YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

鱖魚群(大雪末候)

2020-12-17 07:16:00 | 七十二候



☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢
(2020年)

12月17日☀️6:44/16:31🌙2.4
12月18日☀️6:45/16:31🌙3.4
12月19日☀️6:45/16:32🌙4.4
12月20日☀️6:46/16:32🌙5.4
12月21日☀️6:46/16:32🌙6.4

七十二候、「鱖魚群」。鱖魚は中国にいるサケ科の魚。日本に七十二候が持ち込まれたときに、よく似たサケが当てはめられ「さけのうおむらがる」と読み替えられることもしばしば。

しかし、日本でサケの遡上と言えば11〜12月頃で、時期的に少しずれている気がします

冒頭の写真は2002年、10月26日に福島県の木戸川で撮影したもの。




当時横浜には「サケっ子プロジェクト」というのがあり、ここで獲ったサケを横浜に運び、人工授精の様子を見学したり、受精卵を持ち帰って育てたり、稚魚を放流したりという活動をしていました。








学校にも呼びかけられていたことから、小学校の廊下でサケを飼育する風景が見られたものなのですが、残念なことに東日本大震災を機にこの活動は無くなった…の、かな???
↑スミマセン。詳しい経緯は定かでないのですが、とにかく今はやっていないようです

サケが孵化して水槽の底を移動する様子が本当に可愛くて、それが見られないことが残念でなりません。「イクラが泳いでる〜」なんて声があちらこちらから聞こえてきたり…



横浜の人間にとっては子どもだけでなく大人だって、滅多に見られない風景でした。

運がいいと殻を破って孵化する瞬間を見ることもできたんですよね♪




ひよこと違って、殻を破るというよりは酵素で溶かすんだそうです。

サケの受精卵は水温が上がりすぎると死んでしまうので、気温の高い日は氷を入れたり、緊急避難で冷蔵庫に入れたり…

かと言って水温が低すぎるとなかなか孵化できず、成長が遅れてしまいます。多くの生物の卵は、孵化するまでの積算温度(毎日の平均気温の合計)が決まっています




サケの場合、この積算温度がおよそ240℃になると卵に眼ができ(発眼)、480℃になると孵化すると言われています

例えば10℃で管理していれば、48日で孵化すると計算できます。

そんなことを知ったのも「サケっ子プロジェクト」のおかげでした。

こちらに紹介動画がありますので、よろしければ
→第17回サケ受精卵配布会2009


また、サケといえば本場(?)北海道には「サケのふるさと館」という水族館があります。




サケの仲間が一堂に会す大水槽や、千歳川の川底を覗くことができる水中窓は必見!

詳しくはこちらの記事を

 

そんな鱖魚群。あたりの風景はすっかり枯れ葉色。








こんな風景もいいものですね。
調べてみたら過去にも似た記事ありました。




【季節のオススメ絵本】しもばしら


こちらの絵本の中には、冷凍庫で霜柱を作る方法が載っています







ぜひ、お試しください




【季節の植物】センリョウ・マンリョウ




その後「ヤブコウジ(十両)」は追加しましたが、未だ「アリドオシ」は購入しておらず、金持ちへの道はまだ遠いようです。

このところ赤い実を鳥に食べられてしまうため、ついにネットをかけました。
→赤い実を守れ〜防鳥ネットを登場〜

いよいよ今年も残り2週間ほど。

健康第一で、新年を迎えましょう





大人気のアマビエ様
出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」

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