超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

腰越通り

2012-02-18 11:54:42 | 旅行お出かけ
先週日曜日は実に気持ちよく晴れた1日だった。コーチが所属するチームの試合と練習に参加に行った息子甘辛を朝送り、母親をいつもの早朝竜泉寺に連れて行って海辺のデニーズで朝食を採った後は夜の家族会食(誕生祝い)まで何もすることがない。帰宅すると早速私は購入したスケッチャーズのシェイプアップシューズを履いて妻とウォーキングに出かけることにした。
竜泉寺帰りの海岸道路、海面がキラキラ輝いていて鮮やかだったので、その日は何と言っても海岸線を歩くことに決めた。朝早くよりは少し霞んでしまったが、富士山もはるか河口の向こう側に見えている。今日くらい暖かければいよいよ海に入っても大丈夫かなー。時期は真冬なのにたくさんのサーファが波に浮かんでいる。

  

マッスルトレーナーとはだいぶ勝手が違うようだ。シューズの重みそのもので筋肉を鍛えるのではなく(そのものの重みもかなりあるが)ゴム底の不安定さにより下肢の筋肉のバランス力を鍛えようとするこのシューズは、足首周りからふくらはぎ、外脛あたりにかなり負担をかける。特に傾斜のあるところが続くtと相当に効く。。。靴底がかなり厚くてカーブになっているから、履いているだけで身長が3センチくらい高くなる。(新型のシークレットシューズである)
いつものコースで新江ノ島水族館を越え片瀬漁港の産地直売市で最近の漁獲事情を偵察しようとしたのだが、残念ながら定置網漁がお休みのため市は開いていなかった。。。

そのまま帰ってもつまらぬので、江ノ電江ノ島駅に向かう「洲鼻通り」とう小路を歩くことにした。弁天橋とは反対方面に向かっているから、午前中観光に来たたくさんの家族連れなどとすれ違った。もう何度も歩いたところでそれほど珍しいものもないが、江ノ電の改札のところで手摺りの周りに人だかりがしていて、何やらカメラを向けているようだ。
近寄ってみると手摺りに元からついている小さなマスコットの上に小さな動物がいるようだ。「μ(ミュー)」と呼ばれているのは小さなリスか、メガネザルか?!隣りのカメラマンの肩に突如飛び上がったのを見たが、何と「モモンガ」だった。4つ足を開くと落下傘のように広がったのである。どうも一緒にいたカメラ仲間のペットらしい。どこかで撮影会でもやるのかな。 

  

駅を過ぎてしばらく歩き正月に詣でた「龍口寺」へ行ってみた。罪人の刑場と聞いていて「出るんじゃないか?」と敬遠していたのだが、中々由緒正しきお寺のようなのだ。正月は猿回しや屋店などが出て賑わっていたが、時期を外れると寒川などとは違い閑散としていていかにも物悲しい。。。本堂に入ってみると正面で読経(祈祷のようなもの?)され畏まっている一家族だけ、お守りやおみくじ売り場は閉まっていた。。。
反対側の受付で妻が手招きしているので見てみると、おーっ「昇り龍の守り」が光っている。。。正月に来たときは「元旦で売り切れ、次の入荷はいつになるかわからない」と言われていた幻のお守りである。(今年は特に「辰年」だからなおさら人気が高まったそうだ)よく見るとキーホルダーになっている龍が水晶を抱えている。カメラで撮影するとその水晶から四方に光が炸裂しているようだ。これはご利益がありそうだなー。

  

前回は人でいっぱいであまりゆっくり境内を歩き回ったりしなかったのだが、よく見ると山一つが丸ごと境内になっているような広さで階段を上っていくと「七面堂」「仏舎利塔」「五重塔」などがある。そう言えば江ノ島本島の上からは山の上にモスクのような丸い屋根がみえるのだが、「湘南白百合」だと思っていたら、あれは龍口寺の「仏舎利塔」というものだったのか。。。

  

初めて上ってみたが西方面は相模湾と向こうの富士山が一望できる見事な風景だった。正面の江ノ島方面はマンションや雑木などが邪魔してあまり麗しい眺望ではなかったが・・・我が家から歩いて来れるところなのに、こんなところがまだあったとは知らなかった。歩き回ると高速移動ではわからない色々なことに気付けるものだ。

        

龍口寺を後にして我々は腰越方面に歩き出した。その日のディナーを予約しているのは妻のお気に入りの「ロアジ」というイタリアンレストランで、その道沿いを鎌倉方面に歩いたところにある。小さなテーブルが5組しかない店で、中々予約が取れない。釣り好きの個性的な雰囲気のマスターが一人で若い男性のお手伝いと切り盛りしている。地元の肉、魚、そして鎌倉野菜の素材を活かした素朴な味付けというのが売りのようだ。結構な回数訪れたことがあるが、
塩加減(こういうのを塩梅というのか?!)が絶妙である。特にものすごいソースや手法を使っているわけでもないらしいが、ロースト、グリル(違いわからん)鳥、豚、牛、魚、何を焼いても絶品だと思う。

 

私は洋食屋ではやはり肉食メインで魚料理を注文することは滅多にないのだが、ここでだけは「魚」を注文する。前回の「アンコウの塩焼き」も期待を裏切らなかったし、過去最高は金目鯛の「何とか焼き」である。いつも同じメニューとは限らず、その季節によって入るものが異なるのだが、息子甘辛はここの「阿波尾鶏のグリル」というのが大好物で、3人前分出てきてもペロリと平らげる。皮のパリパリ感、香ばしさ、肉のジューシーさが「たまらん」のだそうだ。
家族自家用車で行くと両方は「飲めない」から、ここでは妻にワインを譲ってあげることにしている。(私も飲むと高くつくしねー)

さて、その通りは江ノ電がど真ん中を「路面電車」として走っており、歩いているとすぐ真横を過ぎて行く。そして「ロアジ」のすぐ近くに「サンマーメン」で有名な店があるらしく、いつも気になっていた。サンマーメンは茅ヶ崎に私のこよなく愛した「北京亭」でタローメンと並ぶ人気メニューだったが、どうも神奈川方面のネーミングらしく多摩川を渡ると「もやしそば」になってしまうようだ。もやし入り野菜炒めのあんかけラーメンである。「コネ舌」で中途半端にヌルいのはダメな一方、「舌も焼かんばかり」の熱々を好む私には外せないメニューだ。ちなみに妻は「野菜たっぷりタンメン派」だと思われる。

  

駐車場にあるおいしそうなサンマーメンの写真と派手な店の作り、「江ノ電ぶらり途中下車」で取材されたという聞き込みで店に入ってみた。いわゆるラーメン屋食堂で様々なメニューがお品書きにはあったが、私は迷わず「サンマーメン」を注文した。フロアにはおばあさんが一人、厨房にもどうやた二人、おばあさん3人で運営しているようだった。
昼を少し過ぎたあたりで我々はお客一番乗りだったので、忙しい」ことは無かったと思うのだが、正直ちょーっと「???」ってな感じ。。。まあ、ラーメンモノって個人の好みがモロに出るし私、サンマーメンにはうるさいから・・・その日はディナーに期待することにした。

海岸線を再び歩いて、元町ユニオンで翌日私がマンションに持っていく次週分の食料などを買い込み、家路についた。途中、息子甘辛から「これから帰る」というメールがあったが、実はその時、履きたてのシェイプアップシューズがモロに効いてしまっていて、ふくらはぎやアキレス腱、向こう脛など下肢全般がパンパンに悲鳴を上げており、歩いて家に帰るのもままならなかったので、気の毒だがバスで帰宅してもらった。
昼食時間を除いても2時間以上歩いたことになり、さすがに帰宅するとぐったりしばらく動けなかった。夕方は図書館で妻が勉強したいという、EXCELの教科書などを借り再び母親を茅ヶ崎まで迎えに行って、ディナーへ。。。

「ごめんなさいねー。今日は阿波尾鶏がなくて・・・」とすっかりマスターに覚えられていた甘辛は「ミヤジ豚のロースト」を注文し、その甘い脂身にうっとりしていた。
「チーズ盛り合わせ」「イカとカラスミのマリネサラダ」「トリッパ」「ほうれん草と菜の花の塩味パスタ」「ペンネアラビアータ」「カジキマグロのグリル」「ミヤジ豚の香草焼き」、これだけ食って妻と母はワインを飲んだが、一人3000円ちょっと・・・その日は満席でマスターは一人厨房で奮闘していたから、少し料理に間が開いてしまったが、昼間若干「やられて」しまった私たちは大いに満足したのであった。何か店の紹介になってしまったな・・・


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4 コメント

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Unknown (まるち)
2012-02-18 17:38:59
あれは仏斜里塔だったのですね~眺めながらナンザンショと思っておりました(笑)(笑)

美味しそうなディナーですねぇ~。思わずヨダレがぁ~…

シェイプアップシューズかなりきますね
わたくし、この1週間、、パラパラと雪が舞ったりなんやで、まだ室内で、可愛いピンクのシューズを眺めて履いては脱いで、履いては脱いででウォーキングには出掛けておりませんのよ。オホホホホッ……。
Unknown (小夏)
2012-02-19 01:54:38
うっわー、素っ晴らしい富士山ですねー
以前書かれた時より雪がいっぱいになってる~!!(うっとり)
それに、水晶がー!!四方に光が炸裂しているって、お写真みて大感激です。&パワーって清らかなイメージ~。
あらま、モスクのような丸い屋根ってシスターの時に出てきたキーワードかしらん。尼さんも私にはドキンっとする存在です~。
「ロアジ」、、うーむ、いつの日か行ってみたいお店です!その時シークレットシューズ、もとい、スケッチャーズいらっしゃる方が磯辺さんかもですね~(笑)
呑めなかったのですね、えらいなぁ~。はい、一杯どーぞ^^
Unknown (磯辺太郎)
2012-02-19 06:42:14
まるち様

実は私も「江ノ島トレジャー」などで島内を巡っている時に「あれ何だろ?」と思ってたんです。龍口寺自体が今年初めて訪れたのですごく新鮮でした。
ディナーはあえて写真とかは撮りませんでしたが、お店はお薦めです。

何とまるちさんも早速シェイプアップシューズを・・・女性向けのほうがたくさん種類あるでしょ?家の中履いて歩いているだけでもかなり「効く」と思います。
今週末は天気がよいようなのでぜひ外へ・・・
Unknown (磯辺太郎)
2012-02-19 06:47:04
小夏様

ここのところ週末は見事な富士山がよく見られます。あんまり気にとめていなかったのですが、雪がかなり下の方まできましたねー。

上り龍のお守りはカメラを向けてフラッシュが発光したので光が炸裂したように見えるようです。
そーなんですよ。シスター編で「あれがその学校?」などといい加減なことを書いてしまいましたが、実は仏舎利塔だったんですね(恥)

お店ではスーパーグルメマダムも唸らせる料理があるかも、です。いつかシェイプアップシューズでご案内します。

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