワイルドな景色だ。

ほとんど下りなのですいすいと歩いていきパンガの村を経て、マッツェルモに到着。(11時46分)



お客さんは全然見なかったが、あるロッジのレストランで昼食とする。ここのロッジ、けっこういい感じ。



お昼はベジモモとコーラにしたんだけど、ベジモモの皮が肉まんのようなふわふわの皮で食べやすくおいし
かった。 ここにはかわいい白い犬がいて、久しぶりに犬と戯れる。

お昼を食べ終えたところで今日はドーレまで行くことに決める。天気は下り坂だけどがんばろう。

両足親指の付け根がこすれて痛いので、ソルボバンとばんそうこうを張り、12時50分にマッツェルモを出発。
出発してすぐの登りが堪えるわあ。

出発して30分しないうちにルザの村。とっても牧歌的でヨーロッパの田舎のよう。(行ったことないけど。)

 微笑む家




どんどん下っていく。途中ハウルの城のようなロッジを通り過ぎ、ヤクの放牧地を抜けていると雷が鳴り小雨が
降り出した。

ドーレはドーレ?(笑) まだなのか?と思っていたらドーレの村が眼下に見えるものの村は2段構えになって
いる。チェリンじいの法則では必ず村の一番奥のロッジを選ぶのだが、本降りになりそうだったので手前の一
番小さなロッジに強制チェックイン!(14時25分)

これが大当たり!「DOLE RESORT」(またもやRESORT!)という小さなロッジだったが、おかみさんは
良く笑う素敵な人で、またもう1組の泊り客であるスイスのカップルに付いていたガイドの男の子がなかなか
男前で素敵な笑顔なのも◎。このガイド、実はディンボチェで一緒になったチェリンじいと同郷のガイドの兄弟
だった。チェリンじいの故郷の男の人はみんな明るいねえ。



ダイニングはこのとおりこじんまりとしているのだが、3時前にも関わらずストーブを炊いてくれて小さいので
よく暖まって暑いくらいだった。チェリンじいもうれしそうによくしゃべっていた。

ちなみにトイレが自動水洗だったうえ、部屋もトイレも電気がついて明るい。

夕食にはベジチョウメンを食べたがこれもおいしかったな。
チェリンじい達にはディロが出たので少し味見させてもらう。



ディロは日本語では「そばがき」とされているが、もちもちした餅のような感じで、ピリ辛のスープに浸して
食べる。これはおいしいかも。お腹いっぱいになるね。

ところでここのおかみさんに田部井さんが来ているらしいという話をしたら、「5日前に泊まったよ」とのこと。
え~!!うそ~、会いたかったあ。スイス人カップルはナムチェでメスナーに会ったらしい。私はつくづくタイミ
ング悪いなあ。

20時に部屋に戻り明日に備えて就寝。もう明日はナムチェだ。ナムチェから何日もかけて登ったのに、下り
はたったの2日とは。その後ナムチェで1日オフの予定なので楽しみ♪


「森は海の恋人」 畠山重篤

2013年12月15日 19時51分59秒 | 番外(日常つらつら)

たまおさんから貸してもらった本「森は海の恋人」。

よくある自然保護活動のノンフィクション本とは一線を画した内容だった。

著者の人生そのものが押しつけがましくなく描写されていて、写真がなくても
さまざまな風景を思い描くことができる。

そして、なによりその美しい言葉。
言葉の力がどれだけすごいか、思い知らされた。

美しい言葉(その中に秘められた自然への愛情)によって自然保護活動に
参加してみようかなと思わせるパワーがあるんだなあ。

芦生のマザーツリープロジェクトにも必要かも。