最近の大手牛丼チェーンの値下げ攻勢は、大いに歓迎である。
牛丼というものが食事のメニューとしてメジャーとなったのは比較的新しいと思うのだが、丼(どんぶり)と名が付くものに我々は色々な思いがあることがわかる。
今でも傾向はあるが、若いときにブッチギリで選んだのはカツ丼だ。(異なる地方の方のために念のために言っておくと卵とじにするヤツ)
ダシが合うのだろうか、特に好むのは何故か「とんかつ屋」ではなく「そば屋」のカツ丼でグリンピースが乗ってるヤツ。。。
たまに近所のおそば屋(うどん屋でもよい)とかに行くと、セット物を素通りできない私は高い確率で「カツ丼&そばセット」を注文する。
親子、卵、ウナ、天など古典的なメニューに加え、カレー、ステーキ、焼き鳥などすこーし邪道感のあるメニューと比較し、牛丼(豚丼)は近所には3つある「●●屋」のモノであるという印象が強い。
年を経るに従って、「肉から魚へ」という自分パラダイムシフトが起こり、鉄火丼やネギトロ丼、海鮮丼あたりがだんだんに幅をきかせるようになり、とどめのマイブームは「生しらす丼」なんだが、このジャンルはどれもそれほど安くない。。。
しかしカツ丼セットはいかにも高カロリー食品で栄養に偏りがあり、魚貝類丼に比べると食った後に多大な罪悪感に苛まれるようになってきた。
狂牛病騒ぎで牛肉を輸入できなくなり、豚丼というメニューを編み出した各店も見事だが、ヘルシーであろうという錯覚も手伝い、いつの間にか「豚丼」のほうを好むようになってしまった。
10年前くらいだったろうか、一度200円台になってから色々な紆余曲折があったようだが、今の時代にまた300円そこそこで食べられるとは正直にすごい企業努力も感じる。
私はなるべく週2度くらいは会社帰りにフィットネスクラブに寄ることにしているが、最近その日は牛丼屋で一杯食ってから行くことが多くなった。
昔はおにぎりやサンドイッチを見学コーナーで食ってから運動に勤しんだのだが、おにぎり2個分で一杯の豚丼は食えるのでそちらのほうに靡いてきたのだ。
「どちらも侘しい食事・・・」と言うなかれ。うまいものを食うときは妥協、骨惜しみはしないが、短時間で腹を満たすのが目的な場合は徹底合理化するのがポリシーだ。
しかし週に2回も牛丼(豚丼)を食うとなると、やはり栄養の偏りが気になるところだ。ホントに大丈夫なんだろか?
友人の後輩は200円代時代だった学生のときに、週に5回牛丼屋に通って栄養失調になったそうだ。
食道にあるパンフには食事で1日30品目を摂取するのがバランスよい栄養を摂る上で奨めている。これがまたよくわからない!
1日30品目?満漢全席じゃあるまいし、そんな食通マニアみたいな食事しているヤツがどこにいるんだろうか?
ちなみに本日の昼食はざるそば大盛にホウレンソウのお浸し。。。あと28品か・・・?
色々ネットで調べてみると、どうもメニュー数=品数ではないらしい。当たり前か!ある健康関連サイトを訪れると「数え方」というのが掲載されていた。
●同じ食品は1日のうち何回食べても1品目とする。
●外食した場合や既製の調理食品などを食べた場合は、素材として使われている食品をわかるだけ数える。
●使われている食品の内容がわからない場合は、全体を1品目とする。
●調味料は、マヨネーズ、ドレッシングを除いては数えない。
●香辛料は数えない。
うーむ。少しはわかってきたが。。。基礎食品というのが、第一群から六群まであるのか。これは食物の種類そのものかな。
それぞれ、魚肉卵大豆群、乳海藻小魚群、緑黄色野菜群、淡食野菜果物群、穀類イモ類群、油脂群だ。
さらにこれらの基礎食品群に栄養素と言われるタンパク質、無機質、ビタミン、糖、脂肪などが何種類かずつ代表で含まれている。
私が主張してきた「分子レベルで見りゃ、どんな食べ物も30種類くらいあるわい!」てな言い訳はどうも違うらしい。。。
しかし品目というのは栄養素という単位ほど細かくなくて、基礎食品というほど大きな枠でもなさそうだ。
例えば、ざるそば大盛とホウレンソウのお浸しだが、メニューで言えば2品だが、ざるそばだけでも蕎麦の他に海苔があり、薬味のネギがあり、わさびにそばつゆがある。(わさびは香辛料か?)
ホウレンソウのお浸しには貧相だが鰹節がかかっていた。私は漬物は食べないので品数を稼げないが普通は2,3品はあるし、その後何か物足りなくて柿ピーを食べたから2品プラスで、昼食としては10品くらいすぐいくことがわかる。
ざっと思い浮かべると、朝食だって普通に摂れば10品くらいの数には昇る。
さらに今晩、仮にフィットネスジムに寄るつもりで駅前の「松屋」の豚丼を夕食とすると・・・
丼が豚肉、玉ねぎ、ゴマ、白米、紅生姜(実は食べない)、味噌汁は味噌、ワカメ、油揚げで全部で8品だ。
なーんだ、生玉子やサラダを付ければ楽勝じゃないか!何か少し違うような気がするが・・・
ずっと前の職場の同僚は大学生のとき一人暮らしをしており、その友人は同様の生活で栄養の偏り、特に野菜が不足しないように毎日10種類以上の野菜成分を含む「野菜ジュース」を欠かさず飲んでいたら、糖尿病になりかけたそうだ。。。
「1日の野菜摂取量を一本で摂れる」という、うたい文句は魅力的だがホントにそうか疑問が残るし、とんだ副作用があったものだ。
たしかに飲みやすくするために相当糖分を使っているような味はする。子供の頃、朝ごはん時にたまに出てきた「ギューウウン」と野菜をすり下ろす機械があって(ジューサーミキサーではない)、リンゴやニンジンまでは何とかなるが、キャベツを下ろすと悲惨な味になり、セロリを入れると拷問かと思った記憶があるから。
話がかなりそれてしまったが、丼というのは何故か心躍るものだ。
当たり前と言えばそうだが、皿に盛った具と別々に食べるときと、丼にして食べるのでは全くと言ってよいほど味が異なる。
丼は特に具と白米を食べる配分が重要だ。息子甘辛などは具だけ先に食べて、ごはんを後から食べているなんていう、我が丼道からは外れた邪道食いだ。
やはり具と白米を交互に食し、それぞれの割合をキープしたまま最後にガバっとかっ込むのが丼道であろう。
そのために若干不自由なのは、牛丼屋が割り箸をやめて再使用可能な練り箸になってしまったこと。
箸の使い方はかなり上手なほうと自負する私でも、正面を向いたまま上品に食べるのは難しくなった。口から行ってよいのは最後にかっ込みだけ、とするのが我が丼道だがかなりつらくなった。女の人も結構大変なんではないか・・・
一部で見た親子丼のように、匙で食べたほうがきれいで食べやすいかもしれないな。
どんぶり業界にはこれからもがんばってもらいたいものだ。
(食った後使うハンカチは慌てていたのでうまく撮れませんでした。。。)
牛丼というものが食事のメニューとしてメジャーとなったのは比較的新しいと思うのだが、丼(どんぶり)と名が付くものに我々は色々な思いがあることがわかる。
今でも傾向はあるが、若いときにブッチギリで選んだのはカツ丼だ。(異なる地方の方のために念のために言っておくと卵とじにするヤツ)
ダシが合うのだろうか、特に好むのは何故か「とんかつ屋」ではなく「そば屋」のカツ丼でグリンピースが乗ってるヤツ。。。
たまに近所のおそば屋(うどん屋でもよい)とかに行くと、セット物を素通りできない私は高い確率で「カツ丼&そばセット」を注文する。
親子、卵、ウナ、天など古典的なメニューに加え、カレー、ステーキ、焼き鳥などすこーし邪道感のあるメニューと比較し、牛丼(豚丼)は近所には3つある「●●屋」のモノであるという印象が強い。
年を経るに従って、「肉から魚へ」という自分パラダイムシフトが起こり、鉄火丼やネギトロ丼、海鮮丼あたりがだんだんに幅をきかせるようになり、とどめのマイブームは「生しらす丼」なんだが、このジャンルはどれもそれほど安くない。。。
しかしカツ丼セットはいかにも高カロリー食品で栄養に偏りがあり、魚貝類丼に比べると食った後に多大な罪悪感に苛まれるようになってきた。
狂牛病騒ぎで牛肉を輸入できなくなり、豚丼というメニューを編み出した各店も見事だが、ヘルシーであろうという錯覚も手伝い、いつの間にか「豚丼」のほうを好むようになってしまった。
10年前くらいだったろうか、一度200円台になってから色々な紆余曲折があったようだが、今の時代にまた300円そこそこで食べられるとは正直にすごい企業努力も感じる。
私はなるべく週2度くらいは会社帰りにフィットネスクラブに寄ることにしているが、最近その日は牛丼屋で一杯食ってから行くことが多くなった。
昔はおにぎりやサンドイッチを見学コーナーで食ってから運動に勤しんだのだが、おにぎり2個分で一杯の豚丼は食えるのでそちらのほうに靡いてきたのだ。
「どちらも侘しい食事・・・」と言うなかれ。うまいものを食うときは妥協、骨惜しみはしないが、短時間で腹を満たすのが目的な場合は徹底合理化するのがポリシーだ。
しかし週に2回も牛丼(豚丼)を食うとなると、やはり栄養の偏りが気になるところだ。ホントに大丈夫なんだろか?
友人の後輩は200円代時代だった学生のときに、週に5回牛丼屋に通って栄養失調になったそうだ。
食道にあるパンフには食事で1日30品目を摂取するのがバランスよい栄養を摂る上で奨めている。これがまたよくわからない!
1日30品目?満漢全席じゃあるまいし、そんな食通マニアみたいな食事しているヤツがどこにいるんだろうか?
ちなみに本日の昼食はざるそば大盛にホウレンソウのお浸し。。。あと28品か・・・?
色々ネットで調べてみると、どうもメニュー数=品数ではないらしい。当たり前か!ある健康関連サイトを訪れると「数え方」というのが掲載されていた。
●同じ食品は1日のうち何回食べても1品目とする。
●外食した場合や既製の調理食品などを食べた場合は、素材として使われている食品をわかるだけ数える。
●使われている食品の内容がわからない場合は、全体を1品目とする。
●調味料は、マヨネーズ、ドレッシングを除いては数えない。
●香辛料は数えない。
うーむ。少しはわかってきたが。。。基礎食品というのが、第一群から六群まであるのか。これは食物の種類そのものかな。
それぞれ、魚肉卵大豆群、乳海藻小魚群、緑黄色野菜群、淡食野菜果物群、穀類イモ類群、油脂群だ。
さらにこれらの基礎食品群に栄養素と言われるタンパク質、無機質、ビタミン、糖、脂肪などが何種類かずつ代表で含まれている。
私が主張してきた「分子レベルで見りゃ、どんな食べ物も30種類くらいあるわい!」てな言い訳はどうも違うらしい。。。
しかし品目というのは栄養素という単位ほど細かくなくて、基礎食品というほど大きな枠でもなさそうだ。
例えば、ざるそば大盛とホウレンソウのお浸しだが、メニューで言えば2品だが、ざるそばだけでも蕎麦の他に海苔があり、薬味のネギがあり、わさびにそばつゆがある。(わさびは香辛料か?)
ホウレンソウのお浸しには貧相だが鰹節がかかっていた。私は漬物は食べないので品数を稼げないが普通は2,3品はあるし、その後何か物足りなくて柿ピーを食べたから2品プラスで、昼食としては10品くらいすぐいくことがわかる。
ざっと思い浮かべると、朝食だって普通に摂れば10品くらいの数には昇る。
さらに今晩、仮にフィットネスジムに寄るつもりで駅前の「松屋」の豚丼を夕食とすると・・・
丼が豚肉、玉ねぎ、ゴマ、白米、紅生姜(実は食べない)、味噌汁は味噌、ワカメ、油揚げで全部で8品だ。
なーんだ、生玉子やサラダを付ければ楽勝じゃないか!何か少し違うような気がするが・・・
ずっと前の職場の同僚は大学生のとき一人暮らしをしており、その友人は同様の生活で栄養の偏り、特に野菜が不足しないように毎日10種類以上の野菜成分を含む「野菜ジュース」を欠かさず飲んでいたら、糖尿病になりかけたそうだ。。。
「1日の野菜摂取量を一本で摂れる」という、うたい文句は魅力的だがホントにそうか疑問が残るし、とんだ副作用があったものだ。
たしかに飲みやすくするために相当糖分を使っているような味はする。子供の頃、朝ごはん時にたまに出てきた「ギューウウン」と野菜をすり下ろす機械があって(ジューサーミキサーではない)、リンゴやニンジンまでは何とかなるが、キャベツを下ろすと悲惨な味になり、セロリを入れると拷問かと思った記憶があるから。
話がかなりそれてしまったが、丼というのは何故か心躍るものだ。
当たり前と言えばそうだが、皿に盛った具と別々に食べるときと、丼にして食べるのでは全くと言ってよいほど味が異なる。
丼は特に具と白米を食べる配分が重要だ。息子甘辛などは具だけ先に食べて、ごはんを後から食べているなんていう、我が丼道からは外れた邪道食いだ。
やはり具と白米を交互に食し、それぞれの割合をキープしたまま最後にガバっとかっ込むのが丼道であろう。
そのために若干不自由なのは、牛丼屋が割り箸をやめて再使用可能な練り箸になってしまったこと。
箸の使い方はかなり上手なほうと自負する私でも、正面を向いたまま上品に食べるのは難しくなった。口から行ってよいのは最後にかっ込みだけ、とするのが我が丼道だがかなりつらくなった。女の人も結構大変なんではないか・・・
一部で見た親子丼のように、匙で食べたほうがきれいで食べやすいかもしれないな。
どんぶり業界にはこれからもがんばってもらいたいものだ。
(食った後使うハンカチは慌てていたのでうまく撮れませんでした。。。)