漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

姫街道を走ってみた①

2012-01-12 06:39:48 | 近場のポタリング

以前購入したコンパクト埼玉県地図の本庄の頁がとても気になっていたのであります。

理由は本庄から上里町を通る県道23号に『信州街道(姫街道)』と記載されているからです。

この姫街道は中山道の脇往還で本庄から吉井、藤岡、下仁田など経て信州へ通じる歴史ある道のはずだ。

群馬県側への神流川の渡河地点など事前情報を調べもせずに、とにかく23号を走ってみようと出発しました。

話の筋から本来なら本庄まで旧中山道を走るべきだが、ここのところちょっと食傷気味なので別の道を走る。

他の古道の情報が得られることを期待して、利根川寄りの県道366号と45号を通って23号線に向かうことにした。

先ずは籠原から276号で永井戸太田まで行き交差点を左折した。

走り出したばかりだが以前から気になっていた摩利支天堂に寄り道してみました。

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猪俣党に属した荏原氏の館阯でもあり、利根川の堤防の一部は館の土塁だった等の説明板がありました。

日当たりも良いし、咲きだした蝋梅の香りが辺りに漂ってなんとも気持ちが良い場所でした。

 

新戒まで進んだところで左手に鳥居が見えたので行ってみることにしたのであります。

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新戒の古櫃神社は全国で唯一の社名なのだとか。

新開荒次郎忠氏が伝来の社器を櫃に入れて社の下に収め館の守護神としたことによるらしい。

七月の八坂祭りでは市内最大の神輿を渡御すると説明にあったので見て見たいものだなあ。

また、この神社は新戒の鎌倉街道北側に鎮座するとあったので、別の機会に鎌倉街道を探ってみよう。

 

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大塚の道沿いにある青面金剛や、掘田の諏訪神社内の青面金剛を観察しながら進むのであります。

 

国道17号を交差して信州街道に入る。寿町の秩父家菓子店の看板が目に留まりました。

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はにぽん焼きにどらQって?

はにぽん焼きは本庄のゆるキャラ:はにぽんの焼印が押され蜂蜜の効いたどら焼き。蜂蜜でハニーなのね。

どらQは本庄特産品のキュウリを刻み生地と餡子に混ぜマーガリンとサンドしたどら焼きでした。Qはキュウリかぁ。

話の種に五個ずつ土産に購入して先に進んだのであります。

 

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藤岡へと向かうこの23号が信州街道のはずだが・・・

古道の上に新しい道を広げて通したのか昔を偲ばせる風景や遺構など全く見つけることが出来ない。

通りを歩く人や庭に出ておられる人を見つけては声を掛ける。最低6人には聞いたはずだが・・

結果は誰も信州街道や姫街道という名を聞いたことがないという返答でした。こりゃ中山道より酷いな。

なんの痕跡も見つけられないまま上里町へ入りました。これはきついぞぉ^^

これまで神社や寺を見掛ける度に寄り道してみたのだが、なかなか昔を偲ばせるものがないのであります。

七本木の神社でようやく時代を感じさせるものが見つかった^^

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七本木神社の境内にある庚申塚。本郷の愛宕塚から移転されたもので98基の庚申塔が建っているらしい。

その中で最も古いものが、写真右の青面金剛像で享保十六年(1731)のものなんですって。

素朴だが力強い造形でありますねえ。

 

その後は、まためぼしいものも見つからず・・・

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ついに神流川沿いまで来てしまった。土手の上から畑の向こうに寺らしき建物が見えたので行ってみました。

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享保四年と彫られた地蔵尊。神流山というのだろうか、お寺はすっかり廃れた雰囲気でありました。

 

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結局、姫街道を偲ばせるなんの手掛かりも判らないまま22号線の矢納手前に出てしまいました。

 

標のようなものは『元三大師道』それとも『元三大畔道』?それとも『元』じゃなくて『広』かなあ。

学がないのが辛いなあ・・元三大師なら、あのオミクジを考案した方らしいが。

やはり帰ってネットに頼るしかないかな。

つづく