土曜日は昼から晴れて気温も急上昇、いよいよ春だという予報だったのに妙に寒く昼過ぎから雨になってしまった。妻が予約連絡してランチは腰越の「ロアジ」というイタリアンレストランでとることになった。しかし人気店だから11時半の開店から満席・・・1時半くらいに来店することで半予約とした。時間は丁度昼前、天気の好転と気温の上昇を信じて我々はウォーキングで行くことにした。さすがに腰越までの道のりは遠く歩いて1時間はかかってしまう。丁度新江ノ島水族館あたりが中間点になるだろうか、友人のお土産のお返しに水族館のお土産館に立ち寄ることになった。
実は昔の水族館の時に数回来たきりで新しくなってからは一度も訪れたことはなかった。柱にたまたま年間パスポートの案内があって見てみたら1枚4000円・・・!当日券が2000円だから2回訪れれば元が取れてしまう。なおかつ3月31日まではキャンペーンをやっていて有効期限が3ヶ月延長、同伴者の半額化、飲食物の値引きなど様々な特典がついていた。
片瀬新漁港の朝市は日曜日だから帰りにも寄れるし、土曜日でもよし。その気になれば朝一でも閉館前でもいいし、散歩がてらでも自転車でも年に10回は軽く来れる。その日はそのままロアジでランチとその後もあったから、翌日曜日再びやってきたのである。
早朝の出掛け仕事を終えて10時過ぎに帰宅すると、既に雲が広がり冷たい北風が吹き出した。(この週末はどうも天気予報に裏切られる)上空はどんよりした雲に覆われ、西の方が低く青空が辛うじて残っていた。発券場所に並んでいると年間パスポートの案内や面白い掲示板が見られた。何々「クラゲ検定」?!なんじゃそれ?ここはクラゲの飼育でも有名だとは聞いたことがあるが・・・なるへそ4月19日は「しいくの日」か。ここが新しく生まれ変わってもう8年になるんだなー。パスポートは発券所で購入できるが、手続きは入館してかららしい。住所氏名、メアドを登録して写真入りのカードを作るなど色々と手続きがあるらしいぞ。新規登録したり更新したりする家族連れが結構いるぞ。二人分オリジナルポスターをプレゼントしてくれるというが何にするかなー。妻は幻想的なクラゲポスター、私はフンボルトペンギンだ。(何を隠そう子供の頃からウルトラ戦士並に好きだったのがペンギンなんだ。学生のときなど結構ペンギンアイテムに囲まれていた。
コストコで作るカードの写真と似たような変な顔の写った年間パスポート券を受け取って初めての新江ノ島水族館だ。館内は一部フラッシュ禁止の場所を除いては撮影自由だが基本的に薄暗いので何だかうまいこと超兵器を操れない。もっと説明書を読んでおけばよかった・・・一般の水族館のように世界の珍しい魚介類ばかり集めているわけではなく、日本でも有数の深度を誇るという地元相模湾の色々なエリアに生息する生物がたくさん見られるのだ。と?言うことは?普段釣りしている海中で魚達がどんな姿で泳ぎ、どこをどう泳いでいるのか見られるということだな。ホントはハリに付けた活きエサをどのように食いつくのが一番見たいところだがさすがにそうもいくまい。。。しかし、まるで私のための水族館ではないか・・・
まずはいつも狙っているメジナ=グレである。40cmくらいはあろうか。中棚に群れで住んでいて、木端サイズはいくらでも釣れるがある一定以上のサイズになると妙に警戒心が強くなり、かなりの研究とプロ級の腕がないと中々釣れないんだ。。。その近くにネンブツダイの群れ・・・そう、こいつらはメジナの棚よりも上に群れており、コマセに誘われて回遊してくるが一度当たってしまうと強力な防御シールドのようにそれ以上エサが下に沈まない・・・つまり秒殺である。そこに女性ダイバーが潜水してきた。観客は皆、エサをやるところか?と集まってきたが実は水槽のガラスを内側から綺麗に拭き取るために入ってきたのだ。あまりにおぞましいので、ドンピシャは撮っていないが手前に巨大なゴンズイの群れが・・・(というより塊に近い)。背びれに猛毒を持ち釣れても絶対に触ってはいけないという釣り人の嫌われ者である(魚自体は悪くはないのにねー)
その他に浜松町の料亭で1匹2600円もしたほとのにその煮付けはほとんど食うところの無かったメバル(違うと思ったんだが、看板にはそう書いてあった)、堤防やテトラからチョイ投げすると私のように下手な釣り人の伴によくなる「ベラ」(色は綺麗なんだけどねー)、おなじみ我が家の向かいの川で一杯釣れる(天麩羅は絶品の)ハゼ・・・カワハギは陸で釣ったことがないが、船で一回行ったことがある。エサ取り名人と言われるほど難しい釣りらしく、専用の竿を持たずに船に乗り込んだら4匹しか釣れなかった。。。翌日のスポーツ新聞には茅ヶ崎港●●丸(カワハギ)とあり釣果は4~37・・・オレ最低ラインじゃんか・・・しかし片瀬漁港で買ってくる泳いでいたカワハギはその肝の新鮮さとともにホントに美味い!動きが早くてボケてしまったのはウミタナゴだ。ウキフカセ釣りの入門としてどこに行っても釣れるらしい。糸の結び方も知らぬ息子が江ノ島に釣りに行って釣って来たこともある。ハワイ島でスノーケリングしているときに見た身の毛もよだつ恐ろしい顔のウツボ・・・
その隣はイカの水槽、コウイカ、ヤリイカ、スルメイカのオンパレードだ。光の具合によってイカの身体の表面は七色の光る。これは締めて買ってきても同じだ。。。うーむ。美味そうだ・・・
小さな魚のたくさんいる水槽はよく見ると投げ釣りの伴、「キス」である。透き通った細みの身体は投げ釣りの人気者で釣りとしては奥が深いはずなのだが、個人的にはどうも料理の幅が広くない。天麩羅はそこの川で釣れるハゼのほうが美味いし、フライなら鯵だなー。刺身には中々ならんし干物というのもあまり聞かない・・・大きなのが釣れるとすっごくうれしいんだけどねえ。お次はハナ鯛だ。真鯛との違いは横っ腹にある綺麗な点だという。。。家内は「刺身にするなら真鯛」と言っている。ロアジのマスターは「水っぽいので塩と砂糖を少し振って皮(を炙って)ごと食うのがよいと言う。一番頼れる漁港の魚捌き係のおばちゃんは「大して変わりゃしないよ、うまいもんはうまいよ」・・・・私はこの意見に全く賛成である。おーっ、あとは先日見たホウボウに平塚からよく釣り船が出ている煮付けで有名なアマダイだな(何か考え事をしているようだ)。こうして見ると毎週足を運ぶようになった片瀬漁港の産地直売水槽を下から覗いているようなもんだなー・・・
下の階で巨大水槽を見たときは圧巻だった(これも相模湾のワンシーンらしい)。恐らく相模湾にいる一般的な魚が皆ごった煮(されたないが)にされて泳いでいる。イワシに至っては何千何万という群れがいるようだ。鮫もいればエイもいる・・・そもそもイワシ大好物のシーバスや大型魚もたくさんいる。彼らは何故共存できるのか不思議だ。(何せ逃げ場ないもんなー)
何千何万のイワシの群れは時折巨大な魚を疑似することにより天敵から身を守ることがあると聞いた。まさしくフィッシュイーター(スズキ)と同じような姿をしているような気がするぞ。宇宙戦艦ヤマトⅠでイスカンダルとの中間点バラン星に到達したとき、太陽系方面作戦基地のゲール副司令(司令官はドメル)がバラン星の原生生物「バラノドン」を手なづけて大群でヤマトを襲わせたことがある。波動砲で吹き飛ばされたが、最後に巨大化したバラノドン特攻隊は何千何万のバラノドンの群れが合体したものだった。。。
その次はクラゲ・・・この水族館は「クラゲの生態」などでも有名らしい。中々幻想的な水槽の中だ。クラゲって傘を逆さにしているんだな。しかい赤い触角などに触れるとビリビリと傷むのだ。波乗りには勘弁してほしい生き物だ。
水生生物の展示館を一通りさーっと見終わる(何せ年間パスポートだから何回でも来れるから慌てなくてよいのである)と、隣のイルカ館までは展望通路になっている。下に見えるのは海ガメ水槽だが、水温がまだ低く展示は見合わされている。上から見ると何となくカメの形をした岩が見える。左を見れば江ノ島、正面は海、右を向けば富士山だ。イルカ館ではショーの真っ最中だった。春休み最初の晴れた日曜日だったのでショーは満席、立ち見が出るほど人でごった返していた。。。あまり時間がないから、イルカショーは次に空いているときに来ることにする。
最後がペンギンである。冒頭書いたように幼い時私はペンギンが大好きだった。サントリーのCMで松田聖子さんが歌うまではぬいぐるみやマスコットと言えばクマやイヌなどが一般的でペンギンなどほとんど無かったから、どこかで見つければ買ってもらい机の上などに並べていた。生まれて初めて読ん「絵本でない物語は「いぬいとみこ」という作家の「ながいながいペンギンのはなし」という本だった。
生のペンギンを見るのは何十年ぶりだろう・・・しかしどういう訳かガラスの向こうの彼らはイマイチ愛想がなく、客に背を向けていた。も少しサービスしてもいいんじゃないの?
今まで前を通り過ぎただけの新江ノ島水族館だったが、これからは何かにつけてこのサイトにも登場することにもなろう。珍しい魚というより相模湾にいるごく普通の魚介の生態がよくわかる身近な施設だ。被災地へ義援金を送ってポストカードをもらい出口へのトンネルをくぐったのである。
実は昔の水族館の時に数回来たきりで新しくなってからは一度も訪れたことはなかった。柱にたまたま年間パスポートの案内があって見てみたら1枚4000円・・・!当日券が2000円だから2回訪れれば元が取れてしまう。なおかつ3月31日まではキャンペーンをやっていて有効期限が3ヶ月延長、同伴者の半額化、飲食物の値引きなど様々な特典がついていた。
片瀬新漁港の朝市は日曜日だから帰りにも寄れるし、土曜日でもよし。その気になれば朝一でも閉館前でもいいし、散歩がてらでも自転車でも年に10回は軽く来れる。その日はそのままロアジでランチとその後もあったから、翌日曜日再びやってきたのである。
早朝の出掛け仕事を終えて10時過ぎに帰宅すると、既に雲が広がり冷たい北風が吹き出した。(この週末はどうも天気予報に裏切られる)上空はどんよりした雲に覆われ、西の方が低く青空が辛うじて残っていた。発券場所に並んでいると年間パスポートの案内や面白い掲示板が見られた。何々「クラゲ検定」?!なんじゃそれ?ここはクラゲの飼育でも有名だとは聞いたことがあるが・・・なるへそ4月19日は「しいくの日」か。ここが新しく生まれ変わってもう8年になるんだなー。パスポートは発券所で購入できるが、手続きは入館してかららしい。住所氏名、メアドを登録して写真入りのカードを作るなど色々と手続きがあるらしいぞ。新規登録したり更新したりする家族連れが結構いるぞ。二人分オリジナルポスターをプレゼントしてくれるというが何にするかなー。妻は幻想的なクラゲポスター、私はフンボルトペンギンだ。(何を隠そう子供の頃からウルトラ戦士並に好きだったのがペンギンなんだ。学生のときなど結構ペンギンアイテムに囲まれていた。
コストコで作るカードの写真と似たような変な顔の写った年間パスポート券を受け取って初めての新江ノ島水族館だ。館内は一部フラッシュ禁止の場所を除いては撮影自由だが基本的に薄暗いので何だかうまいこと超兵器を操れない。もっと説明書を読んでおけばよかった・・・一般の水族館のように世界の珍しい魚介類ばかり集めているわけではなく、日本でも有数の深度を誇るという地元相模湾の色々なエリアに生息する生物がたくさん見られるのだ。と?言うことは?普段釣りしている海中で魚達がどんな姿で泳ぎ、どこをどう泳いでいるのか見られるということだな。ホントはハリに付けた活きエサをどのように食いつくのが一番見たいところだがさすがにそうもいくまい。。。しかし、まるで私のための水族館ではないか・・・
まずはいつも狙っているメジナ=グレである。40cmくらいはあろうか。中棚に群れで住んでいて、木端サイズはいくらでも釣れるがある一定以上のサイズになると妙に警戒心が強くなり、かなりの研究とプロ級の腕がないと中々釣れないんだ。。。その近くにネンブツダイの群れ・・・そう、こいつらはメジナの棚よりも上に群れており、コマセに誘われて回遊してくるが一度当たってしまうと強力な防御シールドのようにそれ以上エサが下に沈まない・・・つまり秒殺である。そこに女性ダイバーが潜水してきた。観客は皆、エサをやるところか?と集まってきたが実は水槽のガラスを内側から綺麗に拭き取るために入ってきたのだ。あまりにおぞましいので、ドンピシャは撮っていないが手前に巨大なゴンズイの群れが・・・(というより塊に近い)。背びれに猛毒を持ち釣れても絶対に触ってはいけないという釣り人の嫌われ者である(魚自体は悪くはないのにねー)
その他に浜松町の料亭で1匹2600円もしたほとのにその煮付けはほとんど食うところの無かったメバル(違うと思ったんだが、看板にはそう書いてあった)、堤防やテトラからチョイ投げすると私のように下手な釣り人の伴によくなる「ベラ」(色は綺麗なんだけどねー)、おなじみ我が家の向かいの川で一杯釣れる(天麩羅は絶品の)ハゼ・・・カワハギは陸で釣ったことがないが、船で一回行ったことがある。エサ取り名人と言われるほど難しい釣りらしく、専用の竿を持たずに船に乗り込んだら4匹しか釣れなかった。。。翌日のスポーツ新聞には茅ヶ崎港●●丸(カワハギ)とあり釣果は4~37・・・オレ最低ラインじゃんか・・・しかし片瀬漁港で買ってくる泳いでいたカワハギはその肝の新鮮さとともにホントに美味い!動きが早くてボケてしまったのはウミタナゴだ。ウキフカセ釣りの入門としてどこに行っても釣れるらしい。糸の結び方も知らぬ息子が江ノ島に釣りに行って釣って来たこともある。ハワイ島でスノーケリングしているときに見た身の毛もよだつ恐ろしい顔のウツボ・・・
その隣はイカの水槽、コウイカ、ヤリイカ、スルメイカのオンパレードだ。光の具合によってイカの身体の表面は七色の光る。これは締めて買ってきても同じだ。。。うーむ。美味そうだ・・・
小さな魚のたくさんいる水槽はよく見ると投げ釣りの伴、「キス」である。透き通った細みの身体は投げ釣りの人気者で釣りとしては奥が深いはずなのだが、個人的にはどうも料理の幅が広くない。天麩羅はそこの川で釣れるハゼのほうが美味いし、フライなら鯵だなー。刺身には中々ならんし干物というのもあまり聞かない・・・大きなのが釣れるとすっごくうれしいんだけどねえ。お次はハナ鯛だ。真鯛との違いは横っ腹にある綺麗な点だという。。。家内は「刺身にするなら真鯛」と言っている。ロアジのマスターは「水っぽいので塩と砂糖を少し振って皮(を炙って)ごと食うのがよいと言う。一番頼れる漁港の魚捌き係のおばちゃんは「大して変わりゃしないよ、うまいもんはうまいよ」・・・・私はこの意見に全く賛成である。おーっ、あとは先日見たホウボウに平塚からよく釣り船が出ている煮付けで有名なアマダイだな(何か考え事をしているようだ)。こうして見ると毎週足を運ぶようになった片瀬漁港の産地直売水槽を下から覗いているようなもんだなー・・・
下の階で巨大水槽を見たときは圧巻だった(これも相模湾のワンシーンらしい)。恐らく相模湾にいる一般的な魚が皆ごった煮(されたないが)にされて泳いでいる。イワシに至っては何千何万という群れがいるようだ。鮫もいればエイもいる・・・そもそもイワシ大好物のシーバスや大型魚もたくさんいる。彼らは何故共存できるのか不思議だ。(何せ逃げ場ないもんなー)
何千何万のイワシの群れは時折巨大な魚を疑似することにより天敵から身を守ることがあると聞いた。まさしくフィッシュイーター(スズキ)と同じような姿をしているような気がするぞ。宇宙戦艦ヤマトⅠでイスカンダルとの中間点バラン星に到達したとき、太陽系方面作戦基地のゲール副司令(司令官はドメル)がバラン星の原生生物「バラノドン」を手なづけて大群でヤマトを襲わせたことがある。波動砲で吹き飛ばされたが、最後に巨大化したバラノドン特攻隊は何千何万のバラノドンの群れが合体したものだった。。。
その次はクラゲ・・・この水族館は「クラゲの生態」などでも有名らしい。中々幻想的な水槽の中だ。クラゲって傘を逆さにしているんだな。しかい赤い触角などに触れるとビリビリと傷むのだ。波乗りには勘弁してほしい生き物だ。
水生生物の展示館を一通りさーっと見終わる(何せ年間パスポートだから何回でも来れるから慌てなくてよいのである)と、隣のイルカ館までは展望通路になっている。下に見えるのは海ガメ水槽だが、水温がまだ低く展示は見合わされている。上から見ると何となくカメの形をした岩が見える。左を見れば江ノ島、正面は海、右を向けば富士山だ。イルカ館ではショーの真っ最中だった。春休み最初の晴れた日曜日だったのでショーは満席、立ち見が出るほど人でごった返していた。。。あまり時間がないから、イルカショーは次に空いているときに来ることにする。
最後がペンギンである。冒頭書いたように幼い時私はペンギンが大好きだった。サントリーのCMで松田聖子さんが歌うまではぬいぐるみやマスコットと言えばクマやイヌなどが一般的でペンギンなどほとんど無かったから、どこかで見つければ買ってもらい机の上などに並べていた。生まれて初めて読ん「絵本でない物語は「いぬいとみこ」という作家の「ながいながいペンギンのはなし」という本だった。
生のペンギンを見るのは何十年ぶりだろう・・・しかしどういう訳かガラスの向こうの彼らはイマイチ愛想がなく、客に背を向けていた。も少しサービスしてもいいんじゃないの?
今まで前を通り過ぎただけの新江ノ島水族館だったが、これからは何かにつけてこのサイトにも登場することにもなろう。珍しい魚というより相模湾にいるごく普通の魚介の生態がよくわかる身近な施設だ。被災地へ義援金を送ってポストカードをもらい出口へのトンネルをくぐったのである。