僕はびわ湖のカイツブリ

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“男のためのガーデニング”改め

映画「ブレット・トレイン」~世界一運の悪い殺し屋 ブラッド・ピット~

2022-09-04 12:50:00 | アート・ライブ・読書
 “世界一運の悪い殺し屋”ことレディバグ( ブラッド・ピット)が受けたミッションは、東京発京都行の超高速列車に乗っているブリーフケースを回収して次の駅で降りるという簡単な任務でした。
しかし、列車にはブリーフ奪取の指令を受けた9人の殺し屋が乗り込んでおり、次々と襲われながらも、劇中でそれぞれの殺し屋との因縁が明らかになっていく。

撮影はコロナのパンデミックとロックアウトにより日本でのロケーションは行われず、アメリカのスタジオで製作されたこともあって、日本のようで日本でないような光景の中で新幹線のようで新幹線ではない「ゆかり」号が疾走する。
出演者の一人である真田広之さんは、殺し屋木村の父で元はヤクザの大親分の峰岸の舎弟の設定ですが、年月を経て老いた剣の達人で登場する姿は、ドラマ「ウエスト・ワールド」のムサシのキャラを連想させます。



「ブレット・トレイン」はハチャメチャでスピード感のあるストーリーでありつつも、ストーリーが散りばめられたエピソードに全て結びついていき、最後まで目の離せない映画でした。
映画館の大画面・大音響の中で見てこそ楽しめる映画だったと感じ入り、映画の楽しさを再認識させられる映画だったと思います。

映画館で映画を見るのはコロナ渦もあったので久しぶりで、最後に劇場で見た映画はクエンティン・タランティーノ監督作品の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。
この映画でブラッド・ピットはディカプリオと共演していましたが、どちらの映画でもタフだけど冴えない男のキャラをうまく演じていますね。



ところで、映画でのブラッド・ピットの不運と当方の不運がリンクしてしまったエピソードです。
映画館に入る前に自動販売機で飲み物を買おうとしたところ、ゴトンと飲み物が落ちる音がしたのに、取り出し口には落ちてこない。
返金レバーを回しても手ごたえはなく、取り出し口から手を入れても何もない。自販機をゴンゴンと叩いて口をついた言葉が“クソ野郎!”。

130円損したと気分が悪かったが、映画の中で同じような自販機にお金を食われるシーンが出てきた時は大笑いでした。
吐き捨てた言葉まで映画のシーンと同じでしたので、どうやら当方は映画を見る前からてんとう虫( ブラッド・ピット)の不運に感染していたようです。



「ブレット・トレイン」はハリウッド映画ですが、原作は日本の作家・伊坂幸太郎の「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」です。
「マリアビートル」は第1作の「グラスホッパー」の続編になるということで、中古本チェーン店で2冊とも購入してきました。
映画と原作の違いや共通点が楽しみですが、さてどちらの本を先に読み始めましょうか?



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