くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

ハマっている

2004-05-07 22:45:39 | 音楽
さっきsoroさんの日記に影響されて一杯飲みに行ったら、BGMになんと『シャカタク』の『ナイト・バーズ』がかかっていました。懐かしや~。店長に訊いてみたら「いやあ、僕も好きでね。古い曲かけるとお客さんも喜ぶんですよ。いいでしょう」
軽く飲んで帰ってきたのだが、もう頭の中はちょっと古い曲でいっぱい。レコードをかけて楽しんでいました。で、最後に歌謡曲をまとめてi-Tuneに読み込みました。
CDに焼いて友人に一方的に送りつけてやろう。ふふふ。『夢想花』なんてあたりの曲が集まってます。

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素敵だ



突然ですが

2004-05-07 20:19:41 | 音楽
平日の真夜中、丑三つ時。ひえ~! ではなくて、午前2時か3時からNHKで『MUSIC BOX』という番組をやっています。その日によって時代を限定して、当時流行った歌謡曲を当時の記録映像とともに流しているんですが、これがとってもいいんですねえ。
「79年~テクノポリス/Y・M・O」とか、
「83年~想い出がいっぱい/H2O」なんてのが流れてきて、映像では聖子ちゃんカットの若者が原宿を歩いていたり、ナメ猫が敬礼していたり。夜中まで仕事を持ち込んだときには思わず観てしまいます。で、これは手元に欲しいなあと思ってGoogleで検索したのですが、商品では出てないみたいです。NHKっていうのはいいドキュメンタリーをつくるんですよね。それも『映像散歩』なんていう、ちょっとしたものにも本当に感動するモノがありますね。


匂いの記憶

2004-05-07 18:28:46 | エッセイ
『No Blog,No Life!』“「ヴァイオリンづくり」のことを、突然、思い出してしまいました。(^^)”~にトラックバック。
 僕はsoroさんの記述と写真をみて、福島の叔父さんのことを、突然、想い出しました。それも僕が幼い頃の叔父さんの家です。
 そこは未舗装の道の脇にある一軒の借家です。赤いトタン屋根にモルタルの白い壁。玄関の格子戸脇にはほおずきが実っています。
 部屋は6畳二間続きだったと思います。襖を取っ払って絨毯を敷き、真ん中にグラウンドピアノ。フタの上はクラリネット、フルート、総譜、指揮棒などでそれはみごとにとっ散らかってます。棚にはぎっしりとレコードや本、その上にも楽器。多分ヴァイオリンです。
 その頃の叔父はまだ駆け出しの作曲家でした。そこでピアノを教えて生活費を捻出していたようです。僕と妹は叔父とこの部屋が大好きで、休みのたびに連れて行ってくれと親に頼んだのでした。楽器がたくさんあるのがとてもわくわくし、「もし大勢の人がここにやってきたら、フレーメンの音楽隊みたいになるぞ」と想像するだけで楽しかった。

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 そして匂い。その部屋はいつも独特の匂いがしていました。少しだけかび臭いような、暖かく柔らかい匂いです。妹はその匂いの中で、お気に入りのロッキング・チェアで揺られるのを好みました。当時はそんなハイカラなものも子供には楽しかったのですね。
 やがて妹も僕も大きくなって、部活動には迷わず吹奏楽を選びました。そこであの叔父の部屋の匂いを再発見したのです。そう、あれは楽器の持つ匂いだった。ケースの内張のフェルトとか、木管楽器本体とか、キーに付いているタンポンとか。それらが混ざり合ったときは本当に独特の匂いとなります。
 三つ子の魂百まで。今でもあの匂いを嗅ぐととてもココロが休まります。少し落ち込んだときに楽器屋に出掛けて暫くブラブラしていると、「まだまだ俺も捨てたもんじゃない」と思えてくるから不思議です。
 


プラスティックの“ガラスの靴”

2004-05-07 08:05:36 | 東京のいい店
『rinrinのガラスの靴はどこに』“ガラスの靴”~にトラックバック。
 東京神田は駿河台下交差点。この角に近い辺りに『角谷スポーツ』はある。ここはスキー、スノボーの店なのだが、最大の特徴はブーツを足の型に合わせて加工してくれることだ。
 ここに初めてスキー用のブーツを買いに行ったときはこんな様子だった。
「フロントバックルのブーツが欲しいんですけど」
「はい、では両足の靴をちょっと脱いでもらっていいですか。そこに腰掛けてね。それでこの靴下を履いて下さい」
「はあ」
 言われるままに靴下を履くと、店員が足、すね、ふくらはぎを触ってくる。くすぐったいぞ、と思う間もなく
「じゃあね、これ履いてみて下さい」あるブーツを持ってきた。知らないメーカーだ。
「これはどこのですか?」
「国産です。かなりいい作りですよ」
 足を入れてみると確かにそれまで使っていたダハシュタインよりもいい感じだ。「じゃあこれ下さい」
「はいありがとうございます。仕上がりは、え~、今週の木曜日です」
「え、仕上がりってナンですか?」
「あのね、足のカタチに合わせて成形するんですよ。ぴったりきますよ~」
 このブーツにしてから足(脚)の痛みがなくなった。おかげでいつまでも滑っていられる。それ以来、スキーをする友人には必ずこの店を紹介するようになった。プラスティックのブーツを熱で柔らかくしてから引っ張ったり膨らませたり中のインナーブーツまで加工する。それで加工代金みたいなのは一切取らないんだから泣かせるではないか。

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「無茶しないで何が面白いっていうのよ」
by原田貴和子in『私をスキーに連れてって』



消火器はいかがですかあ?

2004-05-07 06:27:34 | エッセイ

『CatPaw』“煙の東京駅”~にトラックバック。
 災害とか事故というのは、誰でも慣れていることはないから、実際に直面すると困ってしまうことがある。
 3年前のこと。車で小平市を走っていて、信号待ちをしていたら、視界の隅に不吉な情景が見えた。通り沿いに日産のディーラーがあり、その前の路上にグロリアが駐めてあったのだが、ボンネットから真黒い煙が大量に出ていたのだ。
 僕は自分の車を路肩に寄せて飛び出し、
「どうしてディーラーの人は気付かないんだろう?」
 と焦りながらグロリアに駆け寄った。運転席には50代くらいの男性がいて、目を閉じて動かずにいる。死んでいるのか?! ガラスを破ろうと思った瞬間、今度はボンネットの前のグリルから赤い炎が出てきた!
「爆発する・・・!」僕はパニックになり、ディーラーに駆け込んだ。


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こんなんじゃないけど



「表のグロリア、ここの? ハアハア(息が荒い)」
「え? いやあ違います。今朝から駐めっぱなしなんですよねえ。邪魔ですかあ?」
「火が出てる。消火器持ってきて! ハアハアハア」
「はあ?」
「消火器持ってきてっ!!」
 その店員はぼんやりとしか反応しなかった。しかし外に出てきて、事態が飲み込めたようだ。彼の頬のあたりが緊張で突っ張った。
 店員は中に引き返し、消火器を持って飛び出してきた。必要以上に消火剤をブチまいて鎮火したところで、僕は急いでドアを開けた。中の男性は死んではいなかった。
 これだけの騒動が、交通量の多い日中の新青梅街道で起こったというのに、野次馬群衆ケーサツなどは全く来なかった。おまけに救出した男性は中で寝ていたというではないか。まったく、日本は平和な国だ。