僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

彼岸花とミサゴとサギの群れ~湖北の初秋の風物詩~

2020-09-19 17:25:25 | 野鳥
 シルバーウィーク初日から好天に恵まれましたので、久しぶりに探鳥に出てみました。
まずは湖北の田圃周辺を探してみるものの、季節の野鳥の姿は見つけられず。まだ時期が少し早かったのかもしれませんね。

湖岸沿いの林を歩いてみても、シジュウカラやエナガの群れには会いましたが、季節の野鳥ということではコサメビタキだけ。
琵琶湖につながる河口の浅瀬に膨大な数の白い鳥が見えましたので、琵琶湖の湖岸へ出てみる。



浅瀬にいたのはシラサギとカワウの群れでした。おそらく産卵に遡上してくるコアユを狙っているのでしょう。
後方には竹生島、浅瀬には膨大な数のシラサギとカワウ。空にはトビが飛んでおり、ゆるやかな琵琶湖の風に吹かれているのはこの上なく心地よい。



しばらくすると川の上流からミサゴが飛んできましたよ。季節の定番の野鳥です。
最初は獲物を探しているようでしたが、ダイブすることなく何度も空を旋回をして、高度を上げながら琵琶湖の沖の方へと消えていく。



しばらくすると、思わぬ方向から再びミサゴが姿を見せる。
沖を飛んで一回りして戻ってきたのか?今度は北の方角へと飛んで行ってしまい姿が見えなくなる。
琵琶湖の水位が低くなっているので浅瀬や川での狩りができず、狩りの出来る場所を探しているのかもしれませんね。



ところで、今の季節の琵琶湖の湖岸には産卵を終えたコアユが無数に打ち上げられています。
コアユは琵琶湖で1年を過ごす年魚で、川の上流で暮らすアユのようには大きくならず、成魚になっても10センチ程度にしか大きくなりません。

産卵を終わり、この場所で息絶えたコアユの数だけでも膨大な数で、河口にはコアユを追う中型以上の魚や野鳥が集まる光景は、自然豊かな湖北の初秋の風物詩といえます。
ちなみに昨年度の滋賀県でのアユの産卵数は何と約50億粒だそうで、全てが成魚にならないとはいえ、琵琶湖の水産資源の多さに驚かされます。



さて、今年の秋の彼岸入りは19日ということで彼岸花を探しましたが、彼岸花の群生地ではまだ茎が確認できた程度の状態。
自分が知っている場所の中で、いつも最初に彼岸花が咲く場所へ行ってみると、そこではやはり彼岸花が見頃を迎えていました。
湖北の彼岸花の開花は遅めですので、来週末辺りから本格的に咲き始めるのかと思います。



おまけは、どこで撮ったか忘れましたが、カカシの写真がカメラに残っていましたので追加。
左後方の作業しているようなおばさんも実はカカシです。




コメント
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