風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

礼文・利尻の旅 最終日 稚内

2014年07月17日 07時06分42秒 | ハイキング・登山

最終日。早く起きてしまったので、一人で近くをお散歩することに。

民宿近くの防波堤ドームに行き上にあがってみたものの、やはり今日も利尻富士はお隠れに・・・。


ちなみに防波堤ドームはこちら。



                             おしゃれ~。

その後稚内駅やフェリー乗り場まで行ってみたりして、コンビニでコーヒーを買って帰ってきた。
朝食後レンタカーを借りに駅前に行き、今日は一日稚内観光!

で、とりあえずサロベツ原生花園に行ってみることにする。どんよりドヨドヨの天気なのであまり期待はしてなかった
のだが、入ってみるとあれ?あれれ!? 



                             見えてる~!!

サロベツ原生花園の木道をぐわーっと早足で奥まで歩いて写真を撮りまくる。
サロベツ湿原って規模がほかの湿原とは全然比べものにならない広さなんだな。



お花もエゾカンゾウとカキツバタなどが咲き誇っていて、期待以上の場所だった。

でも、そのあとパンケ沼とかにも行った後に海沿いの宗谷サンセットロードがお花がきれいだったとの
バスガイドさん情報で行ってみたら、そっちのほうがすごかった!!



ここ、ただの道の横の原っぱです。ええ~!?

 エゾスカシユリも 



 はまなすも咲いてた。

エゾカンゾウは礼文、利尻、サロベツ湿原と見てきたけど、この道が一番すごいって、どういうこと?!



なんかもー、この景色がずーっと続いてるので、何度も車を止めては写真を撮りまくる。
 


                   植えてないんだよね?(笑)

                毎回思うけど、北海道って奥が深いわあ。



この写真撮影で時間を取りすぎて、なんと宗谷岬に行けなかったというオチ。(笑)



帰りは稚内空港から飛行機で新千歳に戻るときに、原生花園で知った「瞳沼」という浮島のある沼が
見えないかと目を凝らしていたら、本当に見られたから感動!!

あの沼、行ってみたいなあ。危険で行けないらしいけど。

暑寒別岳や羊蹄山の雄姿も見られて、行ってみたいところがまだまだある。

MIKOさん、次はよろしくお願いします~!


礼文・利尻の旅 利尻 後編

2014年07月09日 20時15分32秒 | ハイキング・登山

9合目から上はザレザレの歩きにくい道になっていて、前方を行く年配の女性が苦労している。



私はというと、まるで高千穂峰の上部と一緒なのでできるだけ浮いてなさそうな岩に乗るようにして
ズルズルしないで登っていった。

魔のズルズルコーナーを上がりきると、その先には最近整備されたような感じの道が。

 ありがたや。

急だが登りやすいこの道をガーッと登る。



 山頂はもうすぐそこ!ピキピキだった太ももも気にならない。(笑)

 

山頂手前のでっぱりに着いたら、ろうそく岩が見えた~!そしてこの写真ではわからないけど、岩場には
見頃のイワウメがたくさん咲いていた。



山頂側からでっぱりを見たらこんな感じ。周りは雲海~。



山頂からろうそく岩方面。



左側は立ち入り禁止の南峰。昨日YHで話したおばさんは行ったらしいが、写真では見えない登山道の降り口
がかなり崩れていて、うっかり滑ると崖下に落ちそうな感じなので行きませんでした。ハクサンイチゲがきれいだ。

で、夜光虫さんも着いたので2人でささっと準備をしてKUROさんを待ち構えて百名山達成をお祝い。



                  やったー!おめでとう~!

 山頂では晴れたし、私も無事登れたし、よかった、よかった。
 夜光虫さんが運んでくれたスパークリングワインで乾杯し、登頂の余韻を味わう。
 結局登りは4時間半でした。9時半到着。
 ネットに出ている地図の登り6時間というのはよほど混んでいる場合じゃないかな?
 私の持っている百名山地図帳では4時間10分がコースタイムだし。

 それにしても利尻山の山頂部分はお花がたくさん咲いてるし、景色も良くていい感じ。

 たくさん記念撮影して、30分ほど堪能したら下山です。
 下山は早い~!あっという間に9合目まで降りてきちゃった。
        


天気予報はなんだったのか?というくらい快晴になって、もう本当の青空に。
ついつい何度も振り返ってしまうくらい。



8合目の長官山からはこの雄姿が。利尻山最高!
8合目から下は山頂も見えなくなるのでここで利尻山をバックに何枚も記念撮影。
ジャンプしてるところを撮ってほしいのに夜光虫さんもKUROさんも、全然タイミング悪いんだもん!
結局私のだけ満足な写真がない・・・。

さて、遊びすぎたかな?
ここからは山頂ともお別れだ。8合目から7合目までがとっても長く感じたよ。

4合目あたりで宿に電話して、港には送ってもらわなくていいので荷物を利尻富士の湯まで持ってきてもらえ
ないか頼んだら、たまたま手が空いていたようで来てもらえるとのこと。良かった~。今日は稚内にそのまま
帰るけど稚内到着が7時ごろになるため、そこからお風呂やご飯となるとかなり遅くなるので利尻で時間に
余裕があるならお風呂に入っておきたかったのだ。

そうして3合目には14時10分着。下りなのになぜか4時間10分もかかってますよ。疲れて休憩もたくさん
したからねえ。

その後も利尻富士の湯までテクテク歩いていきます。30分ほど下ったところで宿の方がピックアップしてくれ
送ってくれました。ありがたや、ありがたや。そしてKUROさんには百名山登頂祝いに入浴券をプレゼント
してくれたのでした。やさし~い。や、たまたま券があったのかもしれませんが、メッセージ付きの台紙まで
セットされてたのよ。いいお宿でしたわ。

温泉も意外にもよいお湯で、大きな露天風呂に鉄分が含まれているような色のお湯で、入ったら炭酸泉だった。
きれいさっぱりしたら、タクシーで港に直行。

ターミナルの1Fで名残の昆布を購入し(笑)、2階に上がってフェリー出発までに一杯飲もうと思ったら、KURO
さんが食べようと思っていたうに丼のお店は閉まっていたので隣のカフェ・バーのようなところに入ることに。



窓の外にはこれから乗るフェリーが。

KUROさんは「何がうれしくて利尻に来てハンバーガーとか食べないといけないの?」と最初は文句を言って
たけど、実は酒飲みメニューもちゃんとあったのだ!



こちらはホタテ貝柱とウニの貝殻焼き♪ 甘い!

 ビールうまーっ! 




メニューにはなかったザンギも、ビールにはザンギですよね!と言って特別に作ってくれた。揚げたてんましっ!

そして実はここにもうに丼があったんです~。KUROさんってばどうしても食べたかったらしくハーフを注文
したら、ハーフだけど結構よい感じの量が出てきました。



         これはおいしいに決まってる。KUROさんも夜光虫さんもうれしそう。
         3人の酔っ払いがフェリー出発ぎりぎりまで飲んで食べて大満足。
         お店の方、いろいろとありがとうございました~!おいしかったです。

 思った以上に飲んで食べた3人、フェリーではKUROさんと夜光虫さん爆睡。(笑)
 私はというとお友達に絵葉書をしたため稚内港に着いたらすぐに投函。
 宿までタクシーで直行したら、さっそく夕食でした。とても食べきれない量の・・・。
 っていうか利尻で食べ過ぎた。

 で、もう喰えんって状態でしたがお祝いのケーキ登場。(笑)

 

  マカロンはだいぶしっとりしちゃってましたが、生クリームはおいしかった。
  たまたま同宿だった観光バスの運転手さんとガイドさんにもおすそ分けして、なんとか完食。

  は~、長い一日でしたな。でも良い1日でした。

  明日はレンタカー借りて、KUROさんの運転で稚内観光です。


礼文・利尻の旅 利尻 前編

2014年07月06日 09時41分51秒 | ハイキング・登山

利尻山に登る日が来ました!
朝3時半に起きて着替えたら、出発までの時間に超早い朝食をいただく。
宿で1つ400円の携帯トイレを購入し、4時半に宿を出発。三合目の登山口には4時40分頃には着いてトイレを
済ませたら4時55分に登山開始なり。



                           がんばるぞ~!

 私はなんとか3日目にして後ろ太ももの張りもだいぶマシになって、今日はなんとか登れそう。よかった~。

 10分ほど森の中を歩いていくと、甘露泉に到着。



 ここから先は水場が無いので各々の水筒に必要な量を入れて。

 ここからはダラダラとした登りとなり、 四合目、五合目を過ぎて6合目になると視界が開けてきた。



 どーんと上に見えるのは山頂ではなく長官山

六合目の第一見晴らし台からは雲海と海が見えたよ。



6.5合目には最初の携帯トイレブースが。けっこう立派なブースである。



次のトイレまで時間が書いてあるから、どうするか考える指標になるね。

さて、この6.5合目から7合目がけっこう距離があった。だんだんと勾配がきつくなってくるし。
7合目でクラブツーリズムのツアーと一緒になったのだけど、10数名ほどのグループに2人のきちんとしたガイドが
付いて、ガイドさんのツアー参加者に対する声掛けや他の登山者に対する配慮もすばらしくって感心。こんなツアー
だと楽しそうだ。

で、そのガイドさん説明や7合目の道標にも「胸突き八丁」の言葉があるように、ここからさらにきつい登りとなる。

 きつ~い!!

なんせ3合目は270m、山頂は1721mだから1450mの標高差!きついわけだ。
でもこのとおりなのでガンガンに高度があがる。(笑) 行程にあまり下る場所がないので、とにかく登れば着くと
いうのは伊吹山みたいな感じか?

そうして第二見晴台を経て一気に八合目の長官山へ登ると、やっと利尻山の山頂が見えた。が・・・



きゃー!!山頂が笠被ってるよ~。(涙) やっとこさここまで上がってきてこの姿を見たら、KUROさんやる気
なくすんじゃ・・・。と心配したが、意外とそうでもなかった。それにしても今日は天気がいいのか、悪いのか、
避難小屋に向かっている途中で雨が、それも結構な大粒の雨が~!?

避難小屋がすぐそこだったので飛び込んで大濡れするのを免れた。よかった。
どうせ通り雨だろう(と思いたい)から、止むまで休憩を兼ねて小腹を満たす。行動食には北海道らしく谷田の
日本一きびだんご
と、ビタミンカステーラだよ。どっちもおいしい♪

まだちょっと降りそうな感じだけど、いつまでも小屋にいるわけにはいかないので出発。
なんせ八合目の長官山でさえ標高は1218m。つまりまだ500mの標高差があるのだ。ここの合数って、距離
でつけられてるんだろうか?謎。

さて、このあたりから高山植物らしい高山植物が見られるように。(これまではマイヅルソウやゴゼンタチバナ、
スミレ等が多かった。)



オオバナノエンレイソウ。本当にお花が大き~い!調べてみたら北大の校章にもなっているらしい。



                    大きな株のキクバクワガタ。旬でした。



                           イワベンケイも。

で、先ほど降った雨のおかげで山頂の雲が取れてる~!やったー!



                九合目にも着いたしテンションあがる!!

 しかし、ここ九合目の道標には「ここからが正念場!」の文字が。でもお花も咲いてるし、山頂も見えてるし、
振り返れば下も見えてるから急登も苦にならないわ。
 


道脇にはハクサンイチゲやアズマギクが咲いていて、癒される。

おいらがんばるよ! 



礼文・利尻の旅 礼文 後編

2014年07月04日 23時43分46秒 | ハイキング・登山

礼文島2日目の朝、民宿はまなすの朝食は6時半と決まっていたので今日のトレッキングは7時半スタートに
する。

ご飯の時に宿のご主人が「あざらしが来たよ。」と教えてくれ、外を見るといた―!!



30頭くらいのアザラシが連れだって泳いでる~、すごい!!
彼らは時折潜ったりしながら、通勤?していきました。

けっこうなボリュームの朝ごはんを済ませ(KUROさんと夜光虫さんは朝から三杯飯!!)、予定通り7時半に
出発です。今日はこの宿がある知床から桃岩遊歩道を通って礼文林道をピストンし、港のある香深港まで。
6時間程度を予定。昨日は4時間半コースだったから、ちょっと増えてる。

足の調子はというとあんまり昨日と変わらず、ダブルストックで補いつつ。

さて、当初の天気予報では今日が一番天気が良いはずだったのだが、



                         あれれ??

はい、ちょっと雨なども降ってきたりして、そして桃岩上部は思いっきりガスの中~、ガスの中~。(涙)



               元地灯台ではこのとおり。ああ、デジャブ。

それでもキンバイの丘ではボタンキンバイさん達がお出迎えしてくれた。




 かわいらしいスズランも。




そしてこちら。礼文で見てみたかったお花「レブンハナシノブ」 礼文のはあんまり下を向いてないのね。

ゆっくり(よく言えば幻想的)なキンバイの丘のお花を愛でながら桃岩展望台に到着。そこからの眺めがこちら。



これ、まだ見えてたほう!!で、ここで見たかったものが、左のちっこい岩。ズーム、ズーム・・・



なんだか分かるかな?名前は「猫岩」です。右を向いた猫背の猫!か、かわいい。ちょっと、太め。(笑)

ちなみにこの展望台ではずっと探していたお花も見つかった。



      こちら、ただのマメ科の雑草のようですが、レブンソウです。

桃岩展望台からはたくさんの人がいて、なんでだろ?と思ったら伊吹山みたいにすぐ下に車道があって、そこから
上がってくる人たちだった。礼文島はけっこうそんな感じで、未舗装の林道も車で入っていいから、普段あまり歩か
ない人とか、歩けない人にはいいかもしれない。

桃岩展望台を後にして、車道をしばらく歩き、分岐を礼文林道へ。
林道を登り終えるとレブンシオガマの咲く脇道があった。



このどんづまりには礼文の名所、地蔵岩を遠くに見ることができた。地蔵岩展望台だったのね。



ちなみに礼文島は「北のカナリヤたち」の撮影地で(利尻島もだけど)、「北のカナリヤパーク」がオープンしてます。
地蔵岩も撮影地の一つ。

さて、元の道に戻ってレブンウスユキソウの群生地に行ってみるも、どれもほとんどつぼみで咲いてない。
それは同宿だった夫婦に聞いていたので、咲いているらしい礼文滝手前のハイジの丘に行くことに。

ハイジの丘へ向かう道は、やっと登山道らしいところを歩いたなと思える道だった。



2輪だけきれいなクロユリが咲いていた。やったあ。

けっこうがーっと下って、登り返しだったのでドキドキしていたがハイジの丘までは20分ほどだったので意外と
すんなり到着。



もっと季節が進めばお花が咲き乱れるのかもしれな。でも、ハイジの丘から礼文滝方面の谷はとても魅力的に
見えたので、もしまた来訪することがあればこの礼文滝コースを歩いてみたいなあ。

そして目的のレブンウスユキソウですが、



                         咲いてた~!!

 これでほとんど見たかった礼文島固有のお花たちが見られたんじゃないかな?よかった、よかった。



ちなみに林道沿いにはたくさんのハクサンチドリ。礼文島ではどこででも見ることができる、高山植物である。



これなんだと思います? 答えは三つ葉。 大き~い!! 
こんなに大きかったらお浸しにしても量が確保できそう。

礼文林道から車道まで戻り、そこから香深港へ降りたら宿に電話して荷物を持ってきてもらう。

その間に港近くにある和菓子屋さんで買ったのは「ベコ餅」。



かわいらしいマーブル柄でした。
他にも草餅など買って、ついお腹が空いたから利尻島に行くまでに食べてしまった。

香深港から利尻島の鴛泊港までは1時間もかからない。17時前に港に着くと、今夜のお宿利尻グリーンヒルin
の送迎車でお宿へ。港からはちょっと離れてるけど、素泊まり3,800円だし、近くにスーパーあるし、キッチンも
自由に使えるしいいところでした。洗濯機と乾燥機もあったから溜まった洗濯物も洗濯できた!

宿から見えるところにある富士野園地はエゾカンゾウの花盛りだった。



礼文島より全然咲いてるじゃん!(笑)向こう側の岬は夕陽丘展望台で、短いけどなかなか急登っぽかった。
そしてスーパーで買い物をしたあとふと見てみると、なんと今までガスの中だった利尻富士が!!



山頂見えた~!!3日目の夕方にしてやっと、やーっと、見られたよ。
KUROさんは「明日見えてくれたらいいから、今はいいから。」とか言っている。(笑) 明日も天気だといいなあ。

さあ、今夜は簡単な夕食と缶ビールで前祝をして、明日の早起きに備えます。
宿では500円募金すると、朝4時半に3合目まで車を出してくれました。いつもではなく、人員的に足りていれば
やってくれるサービスのようです。

明日はがんばるぞ~!!