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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

日帰りジオツアー !

2018年10月21日 | ツアー
昨日、とある学会の親睦会の皆様の、日帰りジオツアー の皆様を案内しました。

10時05分着、14時55分発、到着・出発前後のロス時間を入れると昼食時間を入れて約4時間の滞在!

幹事さんからは「できる限り大島の自然を満喫するプランで」とご連絡いただいていたので、まずは最近人気の「泉津切り通し」で、巨木の根観察。

どなたかが先の様子を見に言ったら、どんどん後に続いて切り通し大混雑!(笑)

温泉ホテルでの昼食後は、時間に余裕があって興味のある方だけ駐車場の地層を見てもらうことにしていましたが、こちらも半数以上の方が説明を聞きに来てくれました。

嬉し😀

続いて三原山へ!

私は前日の整形外科受診で「あと2週間は坂道厳禁」と言われてしまったので(^◇^;)ここで嶋田にガイドを交代しました。

1時間以内で帰ってくるというノルマ(?)のため、どんどん歩いていく皆さん。

え?人が見えない??
実は、写真の左下にケシ粒サイズで写っています。

そして20分後…

溶岩流の上に、到達したようです!
このサイズの写真だと良くわかりませんが(^^;;

肉眼で見ていた私には、人間がケシ粒のように小さいために、火山の大きさがリアルに感じられて楽しかったです。

私の足元では、ノコンギクの花に蜂たちが集まって食事中でした。

すごく忙しそうに、花から花へ飛び回っていました😀

さて、無事1時間のウォーキングを終え、下山しながら砂防工事の様子を見て“砂の浜”へ!

「みんなきっと海に行きたいだろう」という幹事さんの言葉もあって、波打ち際へGO!

海と空が、大歓迎〜!してくれていましたよ💕

海も空も輝いていました😀

帰り道で一瞬だけ、ススキの雄花を観察。

風にシャラシャラ揺れている姿が可愛かったです💕

最後は地層の横を、ちょっぴりウォーキング。

大地の歴史を楽しみました💕

超特急だったけれど、参加された皆様の協力のおかげで、火山も巨木も海も地層も回ることができました。

次はぜひ、もっとディープな伊豆大島を、体験しに来ていただきたいです😀

皆様、ありがとうございました!

(かな)



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ヒドリガモ

2018年10月20日 | 
先日のオシドリとコガモに続いて同じ貯水池にヒドリガモが飛来しました。
・・・1羽ですけど・・・



オスのエクリプスでしょうか?
そんな感じがします。
ヒドリガモとは去年の11月に富山で出会って以来です。

ちょっと遠いですけど。



ぐふふ。
かわいい正面顔が撮れました。
あ、撮影は18日です。
これからもいろんなカモさんたちに出会えるといいな~。

がんま

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見れなかったけど大満足!

2018年10月19日 | ツアー
先週の日曜日のツアー報告です。

前の晩は夜じゅう大粒の雨が降り、
朝になってもまだ少し小雨が降り続いていました。

お客様は、一回台風で中止になったけど、火山への情熱を胸にリベンジ!されて来たとのこと。
かなり凹みつつも、でもやっぱり山に行く!とのこと。
では天気も一応上り坂予報だし、希望を捨てずに行ってみましょう!

山頂口に着いたころには雨もほぼ止んでいました。
が、やはり見晴らしはこんな感じ


溶岩流の上もこんな感じ…


でも、噴火からの再生の物語を、雨に降られず落ち着いてお伝えすることができてよかったです。
見どころは、イタドリが作った土の上に一番乗りでちゃっかり便乗するススキさん!

ちょうどススキのシーズンなので、なんでカルデラ内にこんなにススキが多いの??
の理由を実感してほしかったのです。


さあ、ここからどうしましょうか?
山に登っても火口が見える可能性は薄いけど…
でもやっぱり登りたいかも…という事で少し登るも、大粒の雨が降ってきました。
これは引き返せという事だと納得し、外周の火山を感じる場所で楽しむことにしました。
山頂口付近まで引き返して来たら、カルデラ内が晴れたのでかなり後ろ髪惹かれましたが…
でもまだ三原山は全体的に見えてないし…ダイジョブ、外回りも楽しいよ!



ということで気持ちを切り替えて、あちこちいきました。

まずは裏砂漠へ

霧がはれていてよかった!スケールに大感動

筆島へ行き、筆島になったつもりでポーズ!

TVで孀婦岩(そうふがん)の特集を見て大興奮した!
とのことだったので、成り立ちの似ている筆島はぜひ案内したかったのです。

ボムサッグもみて、

(普通こういうところは入れないようになってるよね?
こんなに近くに見れてありがたい!&壊さないようにしなきゃ
とのこと。ほんとに!)

地層大切断面では


バスの停留所がバームクーヘンになってる!
とお客様に教えてもらいました。ほんとだ!!

フォークが刺さってる笑

最後は赤禿(あかっぱげ)に。

噴火口の見事な赤!と火山灰の黄色と溶岩流の黒、
そして海の青が同時に写る写真の角度をついに見出しました笑

そして本日お帰りになるという事で岡田港へ。
悲願だったはずの火口が見れなかったのに、そんなことも忘れるくらいとっても楽しくて、大満足でした、
という言葉をいただいて、ほんとにほんとに嬉しかったです。
ありがとうございました!
でも今度は火口をみに、またいらしてくださいね。

日の出浜には虹がかかっていました。

今日の日の心のようだ!めでたい~


おまけ
山頂口からカルデラに降りる途中に咲いていた椿
ヤブツバキに見えるけど…早咲きすぎでしょう?!
園芸種?せっかちさん??
ともかく今年初椿は嬉しかったです(あい)


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名前がつきました!

2018年10月18日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島には、正式な名前のついていない道や場所が結構あります。(噴火周期が短く噴火のたびに地形が変わることも、その理由の一つではないかと密かに思っています)

私たちがいつもツアーで歩く、温泉ホテル〜裏砂漠へ向かうルート(地図の15番から10番まで)にも名前がありませんでした。

でも、よく聞かれるんですよね。「名前ないんですか?」って…(^◇^;)

そんな折、大島ナビに関わるSさんから「何か良い名前ないですかね?」と、連絡をいただいたのが、そもそもの始まりだったと思います。

その後ジオパークの中で「みんなでつけられたらいいですよね」→「ぜひ広く声をかけ募集しましょう!」という流れになり、島の広報誌での公募やリサーチウォーキング→投票、最終会議という経過を経て、先日ついに名前が決定しました!

その結果、森から溶岩地帯に抜ける1本道は…

「再生の一本道」に!

このうち、写真手前の黄色い草地部分は…

「いつか森になる道」

奥の森の部分は…

「木漏れ日トンネル」という愛称がつけられました💕

ゴツゴツ溶岩地帯には…

「ジオ・ロックガーデン」というカッコ良い名前が!!

そしていつも遊ばせてもらっている裏砂漠の丘は…

「裏砂漠・風の丘」という名前に決定しました!!

私も、最終会議に参加させてもらったのですが、選んだポイントは…

みんなで、かなり真剣に議論しました。

今回の応募総数216件だったそう…
たくさんの人が関わって、考えて作った場所の名前、大切にしたいです💕

皆様、ぜひご活用ください〜😃

今回のことは伊豆大島ジオパークのブログでも報告されていますので、ぜひご覧ください!

(かな)
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オシドリとコガモ

2018年10月17日 | 
昨日の朝、貯水池で見つけました。
ちょっと遠いですが(汗)

オシドリが2羽にコガモが4羽います。
みんな寝てると思ったら・・・


オスのオシドリはしっかりと目を開けていました。


しばらく見ているとオシドリのメスがパタパタ~。

そして・・・


オスの近くに歩いて行きました。
うはー。
なんてかわいらしい!
オシドリもコガモもこれから行く越冬地にはたくさんの仲間がいることでしょう。
どうか無事で。

がんま
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今日で5年

2018年10月16日 | 今日の大島
今日で平成25年土砂災害から5年が経過しました。

土砂災害の現場で、メモリアル公園を作るための工事が進行中の伊豆大島。

12時30分には全島で1分間の黙祷。
午後からは追悼式、献花、キャンドルナイト献灯式が行われました。

災害を忘れないための特別な日。

庭の小さな生き物たちが、いつもより輝いて見えました。

秋を彩るノコンギクの白が眩しかったし…


セイタカアワダチソウの花で虫を待つハナグモもとびきり綺麗でした。


外の階段ではカナヘビがくつろいでいました。

ここ数年、野外で出会うトカゲは全てオカダトカゲで「もしやカナヘビは絶滅状態なのでは?」なんて勝手に思っていたので、再会が嬉しかったです。

今日1日の出会いに感謝💕

(カナ)

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記憶に残らないぞ!“もやし”

2018年10月15日 | その他
“もやし”って食べますか? お料理に使いますか?
先日料理に使っていた時に 気がつきました


あれ そういえば近頃無い 無い (何が?)


私が10代のころ お料理教室なる所に通った事が有り そこで
もやしが出てきた
お料理教室の先生『もやしのひげ根を取ってくださいね』
え!―――― もやしの根を取るの!安いもやしの1本1本根っこを取るなんて…
私には衝撃的なことでした。ラーメン屋さんでは絶対に取らないでしょうね
しかし、中華料理店では取って有りました(その後は注意して食べてましたから)

その後、プレミアムで根が取れています と言うような物も有りました。(私は安いものを購入)

現在は 一袋にこのぐらい


それから豆の皮は3個ぐらい?昔は沢山残っていました(取ることもあったがそのまま食べた)

これはグリーンマッペと言う品種(昔はブラックマッペだったのに、いつから変わったのか分からない)

大島では昔 どの様に販売されていたのでしょうか?
70代から90代の島育ちの方に聞き込みしましたが記憶にないとの事
又、小さいころは自給自足で都内に行くまで食べた事が無かったとの事

私は(昭和40年ごろ)大きな樽に水が張って有りその中のもやしを笊に上げ一山いくらで購入していました。

比較的安い食材で(足も速いし)有り大きな荷物になるもやしはあまり島では販売しづらい商品だったかもしれません(運搬費用がかかり過ぎる)
島でもやしを作っていたことも無さそうでした(水事情もあったかもしれません)

今都内のスーパーに行くと何種類ものもやしがあり大島でも2~3種類あり身近な食材ですが 知らぬ間に進歩しているのだなと思っています(やっと気がついた)
次はもっと長い間生き生きとしているもやしが欲しい私です(しま)
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地理学科巡検・その2

2018年10月14日 | ツアー
法政大学文学部地理学科の皆さんの巡検2日目は「防風林」「農業」「椿」「製塩」をテーマに島を巡りました。

まずは島の北西部へ。
3000年ほど前の噴火で沢山の溶岩が流れ、比較的平らな地面が広がる畑が多い場所です。

ここで、ヤブツバキの防風林に囲まれた畑を観察しました。


「明日葉だ!」と、ピタリと名前を言い当てる学生さん。

明日葉は、慣れない人にとってはけっこう見分けにくい草なのですが、さすがです!
(昨年の八丈島と神津島(だったかと)の現地研修で覚えたのだそうです)

いつもは車で素通りする風景ですが、改めて立ち止まってみると、椿のキラキラの葉に囲まれた畑って綺麗ですね〜💕


空港隣の牧場で、まずは牛さんに挨拶。


その後、隣の野菜直売所で農業生産組合長にインタビュー。

大島の農業について、次々に質問が繰り出されていました。

続いて製塩業をテーマに選んだ学生さんの疑問に答えるため「海の精」さんへ。

濃縮海水を作るための立体塩田から…


天日干しの施設…


濃縮海水を煮詰めて塩を取り出す施設など…

ほぼ全ての施設を、ぎゅっとまとめて見せていただきました。

その後、工場内の施設でランチミーティング。

ジオガイドやジオパーク事務局も参加して、学生さんの感想を聞いたり、質問を受けたりしました。

前日に、大島の風穴や、三原山の上にある洞窟の出口の温度を測った学生さんたちからは…

同じ速度、同じ温度の一定の風が出続けていること、神津島よりも大島の方が少し温度が高いことなどの観測結果を教えてもらい、とても興味深かったです。(写真は前日の実習風景)


ランチミーティングの後は2班に分かれ、椿油製油所に説明を聞きに行ったり…


町の防災対策室や教育係の方に、質問に答えていただいたりしました。

学生さんたちからは「町の防災訓練への参加率」や「住民の避難への意識」など、様々な質問がありました。
みんな良く調べているなぁ〜(感心)
いつか今回の巡検の結果がまとまったら、ぜひ見せてもらいたいです💕

…ということで、熱心な学生さんたちとの2日間、楽しかったです😀

そして本業の仕事の時間を割いてご協力いただいた島の皆様、ありがとうございました!

(かな)





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ベニバト再び

2018年10月13日 | 
再び、と言うからには以前にも出会ったことがあります。

今回は昨日の夕方牧場で、でした。
モズが追い出さなければ気が付かなかったでしょう。
この時ばかりは意地悪なモズに感謝しました(笑)

モズが追いかけたなんだか白っぽい鳥を双眼鏡で覗くとハトの仲間だとわかりました。
で、「もしかしたら・・・!?」と思って急いで車で近くに行ってみるとベニバトだったのです。

遠い・・・しかも枝被り(涙)

車から降りて角度を変えてみます。

うーん・・・もうちょっと近くに行けないかな?
以前と同じメスか幼鳥のようです。


そっと近寄っていきます。







なかなか枝が抜けたところがありません。
ベニバトは疲れているようで目を閉じたりしている様子がわかります。


ここか・・・?



うわー、なんですか?
めちゃくちゃかわいいじゃないですか!
お腹の下から見える足が萌えますねー。





伸びを見せてくれました(嬉!)
アラベスクのポーズとエンゼルのポーズです(って、言わない?)


再びお腹を枝につけて休んでいます。



あ、

こっち見てる?


でも私のことは気にしないでまどろみはじめました。





最後は最高にかわいい小首傾げのポーズで。

どうか元気に旅を続けてくれることを祈ってお別れしました。

がんま
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くもイロイロこころコロコロ

2018年10月12日 | ツアー
昨日のツアーの報告です。


少し蒸し暑いけ、どやはり夏とは全く違う空気感、
カルデラの中のススキが秋を感じさせます。
毎年気になるアフロなこの子。カッコいい!

突然変異なのか?何かねじれてるといいことがあるのか??
謎です。

いつも上る溶岩流の先端のところで、写真を撮った時は

三原山がよく見えていましたが、

あっという間に霧がやってきて

覆われてしまいました。

でも少し登って休憩していると晴れ間が見えてきて、
雲と雲の間から、入道雲のような雲海が顔を出しました。


音がしたので見上げると、
飛行機雲が空をスパっと半分に切っていました✈


もう少し登ってふと見ると
山の稜線と平行に雲のストライプが


さらに登ると見事な鱗雲!


神社についたら、全種類の雲が同時に見えました!!


いつもこの登りは、
何かネタになる面白いものが這えてないか落ちてないか、
と下を見て歩くことが多いのですが笑、
上も素晴らしい!と気づかせてもらいました。


いつもご飯を食べるホルニトに着くと先客が!
ギバさんこと柳場率いるH大チームでした。
現場で他のガイドに会うと、また普段自分がするのとは違う解説が聞けたりして勉強になります。
ま、お弁当食べよう!ちょこっと端っこ失礼~


一生懸命ていねいに説明しています

しかしバックが真っ白なことからわかるように
山頂に着いてからずっと霧の中で、お弁当を食べ終わっても晴れず、
とにかく行ってみようと火口が見えるところまで登ったのですが、見れませんでした!!
かなり粘って待機しても、一向にダメ。

かなり悔しかったですが、諦めて降りてきたところで
少し明るくなってきて、あれ、これ、いけるんじゃないの?


みるみる晴れ間が見えてきました。
これはいける!ということで急いで火口展望台へ。
よかった!みれました!!


ここからは穴の底が見れない作りになっているのは本当に残念ですが、
それでも壮大な景色に「みれてよかった」と言っていただけて
私もホッとしました。



とにかく雲の表情ひとつひとつに
沢山の感情を味わわせてもらったツアーでした。
感謝!(あい)

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