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ぽかぽか春庭「横浜・ベーリックホール」

2014-03-05 00:00:01 | エッセイ、コラム


2014/03/05
ぽかぽか春庭@アート散歩>横浜鎌倉洋館散歩(3)ベーリックホール

 イタリア山から山手本通りを歩き、代官坂上に出ると、横浜洋館の中で最大のベーリックホールがあります。イギリス人貿易商B.R.ベリック(1878生まれ)氏の邸宅として建てられたスパニッシュ様式の邸宅です。
 J.H.モーガン(Jay Hill Morgan 1873- 1937)の設計により、1930(昭和4)年に建築。

 ベリック氏は52歳から8年間この家に住みました。1938年にカナダに移住。
 戦後は、GHQ接収、米軍将校の住まいとなりました。米軍より返還後、遺族から1956年に宗教法人カトリック・マリア会に寄付されました。2000年までセント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されてきました。壁には寄宿舎時代の記念写真なども資料として飾られていました

玄関

 ベリック邸設計者のモーガンは、アメリカ出身の建築家。1920(大正9)年に来日して以来、横浜を中心に建築の仕事をつづけました。存続の危機にあるという横浜外人墓地の入口正門もモーガンの設計によります。モーガン自身もこの墓地の中に眠っています。

モーガン作の横浜外人墓地正門


夫人の寝室



浴室

 2001年横浜市が元町公園の拡張区域として土地を買収し、カトリック・マリア会から寄贈された建物は、横浜市が復元・改修工事を行いました。2002年から建物と庭園を公開、建物は、コンサートなどのイベント会場や結婚式場やなどとして使われています。

食堂

 私が見学したおりには、ピアノの演奏が行われていました。これから先のコンサートのリハーサルかと思って係員に尋ねたら、ピアノは弾かないでいると悪くなるので、定期的にボランティアが来て演奏をしているのだそうです。

天井の木組み。部屋の奥のピアノ、演奏中




 すてきな音色をバックに見学できて、洋館めぐりもいっそう気分良く、1階2階を見物してきました。

階段



 広い居間の北側に『パームルーム』と呼ばれる部屋があります。壁面に水が流れ落ちる壁泉があり、ライオンの口から水が出るようにしつらえてあります。

ライオンの壁泉

バームルーム


<つづく>
コメント (2)
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