おっかー 「ANDSKIDSの紹介ビデオ見ましたか?」
私 「なんで?」
おっかー 「かなりいい出来なんで。」(笑)
私 「前に作るの大変で懲りたんでないの?」
おっかー 「いや、だいぶコツが分かってきたんですよ。」
とのこと。
つーことで、見てやってください。(笑)
いつも思うんだけど、どうやって音楽とか探してくるんかな?
それにしてもあゆ飯おいしそ~。そしてカヌー私もしたいよ~!
小屋に着いたら明るいうちにマットを広げシュラフを出して寝る準備を。
そして暑くてなかなか汗が乾かないので、昨日着ていた半そでTシャツに着替えることにした。
実はここに着くまでに夜光虫じぃも私もヒルに2箇所やられてしまったのだが、私はお腹と足で。
そして、足なのだが・・・
どーん!
なんと、ヒルって靴下の上からも吸うんだよ~。 上のほうにいたのはヒルチェックで取って
たんだけど、かかとにまで入り込んでいるのには気が付かなかったし、まさか上からも吸える
なんて知らなかったから油断していたのさ。
ヒルはミントスプレーで取れてもその後は血が止まらないので困るわ。絆創膏貼ったら真っ赤。
そして1日目から靴下が血でカピカピに。(笑)
ヒルに吸われた後はかゆいのかと思ったけど特にかゆくはなかった。そのかわり血豆みたいな
後が。
まあ、よい体験でしたよ。(明日は絶対会いたくないけどっ!)
で、ちょっと落着いたところで次のグループが到着。
なんと昨日スーパーから出るときにも見かけ、その後「風来り」でも見かけたカップルではない
ですかい!? 新高塚小屋で会うならまだしも、石塚小屋で会うなんてなんちゅー偶然。
向こうも私たちを覚えていた。三岳かかえてたから。(笑)
そんな理由ですっかり打ち解けてしまった。
それからもどんどん人がやってくる。
定員20名の小屋となっているが、それはシュラフのみを足頭交互に並べた場合と思われ、
実際には2段ベッドの上下に詰めて6人ずつ+元台所?のほうの2段ベッドに各1名で14名
がギリギリという感じなので、どないしよ~!
と思っていたら、けっこうテントを持ってきている人たちがいて助かった。
小屋の周りになんとか2梁程度は張れるスペースがあるので、テントを持っているグループには
お願いして張ってもらった。
まさか石塚小屋にこんなに人が集まるとは。みんな予想外だった。
で、小屋から2,3分ほど歩いた沢に水を汲みに行くことに。
本当に小さな沢で、直接プラティパスに入れるのは難しいくらい。マグカップを持ってくるべき
だった。
砂などもちょっと入ってしまったがしょうがない。別に死にはしないだろう。
お茶しながら単独行のおもしろいおじちゃんやカップルなどと話したりして過ごし、明るいうちに
夕飯も食べてしまおうと料理開始。
石塚小屋の周りにはベンチが2つあるのみでテーブルは無いのでベンチで料理。
今日の夕飯はさんまの蒲焼丼&春雨スープなり。
まずはお湯を沸かしてアルファ米を2パック作る。(1つは明日の朝ごはん用)
次にイカリスーパーで買ったレトルトパックのさんまの蒲焼を温めて、
乗せるだけ。できれば山椒も欲しいところ。忘れてました。 でも蒲焼うまし。
残ったお湯を使って春雨、乾燥野菜、ワンタン、ワンタンスープを入れてスープに。
蒲焼丼のあとにこの春雨ワンタンスープはかなりお腹がいっぱい。春雨いらなかったかも。
それにしても、ヤクスギランドの入り口で見かけた大学生グループが5時を過ぎても来ない。
カップル(K夫婦)も30分遅れで入ったときにヤクスギランド内で見かけたらしいのだが、私
たちの到着時間からすでに3時間半も過ぎていて5時半過ぎても来ないようでは道に迷ってい
るのかも?とみんな心配していたのだが、5時半になってやっと現れた。
なんでそんなに時間がかかったのか?だいぶ余裕みたいな感じだったので謎。荷物が重かっ
たの?でも日暮れまでに着けないような行程を計画してるんではダメだと思うけど・・・。
もう暗くなってきて7時になる頃、小屋の中では早々に寝床に入る面々をよそに彼らは大鍋
で夕飯を作り始めたのだが、なんだか小屋の外が異常に明るい。
単独行のおじさんが見に行くと、バーナーからガスカートリッジのガス?に引火したらしく、も
のすごく燃え上がっていたらしい。(こわっ!)
ヘタすると爆発するので離れるように指示するおじさん。 なんとか火は治まったが、みんなの
内心は(おいおい~。)って感じでした。
でも、他のメンバーはとってもいい人達で、明日のルートや所要時間のこと、今まで登った山
で良かった山など話せてすごく楽しい小屋泊まりとなりましたよ。
明日は4時起き!
そうして9時20分、やっと大和杉の分岐に到着。2時間20分かかってるよ。
分岐にリュックを置いて、カメラだけ持って下に降りていくとすぐに大和杉が見えた。
縄文杉と異なり大和杉は根元まで入れて、かなり大きな杉なので迫力がある。
遠かったよ、大和杉。
ひとしきり記念撮影をしたら分岐に戻り、ヒルチェックをして(笑)再度出発。
ここからは沢へと下っていく。沢筋に着いたのは10時20分。こんな橋が。
でもかなり斜めなうえ苔苔で渡りたくな~い! 幸い水量が少なかったので横を歩くことができた。
そのあと出てきた川は増水時は渡れなくなるので注意と地図には書いてあったが今回は大丈夫。
川を渡るとしばらく比較的なだらかな道を右に進んでいくのだが、そのあと急登へ。
喘ぎ喘ぎ登り、また平坦になったと思ったら下り、そして登り、と小さな変化が多く続くので、こ
こでも自分がまったく地図のどこにいるのか分からない状態に。
それにしてもさらに道の荒れ方はひどくなって、這い上がるような場所もいくつか。
ストックは邪魔!ないほうがマシ。
で、やっとこさ目印になるものが出た。時刻は12時20分。
みはらし台
と言っても登り口が分からず素通り。(本当はロープがかかっているところがあるらしい。)
これが地図に載っている「展望台」なのだろうか?まったく展望無いけど。
まっちろ
もしここが「展望台」だとしたら、あと1時間ほどで石塚小屋に着くはず!
と、ここからまた沢筋に降りたり、登り返したりを繰り返し1時間経ったころ、登山道横に小さな
岩があり、そこから黒味岳などが霞んだ中に見ることが出来た。まさかここが「展望台」じゃあ
ないよね・・・? こんだけ黒味岳が近くに見えるし、淀川口からと思われる尾根も真近に見え
るから、小屋はそう遠くない気がするんだけど。
もしここからまだ1時間とかだったら精神的に凹むなあ、と思いながらトボトボ歩き出したら、す
ぐに小屋が!よかった~!!
ばんざーい!
13時47分着。小屋には一番乗り! は~、疲れた。
2日目の朝、5時起床。 他の部屋もみんな早くから出発なのでバタバタしている。
天気は今のところ降ってはいないが山のほうには雲が見える。まあ、朝から降ってたらテンション
下がるし、よしとしよう。
6時ちょっと前に予定通りタクシーで出発。
今年から荒川登山口への道は車両規制されていて、だいぶすっきりしたみたいだ。
オフシーズンでもあの車の量ならオンシーズンはどうなってんだと思ってたけど、タクシーの運
転手さんに聞くと、狭い道に路駐してるだけじゃなく、対向車を避けるための場所にまで停めて
いるので大変だったそうな。
それにガイド仲間同士が駐車場所を先に確保(どうやってかしらないけど)してたら、個人観光
客と口論になったりいろいろトラブルもたえなかった模様。
近いうちに白谷雲水峡も車両規制されるのではとのことだった。
私はいつも公共交通機関だったからあんまり関係ないけど、信州などでは車両規制は当たり
前だから、いいんじゃないかな。
それにしても屋久島の道路整備の進行状況はすごい。かなりきれいだもんね、道路。
いつもどこか工事してる気がする。
そうこうしているうちにヤクスギランドに6:30着。天気は上々だ!
私たちのほかに大学生のサークルと思われる子達がいた。横目に見ながら準備体操を済ませ
ると、入り口で記念撮影してもらって6:50に出発です。
しばらくはヤクスギランドの木道を進んでいく。
仏陀杉を過ぎると急に足元が不安定になるが、どんどん進んでいくと花之江河登山道との分
岐に到着(7時22分)。
さあ、行くぞ!
と、さっそく急な階段を上がり、未知の世界へ!(大げさな。)
で、登ってみるとたくさんの看板が。 「ここからはヤクスギランドではありません。引き返して
ください。」的なことが書いてある。間違って登っていったら確かに大変だ。
そして道の荒れ方もすごかった・・・。
くぐれないくぐり杉?(笑)
リュックを置いて、這いずり上がって抜ける。おかげでリュックはドロドロに。
今考えたらザックカバー付けてれば良かったかも。
その後もたくさんの倒木を乗り越えて行くことに。
道はこんな感じ。
実際にはもっと狭い感じで、途中「花之江河⇔ヤクスギランド」の看板はたくさんあるものの、
距離が書かれたものはない上あまり見通しもよくないので地図を見ても自分がどのへんに来
ているのかまったく分からない。
そして、なんとこの道、ヒルが出るっ!! 入って早々夜光虫じぃが私のズボンを這うヒルを発見。
二人でマジで~?!となっていたのだが、山ビルファイターも持ってないし、そのまま進んで行って
たら、小休憩の時に夜光虫じぃがカユイなぁと思ってお腹を見たら、なんとお腹にヒルが!!
二人ともパニック。と、とりあえず何かかければ取れるかも!とミントスプレーをシュッと吹きか
けると、「ギャ!」(って言ったように見えました(笑))となってポロリと落ちました。ホッ。
焦りすぎて写真も撮れなかったよ。(笑)
それにしても、リュックの腰ベルトがある位置に何故ヒルが?!ヒル恐るべし・・・。
ヒルの襲撃を受けながら進んでいくも、登山口から2時間で大和杉に着くはずなのだが、9時
を過ぎても大和杉の気配はなく・・・。おかしいなあ?通り過ぎちゃったとか?
2万5千分の1の地図もプリントしてきたけど、地図には載らない小さなアップダウンが多いので
いまいち分からない。
こう自分の居場所が分からないと疲労が溜まるのよねえ。場所が分からないような道の時は
高度計付きの時計があったほうがいいかも。それなら地図と合わせれば分かりそうだし。
大和杉やーい!
次の日の朝、朝ごはんを食べたらささっと沢用の服に着替えて滑床渓谷沢登りに出
発です!
遊歩道からすぐに川に入ったものの、岩がごろごろで抜けるのが大変なので途中
から遊歩道に上がり進んでいくとやがて雪輪の滝に到着。
雪輪の滝は日本の滝100選にも入っている滝で、滑り台ができるのだ。
なめなめ
下から見るとすごい傾斜に見えるけど、上にあがるとそうでもない。
といっても中断くらいからしか滑る勇気ないけど・・・。
ここの滝は滝つぼも浅くって、でも落ち込みもなくそのままきれいな滑り台なので、
滑り降りた後も痛い目にあったりしないから安心だ。ただしズボンが破けないように
お尻には厚めのビニール袋を敷いてね!
なんどか尻滑りを楽しんだ後は、また一度遊歩道に上がってから再度沢へ。
私とIさんはシャワクラが基本なので小さな滝なら直登したいのだが、山屋さんの沢
登りは基本的には滝を登ることはメインではなく山頂を目指すために沢を登るため、
わざわざ濡れることは無い模様。それに滑床は小滝でも滝つぼが深いところが多い
ので、泳がなければならない。さすがにそれは寒いかも。ということで、超厚着をして
きた私はもう暑くって暑くって!
それになかなか目的の分岐にたどり着かない。意外と長い滑床渓谷。
やっと出てきた分岐を登るも、そこもずーっとなめなめで、こんな調子ではいったい
何時に頂上に着くのか?! ということで、時間を見計らって引き返すことにした。
前半ゴーロのあたりはすっ飛ばしていくべきだったのね。きっと。
帰りは靴を履き替えて遊歩道を下っていきます。
楽ちん
遊歩道の手前の方では観光客から餌をもらおうと、お猿達がうろうろしていた。
小猿が乗っててかわいい。
でも、滑床キャンプ場には狡猾な猿軍団が、人間から食べ物をかすめとっていく
ことで有名なので気をつけましょう。目つきが違うよ。(笑)
帰りは森の国ぽっぽ温泉に立ち寄り湯。
入ってみたかったのよ。
駅にある温泉で有名なんだよね。また四国の有名どころを押さえてしまった。
温泉は空いてて温度もちょうど良かったです。露天もあるよ。
お風呂のあとは宇和島にある麺処菊屋にて腹ごしらえ。
ちゃんぽん
左が並、右が大だったかな?かなりでかいです。
私はカレーうどん。
こっちもかなりの量で食べるのが大変だった。
やっぱり最後も食べて終わりの四国旅でした。(笑)
このほか「蜜まん」「大判」などの銘菓もGet。お遍路では食べられなかっただけに
よかった。今度はお勧めの蜜まんを食べにいきたいものです。