グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

書き換えられる物語

2021年05月06日 | ツアー
5月3日は、3組7人のお客様との1日ツアーでした。


私たちが、周囲を観察しつつノンビリ歩いていたら、我々を追い越す人が次から次にいたので驚きました。

例年の連休よりも、人が多かったかも💦

前日の強風もおさまり、クリアな視界の中で火口を見下ろせました。


火口一周コースをあるいて、


下山前に、好きな場所に腰掛けてランチタイム!

昨今の状況の中で、この広い環境はありがたいです。

裏砂漠では、アメフトのボールみたいな火山弾を見つけました。

「カッコいい!」としばし観賞😊

裏砂漠で、再び思い思いの場所に座って、2回目のティータイム。

この日は、アシタバ茶入りの水筒とお菓子のパックをお1人様ずつ用意し、ツアー開始の時に配ったので、集まることなく距離を取れました。


この後、新緑の溶岩地帯を抜け


木漏れ日が美しい森を抜けて、ツアーを終えました。


途中、溶岩地帯に這っている原始のシダ・ヒカゲノカズラに胞子嚢が伸びていたり



地面から艶々の若葉を伸ばしているカジイチゴを見て、少しずつ進んでいく季節を感じました。


生きものに詳しいお客様が、ダンゴムシの説明をしてくれました。(昔、飼っていたとのこと)

「植物によって、タンパク質の含有量がちがい、ダンゴムシたちはタンパク質の多い葉の方が好き」なのだそう!←初めて知りました💦


ところで、今年も毛虫被害にあっている悲劇の(?)オオシマザクラですが、前日の5月2日は、ほぼ全ての葉が食べ尽くされ

毛虫の数も少なくなっていました。


で、この日も、立ち寄ってみたら…。毛虫の数は、ますます減っていました!

1日で、こんなにいなくなるのですね!
どこか別の木に引っ越したのでしょうか??

昨年は葉も少しは残っていたし、もっと大きくなってからいなくなったような…
(昨年のブログはこちら
これを見ていて「生きもの達の物語は、毎年書き換えられていくのだなぁ…」と思いました。

(かな)
コメント
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