とある技術的な分野を発展させるために発足した協会の年次総会に出席する機会があった。場所は台東区浅草・・・久々にこの地を踏むことになる。その昔、息子甘辛がまだ幼い頃、我が家は年に数回は浅草の街を訪れていた。別に下町情緒や仲見世が好きだったわけではない。浅草ROXというビルに「ウルトラマン倶楽部」があったからである。大きな施設ではないがショップだけではなく、子供が遊ぶジムランドやミニ列車があり、小さなステージなどもあるウルトラマンの常設ランドだったので家族でよくでかけた。甘辛は飽くことなくジムランドで走り回り、ミニステージでは間近のウルトラ戦士(何せ狭いので)に大声で声援を送り、「ウルトラの父」から手渡しでクリスマスプレゼントをもらったり、思い出の場所だったが、残念ながら10年前くらいに閉店してしまった。確か5月28日、ホントに最後の日に家族で訪れ、店長の「タロウ」やDMMの熱唱、そしてミニステージで涙ながらに手を振るお姉さんに私も甘辛もうるうるしていたものだ。
浅草と言えば雷門や浅草寺、仲見世通り、水上バスなど観光名所がたくさんあり、ROXを訪れるたびに全部ではないがそこそこ足を運んだ。まだベビーカーを使用していた時に、浅草水上バスで隅田川の橋巡りをしたこともあったが、到着するのが日の出橋でそこから先に帰宅するまでの長い道のりが結構キツかった。1日いても飽きないエリアだが、何年ぶりになるだろうか?だいぶ様変わりし、今では外国人観光客ばかりになってしまったようだ。会合が午後からだったので、いつもの通り昼休みを利用して移動して時間を浮かせ、周辺を歩き回ってみることにしたのである。実は妻も浅草の街を歩き回るのが好きで、誘えばやってくるくらいに羨ましがっていた。会場は浅草寺の真横、1時間もあれば大体のところは歩き回れると思われた。浅草は地下鉄銀座線の終点であり、銀座線は確か日本最初の地下鉄のはずである。古びた黄色い、小さくてうるさいイメージがあったが、鮮やかな新しい車両に生まれ変わっていた。何となくうろ覚えで改札口を出て階段を上がるとシンボルである雷門のすぐそばに出てきた。
あいにく少し雨が降ってきたが、たくさんの観光客で賑わう仲見世通りを浅草寺に向かった。噂に違わず外国人と中学生の修学旅行ばかりだった。ところどころで本物なのかコスプレなのか分からないが、やたら似合わない若者の着物姿が見られる。ズバリ「東京」「侍魂」「大和撫子」などベタなネームの入った手拭い、扇子、浴衣などがところ狭しと店先にあったが、さすがに購入する人はおらず「撮影禁止」マークがところどころに付いていたのでスルーして進んだ。むろん忍者コスプレや刀に手裏剣、ちょん髷カツラなどもあったが本国人が揉めてはカッコ悪い。。。鎌倉の小町通りなどだと、食べ歩ける店が多く人混みの中では注意がいるのだが、仲見世通りはスピーカーから「モノを食べながら見物しないで」というアナウンスがかかっており、パトロール隊もいるようで思ったよりも観光客は大人しかったように思う。
浅草寺の入口を横切る「伝法院通り」というところは、生まれかわったように不思議な空間となっていた。いきなり入口は「下馬」という大きな木の立て看板が自動車の侵入を阻み、時代劇で見るような江戸の町並みのような雰囲気となっている。私は詳しくないのだが、行灯とか瓦の模様とか木製の店看板とかかなり凝った作りをしているようだった。後から気付いたのだが(小さく梯子だけ見える)火の見櫓があったり、鼠小僧が屋根の上にいたり・・・シャッターに描かれた肖像画は新撰組の土方歳三ではあるまいか?シャッター商店街化してしまっているのか、元々そういう街並みに設計されているのか、たまたま平日で休業日の店が多かったのか、イマイチ不明だがどうもシャッターが閉まっているお店が多いようだ。伝法院というのは通りの名前ではよく耳にするが、浅草寺の本院で普段は公開されていないが、ちょうど今だけ大絵馬展として入れるらしい。(残念ながら時間が無かった)
少し歩き進むと「六区通り」というところになった。通りの両側にある街灯には昔のお笑い芸能人の写真とその逸話などがたくさん見られる。最初に目に入ったのは「コロムビア・トップ」師匠である。相方はよく知らないが、政治を風刺するような漫才で、議員にも長くいたような気がする。漫才師というより政治評論家のようなイメージが強い。三波伸介さんは「てんぷくトリオ」ということだが、私のイメージでは「笑点」の司会が一番印象的だ。NHKのお笑いオンステージの「減点パパ」では似顔絵が上手で、子供から父への手紙ではいつも涙を誘ったし、ちょび髭ハゲ面で校長先生をやっていた12チャンの凸凹大学校のエスチャーも江藤さんの間抜けな絵が面白くでよく見ていた。この番組が続いている間に三波さんは急逝してしまったのはすごくショックだった。ウクレレの牧伸二師匠はやはり「大正テレビ寄席」だろうなー。げろげーろの「青空球児・好児」さんもいるぞ。よく見たら亡くなってしまった人だけではない。。。
さてROXビルまで行くと隣は「浅草演芸場」である。出し物のタイトルに色々なものがあるな。落語と上方落語というのは違うのか・・・漫才やコントの他に太神楽曲芸、バイオリン漫談などというのもあり、結構「言ったもん勝ち」みたいなところがあるようだ。それにしてもトリが笑福亭鶴光師匠とはすごい。他にも結構豪華絢爛なゲスト勢揃いで5/31のファミリー寄席はかなり充実しているようだ。その隣が「ウルトラマン倶楽部」のあった浅草ROXビルだ。昔はビルの入口正面に巨大なウルトラマンの像がそびえたっていたのだ。ウルフェス開催時にサンシャイン60入口に立つ像よりも大きかったと思う。クリスマスにはサンタクロースの衣裳を身にまとった像だった。懐かしさのあまりしばらくその場でビルを眺めていたが、中に入っても名残があるわけでもなし、少し寂しい気分になって伝法院通りの方に戻ったのだった。
浅草寺の門まで戻ってくると正面には巨大な東京スカイツリーがそびえ立っていた。ここにもたくさんの観光客が訪れ、記念撮影を行っていた。本堂にお参りし無病息災を祈って厄除守りを買って中を一回りした。色々なポイントからスカイツリーを眺めることができる。角度的にいうと隣にある伝法院内の日本庭園から見れば、五重塔や宝蔵門と一緒にスカイツリーの雄姿を写真に収めることができそうだ。うろうろしているうちに会合時間が迫ってきたので「二天門」から外に出て会場に向かうことにした。数時間後、無事に総会を終了して新仲見世通りなどを再びうろうろ歩きながら浅草駅に戻った。一丁目一番にあるという神谷バーは「電気ブラン」も含めて健在なようだ。有名なアサヒビール本店とスカイツリーをパシャリと収め10年ぶりくらいの浅草を後にした。ウルトラマン倶楽部がなければ息子は足を運ぼうとはしないだろう。何か機会があったら妻と新しくなった浅草界隈を歩き回ってみようと思う。
浅草と言えば雷門や浅草寺、仲見世通り、水上バスなど観光名所がたくさんあり、ROXを訪れるたびに全部ではないがそこそこ足を運んだ。まだベビーカーを使用していた時に、浅草水上バスで隅田川の橋巡りをしたこともあったが、到着するのが日の出橋でそこから先に帰宅するまでの長い道のりが結構キツかった。1日いても飽きないエリアだが、何年ぶりになるだろうか?だいぶ様変わりし、今では外国人観光客ばかりになってしまったようだ。会合が午後からだったので、いつもの通り昼休みを利用して移動して時間を浮かせ、周辺を歩き回ってみることにしたのである。実は妻も浅草の街を歩き回るのが好きで、誘えばやってくるくらいに羨ましがっていた。会場は浅草寺の真横、1時間もあれば大体のところは歩き回れると思われた。浅草は地下鉄銀座線の終点であり、銀座線は確か日本最初の地下鉄のはずである。古びた黄色い、小さくてうるさいイメージがあったが、鮮やかな新しい車両に生まれ変わっていた。何となくうろ覚えで改札口を出て階段を上がるとシンボルである雷門のすぐそばに出てきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/d9/7e7350ae21ead2dffe26f0ea4a5fee31_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/e2/643418f44cbd45a61d104e64803ad28e_s.jpg)
あいにく少し雨が降ってきたが、たくさんの観光客で賑わう仲見世通りを浅草寺に向かった。噂に違わず外国人と中学生の修学旅行ばかりだった。ところどころで本物なのかコスプレなのか分からないが、やたら似合わない若者の着物姿が見られる。ズバリ「東京」「侍魂」「大和撫子」などベタなネームの入った手拭い、扇子、浴衣などがところ狭しと店先にあったが、さすがに購入する人はおらず「撮影禁止」マークがところどころに付いていたのでスルーして進んだ。むろん忍者コスプレや刀に手裏剣、ちょん髷カツラなどもあったが本国人が揉めてはカッコ悪い。。。鎌倉の小町通りなどだと、食べ歩ける店が多く人混みの中では注意がいるのだが、仲見世通りはスピーカーから「モノを食べながら見物しないで」というアナウンスがかかっており、パトロール隊もいるようで思ったよりも観光客は大人しかったように思う。
浅草寺の入口を横切る「伝法院通り」というところは、生まれかわったように不思議な空間となっていた。いきなり入口は「下馬」という大きな木の立て看板が自動車の侵入を阻み、時代劇で見るような江戸の町並みのような雰囲気となっている。私は詳しくないのだが、行灯とか瓦の模様とか木製の店看板とかかなり凝った作りをしているようだった。後から気付いたのだが(小さく梯子だけ見える)火の見櫓があったり、鼠小僧が屋根の上にいたり・・・シャッターに描かれた肖像画は新撰組の土方歳三ではあるまいか?シャッター商店街化してしまっているのか、元々そういう街並みに設計されているのか、たまたま平日で休業日の店が多かったのか、イマイチ不明だがどうもシャッターが閉まっているお店が多いようだ。伝法院というのは通りの名前ではよく耳にするが、浅草寺の本院で普段は公開されていないが、ちょうど今だけ大絵馬展として入れるらしい。(残念ながら時間が無かった)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/f1/9890270e0953ceffade44f8ef7644417_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/03/dd61cbf4125357e261377fc0d2a1be87_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/80/9659ebeac553b66538a83821c8e66479_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/65/52a67aa9ea51fbe07bbe3fe81ace346c_s.jpg)
少し歩き進むと「六区通り」というところになった。通りの両側にある街灯には昔のお笑い芸能人の写真とその逸話などがたくさん見られる。最初に目に入ったのは「コロムビア・トップ」師匠である。相方はよく知らないが、政治を風刺するような漫才で、議員にも長くいたような気がする。漫才師というより政治評論家のようなイメージが強い。三波伸介さんは「てんぷくトリオ」ということだが、私のイメージでは「笑点」の司会が一番印象的だ。NHKのお笑いオンステージの「減点パパ」では似顔絵が上手で、子供から父への手紙ではいつも涙を誘ったし、ちょび髭ハゲ面で校長先生をやっていた12チャンの凸凹大学校のエスチャーも江藤さんの間抜けな絵が面白くでよく見ていた。この番組が続いている間に三波さんは急逝してしまったのはすごくショックだった。ウクレレの牧伸二師匠はやはり「大正テレビ寄席」だろうなー。げろげーろの「青空球児・好児」さんもいるぞ。よく見たら亡くなってしまった人だけではない。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/c1/d53e0b940c473565e864f380f4179a52_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/a9/a22196cbfd69aacf16236da0e347e93f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/69/dd2e4556b4870e8783ae2ba2cc8f53bb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/50/b1/c6d86e3bdcbd110467273d063476923e_s.jpg)
さてROXビルまで行くと隣は「浅草演芸場」である。出し物のタイトルに色々なものがあるな。落語と上方落語というのは違うのか・・・漫才やコントの他に太神楽曲芸、バイオリン漫談などというのもあり、結構「言ったもん勝ち」みたいなところがあるようだ。それにしてもトリが笑福亭鶴光師匠とはすごい。他にも結構豪華絢爛なゲスト勢揃いで5/31のファミリー寄席はかなり充実しているようだ。その隣が「ウルトラマン倶楽部」のあった浅草ROXビルだ。昔はビルの入口正面に巨大なウルトラマンの像がそびえたっていたのだ。ウルフェス開催時にサンシャイン60入口に立つ像よりも大きかったと思う。クリスマスにはサンタクロースの衣裳を身にまとった像だった。懐かしさのあまりしばらくその場でビルを眺めていたが、中に入っても名残があるわけでもなし、少し寂しい気分になって伝法院通りの方に戻ったのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/ee/adc6dbf827191d3ef2e9ceb10b6e8aa5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/79/a1d58c927b94a9a74cb744c20b373439_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/40/51/d2588a79b90a2028139de740c76c13e4_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/c9/4886afd739334de6fd828016202d3b10_s.jpg)
浅草寺の門まで戻ってくると正面には巨大な東京スカイツリーがそびえ立っていた。ここにもたくさんの観光客が訪れ、記念撮影を行っていた。本堂にお参りし無病息災を祈って厄除守りを買って中を一回りした。色々なポイントからスカイツリーを眺めることができる。角度的にいうと隣にある伝法院内の日本庭園から見れば、五重塔や宝蔵門と一緒にスカイツリーの雄姿を写真に収めることができそうだ。うろうろしているうちに会合時間が迫ってきたので「二天門」から外に出て会場に向かうことにした。数時間後、無事に総会を終了して新仲見世通りなどを再びうろうろ歩きながら浅草駅に戻った。一丁目一番にあるという神谷バーは「電気ブラン」も含めて健在なようだ。有名なアサヒビール本店とスカイツリーをパシャリと収め10年ぶりくらいの浅草を後にした。ウルトラマン倶楽部がなければ息子は足を運ぼうとはしないだろう。何か機会があったら妻と新しくなった浅草界隈を歩き回ってみようと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/52/a81236e6ff18118d2942f2101de430a6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/0b/26c4032b447117bf61e57ed702e5b033_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/8b/b247582dda2d38c5adab474aa5f8495d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/26/b88db20e46be860faa0c35a94c0d25d8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/fa/66b02a455815af35ff296fe2b1f23a02_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/06/e089f6198ae269ff8e1aa337416f93b6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/02/36914162ff8d5253271ed5042b92ce79_s.jpg)
いよいよGWですね~!界隈は一段と賑やかになることでしょう^^
血圧の段、気になりまくりですが、まずはエロの鶴光師匠、三波伸介さんのお名前が出てきちゃあ素通りできません(笑)
幼い甘辛君とともに親しんでいらした地なのですね。
コロムビア・トップ師匠、そうですね、政治家の、それも軽くないイメージですね。扇千景さんとかと同じゾーンでしょうか。タレント議員の存在を知ったのはこの方たちからかな。
ウクレレの牧伸二師匠の存在感は大きかったですねぇ。映ると嬉しくってテレビの前に座りましたもの
浅草は多分修学旅行で行ったっきりかな~。
拝見しているとテーマパークの様。古くて新しい独特な文化、なんて楽しそうなんでしょう!着物姿の若者、ほんとに多くいらっしゃるのですね。
神谷バーの「電気ブラン」聞いたことあります!食事もできるのは驚きです。価格が良心的でいいわ~ん^^
なーんか雲行きの怪しい界隈です。
師匠も色々と健康にお気を使いの様子・・・血圧の段でもアドバイスお待ちしています(笑)。
あっはっは。やはり鶴光師匠はエロですか~。土曜のオールナイトニッポンたまにきいてました。
その昔は街灯にそれぞれお笑いスターがあるなんて知らなかったです。(ウルトラマン倶楽部一直線だったので)
そうそう、トップ師匠は重たい話題を知的にされてましたね。まさしく扇千景さんゾーンだと思います。横山●ックさんとは大違いですね・・・
ウクレレ師匠の「バーゲンだよ~」日曜に昼間によく見てました。
なんと!師匠は修学旅行でいらしたのですか。確かに中学生らしき集団がたくさんいました。ホントにテーマパークのようなところですねえ。着物姿の若者は京都のコスプレの影響でしょうか・・・ちょっと浮きまくりでしたけどねえ。
電気ブラン、数十年前に飲んだことありますが、一口でヤバいと感じました。紅茶キノコに安物のウィスキーと砂糖を混ぜたような味だったと思います。
一度普通に食事に入ってみたいところでもありますね。
おーっ、江藤さんのエスチャーに反応していただけるとは、こちらこそ衝撃的です。そうそう、横に4本足が並んじゃうんですよね。
でも、三波さんが急にお亡くなりなって、追悼番組で江藤さんは号泣してましたね。