熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

徒然なるままの友との語らい

2011年11月24日 | 生活随想・趣味
   還暦を過ぎると、大体、一線を離れる人が多いので、かなり時間に余裕が取れる所為か、何故か、同窓会など、日頃あまり頻繁に会わない人たちとの、出会いの機会が増す。
   私など付き合いが悪い方なので、この同窓会にも遠慮勝ちで、高校以下は、関西なので、殆ど行くこともない。
   大学は、京都ながら、関東にいる人が多いので、東京の同窓会もかなり活発であるが、私の場合には、アメリカの大学院の同窓会には、出ることが多いのだが、大学でも同窓会には出ることが少ない。
   何故かと言われても、特に、理由がある訳ではなく、友人に聞いてみると、出る人は殆ど同じで、出ない人は出てこないと言うことである。

   会社関係の場合でも、同期入社の集まりには出かけて行くが、OB会のような組織には入っていないし、今更、会社の同窓会でもなかろうと思っている。
   私のケースは、特別なのかも知れないが、友達と一緒に時間を過ごすことよりも、自分でやることややりたいことが多くて、時間を持て余すとか、時間つぶしに困ると言うことがない所為ではないかと思っている。
   例えば、本でも、読みたい本がいくらでもあって、時間が足らないくらいである。

   しかし、親しい友人たちや、何らかの形で繋がっている人たちとの会合は、比較的小グループの集まりだが、いそいそと出かけて行くことが多い。
   これは、理屈なしに、会っていて楽しいからである。

   会って話す場所だが、昔から考えると、大分変ってきたように思う。
   アラスカでプロジェクトを追っかけて来た呉越同舟の仲間との会合だが、上野の杜の桜並木に面した「韻松亭」の茶室で、昼の時間を楽しんでいる。
   かなり人通りのあるところだが、非常に閑静な雰囲気で、ゆっくりと、和食を頂きながら、美酒を楽しむと言う寸法である。
   4人とも、海外経験が長くて、その方面の話が多いのだが、悲しいかな、グローバリゼーションの時代だと言いながらも、日本では、大ぴらに海外の話をすると嫌がる人が多くて、こんな仲間としか話せないと言うこともあるのだが、お茶の先生の博士もいるし、フィギュア・スケートの役員もいるし、貿易商もいるので、結構、話が弾むのである。
   
   イタリアン・レストランを会合場所にして、2か月毎くらいに会ってだべっているのは、親しい大学の同期生の集まりだが、これは、長い間続いていて、レストランが潰れたりして、何度か場所を変えているのだが、これは、話題は、政治経済などカレント・トピックスが多い。
   同じ同期生でも、既に鬼籍に入った友もいたり、体調を崩している友達もかなりいるのだが、この5人のグループは、皆、至って元気である。
   頻繁に会っているので、大学の頃の話や、京都の話は、何故か、殆ど出てこない。

   いろいろ他にもあるが、もう一つ一寸異質なのは、アメリカ時代のウォートン・スクールの同期会で、私などは年嵩の方で、まだ、現役パリパリで重職についている人が多いので、参加者は日によって違うが、話題は、結構高度な話が多い。
   もう、かれこれ40年近く前の話になるので、フィラデルフィアの話よりも、インドや中国の話の方が多くなる。
   これは、これまで、各企業が保有していた、或いは、保有している倶楽部が、会場になっている。
   やはり、日銀など、或いは、トップ企業は素晴らしい施設を持っていて、羨ましいと思っていた。

   私の場合には、やはり、最近は、家族関係の会食の方が多くなってきた感じである。
   忘年会シーズンが近づいてきたが、昔のように、気持ちが動くことも少なくなってきた。
   
コメント
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