中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

心地よい眠りを得るための新常識5選(続編)

2023年08月02日 | 情報
◎小職の仮説です。メンタルヘルス疾患の要因は、長時間労働、ハラスメント、異動・転勤、昇進・昇格の4パターンのうちのひとつか、複数の組み合わせと考えています。それが具体的な現象として、主に睡眠不足―睡眠時間の質量と、コミュニケーションの欠如として表面化し、疾患を発症するのではと、経験からの推測です。

◎経済協力開発機構(OECD)が2021年に発表した統計によると、先進国を中心にした世界33カ国の中で日本の睡眠時間はもっとも短く、
1日あたり442分(7時間22分)でした。OECD加盟国の中でもっとも長い米国とは89分の差がありました。
また、NHKの報道によると、スリープサイクル社の調査結果を引用して、
世界各国の平均睡眠時間は、1位のニュージーランド 7時間40分、日本は、最下位の6時間18分だそうです。

◎以下、5月24日放送のNHK「クローズアップ現代」からの引用です。
柳沢 正史さん;筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長

・前回の当ブログ「心地よい眠りを得るための新常識5選」と重複します。

・以前紹介した、「ソーシャルジェットラグ」を防ぐ方法です。
睡眠時間の中央値にあたる「中央時刻」をそろえることだそうです。
即ち、休日前は、難しいことですが就寝時間を早めることで、解消できるそうです。

・理想の寝室は、「部屋は暗く」(日本人の居住区間は明るすぎるそうです)と、「エアコンは、朝まで運転、その人にとって、眠るのに快適な温度設定」

・昼寝は、14時までの、20分以内、ただし、応急措置として。

・スマホは、光より操作がNG、すなわち一方通行ならOK

・寝る前の音楽は、OKだがフェードアウトするように設定

・寝る前の飲酒は、NG

・サプリ飲料は、自分に合うものを

・入浴は、就寝1~2時間前に

・睡眠中に起きてしまったら、腹式の深呼吸(7秒吸って、8秒で吐き出す、3~4回)





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