延びのびたー

　少し前に「ニンゲン以外のモノ、動植物に話しかけるか？」という話題をみなさんと話し合ったことがありました。もともとはsoroさんの『木々に声をかけながら(笑)………、』から始まったのですが、albero4さんいわく「はい、モノに話しかけるalbero4です」、りんりんさんいわく「あとはよろしく、というふうに家電製品に声をかけます」
　そしてそこから“植物と会話する”というなかなか深遠な話しに発展し、園芸のプロである菜葉木策さんは「植物と人は気の交流ができるんじゃないか」、tentenさんは「人の気持ちがよおく伝わる～声を掛けてやると元気になる」と、みなさんとても面白いことを教えてくれたのです。
　で、その日以来（調べたら5/10でした）ウチのパキラとジャスミンに声を掛けるようになりました。はじめはボソッと「よっ」とかしか言えませんでしたが、何日かしたら慣れて「おはようさん」などとフツーに話しかけるようになりました。
　そうしたら。
「もっと水くれよ」「蚊取り線香ケムいな」という声が聞こえてきたのです。これには驚きました。どう思いますかこんな話し？　というか、大丈夫かオレ？
　それでも一応彼らの言うことをきくようにしました。
「あのなあ、あんまり水あげちゃダメだって言われたんだ」
「いいからくれよ」
「ほんとかよ」
　で、昨日。菜葉木策さんのアドバイスに従って葉っぱを撫でて交流を楽しんでいる（つもり）と、なんとパキラから新しい葉が3つも出ているのです。ジャスミンはと目をこらすと、こちらも新しいつるが延びて葉が出ています。
　実はパキラは去年の夏に幹が3本も死んでしまい、それから成長が止まっていたのです。ジャスミンも去年の春に水不足で半分枯れ、花をつけることもなくヨレヨレ状態でした。だから新しい葉が出たというのは一大ニュースなんであります。
　謎は謎なのですが、とりあえずはいい気分なので、理屈でいろいろ考えないでこの状態を楽しんでいくつもりです。