平成23年の佐倉市の自殺者は46人、男性34人、女性12人で自殺の原因の9割が精神疾患ですので、
精神疾患対策も急がなければいけない事を昨年の9月議会で質問しました。
それに引き続き、11月議会では、平成24年の佐倉市の自殺の特徴的な点として、50~59才、続いて40~49才で
あること、職業別で見ると無職者が42人中31人、そして同居人の有無で見ると42人中34人が同居人有と
なっていることを述べました。(10万人に対する自殺者は全国平均21人、県20人、佐倉市23人)
つまり佐倉市では、H24年度の自殺者は、40代50代で同居人がいる無職者が自殺の傾向が高かった
ということになります。同居人がいても、同居人が留守中に自殺を図るケースが多発しています。
自殺を図る可能性のある家族を同居する家族が経済的にも支えているケースが多いので、
生活困窮などの観点からは表面化しないという難しい面があるのです。
心の病をはじめ自殺の危険性がある家族や地域に対しての施策を要望しました。
本日は、心のサポーター養成講座開校。
70名の募集に対して130名と関心の高さと広報の1面で募集した効果が表れました。
自殺を防ぐために、相談を受けた人は一人 で抱え込まず、専門家へ相談を勧めていくこ とが大切です。
心のサポーター(ゲートキーパー)の目的と役割は、
身近な人(地域の人、同僚、家族)に、
1.「いつもと違う」 という変化に気づいたら、声かけつつ
2.本人の気持ちを受け止め傾聴し、
3.周囲や専門家など様々な立場の人につなぎ
4.丸投げせずに、寄り添いつつ経過を見守り
自殺の危険性をなるべく低くする役割を担うひとです。
生産年齢人口を増やす施策は大切ですが、あわせて市民の自殺ゼロをめざして取り組みを続けていきます。