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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ラナンキュラス

2020-03-09 07:00:00 | 園芸植物


ラナンキュラス(キンポウゲ科)
原産地:西アジア〜ヨーロッパ東南部

今回紹介するのは原種のハナキンポウゲから改良が加えられた園芸種たち!
原種は薄黄色のものが多いらしいですが、今日本に出回っているやつは、色鮮やか。

そして奇抜!!!
いったいどうなってるのって花が多数!!



花の真ん中から葉っぱがモリモリ出ますよっ…∑(゜Д゜)







確かにキンポウゲっぽいですね。球根で増えるそうですが、こんなにゴージャスな花からは想像できないくらい小さくて、ホタルイカサイズのゲソの干物みたいな形をしているそうです。←非常に詳しい知人談

別の専門家は「芋虫が何匹かくっついたみたい」と説明していました。

いったいどんな球根なの!?



ラナンキュラスの魅力は花弁の枚数の多さ。非常に薄い花弁が何層も重なって美しい花を咲かせます。品種にもよりますがスタンダードなタイプでその数なんと200枚ほど。

下の写真は、神奈川県愛川町にある「愛川園芸」さんの関係者が手がけた品種で、なんとオランダで開かれる「花のオリンピック」で最高賞を受賞した世界一のラナンキュラスなんだそうです(2015年)。

今、日本のラナンキュラスは世界で大注目されているんだとか。



写真では伝わりにくいのですが、本当に大輪の花なんです。花弁はおそらく300枚はあるだろうとのこと。すごい!!

これだけ花弁が多いのは、もとは雄しべだった部分が花弁になったという説が有力なんだそうです一重咲きの花を見ると、確かにたくさんの雄しべが確認できます。





花弁になりかけているものも見受けられるような…。

そして、花弁ではなく葉っぱになっちゃっているものが、件のラナンキュラス。



このような品種においても、一応雄しべと雌しべは存在するとのことですが、残念ながら自分の目で確認はできませんでした。

で、もう花弁全部が葉っぱになっちゃっているやつ↓



これ、なかなか枯れないそうですよ。だって葉っぱですからね(笑)



様々な色や形のラナンキュラスたち。これらは花農家さんたちが、たくさんの栽培の中から偶然現れた変異種をもとに改良を加えられたいわば叡智の結晶です。

最前線で花づくりにかける意気込み、熱いですね!!

ちなみに我が家の庭には、これまで2種のラナンキュラスを植えてみました。

光沢のあるラックスシリーズ


シンプルな一重咲きですが、ピカピカ光る感じがとっても素敵です。しかも地植えのまま毎年花をつける優れもの。




この黄色いやつは、2年目は咲いたけれど3年目は出てきませんでした。

ガーデニングは毎度手探りです。
なかなか思うようにはいきません(^^;;



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アルメリア

2020-03-05 18:36:00 | 園芸植物



アルメリア(イソマツ科)
原産地:ヨーロッパ・北アフリカ/3〜5月に開花

細い花茎にまんまるの花房。まるで「かんざし」のような姿から和名はハマカンザシといいます。

アルメリアは属名で、世界で50種ほどあるとのこと。低地の海岸の岩場から、2000mの高山までぶんぷするとのこと。要するに乾燥に強い植物のようです。

アルメリアはケルト語で「海の近く」という意味らしい!!

暑さや寒さ、乾燥にも強い常緑植物とのこと。なんだか、最強!!!

ドライフラワー にも活用できるのか、今後試してみたいと思います。




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ヒヤシンス

2020-02-23 07:00:00 | 園芸植物

ヒヤシンス(キジカクシ科)
原産地:地中海沿岸/3〜4月に開花



すらりと伸びた花茎に香りの良い花をゴージャスに咲かせる春の使者り


ヒヤシンスは通常1ヶ所から2本の花茎がたちあがるようですが、2本目は小さめ。




すらりとしたその姿は、支柱を立てないと、あっという間に傾いてきてしまうほど。


しかし、部屋の中でぬくぬくと育てると、こんな姿になってしまいます。




葉が伸びず、驚くくらい、ずんぐりむっくりしています。これでも満開↓





ヒヤシンスは芽が出るまでに、低い温度を経験しないと、このような咲き方になるんだそうです。


水栽培の場合、根がしっかり張って、芽が出るまでは冷蔵庫に入れておくのがいいそうです。


冷蔵庫なら、温度も、湿度もほぼ一定。


本来は寒い戸外で育つ植物ですから、きちんと寒さに当てた方がいいようです



そういえば、チューリップとか桜も寒さに当たらないと咲かないんだって聞いたことがあります。


花々が美しいのは、たくさん苦労をしているからなんですね。






人間もそうかなぁなんて思うのですが、あえて苦労はしたくないなぁ(笑)



最初に咲いた花が倒れてきたら、切り花にしてもOK(写真左奥)。



ヒヤシンスは本当に丈夫。


花だけ水に浮かべてもOK、まったくの無駄なし♪




とっても丈夫なので、地面に植えておけば翌年も目をだしまします。

道端の忘れ去られたプランターからも律儀にひょっこり




水栽培でも、鉢上でも、直植えでも楽しめます。

北欧では、冬の寒い時期に室内でたくさんの球根を育てるのだそうです。





フィンランドではクリスマスの頃にプレゼントし合うんだとか…



すてきな風習だなぁって感じました。
ちょっと真似してみたいかも♪

春を待つ窓辺にヒヤシンスを!!






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ムスカリ

2020-02-22 07:00:00 | 園芸植物

ムスカリ(キジカクシ科)
原産地:地中海沿岸/3〜4月頃開花

美しいブルー。壺型の可愛らしい花。
名前の由来はギリシャ語のムスク。麝香(じゃこう)のこと。

春花壇の名脇役。



そして、よく増える!

ムスカリの難点は植えっぱなしだと、葉っぱが異常に伸びること。




鉢植えの場合、見苦しいことこの上ありません。

植えっぱなし球根というわりに、暖かい時期から水をあげてしまうと、こんな風に葉っぱばかりが伸びてしまいます。





これを防ぐには一度掘り上げるか、または植木鉢を乾かしておくかして、クリスマス頃から再び水をあげれば(植え付ければ)いいそうです。

最近は暖冬傾向なので、年明けに植え付けてちょうど良いくらいかも。



植え付けるときに球根の頭を出しておくと、太く短い葉が出るようです。

こんな可憐な花ですが、実は今から6万年前のネアンデルタール人の遺跡@イラクから、埋葬時にたむけられたムスカリの花の跡が見つかったそうです。


世界最古の埋葬花!?

ムスカリはヒヤシンスと近縁で、花房がブドウのように見えることから、ブドウヒヤシンスという別名もあるんだと…

名前のインパクトって結構あるものですね…(^^;;



オランダのキューケンホフ植物園を思わせる昭和記念公園のチューリップ畑
ムスカリの青もパンチをきかせています。





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クロッカス

2020-02-21 07:00:00 | 園芸植物


クロッカス(アヤメ科)
原産地:ヨーロッパ南部/2〜4月に開花

早春の花壇に彩りを添えるクロッカス。アヤメ科サフラン属(クロッカス属)のうち、花を楽しむもの園芸植物の流通名。

花言葉は
「あなたを待っています」




クロッカスの語源はギリシャ語の「croke(糸)」という意味。糸状に延びる花柱の様子からきているといいます。




地植え、鉢植え、水栽培、なんでもOKな丈夫な植物。庭があるなら地植えすると、毎年花を咲かせてくれる手間いらずな優等生♪



2月中旬、すっかり忘れていたその姿を庭の片隅に発見。



薄い膜に包まれてちょっと神秘的な蕾たち。

黄色い花の原種はクリサントゥス、紫や白の花の原種はヴェルヌス。



言われてみれば花全体の形や蕊の形が違うような気もします。

ちなみに冒頭に
「アヤメ科サフラン属(クロッカス属)のうち、花を楽しむもの園芸植物の流通名。」
と書きましたが…

早春に咲くのがクロッカス。
秋に咲くものはサフランです。



サフランは赤い蕊が特徴。この蕊はハーブとしてサフランライスなどに利用されます。

球根もそっくり



上がサフラン。下ががクロッカスだったかと…。
こうやって見ると自信が…(^^;;



最近は球根のオシャレ水栽培が流行っているようなので、次のシーズンは挑戦してみようかなぁなんて思っています。





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