超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

入社式

2009-04-07 22:50:24 | 出来事
入学式は昨日だったが、入社式は普通もっと前だからあまり旬な話題ではないが。。。

4/1には各社の新入社員が入社式に臨みフレッシュな顔を連ねていたのをニュースで見た。
日本航空なんて飛行機の整備場(ハンガー?)でやっていた。紙飛行機に夢を描いて飛ばしていたがあういう特色あることができる会社はうらやましい。
我が社にも新入社員はいたと思うが、約20年前私が出たものと同じようなやつだろうか?

自分の入社式のときなんて、前日入寮して早速スパークした結果お腹が痛くなった以外何も覚えていないが、翌年の入社式はよく覚えている。
私が入社した前後数年間は前年に入社した「前新入社員」が入社式の式次第・イベントを企画する慣習になっていた。
社長の挨拶や社歌斉唱なんてのは相変わらずあるが、JALのようなイベント企画も結構あり退屈しないものだった。

大学時代にそういうイベント企画をやっていたスタッフがゴロゴロおり、彼らは自主的に人事部とタイアップして通常業務とは別に活発に活動していた。
花見のいい席を確保するのが何よりも苦手な私は、段取りの悪さには定評があったからそもそもそんな企画にはお呼びでない。。。

ところがある日、本社人事部の採用担当から

「おめでとう。磯辺君が来年度入社式の総合司会に選ばれたよ。場所は首都圏会場だ。」


最近あまり見ないマジャコング選手のように「ハァ?」という感じだった。バブル後期でまだまだ日本が盛り上がってた頃だ。総合司会って何だ?高橋圭三みたいなやつか?
いかにも栄誉なことっぽく勿体ぶるわりに有無を言わさない人事部の口調に、「まぁ確かにそう経験できることじゃないから」と引き受けた。
相棒は同期入社の女性で、台本は自分たちで考えることになっていて、よく夜になって仕事が終わってから待ち合わせてセリフや合いの手を練習した。

やはり適度に笑いを誘わなければならず、ところどころトライしたが、事前に練習していて全くと言っていいほど自分は面白くない。
お笑い芸人も楽じゃないんだな、と真面目に思ったものだ。
会場での練習を何回か消化して、全会場を中継でつなぐ総合リハーサルもやった。

当日はありきたりの社長挨拶などの他に、先輩からのメッセージ、会場へのインタビュー、ファッションショーなどが続き各会場から全国への決意表明で幕を閉じた。
最大規模の首都圏会場は「24時間、戦うぞー!」だったからやはりバブルのノリがあったろう。
なぜか自分で意図したことは一度もないが、何だかんだ言って結構オレって目立ってんじゃん。

最後の締めは入社2年目の私達二人がガッツポーズで

「にじゅーよじかぁん!!!」

というと会場のフレッシュ社会人1000人が、精一杯の声を張り上げて

「たたかうぞぉー」

と、やったわけだが、あれから約20年・・・人によってはいい年してホントに24時間近く働かされてるところが笑えないんだよな。。。