駅前図書館の設置が増えてきました。
発展目覚ましい川崎の武蔵小杉駅に直結した川崎市の旧中原図書館を2年前に視察しました。
押すな押すなの大盛況。
市の情報コーナーもわかりやすく市の行政サービスや行事の情報を得ることが出来ます。
子ども達を読書に関心を持ってもらうために、川崎フロンターレの選手たちが図書紹介をしてる掲示がありました。
複合ビルの5階にあるため、下にユニクロはじめ人気のショップが並び、レストラン街も充実しているのは
魅力的ですし、午後9時まで開館していれば、仕事帰りに寄ることが出来ます。
駅改札を出てすぐのエスカレーターを上ると図書館です。
http://www.library.city.kawasaki.jp/riyou_libmap/libinfo_06.html
昭和35年に建設され、長い間、市民の皆さんに親しまれてきましたが、開館から約50年が経過し、
施設の老朽化が進んだことや蔵書が増えて手狭になってきたこともあり、中原図書館の再整備が検討されてきました。
このような状況の中、旧中原図書館が武蔵小杉の再開発事業区域となったことから移転する必要が生じ、
武蔵小杉駅に直結する新たにオープンするビルに中央図書館的な機能も備えた新中原図書館が入居することになりました。
新中原図書館はバリアフリー整備をするとともに、閲覧席のほかに授乳室なども設置し、ゆったり過ごせるようになっていま
す。また、児童図書コーナーでは、ドーム型の「おはなしのへや」を設けて、こどもの読書への興味や関心を育てています。
これまで午前9時30分から午後7時までだった平日の図書館の開館時間を午前9時30分から午後9時まで2時間延長
することになりました。また、館内には、10台の自動貸出機や利用者本人のセルフサービスによる予約本受取コーナーも
設置しており、カウンターに並ばず、待ち時間の少ないスムーズな貸し出しサービスを提供しています。
徳島駅前について議会で紹介しましたが、撤退が決まっていた駅前デパートに隣接するホテルの中に市立図書館を移設 したところ、
図書館での貸し出し数が 1.5 倍、貸し出し人数が2倍、新規利用者が4倍にな り、駅前図書館として市民の満足度が上がり、
その結果デパートの撤退も中止となり、まちの活性化を図ることができました。
図書館は図書館法に基づき、さらにはそれぞれの自治体の課題を解決する目的で図書館が位置づけられています。
公共施設で地域活性化を達成するためには、その地域の交流人口が増加し、経済的に潤わなければいけません。
規模の大小はあるかもしれませんが、志津市民プラザのような複合施設を新町地区に建てるだけではまちの活性化は達成できないと考えます。