医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

糖尿病と酵素の効果について 栄養医学ブログ 日本ビタミンC研究会 藤井毅彦

2013-02-14 22:04:16 | 健康・病気

糖尿病の酵素療法は、膵臓の働き過ぎを補うために、三つのタイプの酵素の内二つのタイプの酵素を用いることにより、得られます。補うことができない代謝酵素は、免疫機能、治癒、血液浄化などの、体内の多数の化学反応に利用されます。これらのことはもっとも重要で、糖尿病を含む医学上の病気の回復にとって基本となっています。しかし、代謝酵素は体内でほとんど産生されます。しかし、野菜や果物を発酵させて造る酵素飲料や粉末酵素にも含まれています。一方、膵臓酵素は食物の消化のためのものです。代謝酵素ほど重要でないけれども、適切な消化は、その重要な目的のために用いられる代謝酵素にとってきわめて重要です。それから、膵臓酵素と協働して食物を消化する、生の、冷蔵していない食品に見出される酵素があります。これらが利用されれば、体は膵臓酵素を産生する必要が少なくなります。上記理由から生の、冷凍していない食品を食事に供することは、酵素を補う効果があり。酵素療法では膵臓酵素を補います。

補足酵素を得るために、酵素サプリメントと酵素含有食品を選択する必要があります。ドラッグストアや通販などで見かける合成酵素のサプリメントや酵素飲料、酵素粉末などが一般的に利用されています。しかし、合成酵素のサプリメントは、一つの供給源にすべての酵素を含むもののみならず、食品中の酵素と相互作用する、既知と未知の因子の両方が欠如しています。相互活性を有する、食物起源の酵素は、加熱処理していないハチミツに含まれ、最良の供給源です。それは多量の消化酵素を提供するだけでなく、インスリンに取って代わるインスリン様因子を含み、酵素とインスリンが関係した体内化学反応のサポートにより、膵臓の負担を軽減します。しかし、ハチミツに含まれる糖分が多いので禁止する管理栄養士もいますが、大量に摂取しなければ問題ない、と考えています。それ以外の酵素の供給源は、未完熟の熱帯果実、発酵食品、酵素飲料、酵素粉末、野菜ジュースなどですが、食生活にこれらの体に優しい食材を取り入れて、糖尿病や生活習慣病の克服に努力しましよう。

References

Enzyme therapy for diabetes:eHow

Enzyme therapy:Thinkquest.org

Achieve balanced metabolism through enzyme therapy:Altmedicinezone.com

食品化学概論:藤野安彦、しょ華房